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パビリオンのなかで遭遇 [植物]

学芸会音楽会など舞台に立つのが苦手だった。

それより大道具さん、小道具さんみたいな裏方がいい。

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Fritillaria acmopetala フリティラリア・アクモペタラ
ユリ科 バイモ属。  緑の釣り鐘型の花に葡萄色が可愛い花。

背景は、運河にかかるに停められた自転車。 
Keukenhof キューケンホフ2014年のテーマはHolland ホラントだった。

現在のオランダ西部の地域である北ホラント州南ホラント州のことを指しているよう。
アムステルダム、ロッテルダム、デン・ハーグがあり、政治経済の主な活動が集まっている。

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ヒガンバナ科 ネギ属アリウムの一種かな。 
よく見かけるアリウム・ギガンテウムより小ぶりなサイズで、まん丸じゃなかった。

ここは、Oranje Nassau オラニエ・ナッサウパビリオン(展示館)
今回は1年前の2014年キューケンホフのお話の続き。

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棚にはリキュールが入っていた昔の陶器のボトルや、陶器のピッチャーに花のアレンジメント

水仙ガーベラ、まだツボミのチューリップ
奥のぐにゃっと曲がった黒紫っぽいのは、Fritillaria persica フリティラリア・ペルシカだと思う。
最初に登場した緑の花に近い仲間で、ユリ科 バイモ属。

ビールの王冠がつけられた黄色い丸い花は、
Craspedia globosa クラスペディア・グロボーサあたりかしら。 
キク科 クラスペディア属。

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こっちにも陶器のボトル。 BOLS ボルスオランダのリキュールなどのお酒のメーカー。

KLMの飛行機に乗った時に、青と白の陶器製の小さなオランダの家をもらったことがある。
確か、その中にはボルスジェネヴァ(オランダのジン)が入ってたはず。

ちなみにオランダ語では jenever と書いて、発音はユネーファーに近い。 ネーにアクセントが来る。

アレンジメントの陶器のボトルのそばには、Amstelのビールグラス
そしてトレイには王冠が散らしてあった。 何でも使えるんだなぁ。

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一角には、オランダブラウンカフェの雰囲気。 椅子に座って記念撮影できる。

テーブルの鉢、白いショッピングバッグ、壁にかけられたカバンにもミニバラが植えられていた。

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この日は展示の入れ替えの日で、作業途中。 床に散らばる葉っぱ。 

次は、水仙の展示になるのかな。 前日まではバラの展示だったみたい。  

キューケンホフ開園中、7〜8回ほどパビリオンの花の展示内容が変わる。

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さらに片隅には花材が並ぶ。 こちらは、アレンジメントデモンストレーションコーナー。
この日はお休み。

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ダイナミックなアイデアには驚くものばかり。

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ユーカリアーティチョーク。 ずっしりとした存在感。

右端にちらっと見えるのは、チューリップ。 パーロット系だ。 アプリコットパーロットかな。

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イガイガなツボミにしだいに咲いてゆく青い花。 中央には黄色いしべ。

なんて言う名前か気になってあれこれ検索したら、これも球根植物

Scilla peruviana シラー・ペルヴィアナ
クサスギカズラ科 ツルボ属。  日本ではオオツルボ(大蔓穂)とも言うみたい。

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この姿、好き。 ケシ坊主。 ポピーなどケシ属の花の後の実。 

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これは、温室の壁で見た。 八重咲きのチューリップをカゴに入れて吊り下げるのも可愛いな。 


展示の入れ替え中でも、その作業は見てて面白かった。
足の踏み場もないほど、床にの入ったバケツやポット。 収拾がつくんだろうかというカオスぶり。

きっと次の日の見事な展示からは想像もつかない状況だったかもしれないと思うと、
舞台裏を覗いたようで得した気分になれた。

映画でも、私、メイキング映像が好きだから。


ちなみにその前の年、2013年に見たパビリオンの展示コチラ


いただいたコメントへのお返事、遅れてます。
もう少しお待ちくださいね。

タグ:Keukenhof 植物
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コメント 15

アールグレイ

紫のアリウムのお花、美しいですね^^
リュキールたちのビンにお花を飾るのも、センスがあっていいです。
ダイナミックな生け方も存在感ありますね。
お花の表情もいろいろ楽しめますね^^
by アールグレイ (2015-02-25 00:42) 

めぎ

花の時期が恋しくなりますね。
ケシ坊主、綺麗な花のあとの不思議な面白い形ですよね。
Hollandというとドイツ語だとオランダのことを指すので、オランダがテーマって面白いなあって一瞬思っちゃいました。
by めぎ (2015-02-25 06:31) 

mitu

陶器の空き瓶は、お酒を飲んだ後も楽しめていいですね(^_^)
チューリップの籠の色調がカワイイ♪
by mitu (2015-02-25 08:06) 

ハリネズミ

個性的なアレンジメントが盛りだくさんですね~。
あ、陶器ボトル、うちにもいっぱいあるけど、イギリスのばかり。
オランダのも欲しいなぁw。
そうそう、KLMってオランダの航空会社なんですよね。
私、不勉強でずっと知らなくて、最近知ったばかりなんです。
日本のお花屋さんにはほとんど並ばないネメシアの種をようやく入手、
その品種名がKLM。ヘンな名前だなぁって思ってました^^;。
で、調べてみたら花色がブルーと白のバイカラーなので、
オランダ航空のコーポレートカラーにちなんでKLMっていう品種名になったとか。
Inatimyさんが飛行機の中でいただいたお家の色も白×青。
なるほどね~ってちょっとうれしくなりました^^。
by ハリネズミ (2015-02-25 09:23) 

akko

ケシ坊主、かわいいですね^^
ユーカリ+アーティチョークもかっこいいな♪
豪快なアレンジメント、すごいですね。
どうなってるんだろう?とまじまじと見てしまいました。

by akko (2015-02-25 10:23) 

ナツパパ

花々が本当にきれい!!
オランダの皆さん、花が本当にお好きなんですね。
ゆっくり眺めていたら、あっという間に時間が過ぎていきそうです。
by ナツパパ (2015-02-25 10:39) 

shino*

最近は日本の花屋さんでも珍しいのが見られるようにはなったけど
アーティチョークはスーパーの野菜売り場でしか
見たことありませんでした。
ケシ坊主かわいいね。^^
by shino* (2015-02-25 12:50) 

ぴーすけ君

1枚目の写真のお花かわいい~ですねぇ。
花に囲まれると7、心豊かになるわぁ。
by ぴーすけ君 (2015-02-25 12:58) 

けん

なんだか日本になさそな花ばかりですね。カラフルでいい感じ。
にしても、お詳しいですね。花の名前。自分はいつからか花を撮るように
なって大阪にいるときは毎週植物園に行っているにも関わらず花の名前を
覚えられず(爆)花は癒しを与えてくれますね♪
by けん (2015-02-25 19:40) 

TaekoLovesParis

昨年のは、アルストロメリアづくしだったけど、今年は、知らないお花がたくさん。一番上はクリスマスローズの色合いなのに、釣鐘型。面白いわ。陶器のリキュールボトルは、形がおしゃれ。日本の陶器のお酒や焼酎の器など、いいなと思ってとってあるけど、どうも、お花に馴染まなくて。花より、葉つきの枝のほうが合うの。地味になっちゃう。花は明るくていいですよねー。
by TaekoLovesParis (2015-02-25 20:49) 

hatsu

私もメイキング映像、好き^^
本も「あとがき」から読んじゃう。
ユーカリにアーティチョークのアレンジ、すてきだなぁ♪
by hatsu (2015-02-26 05:08) 

miffy

入れ替え作業中も見学できるのですね~
日本だったら閉園時間になってから入れ替えるのでしょうけど・・・
陶器とお花の組み合わせって面白いですね。
お花の組み合わせも斬新ですね。
八重咲きのチューリップ欲しいです~
by miffy (2015-02-26 17:54) 

engrid

青い花、美しい
吊るした、ゴージャスなチューリップも感じがいいのね
華やかな花達がいっぱい、嬉しくなります
出待ちの水仙は、どんな感じでアレンジされるのかしら
by engrid (2015-02-26 18:44) 

Inatimy

→皆さま「パビリオンのなかで遭遇」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。やっと3月に入って、キューケンホフ開園まで3週間切りました。どんどん昨年の写真、アップしていかないといけないな・・・^^;。

→アールグレイさま
展示を見ると、素敵なアレンジばかりで、インテリアにどう花を取り入れるのか参考になります。花が加わるだけでもいつもと違ってきますよね^^。リキュールの瓶、捨てられなくなるかも・・・・。

→めぎさま
花の時期、恋い焦がれますよねぇ。花の後の姿、ケシ坊主は特にビックリの可愛さ^^。Holland・・・きっとオランダのことも指してるのかも^^;。オランダでもそんな感じで使ったりもするし。世界的にも、オランダをイメージしやすい共通の言葉ですものねぇ。

→mituさま
よく見るガラス瓶だったらリサイクルに出しちゃうけど、陶器の瓶はちょっと置いておこうかなって思いますね^^。最後の写真、カゴの色と八重のチューリップの色、マッチしてますよね〜。

→ハリネズミさま
まだまだ準備中の大混乱の最中でしたが、それもまた面白く。こんなアレンジ見ると陶器のボトル、王冠など、捨てられなくなりますね^^;。ネメシアKLM、たくさん咲きますように。白と青のデルフト焼きも有名だし、国旗にも青と白も入ってるし、オランダと切っても切れない色ですね〜。

→akkoさま
片隅に花材を並べてあるだけなんですが、ユーカリとアーティチョークを並べてあるのも面白いですよね。クリーム色のバケツも可愛く、このままもらっても私は嬉しい^^。アレンジメント、豪快で、ものの使用目的を遥かに超えた取り込み方が爽快なんですよ。長靴に球根植物植えたり、積み重ねた食器に植えたりとかもありで。

→ナツパパさま
オランダの花産業は世界最大規模みたいで輸出量もすごく。街にも花屋さんが多いし、誕生日にもちょっと遊びにいく手みやげにも花♪ カゴに買った花を入れて自転車で走っていくおじさまもよく見かけます^^。

→shino*さま
アーティチョークは私も食べるほうしか知らず、しかも食べる部分が少なく、それにも驚きでした・・・^^;。ポピーの花ってスゴい変化しますよね〜。イガイガのくす玉みたいなのから花びらが出てきて、紙みたいな花が咲いたと思ったら、カッパ頭ですもの♪

→ぴーすけ君さま
釣り鐘型の花って可愛いですよね〜。それでいて緑が入ったシブい花色ってところも面白く^^。もっともっと暮らしに花を取り入れたいなぁ・・・と思います。現在、球根の芽が出そろうの待ってるところ^^;。

→けんさま
いえいえ、花には全く詳しくないので、ネームプレートも撮ったり、後で検索したり^^;。覚えては忘れ、の繰り返しで、知らない花が多くって。オランダに来てから、花が身近になりました♪ 日本では枯らす方が多かったし・・・。

→TaekoLovesParisさま
昨年行った時はアルストロメリアの展示時期で、今回は入れ替え作業中・・・。次の展示テーマが水仙と珍しい球根植物だったので、それもあるのかも^^。日本の陶器の瓶や器はシブいですよね。葉付きの枝があうの、分かる気がします。花だったら、テッセンとかいいかしら♪

→hatsuさま
あ、似てます、似てます〜。私、本買うとき、あとがき読んで選んだりも^^。ユーカリにアーティチョーク、これアレンジじゃなく、単に花材を入れておいてあるだけなんですよ。それでも、このカッコ良さ。素敵ですよね〜。私このままもらっても嬉しい^^。

→miffyさま
入っちゃ行けないところだけ、ロープ張られてますが、パビリオンの中は自由に出入りできて、作業が丸見えです^^。展示と展示の間の1〜2日間で入れ替えするようですよ。ま、ネギ状態で咲いてなくても開園するキューケンホフですから、過程を楽しむのもアリですね^^。八重咲きのチューリップ、私も欲しくて、今年はベランダのプランターに植えてみました♪ やっと芽がちらほら。

→engridさま
青い花のオオツルボ、キレイですよね〜。緑のトゲトゲ部分も面白く。いろんな花の活け方があって、暮らしの中での花の楽しみ方が幅広いなぁと感じます^^。 水仙のアレンジ、いったいどんな風になったんでしょうね〜。
by Inatimy (2015-03-03 20:08) 

カエル

お太鼓橋のヒガンバナの写真見て日本橋の袂にも草花があるといいのにと、思った!高速で日が当たらないから育つのむずかしいんだけど、植物があると川辺に来たくなるよね♪
by カエル (2015-03-04 01:41) 

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