オランダなのに、山あり谷あり [植物]
自宅ミニミニ・キューケンホフへの道のりは、
はるかに遠い・・・
待ちに待った”春”がやってきた。 我が家のベランダ小庭でもチューリップが咲いたのだ。
昨年の秋から初冬にかけて、プランターに植えつけた球根。 開花まで、長かった。
これは、Tulipa チューリップ Fontainebleau フォンテーヌブロー。
でも、買った袋についてた写真と色が違う・・・縁が黄色じゃなく、白のはずだったのに。
黄色でこの赤の組み合わせだとガボタにそっくり。
これはこれでキレイなんだけれど、ずーっと思い描いていたイメージと異なると、えっ?ってなる。
他にもチューリップがあって、八重咲き。 でも、これも付いてた写真と異なるのだった・・・。
それは、Tulipa Dubbele Late Gemengd チューリップ 八重遅咲き ミックス。
15球入りで、袋には紫、白、黄色、朱色の4色の花の写真が。
外側の花びらには、グリーンの淡い部分が出るはずだった。
しかも、咲く時期がバラバラ・・・。
お次は、Tulipa チューリップ Blue Parrot ブルー・パーロット。
って、青じゃないっ。 これはどう見ても紫。 袋の写真は、もっともっと青(青紫)だったのに・・・。
しかも、植えつけた半分は、成長がかなり遅く、上手く育たなさそう。
ことごとく思ったようにならなかったチューリップ・・・。
でも、そんな中、嬉しかったのが、Tulipa チューリップ Persian Pearl ペルシアン・パール。
これは、思った色、姿だった。 花びらの外側は白っぽいのと交互になる。 ゆっくりと花を開き始め・・・
・・・午後には花が開いた。 花の底は黄色。
これも、昔、ペルシアン・パールを買ったのに、実際咲いてみたらリトル・ビューティーだったという、
ガッカリを味わった経験が。 だから、今回本当にペルシアン・パールだったのがより一層嬉しかった。
こうして、自分で幾種類か植えつけて育ててみると、自然の世界の難しさに気づく。
球根の質なのか、その年の気温なのか、我が家の日当たりなのか、使った土の違いなのか、
上手くいかなかった原因が、私にはさっぱりわからない。
当たり前のように咲いてるキューケンホフのチューリップが、どれほど念入りに管理されているのか、
手がける人たちの苦労をちょっぴり味わった感じがする。 なんとなくね。
そのキューケンホフの秋の球根マーケットで買った、Muscari ムスカリ Grape Ice グレープ・アイス。
左にある濃い紫に白い頭が、写真にあったグレープ・アイスなんだけど、
ブルーのグラデーションのも咲いた・・・違う品種なのか、それとも許容範囲なのか・・・。
昨年買ったRain Daisy レイン・デイジーも開花。
オランダ語でSpaanse Margriet スパーンス・マルフリート。 直訳、スペインのマーガレット。
その背後に見えるのは、Clematis クレマチスのJackmanii ジャックマニー系。 紫の花が咲くはず。
右にあるのが、そのクレマチスのタグ。 ちなみに、影は、種から育ててるレモン。
中央にあるのは、ラナンキュラス。 2月に球根を買ってみた。
濡らしたキッチンペーパーに乾燥状態の球根を包んでビニール袋に入れて
5日ほど吸水させてから植えつけた。 現在、まだまだ葉っぱのままだけど、白とピンクの花が咲くはず。
その左の白い花はスズラン。 ・・・咲かないのか、今、葉っぱのまま。
その上にあるのが、西洋オダマキ2種類。
ひとつは、Aquilegia alpina アクイレギア・アルピナ。 アルプスオダマキ。
数年前に、パリのヴァンセンヌの森にある花公園で見かけて惚れたもの。
もうひとつは、Aquilegia sibirica アクイレギア・シビリカ。 ルリオダマキ。
半日陰でも育つというので、オダマキは我が家のベランダ小庭にもぴったり。
Kamoさんは、<伊達巻>と言っている。
他に咲いてるのは、ローズマリー。 同じ鉢の中には、こぼれ種から、芽が出てきたのもある。
そして、ネギ。 この葱坊主が見たくて。
スーパーで買ったネギの根っこのほうを2cmほど残して土に植え、育ててきた。
室内にあるお座敷菜園は、もりもりと緑の葉っぱが育ってきた。 手前にある大きな葉はナス。
ナスの他に、レタス、ディル、チャイブ、パプリカ、ノヂシャ、エンダイブ(キクヂシャ)、
パセリ、セロリ、タイム、ポロネギ、ワイルドストロベリーがある。
そのテーブルのそばには、ジャーマンアイリスの"Dutch Chocolate" ダッチ・チョコレート。
昨年は咲かなかった。
土に飽きたのかもと、昨秋に新しい土に植え替えをしたら、春に花芽を伸ばしてきた。
今年は花が期待できそう。
しかし、小さい株の鉢のほうは、突然襲ったヒョウの嵐の突風で茎がボキッと折れてしまった。
咲くかどうかわからないけど、折れたものをミニ花瓶に挿してある。
日本に一時期帰国してる間、Kamoさんがベランダ小庭の植物と、お座敷菜園の水やりをしてくれていた。
育ててる植物の半分も名前が分かっていない様子だけれど、
枯らすことなく、ちゃんと世話してくれたことに感謝。
収穫までたどり着けますように。
ベランダで、かわいいお花やハーブなどたくさん育てていらっしゃるのですね^^
チューリップが、それぞれにかわいいです。
八重咲きは、華やかですね。
オダマキも好きな花です。どちらもいいお色ですね^^
by アールグレイ (2015-05-24 20:37)
なて可愛らしいのねぎぼうず君、
八重先のチューリップもあるのですね、シンプルな花びらのものとは
まるで違う花みたい
オダマキ、ランのような美しさ、惚れますよ、、
by engrid (2015-05-25 01:11)
お花の影が人に見える〜♪
今頃華やいだベランダ見ながらの食事かな?
何食べてるんだろうとか想像してます。
こちらは真夜中!笑
by カエル (2015-05-25 02:17)
レインデイジー、可愛いなぁ。
名前もすてき^^
オダマキ、伊達巻(笑)。
by hatsu (2015-05-25 05:39)
フォンテーヌブローの名前で売られてた球根、どう見ても
・・・・ガボタ?^^;
チューリップなどの球根植物、植えつけからお花が咲くまで
長ーいから、期待外れだとガックリ来ますよね。
そんななか、ぺルシアン・パールはリベンジが叶い、よかったです^^。
お座敷レモンちゃん、影だけでなくいつかその本体のお披露目も♪。
by ハリネズミ (2015-05-25 08:04)
ベランダが花盛りで楽しそうです。
野菜の収穫も楽しみですね
by luces (2015-05-25 08:19)
人生はなかなか思い通りにはいかないものですね(^_^)
お座敷菜園の歌、S&Gのスカボロフェア風に替え歌ができそうです^^
by mitu (2015-05-25 08:26)
花の種 俺だったら英語で書かれてると
写真でしか選べないだろうなぁ
クレマチスは読めたけど(笑
by (。・_・。)2k (2015-05-25 11:20)
白と紫のチューリップ素敵。
内側は同じ色なのね。
植物の不思議・・・。
by shino* (2015-05-25 13:26)
きれいなお花がたくさん!
素敵なベランダなのでしょうねぇ~★
我が家にもローズマリーがありますが。
もう何年もあるのに、お花が咲いたことはないです・・・。(ナゼ??)
こんなお花が咲くのですね!知らなかったです。
by ともやん (2015-05-25 15:31)
白い葱坊主、可愛い~♪
種や球根は、買ってきたのと違うこと、よくありますねえ。適当に袋に入れて売ってるんじゃないのかと思うくらい。
種に至っては、全く違う植物が生えてきたことさえあります。どーして!?
ペルシアン・パール、素敵ですね~開いた中もまた意外な雰囲気ですね。
by めぎ (2015-05-25 18:02)
自分のpotagerがあると成長楽しみにしながら
ちょこっとパセリやハーブを使いたい時に便利ですよね~。
by ぴーすけ君 (2015-05-25 20:28)
ベランダ植物園、綺麗にお花が咲きましたね~
球根を間違えて入れてないのなら色が違うのはやっぱり土の違いかな?
紫陽花が土が酸性かアルカリ性で色が変わるみたいにチューリップも
土が影響するのかも・・・
菜園は思い通りの実がなりますように・・・
by miffy (2015-05-25 21:55)
みんな元気に育ってますね~♪ 私ねぎ坊主を見たのは久しぶりでした(^^)
by 母ちゃん (2015-05-25 23:18)
様々な花々が見ていて飽きません。
こういう風に品種を改良していく熱意を感じるとき、
オランダの皆さんの花好きを実感します。
あ、わが家でも大葉とトマトとキュウリを植えました。
by ナツパパ (2015-05-26 09:27)
白いチューリップが、いいですね。
by テリー (2015-05-26 12:07)
チューリップ、咲きましたねぇ。
たくさんの品種で、楽しいですね。
でも、思った感じじゃなくてちょっと残念なものも。。。
我が家はそろそろバラたちの蕾が膨らんできました。
by ねこの手 (2015-05-26 19:32)
さすがチューリップの本場、いろんな種類がありますね!八重咲きは日本で見かけないです。ラナンキュラスは切り花でたくさん売ってるけど、鉢植えは見たことありません。今の季節、売っている鉢植えは野生の種類のバラと、紫陽花がたくさんあります。
by TaekoLovesParis (2015-05-27 20:34)
→皆さま「オランダなのに、山あり谷あり」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。週末はまた天気が悪く、強風・・・風の被害を抑えるために鉢の位置を移動。買う時もなるべく背の低い植物を選ぶようになり、ベランダ環境に合わせて育てる植物にも変化・・・。
→アールグレイさま
まだまだ園芸初心者の域で、常に花があるのを目指すも、花のない時期が・・・。あまり無理はしないでおこうと、最近は緑を楽しめる葉っぱものにも注目してます^^。オダマキも花の色や形がお気に入りです。
→engridさま
昨年はアリウム類に挑戦したんですが、茎が細くて風に折れてしまいました・・・でも、ネギ科の花って愛らしくて諦められず、丈夫そうなスーパーのネギに^^;。チューリップも昨年はユリ咲きのシンプルなのにしたんですが、ちょっと寂しく、華やかさのある八重咲きに。気温が低いからか3週間以上も花が保っています。半日陰でも育つこんなに可愛く美しい花があると知り、印象に残っていたオダマキで、やっと入手♪
→カエルさま
本当はもっと鉢植えを整理して減らして、ベランダに椅子を置くつもりだったのだけれど、どんどん増えちゃって^^;。部屋の中からガラス越しに緑を楽しんでます。ここ数日はホワイトアスパラづくし♪
→hatsuさま
レインデイジー、枯れちゃうかと思っていたら、氷点下でも耐え抜いて再びツボミをつけてくれました。オダマキ、伊達巻、似てるといえば似てますよね^^;。
→ハリネズミさま
これって、どうみてもがボタですよねぇ、白い縁になるはずだったのに。ムスカリのグレープアイスも1球、普通の青いムスカリが混じってました・・・。この秋に植えるチューリップなどの球根は少なめにします^^;。お座敷レモンちゃん、成長はゆっくりだけれど、確実に脇芽を増やしてきてます♪ 育て方もよくわからず、肥料もあげてない^^;。
→lucesさま
この春は気温が低く、チューリップも長く花を咲かせています。オダマキも次から次へツボミが。パセリやディルも料理に使えて便利♪
→mituさま
なかなか上手く育っていかないですねぇ・・・種まきしたにもかかわらず、ちっとも芽が出てこないのもあって土だけのプランターも並んでます^^;。パセリとローズマリーとタイムはあるので、あとセージを入手すれば本家の歌の通りになりますね^^。
→(。・_・。)2kさま
私も英語苦手なので写真で選んでます^^;。どうしても欲しい狙いのものは、ネットで調べてメモしてから・・・。でも本当は実物見て何だかわからないけど買っちゃって、あとで日本語名と育て方を検索してるのが一番多いかも^^;。
→shino*さま
開花してから3週間以上たっても、まだ咲いてます。15℃前後の日が多く、気温が低いおかげ^^。風が強いので、なるべく背が低い品種のチューリップを選択しました♪花の外側と内側、不思議な世界ですよね〜。
→ともやんさま
いえいえ、思いつくまま気の向くままに植物を買ったので、まとまりがないんですよ・・・。やっと本を買って、どんな風に仕立てていくのか学んでる最中で^^;。ローズマリー、植え替えもせず放任主義・・・。今の家、オーブンもないので、なかなかローズマリーも使えず。なのに、健気に花を咲かせてくれてます^^。
→めぎさま
紫のチャイブの花、めぎさんのブログで見ていいなぁ・・・と思ってましたが、我が家が使ってたのが普通の青ネギだったので白い花^^;。昨年はアリウム植物を植えたけど茎が細くて、強風にことごとくダメになったので、スーパーのネギにしました♪チューリップなどの球根は、キューケンホフで秋に開催の球根マーケットで買ったのに、色が違うし、ムスカリは1球、普通の青い花のが混じってたし、なかなか上手くいかないですねぇ。ペルシアン・パール、原種系だから来年も咲いてくれるかなぁ。
→ぴーすけ君さま
過去に一度、バジルをキッチンの窓辺で育てたことがあるんですが、なぜかハエに大人気でたかられて・・・以来、手を引いたんですが、スーパーで菜園の種を何種類かもらったので^^;。なんとか上手く育って、パセリやディル、現在重宝してます♪
→miffyさま
紫陽花みたいな理論もあるとすると、酸性の土になるようにしてたら青くなってたかもしれないなぁ・・・^^;。外は気温が低いので、室内でパプリカとナスなどを管理中♪ 実がなるのか、緑の葉のままか・・・期待が膨らみますね〜。
→母ちゃんさま
ネギ坊主、愛らしい姿ですよね♪ 今、もう一本のネギにそれらしものが見えてきました、またネギ坊主見られるかも。
→ナツパパさま
いたるところに花屋さん、ご近所の庭もキレイな花、ガーデニングセンターは1日中楽しめるほどの植物の種類、オランダに来てなかったら私はこんなに植物に芽を向けることってなかったかもしれません^^。ナツパパさんところは大葉とトマトとキュウリ、いいですね〜。ご近所だったら、収穫したものを交換できるのになぁ♪
→テリーさま
以前は白の花ってそれほど注目してなかったんですが、最近は白もいいなぁと^^。白と緑の組み合わせ、シンプルですけど、植物によって花や葉の形もそれぞれ違って楽しめますね♪
→ねこの手さま
昨年はユリ咲きだけで寂しかったので、今年はトライアンフ、八重、パーロットなども揃えたのだけど、どうも上手くいかなくて。フォンテーヌブローじゃなくて、あの黄色は絶対にガボタ^^;。バラの季節、いいですね〜。また写真拝見できるの楽しみです♪ 我が家の日当たりの悪さではバラは無理ですもの・・・。
→TaekoLovesParisさま
すごい種類のチューリッップの球根が店に並びます^^。でも、我が家のベランダでは強風に備えて背の低いタイプのものを選んで買いました・・・。ラナンキュラスも花屋さんでは切り花をよく見てたんですが、初めて球根を見て興味をそそられ手に。これも難しいですねぇ・・・植えた全部が芽が出るとは限らず。バラも、小さなバラを壁に這わせたいけれど日当たりが良くないので断念・・・代わりにクレマチスを^^;。
by Inatimy (2015-06-01 17:29)
バラのパージャン・サンからペルシアン・パールの写真を見に来ましたが、2015年の記事でもうグレープアイスとか育ててたんだ~。やっぱり球根花のトレンドはオランダが遙かに進んでるなぁ(^^。それにしても、いなちゃんは「買った球根が咲いてみたら違う花だった」率が昔から高いね(笑)。
今ちょうど日本の園芸店ではオダマキが出始めてるんだけど、以前から気になってたところに、いなちゃんのこの過去記事。まずい、もう場所も無いのにまた”買いたい病”が・・・(苦笑)。
by yk2 (2023-02-16 00:52)
→yk2さま
過去記事にまでコメントくださって感謝です^^。ムスカリのグレープアイス、可愛いでしょ。キューケンホフで見て、ずっと欲しかったもの。でも当時は一般にはまだあまり出回ってなかったので、キューケンホフで開催される秋の球根マーケットで出店の業者さんから購入です。でも、なぜかよく違うのが混じってるのに当たるんですよねぇ・・・。何ヶ月も待った分、ショックが大きく。品違いだって、文句も言えないですもん。
オダマキ、いいですよね、花の形がバリエーション多くて。私が過去パリの植物園や、ヴァンセンヌの森の花公園で見た中で気に入ったのが、「Nora Barlow ノラ・バーロウ」や「Blackberry ブラックベリー」。
我が家のピンクのルリオダマキは、壊滅の危機・・・。アブラムシに大人気でなかなか育たず^^;。こぼれ種でなんとか今まで絶えずにきてますが。
by Inatimy (2023-02-27 17:37)