夕方のシュテファン大聖堂

バラってイメージじゃないけど、もらうのは、嬉しい。

でも、エキノプスやエリンギウムのほうがいいな。　シュテルンクーゲルも。

さらに、ヒペリカム、バーゼニアなど、実ものも入ってたほうが・・・と、

どんどん怪しげ。　

・・・どうも丸いものが好きみたいだ。

2014年12月に行ったオーストリア旅のお話。　ウィーンでの3日目の続き。

食料品市場街ナッシュマルクト、カールス広場の向日葵模様の入った旧駅舎を見て、

少しお買い物しつつ、お昼はカフェ・ハヴェルカでグーラッシュ・ズッペ。

シュテファン寺院（シュテファン大聖堂）のある広場からの小路に吸い込まれて、再び広場に戻ってきた後。

12月のバラの花。　大聖堂の南側にあるお花屋さんの店先。　

1束15本で18ユーロ（約2,438円）してた。　← 都会の価格だなぁ・・・オランダだともっとお手頃。

白やシルバー系でまとめたクリスマスのアレンジや雑貨の右側には・・・

・・・赤やゴールドでまとめたコーナーも。　

その隣にあるタバコ屋さん。　

普段は宝くじなんかも売ってるようだけど、この時期はクリスマスのクリッペなどを売っていた。

クリッペとは、人形などでキリストの生誕シーンを再現した物。

そういえば、スペインでは本屋さんがそんな役割だったな。

お花屋さんの向かい。　大聖堂の大きな窓の手前に、クリスマスの屋台が。　明りが眩しい。

この大聖堂のあるStephans Platz シュテファン広場にも、クリスマス・マーケットがたつ。

モーツァルトクーゲルのチョコなど売ってたり、中心地だから観光客好みの品が多いかな。

あ、そういえば、まだ入ってなかった・・・と・・・

・・・大聖堂の中へ。　かなり薄暗かったけど、コンデジSONYくんのおかげで随分と明るく見える。

天井が高い。　この高さの大聖堂が石で建てられてる、それだけでも凄い。

12世紀半ばにロマネスク様式で建てられたものが14〜16世紀に後期ゴシック様式に改築されたものらしい。

日本人だから、地震があったら・・・とつい考えてしまう。

ここから奥に見えてる主祭壇をズームすると・・・

・・・こんな感じで撮れる。　思ったより写るもんだな。

というのも、大聖堂の身廊など中央部分は見学有料のようで入れず。　

無料で入れる部分は、後ろの拝廊や両端の側廊部分・・・と一部だけ。

側廊との間には、幼子イエスを抱いた聖母マリアの絵が。

両側から覗き込むような天使の像の翼も、パワフルでよく飛べそう。

左の側廊の奥にはトリプティーク（三連祭壇画）。　これも遠くにあったのでズームして撮った。

両端部分が扉を兼ねてて、観音開きでこの形に。　

光が反射して、金色部分が眩い。

外も暗いから、この時間、ステンドグラスの模様もよくわからなくなってた。

その側廊をエントランス側へ歩き戻ってきて振り返ると、こんな祭壇も。　

祭壇の柱頭に顔だけ天使がいたり、壁から身を乗り出す人の像も。

　　　　　　　　↑ 身体がなく、顔と翼（つばさ）だけなのだった。

仏教の世界とは、また違う表現方法なんだけれど、

人物によって手にしてるものが決まっていたりするする点は、

仏像の持物（じぶつ）とよく似た感じで興味深い。

キリストの絵の額の後ろの装飾が、仏像の後光を思い起こさせ、妙な共通点を確認したりね。

軽く見て回って外へ出ると、青い照明で正面入り口の門扉の装飾の影がくっきり。

エントランス周りの石の彫刻模様と重なってキレイだった。　

この辺りにロマネスク様式が残ってるらしい。

海に沈んだ幻の遺跡・・・浮かび上がってくるのは、そんなイメージ。

照明同様、青かったのが、大聖堂上空。　段々と夜の青に変わってきていた。

時間は16:30頃。　

先の小路から出てきてから、まだ1時間ほどしか経ってない。

さて、今夜は夕食どうしようか・・・と、相談しながら広場から歩き出したのでした。

旅先のお花屋さんを覗くのも楽しみの一つ。

みなさん、花をもらうなら、どんなのがいい？

私はシックなブラウン系が好き＾＾。

タグ：ウィーン 教会 花屋

コメント 15

花を貰うなら なんだろうなぁ
薔薇より俺の方が美しいしなぁ

by (。・_・。)２ｋ (2015-10-20 18:26) 

青い教会のお写真、本当に綺麗ですね。inatimyさんのお写真はいつも綺麗。センスですね～。
今年の年末はどちらかへお出かけですか。
by Bonheur (2015-10-20 20:11) 

花をもらうなら、季節の香りのする花がいいな～
葉もの、枝もの、実もの、ハーブを入れた白からグリーン系に、花色を少し入れて自然な感じにまとめた花束がいいです(^^♪
by mitu (2015-10-20 21:02) 

暗い中、綺麗に写ってますね～
シュテファン寺院、昔は祭壇の前まで普通に入れたのに、今は変わっちゃったのかな。
それとももうすぐミサだったのかな。
お花、いただけるならなんでも♪
今日、授業で、菊の花は日本人にプレゼントしてはいけませんよ～と教えたところです。
by めぎ (2015-10-20 21:35) 

お花のプレゼント、どうせなら切り花より鉢物がいいな
・・・・などと欲張りなことを思ってしまう＾＾；。
それがだめならドライフラワーにできるお花か、
いっそのこと最初っからドライフラワーのブーケとか。
生花なら添え物のグリーンとして挿し芽にできるアイビーが入ってたら
うれしいかもしれない＾＾。
by ハリネズミ (2015-10-21 08:43) 

素晴らしい建物ですね。大聖堂すごいな！

日本人だから、地震があったら・・・とつい考えてしまう。」・・・
ボクも不図思いました
by soujirou-3 (2015-10-21 10:21) 

青い照明で更に幻想的になってますねー。
一番上の方のコメント、笑ってしまいました（＾◇＾）
コメントで笑うと言えば昨日頂いた
Inatimyさんからのコメントも！！
ナカオランプ、お笑い芸人の巻・・・(笑)
あれから追記して芸人ではないとわかるようにしました(笑)
思い出してたびたび笑えます♪
ツマ。
by kaname (2015-10-21 10:56) 

私も、いただけるなら、お花なんでもいいわ
でも、薔薇の花のイメージはないかな、、、
青い照明が幻想的ね、異空間みたい
クリスマスシーズンは、街歩きが一段と楽しそうね

by engrid (2015-10-21 18:24) 

お花屋さんはいくら見ていても飽きなさそう。可愛いオーナメントとかもあいそうですよね♪
by 母ちゃん (2015-10-21 20:58) 

ライトアップされたシュテファン大聖堂もいいですね。
何年か前に、ウィーンに行ったときに、見たはずですが、あまり、記憶がないです。
by テリー (2015-10-21 23:43) 

3枚目なんだかキュンとしてしまった
ブルーの光と門扉の装飾の影もハッとする美しさ
今年のクリスマスはお出かけできるといいなぁ
by shino* (2015-10-21 23:45) 

私は白×グリーンの花束の花束^^
グリーンのつぼみとか実物が入ってるとうれしいなぁ♪
久しぶりに花屋さんへ行きたくなっちゃったな。
by akko (2015-10-22 13:51) 

シュテファン寺院、以前は無料だったような・・・
塔に上がるエレベーターが有料だったので当時は無料だった階段で
塔に上ったっけな～
昼でも中は結構暗かったけど夜はちょっと怖いかも。
青い世界美しいですね～

お花は貰えるのなら豪華なバラの花束が良いな～
by miffy (2015-10-22 22:01) 

クリスマスシーズンのお花屋さんも素敵ですね＾＾
大聖堂の中も厳かで、絵画も素晴らしい。
ちょっと暗闇に浮かび上がる感じもいいですね。
青い扉に浮かび上がる模様も美しい。幻想的ですね。
by アールグレイ (2015-10-23 13:38) 

→皆さま「夕方のシュテファン大聖堂」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。大聖堂の中、天井の高さがすごくって。外から見るのと、中から見るのと、両方楽しめました＾＾。クリスマスツリーも飾られていたのが、なかなかキレイだったなぁ。

→ (。・_・。)２ｋさま
薔薇より美しいとは＾＾。白い馬に乗った貴公子のようなお姿なのかしら♪と勝手に想像中です。

→Bonheurさま
青い照明の中、石の彫刻柱に門扉の影・・。いいシーンに出会えました。クリスマス時期は、街のイルミネーションやライトアップが様々で楽しめますね。この年末はどうしようかしら・・・いつもバタバタだし、ゆっくりするかも＾＾；。

→mituさま
花、いただく季節によっても異なってきますね〜。mituさんはご自分でもアレンジなさってるし、作られるリースもナチュラルな感じで素敵だし、いいなぁといつも思ってます＾＾。

→めぎさま
シュテファン寺院、どうなんだろう、一時期的なものだったのかしら、とガイドブックをよく見たら、やっぱりオーディオガイド付きもオーディオガイドなしも有料に。菊の花は、確かにいただくのは微妙ですね＾＾；。アメリカだったか、百合の花がそうらしいです。国によって花にまつわる事情もいろいろですねぇ。

→ハリネズミさま
すごい・・・もらった時のことだけでなく、その先までちゃんとお考えとは＾＾。鉢物なら、私は多肉の寄せ植えかな♪それか、日陰でも育つ植物。バラ、もらった後、いつも挿し木にチャレンジですが、いまだ成功せず・・・。

→soujirou-3さま
地震があるかないかで、建造物って変わってきますよね。素材や構造も。オランダはレンガ造りの建物が多いんですが、北部ではガスの採掘で誘発される地震で傾いたり、ひび割れたりも。それを見るたび、日本の建築だったらどんなふうに建てるかななんて考えたり。

→kanameさまのツマさま
あの後、ブログに再びお邪魔したら、ちゃんとリンクがあって、おぉ〜！って思いました＾＾。写真の笑顔がね、あまりにも楽しそうな感じだったので、つい＾＾；。

→engridさま
自分で買う時は、私、ガーベラが多いです＾＾。葉っぱがなく、すっきりしてて、花器にいれる水も１cmほどで済むし♪　クリスマス時期は散歩するには寒いけど、イルミネーションがキレイで、いつもと違ったウキウキした街の雰囲気に、心躍りますね＾＾。

→母ちゃんさま
お花屋さんがあると、店先を覗いたりしますね＾＾。少し前までは、こんもりと丸くまとめられた小菊の鉢植えが多かったと思ったら、芽を出したヒヤシンスが登場。早いです。

→テリーさま
ライトアップされた上に、そばに大きなクリスマスツリーも立っていて、雰囲気が良かったです♪　一部修復中で、外壁に足場が組まれてたり垂れ幕がかかってたりもしてましたが、美しさは変わらず＾＾。

→shino*さま
カップルなのかご夫婦なのか、ふたりで明るい屋台の前でご覧になってる後ろ姿がまたよくて＾＾。ブルーの光の中の影、大聖堂の出入り口なので人の出入りが多く、ささっと撮って立ち去りました〜。クリスマス、寒いけど散歩は楽しいんですよね♪

→akkoさま
白とグリーンの花束、爽やかですね♪　実ものは、やっぱり欲しいですよね＾＾。お花屋さんで、もらうならどれがいいかな、とあれこれ眺めるの好きです。自分で買うとなると、たいていガーベラ。水換えも楽ちんだし＾＾；。

→miffyさま
今、地球の歩き方の2014〜2015年版を見てみたら、やっぱり身廊中央部の見学は有料になってました。オーディオガイド付きで８ユーロ、なしで６ユーロですって。南塔も４ユーロ＾＾；。外壁も一部修復中だったし、なにかと費用がかかるのかも。豪華なバラの花束、ウィーンで15本しかかえない18ユーロで、オランダだと叶うかも。

→アールグレイさま
クリスマス時期のお花屋さん、いつもよりもにぎやかですね＾＾。クリスマスリースもあれこれ並んでました♪大聖堂の周りの広場は人がたくさんで賑わい、それがまた普段とは違う街に来たんだなと実感♪
by Inatimy (2015-10-26 20:06)