ウィーンまで会いに来た [ウィーン 2014 冬]
遅かったね・・・
ずっと待ってたのに・・・
そんな声も遠くから聞こてきそうな日。
2014年12月に行ったオーストリア旅のお話。 ウィーンでの4日目の続き。
街の中心を囲むリンクの外側にあるショッピングストリート付近で、
教会を見たり、ちょこっと買い物もしてお昼も食べたりした後・・・
一旦、ホテルに荷物を置いてから向かったのは、美しい床模様のある建物。 床は大理石。
こういうのを見ると・・・
・・・中心を踏んでみたくなる我が家ふたり。
あまり目立たぬよう、密かにどちらが先に踏めるか対決。
その真上にも豪華な模様の天井。 さらに上に、丸屋根の真下と思われるカーブした天井。
ここは、ウィーンのKunsthistorisches Museum 美術史博物館。
時間は14:30頃。 閉館の18:00まで、ほんの3時間半しかない。 全部見るには足りない・・・。
ポイントを決めて、効率よく回らないと・・・
・・・と、まず向かったのが、博物館の入り口からも近いこちら。
両側に像のある、展示室へのこってりなエントランスの扉を抜けると・・・
・・・古代エジプトの世界。 天井画、壁画、象形文字のようなのが入った柱も。
本当は、このくらいの暗さ。 ミイラが入っていたと思われる大きな石棺や、木棺が並ぶ。
ミイラを見るのは怖いから、もしありそうな時は、いつもちょっと遠くから・・・。
ここに来たのは・・・
・・・青カバに会うため。
過去、パリにいた頃にルーヴル美術館で青カバ3頭を見た。
※ ご参照: その時の記事は、コチラ。(旧ブログへ)
その後、オランダに戻って来て、ライデンの国立古代博物館で、4頭目の青カバに遭遇。
※ その時の記事は、コチラ。
そして、今回、ウィーンでめでたく5頭目の青カバに会えた。
せっかく会えたのだから、と、周りをぐるぐる。
今まで見てきた青カバと模様も違うので、角度を変えて、何度も撮った。
さっさと次の展示へと向かう人が多い中、怪しく見えたかもしれない・・・。
絶対、怪しかったと思う。
お尻まで愛らしい。
きっと、同じように夢中になって、じっくり見てしまう人も・・・
・・・他にもたくさんいると思いたい。 ・・・いてほしい。
古代エジプトの展示が好きなのは、ミイラに関心があるわけではなく。
もともと動物や生き物が好きなので、それに関連した古代エジプトの神さまに興味津々。
鳥だって、とってもよくできてる。
お猿さんだって、この貫禄。 正確には、Pavianとあったから、ヒヒらしい。
知恵の神さまThot トートの連れてる聖獣だそう。 そのトートは、トキの頭をしてる。
Fischotter カワウソ。 これも古代エジプトの神さま。
ハヤブサ、ライオン、ワニ、犬、猫・・・などなど、古代エジプトの神さまの中には、
いろんな動物の姿をしたり、動物の頭をした神さまがいる。
展示がとっても面白いのだけれど、つい没頭して、これだけで終わってしまいそうなので、
名残惜しいけど切り上げて、先に進むことに・・・。
☆ ☆ ☆
青カバ<ウィーンの美術史博物館>
古代エジプトの第11王朝もしくは第12王朝の時代で、紀元前2000年〜1900年のもの。
ファイアンスという陶磁器の一種。 高さ11cm、長さ20.5cm、幅7.65cm。
副葬品として作られ、来世での再生の象徴。
表面に描かれてるのは、蓮(ハス)の花、蓮のツボミ、翼を広げて飛んでる鳥。
カバの生息地だった湿地らしい。
ウィーン美術史博物館で見たもの、続きます^^;。
私にとってウィーンといえば、ウサギとカバなのでした。
美術館の床も壁から
もう 芸術ですね。
青カバさん かわいいです(*´ω`*)
by だいず (2015-11-29 20:35)
青カバさん、おひさしぶりです^^。
おめあての展示品はゆっくりじっくり見たいですよね~。
カワウソ・・・・ちょっと胴長のハリネズミちゃんみたいにも見えましたw。
by ハリネズミ (2015-11-30 07:52)
展示会場全体が古代エジプト仕立てになっていて
気持ちが盛り上がります。
by luces (2015-11-30 08:35)
青カバ・・・・なぜにカバ・・・・神聖な生き物なのかな?
綺麗なブルーですね~。
by momo (2015-11-30 09:32)
美術史美術館のウサギは認識していましたが、青カバは知りませんでした。古代の人々も、「カワイイでしょ」と思いながらこれを作成したり飾ったりしていたら面白いな。
動物ものでは、オルセーのポンポンのシロクマはつい見てしまいます。あとは、動物ではないですが、ロココ時代のインテリアの美しい猫足部分とか。
自分達なりのこだわりを持って旅をすると、より面白いですね♪
by Bonheur (2015-11-30 10:15)
このカバと一緒ならお墓の中でも寂しくないかも・・・♪
蓮の模様と表情が、なんとも好いですね~^^
by mitu (2015-11-30 10:16)
カバと一緒かぁ
やっぱ 俺 美女と一緒が良いなぁ(笑)
by (。・_・。)2k (2015-11-30 13:07)
あっ、青カバですね~。覚えてます。斜め後ろの姿が特に可愛いな♪
by 母ちゃん (2015-11-30 20:24)
美術史博物館は見どころたっぷりで3時間半じゃとても回り切れないですよね。
ウィーンの青カバさんはお目目がパッチリで凛々しいお顔してますね~
プリプリのお尻も魅力的♪
私もきっと同じように360℃ぐるっと回って見ちゃいます(笑)
今のエジプトでは想像できないけどナイル川にもカバが住んでたんですよね~
神様になっている動物達もかつてはたくさん生息していたのでしょうね。
by miffy (2015-11-30 23:25)
ウィーンの博物館の天井も床も美しい模様で
それだけで建物に入れた喜びを感じそう^^
青いカバ、なんて愛らしく親しみ深い感じなんでしょう。
ずっとそばで見ていたいです^^
by アールグレイ (2015-11-30 23:37)
青カバさんに会えたのですね~♪
うちにはこのぬいぐるみがいますよ...って、前にも書きましたねぇ。
鏡台の前に置いてあります。毎日こんにちはしています♪
by めぎ (2015-12-01 15:17)
青カバさん、色んな角度から見るとそれぞれ表情が違って見えます。
いい色ですねー
どこで何を見てきたのか、尋ねてみたいです。
by nicolas (2015-12-01 17:47)
全体の丸みが何ともいえず愛らしいです。
何か考えているようにも見える表情もまたいいですね(*^_^*)
じっと見ていると話せそうな気になって来ました(笑)
ツマ。
by kaname (2015-12-01 21:51)
良いカバですねぇ
と鑑定団のあの方が言いそうな?
思わず欲しくなるカバさんたちですね^^
ドームの天上もステキ♪
by shino* (2015-12-02 00:34)
>・・・他にもたくさんいると思いたい。 ・・・いてほしい。
いや、あんまりいないかもしれない(爆)。
ウィーンちゃん(仮称)をここまでマルチアングルで見せてくれたblogは、世界広しと云えども、いなちゃんのトコが唯一だと思います。えらいっ!(笑)。
ここのレプリカ(高級品なんだよね・・・苦笑)は右前足にファイアンスが剥がれたトコまで復元してるのがまるでアンクレットしてるみたいに思えて、以前からかわいいな、欲しいな~って思ってたんだけど、いなちゃんの撮って来てくれた写真だと実物は違ってるね。むしろ、ファイアンスのガラス質がそこだけ残ってて、古の美しいブルーが垣間見えるね。足は埋葬時にわざと折られていることもあるそうで(ナイルのカバは凶暴だったから、水から上がって来ない様に・・・って、おまじないめいた説があるらしい)、ウィーンちゃんの足もどうも修復されている様にも見えますね。
今回も調査、ありがとね。いつも理不尽にプレッシャーかけてごめんなさい(^^ゞ。
by yk2 (2015-12-02 11:50)
建物そのものが、美術館ね
そう、ミイラに興味がある訳じゃないに、共感
古代エジプトの神々に興味があるの
命あるものに、神の使い?神を感じる?
青いカバ、グルグル回って眺め、見下ろし、見上げちゃうわ
おしりキュートね 過去にも飛んで、読まさせていただきました
感謝です
by engrid (2015-12-03 01:10)
ウィーンの美術史博物館、私も行きましたが、良かったですね。
by テリー (2015-12-03 18:18)
→皆さま「ウィーンまで会いに来た」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。紀元前にもカバがいて、ヒヒもカワウソもいて、その像を作る人がいるというのがまたいたというのがとっても不思議な感じ^^。時代を超えて、その像が目の前にあるというのも妙な感じ♪
→だいずさま
昔の建物って装飾が半端なく多くって、雑貨屋さんで簡単に置物なんかが手に入る今の時代とは違ってたんだなぁと^^;。青カバ、むっちり感がいいでしょ♪
→ハリネズミさま
ミュージアムは、いつも時間が足りないほど。エジプトの奥にもまだギリシアの展示が続いてるみたいで、底なしのように深そうでしたので引き返し^^;。カワウソ、たった姿、かわいいですよね、特に手が。エジプトにはハリネズミちゃん、いなかったのかしら・・・いても作るの難しそう、針の部分^^。
→lucesさま
入口からして、もう雰囲気満点で。とっても凝った内装の展示室でした^^。いつか行く機会があったら、今度はじっくりエジプトの奥深くまで展示を見ていきたいと思います♪
→momoさま
カバは来世での再生の象徴らしいです。 でも、どうしてそうなんだろう^^;。他にもカバの神さまがいて、タウルトという家庭と出産の神さまで、おっぱいあります。
→Bonheurさま
アルベルティーナにあるデューラーの野ウサギは有名ですよね^^。クリスマスマーケット目当てで行ったウィーンですが、時間があれば青カバが見たいと思ってたので、念願叶ったよかったです♪ オルセーのポンポンのシロクマもいいですよね。植物園にある進化大陳列館のほうの複製の匠が作ったポンポンも見ましたよ♪ 猫足もいいですよね〜。好きなものをたっぷりと見るの、いいリフレッシュ^^。
→mituさま
青カバの置物一頭と言わず、みっちりと詰まるほどだと、すごく楽しいかも♪ハスの花、ハスのツボミ、ハスの葉っぱ、とってもいい感じに描かれてます^^。
→(。・_・。)2kさま
ふふ、カバより美女、なるほど〜♪ ピラミッドサイズの大きなお墓に、たくさんの美女^^。世界征服したら、ですね〜。
→母ちゃんさま
斜め後ろの姿で、呼んで振り返ったところだと、また可愛いだろうな〜・・・と妄想。ほっぺのハスの葉っぱもキュートで、好きな部分^^。
→miffyさま
美術史博物館はきっと丸一日あっても時間が足り無さそう・・・。この日、エジプトの一部と、上の階の一部をさらっと見ただけでバタバタして、カフェでお茶すらできず・・・。青カバの周りを私は何周しただろう・・・^^;。オランダ語でもカバは「ナイル川の馬」なんですよ〜。その表現が面白く。自然現象に神さまがたくさんいるのは日本の考え方と見てるところもあって親しみも感じます^^。
→アールグレイさま
ウィーンの美術史博物館、天井も床も素晴らしく、それを眺めつつゆっくりお茶できるカフェもあるんですが、時間がなくて断念でした。青カバ、よく特徴を捉えてますよね^^。
→めぎさま
いいなぁ・・・青カバのぬいぐるみ♪ かさばらないものをと、青カバ関連は小物しか持ってなくて^^;。できたら、他のカワウソやハヤブサなんかのお土産もショップに売ってるといいのになぁ。たいてい私が欲しいものって商品化されてなく・・・。
→nicolasさま
ぐるぐると、周りを何度も回って眺めて、写真を撮って、とかなり怪しげだったと思います^^;。こういう色を出す方法を見つけた人も、すごいですよね。
→kanameさまのツマさま
丸みがあるものって、キュートですよね。kanameさんが作られたセルドくんも愛らしく、好きですよ^^。きっと持ってたら私、話しかけてると思います。いつか入手を目指しますね〜。
→shino*さま
いい形してますよね〜。まるっこいところも、顔かたちも、お尻も♪ 精密じゃないお土産品の陶器のカバでもこのくらいのサイズだと5,000円ほどするんですよねぇ。この美術史博物館のカフェの床も天井も、素晴らしいんですが、時間がなくて残念でした^^;。
→yk2さま
え・・・あまりいない? ということは、ぐるぐる何回も周りを回って見てた私は、防犯カメラにかなり怪しく映ってたかも^^;。マルチアングル、楽しんでいただけたようでホッとしました。ただ、背の低い私の目線なので、背中の真上が撮れなくて。高い位置にカメラを持ち上げて適当にこの辺かなと撮ると、ガラスケースにピントが・・・。今から4000年位前のものがこの状態で残ってるってことが奇跡に近いですよね。足の色が違うのは、埋葬時にわざと折っちゃうってこともあるんですね。解説にはそこまでなかったな。さすが日本青カバ学会^^。そうそう、レプリカ、高価でした(涙)。オランダ調査員、またのご依頼をお待ちしております、仕事遅いですけど♪
→engridさま
古代エジプトの神さまに動物関係が多いの、どこか日本の神道の神の使いににてる感じで親しみ湧きます^^。天満宮に牛の像、お稲荷さんに狐とか。遠く離れた地なのに、不思議ですよね。過去記事にも寄ってくださって、とっても嬉しいです。青カバ、会えてよかった〜。
→テリーさま
多分、1日あっても全部見きれないくらい充実してますよね^^。ウィーンに住んでいたら年間パスポートでも買って、通いたいくらいです♪
by Inatimy (2015-12-03 22:58)
あ!青カバ^^
by カエル (2015-12-23 12:15)
→カエルさま
はい、青カバです♪ 会えてよかった^^。
by Inatimy (2015-12-29 00:54)