パラダイスと食後の階段 [モンシャウ 2015 夏]
川沿いの温泉街みたい・・・
温泉といえば、炭酸煎餅。 美味しかったなぁ。 ← 特に、ちょっと湿気てきたやつが。
・・・と、橋の上で懐かしむ。
2015年8月、夏休みに出かけたドイツのMonschau モンシャウ旅のお話。 2日目の続き。
廃れた塔 Haller ハラーにある展望台から朝日の当たる街を眺めて、
裏道から教会のアウキルヒェと修道院をぐるりと回ってマルクト広場に戻った後。
ホテルの前の橋を渡り、どんどん南へと歩いていく。
この前日も、南に向かったけれど。 ※ ご参照: その時のお話は、コチラ。
再度歩いても、見えてくるものが違ったりする。
1本山側にある通りと交差するところに、通りの名のプレートがある廃屋が建っていた。
川沿いに歩き、家並みが途切れた後も、どんどん先へ。
お目当ては、Handwerkermarkt ・・・職人市場、手工芸市場というのかな。
手作りの品が並んでそうなので、チラッとのぞいてみたかったのだ。
モンシャウは、昔、繊維産業が盛んだったところだしね。
この地オリジナルの何かいいもの、あるかもしれないと期待。
が・・・なんだかイメージが違う。 右に立ってる子はマネキン。
左へ行くと、大食堂の周りに店が並ぶが、どうも既製品が多い。
その奥へ進むとガラス工芸があり、確かに手作り。 実演も見られる(撮影は不可)。
写真正面奥に進むと、プラモデルやミニカーなどのお店で、有料エリアにはジオラマがあるそう。
しかし、なんか盛り上がりに欠ける・・・。
ふたり、頭に浮かんだのがパラダイス・・・ふと、昔TVで見た「探偵ナイトスクープ」のことを思い出した。
↑ 追記: お客さんもあまりいなくて寂れた感じのアミューズメントスポット。
とぼとぼ歩いて街まで戻ってきて、写真を撮りつつ、お腹が減ってきたね、と、近くの良さげなお店に入る。
まずは、一杯・・・なんてね。 Erdinger エルディンガー。 白ビールにした。 500mlある。
ドイツ南部ミュンヘンの北東にある街エルディンガーに醸造所があるらしい。
こんな街並みなのかな。
飲み物を決める時、まずKamoさんに何か飲みたいビールやワインがないか聞く。
旅先では、その国や、その地のものを試したくなるもの。
でもドイツだと、たいていこんな具合に500mlだったりするので、
普段、小瓶(300ml)をふたりで半分こしてる我が家には多い。
私の方がアルコールに強いので、Kamoさんが満足して残った分は私が飲みきるという・・・。
で、Kamoさんも私の好みも考慮してくれて、Johannisbeere saft 黒スグリ(カシス)のジュースを。
アルコールには強い方だけど、普段はジュースが多い^^。
こんな風に飲み物をオーダーすると、確実に私の前にジュース、Kamoさんの前にビールが置かれる。
でも、飲んでる量は逆なのだった。
このお店に入った決め手になったのは、この料理、ジャガイモのアンズ茸ソース。 すごく美味しかった。
アンズ茸は、夏のキノコ。 日本ではフランス語からジロール茸ともいう。
夕飯をメインにしたいので、昼は軽めにこれだけ。
食後は、また歩く。 レストランのある通りから1本山側の道、Kirchstraße キルヒシュトラーセへ。
さっき廃屋についてたプレートの通り。
下の階より、上の階の方が出っ張ってて、広くなってる家。 扉の装飾、いいな。
モンシャウの家は、屋根がスレート。 壁もスレートの家がある。
スレートは岩。 粘板岩と言うよう。 薄板状に割れやすいので、瓦のように使われたりする。
今いるところは・・・
・・・教会の前。 残念ながら閉まっていた。
Die Pfarrkirche St. Mariä Geburt und St. Josef 教区教会の聖母マリア生誕と聖ヨセフ教会、
という、長い名前。
この教会、前日、到着してすぐに坂道を上って行った小さな礼拝堂のある小高い丘の上からも眺めていた。
※ ご参照: その時のお話は、コチラ。
教会の壁も、そばの階段のあたりも、平たい岩が積み上げられてできていた。
隙間から、生えてるシダ。 葉っぱの並びがとてもキレイ。
調べてみると、チャセンシダって言うらしい。
で、ふたり、階段と石畳の坂道をどんどん上がっていく。
これって、ひょっとすると、ヘーゼルナッツの実?
パンに塗るヘーゼルナッツペーストの瓶ラベルなどで見たイラストに似てる気がする。
建物が見えたと思ったら、まだ先があるらしい・・・。
暑い。 最高気温が32℃の中で上がる階段。
さっきお昼に飲んだビールやジュースが、すっかり汗となって出ていく感じ・・・。
階段脇の片隅には、赤いバラが咲いていた。
平たい岩積みの門をくぐって、階段をさらに上へと進む。
が、しばし途中で立ち止まった。 少し涼しい。 冷んやりとした風がこの狭い通路を抜けていく。
そして、階段を上がりきって、右へと進むと、やがて・・・
・・・こんな見晴らしのところへ。 と言っても、展望台ではなく、駐車場からなんだけれどね。
左の鐘楼は、ホテルの前に建ってるEvangelische Kirche 福音教会。
その右の奥に、午前中に歩いたAukirche アウキルヒェの教会も。
その右横、見えづらいけど、長方形の白い幟(のぼり)があるところが、前日にも行った石積みの展望テラス。
本来の目的地は・・・まだまだ上にあるのだった・・・。
続く。
ひとりでビール500mlって、多いよね。
えっ・・・そうでもない?
こんばんは。
「炭酸煎餅」といえば有馬ですね。6月に行きました。ところが有馬でさえ中国人がいっぱいで、泊まったお宿も2階から物音がするし、早朝から話し声がしたりして、マナーがなってませんでした。有馬って好きな場所なのに、ほとほと嫌になりますね。
ドイツはほんとにきれいで中国人もいなくていいなぁ!
by coco030705 (2015-10-30 18:36)
ドイツ、やっぱりビールにあう食べ物がいっぱいあるんでしょうね~。
写真の美味しそう♪
by ぴーすけ君 (2015-10-30 20:18)
ビールが美味しい!と感じる場所ってあると思いませんか?
わたしは、夏に北海道で飲んだジョッキのビールが、今までで一番美味しかったです。
ドイツも、ビールが美味しい場所というイメージがありますね
なので、500ml一人でグイグイ行けるのでは!(^^)!
by mitu (2015-10-30 20:58)
温泉街がメッチャお洒落ですね
やっぱり 町並み自体がカッチョイイ〜
by (。・_・。)2k (2015-10-30 21:55)
外国のビールは冷やしてないと聞きますが、ドイツのビールはどうでしょうか?
日本では『キーンと冷えたビール』で喉越しが良いとか言いますね。
by kiki (2015-10-30 22:27)
やっぱり建物がすごくいい!!!
行ってみたい行ってみたい。
スペインにも行ってみたい(←ちょうど安いツアーが出ていたので)。
そしてグラスが可愛いです♪
ツマ。
by kaname (2015-10-31 04:08)
炭酸煎餅って、食べたこと無いな・・・どこのどんなのかしら、と思って読み始めたら、上のコメントで有馬のだと分かりました。有馬温泉って、名前でしか知りません。行ってみたいなあ、いつか。
探偵ナイトスクープというのも見たことがないので、パラダイスの意味が分からず仕舞いです・・・
あ、そうそう、たしかにオランダの方々、良くドイツに来てますね~オランダナンバーをアウトバーンでよく見かけるし、アール川の辺りのワインケラーなどにもオランダツアーが来ていたりしますよ。
by めぎ (2015-10-31 06:07)
ビールを500㎖、問題ない量ですよ! 私、二杯はいけちゃうかも♫
by 母ちゃん (2015-10-31 08:43)
ビール500ml・・・・私はあと2杯ほどおかわりしたいところw。
家呑み用に買ってくるのもロング缶が定番だし。
炭酸煎餅、Inatimyさんもお好きとはなんだかうれしい♪。
あのほのかな甘みは甘いの苦手な私にはピッタリで、
ときどき見かけると買っちゃいます。
by ハリネズミ (2015-10-31 13:03)
炭酸煎餅って有馬温泉ですよね。
こちらで温泉のお菓子というと温泉饅頭かな~
パラダイスって題を見たとき、まさか探偵ナイトスクープとは思いませんでした^^;
お酒を飲むと真っ赤になるのであまり飲みませんが、旅先では珍しいお酒を
飲むのが好きです。
食べ物もそうですが、その土地の物はその土地で味わうのが一番ですよね。
by miffy (2015-10-31 22:10)
カシスのジュースがとても濃くて美味しそうです。
ワインかと思いました。
by luces (2015-11-01 09:36)
このビールはミュンヘンエリアではよく見かけ、またよく飲みます^^。
by krause (2015-11-01 10:43)
基本、お酒が飲めない私のような場合は、
折角だというのに、
こういう所へ行っても厳しいんでしょうかね・・・^^;
by MIKUKO. (2015-11-01 15:59)
上から見るとこぢんまりした街なのですね。
そこのお店がたくさん、面白そうな街だなあ。
by ナツパパ (2015-11-02 12:26)
ギュッと立て込んだような街なのかしら
上のほうがせり出した建物に窓辺の装飾が、凄く似合う感じ
街歩きも、たのしいね
下から見上げる階段の上、どうなのかしらって思うわね
by engrid (2015-11-03 18:12)
→皆さま「パラダイスと食後の階段」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。2泊3日の旅なのに話が長引いてますね^^;。旅先で郷土料理や特産品がたっぷりある日本、離れてみて、それがどんなに大変なことなのか、なんとなくわかった気が。
→coco030705さま
いつも頂きものを食べていたので有馬温泉のものだとは知らず^^;。有馬温泉、のんびり、ゆったりしに行ったのに、宿が騒々しいのはがっかりでしたね。旅先だけでなく、人としてのマナー、気をつけたいものです。一時期ドイツにも住んでましたが、騒音にはかなり気をつけました^^;。掃除機の音とか。
→ぴーすけ君さま
ビールの種類も豊富だし、それに合う食べ物も様々で^^。ジャガイモだけでも、ねっとり濃厚な味わいでした♪
→mituさま
ビールが美味しい場所、私の好みでは実はベルギーでした^^。ほんのり甘みのある色の濃いビール。300mlくらいがちょうどいいかな。500mlだと、お腹が水分でタプタプして。
→(。・_・。)2kさま
メッチャオシャレな温泉街っぽいところでしたが、温泉がなく残念で^^;。過去行ったドイツの温泉、湯船に入らず、飲む温泉水だけ体験しました〜。
→kikiさま
日本のビールは喉ごしを味わうのが多いですよね。海外のビールは種類が多くて、喉ごしよりもじっくり味わうものもあり、そのビールにあった適温で出されるので、冷えてなくても美味しいです^^。ちなみに、このとき飲んだ白ビールは、冷えてました♪
→kanameさまのツマさま
ガイドブックには地名しか載ってないくらいの街ですが、ドイツには素敵なところがたくさんあります^^。スペインもいいですね〜。kanameさんの作品はスペイン語がたくさん使われてますものね。実は2年ほど住んでました^^。ビールを飲むのに良さげな作品もありましたよね。コシキのシリーズだったかな・・・。
→めぎさま
私も炭酸煎餅がどこのかはっきり知らなかったんですよ、食べる方に集中してて^^;。有馬温泉行ったことがなく、お煎餅は頂き物で。パラダイスもかなりマイナーなお話で申し訳なく・・・手作りの遊園地だったり、あまりにもマニアックすぎて集客のなさそうなスポットなんです。オランダでは最近フランスよりもドイツなんですって。こっちでドイツナンバーをよく見かけるのは、オランダの北のほうかな。レマーという古い小さな港町や、テクセルとかの島でも。
→母ちゃんさま
ビール500mlを2杯だったら、1リットル!! 胃の中が水分だらけになりそう^^;。お料理も食べたいからと、つまんでいたら、ビールが入らなくなっちゃうし・・・ちびちび派です^^。
→ハリネズミさま
500mlで、さらに2杯追加とは・・・。どうも私は水分がなかなか体内へ吸収されず、300mlくらいがベストかな^^。それで調子が良ければ少し追加と。小瓶サイズ単位が丁度です。子供の頃から炭酸煎餅、湿気ってきた頃がまた好きで。チェコの温泉にも似たようなのがあって、懐かしい〜と私はウハウハでした〜^^。
→miffyさま
上の方のコメントで有馬温泉のだと知った私です^^;。有馬温泉は行ったことがなく、お煎餅はいつも頂き物で・・・。探偵ナイトスクープをご存知で、よかった〜。ひょっとしたら誰もパラダイスのこと知らないかも・・・と変えようかと思ったりも。旅先の飲み物、食べ物、その地のものって嬉しいですよね。美味しい上、いい思い出にもなって^^。
→lucesさま
すごく濃厚なカシスのジュースでした^^。ドイツへ行くと、ベリー類のジュースが美味しくて。ピーッチャーで出てくるところもいいですよね。
→krauseさま
さすがkrauseさん、銘柄を見ただけでも味が思い出されるくらい馴染みがあるかしら^^。夏の暑い日の白ビールは、爽やかでした♪
→MIKUKO.さま
お酒が飲めなくても、その地のお料理が楽しめるので、旅は楽しいですよ〜。私はどれだけ飲んでも赤くならないんですが、量より味わいなので、少しでも満足^^。普段はジュース派です♪ このカシスのジュースも濃厚で美味しかったですよ。
→ナツパパさま
軽く歩いて見て回れるくらいのこぢんまりした街で、いろんなお店も。散歩だけでも面白く、さらに、ここからいくつかハイキングコースもあるので、十分楽しめますよ^^。
by Inatimy (2015-11-03 19:36)