一重からフリンジ咲きまで Keukenhof 2015 [花図鑑]
のぞき込んでね、
チューリップの花の底。
あ、低いところからも見上げてね。
分類No.1 Single Early 一重早咲き Pretty Princess プリティー・プリンセス。
同名のアン・ハサウェイの映画を思い出す。 原題は、"The Princess Diaries"。
ごく平凡な女子高生が、ある日突然、自分が王位継承権のある王女だと知らされる・・・という。
美容師によるBefore After のシーンにビックリしたな。
ピンクにオレンジ色が愛らしいチューリップのプリティー・プリンセス。
葉っぱには、かすかに白い縁取りも入ってるのがいいアクセント。
☆ ☆ ☆
分類No.2 Double Early 八重早咲き Foxy Foxtrot フォクシー・フォックストロット。
オランダの歌手 Nico Haak ニコ・ハーク(1939-1990)の歌に同名のものがあった。
フォクシーは、キツネのような、キツネ色の、セクシーな、流行の、粋な、面白い、とあった。
フォックストロットは、社交ダンスの一つらしい。
☆ ☆ ☆
分類No.4 Darwin Hybrids ダーウィン・ハイブリッド
Russian Princess ルシアン・プリンセス。
ロシアの王女、ロシアの姫。 たくさんいるから、誰のことを指しているのか分からないけど。
とても美しく印象的だった花の底。 黄色と青緑の組み合わせ。
外側にいくにつれ、ピンク色が淡くなる花びらの色。 ほんのりとさすクリーム色がまたオシャレ。
ルシアン・プリンセスを下から見上げるように撮ってみた。 外側も可愛い。
分類No.4 Darwin Hybrids ダーウィン・ハイブリッド Spryng Break スプリング・ブレイク？
最初、Spring Breakの間違いかと思ったけど、確かにyで流通してるよう。
スプリング・ブレイクの意味は、春休みらしい。
スプリング・ブレイクを横から見ると、太くにじみ出た模様にスプレーしたような赤い色が入ってる。
分類No.4 Darwin Hybrids ダーウィン・ハイブリッド
Candy Apple Delight キャンディ・アップル・デライト。
直訳は、りんご飴 歓喜。 そう言われてみると、りんご飴にも見えてくる。
お祭りの日に売ってたのを思い出す。 私の両親は、ダメ、って絶対に買ってくれなかったなぁ。
りんご飴、今見ると、かなり食べづらそうだ・・・。
分類No.4 Darwin Hybrids ダーウィン・ハイブリッド
Design Impression デザイン・インプレッション。 ・・・デザイン 印象。
花に近い茎の部分が赤っぽく色づくのもキレイで。
インプレッションと名のつくチューリップは、この他に４つほどある。
レッド・インプレッション、ピンク・インプレッション、
アプリコット・インプレッション、サーモン・インプレッション。
☆ ☆ ☆
分類No.6 Lily-flowerd ユリ咲き Cutie Honey キューティー・ハニー。
・・・といえば、もう、あのアニメに直結するのだけれど、
このチューリップの生産者さんも日本のアニメからつけたのかしら・・・。
暖かい温室で、花が開き過ぎ。
分類No.6 Lily-flowerd ユリ咲き Merlot メルロー。 いい色だな。
メルローは、赤ワイン用のブドウの品種。 フランス南西部のボルドーが発祥地だそうな。
私がよく飲んでるのは、そのブドウの品種を使ったメルローのジュース。
オランダのとあるスーパーマーケットの自社製品。
☆ ☆ ☆
分類No.7 Fringed フリンジ咲き Louvre Orange ルーヴル・オレンジ。
ルーヴルといえば、ルーヴル美術館。
オレンジとつくと、夕陽に染まった時間帯のルーヴル美術館の建物のイメージが浮かんでくる。
チューリップのルーヴル・オレンジ、中を覗くと色がよくわかる。
花の底の方は濃いピンク。 そして赤からオレンジ色へ。 色のグラデーションが美しい。
分類No.7 Fringed フリンジ咲き Sunset Miami サンセット・マイアミ。
こちらもサンセットということで、日没の頃のマイアミの風景かな。
眩しい光に、どこまでも続く青い海のビーチ・・・って、行ったことはないけど。
分類No.7 Fringed フリンジ咲き Siesta シエスタ。
シエスタは、スペイン語。 昼食後のちょこっとした休憩。 ほんの15分ほど軽くお昼寝したり。
昼食の時間も日本より遅めで14:00くらいだった。
スペインにいたのはもう随分と前。
当時は多くのお店は14:00~16:00は閉まってたけど、今はどうだろな。
チューリップのシエスタ、横から見たところ。 練乳いちごのキャンディーやアイスを思い出す色合い。
分類No.7 Fringed フリンジ咲き Lilac Crystal ライラック・クリスタル。
その名の通り、ライラック色の結晶、もしくはライラック色のクリスタルガラスかな。
光が当たってると、花びらの重なり部分が濃くなってて、その濃淡も美しく。
分類No.7 Fringed フリンジ咲き Barbados バルバドス。
スペイン語で、ヒゲを生やした人の複数形。 花びらのトゲトゲが濃いヒゲっぽいかな。
今まで見てきたフリンジ咲きとは少し違う、一風変わった存在。
分類No.7 Fringed フリンジ咲き Snowvalley スノーバレー。 直訳は雪谷。
花びらの縁のギザギザがとてもキレイ。
雪の谷で思い出すのは、千国街道あたり。
特に新潟県の糸魚川市から南へ、長野県の小谷村までの姫川に沿った渓谷の道。
真っ白な雪の中、川沿いの曲がりくねった道を走るのは、子供の頃、見てて怖かったけど、
とても綺麗な風景だった。 淡く濁った翡翠色の川の水や、時折、大糸線を走る列車も見えたりね。
国道148号線も昔とかなりルートが変わったみたいだな・・・。
☆ ☆ ☆
＜ご参考＞ 色を変えたのが今回登場したもの。 ー線で消してあるのは撮れなかったもの。
オランダ王立球根生産者協会の15の分類
早生：分類No.1 Single Early 一重早咲き
分類No.2 Double Early 八重早咲き
中生：分類No.3 Triumph トライアンフ
分類No.4 Darwin Hybrids ダーウィン・ハイブリッド
晩生：分類No.5 Single Late 一重遅咲き
分類No.6 Lily-flowerd ユリ咲き
分類No.7 Fringed フリンジ咲き
分類No.10 Parrot パーロット咲き
分類No.11 Double Late 八重遅咲き
野生種と野生種優勢なハイブリッド：
分類No.12 Kaufmanniana カウフマニアナ種
分類No.13 Fosteriana フォステリアナ種
分類No.14 Greigii グレイギー種
温室に咲いてるチューリップは、花びらが開き過ぎになってるものが多かったけど、
そんな時は、花の底の色や模様を楽しむのも一興＾＾。
雄しべや雌しべの色の組み合わせも、花それぞれで違ってたりするしね。
今回のチューリップの中では、どれが気に入った？
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
2013年2月15日 トラチ 永眠
いろんな種類があるんですねぇ
こちらでも見られるものなのかなぁ？
by (。・_・。)２ｋ (2016-03-23 00:20)
今回のチューリップでいちばんのお気に入りはキューティー・ハニー！
こんなチューリップ、見たことないです。
あ～、育ててみたい＾＾。
プリティー・プリンセスやルシアン・プリンセスなんかの姫系チューリップも
グラデーションが最高ですね。
by ハリネズミ (2016-03-23 08:34)
こんにちは。
やっぱり素敵ですね～。チューリップのきれいなこと。さすがオランダですね。私は八重咲きのチューリップがけっこう好きです。フォクシー・フォックストロット、きれいだわ。それに白のキューティー・ハニー、これはやっぱりアニメから取ったんじゃないかしら。日本のアニメって世界中で有名なのでしょうね。シエスタと スノーバレーも好きです。いつかキューケンホフに行ってみたいです。
by coco030705 (2016-03-23 10:29)
日本のチューリップの多くが オランダからの輸入です。
いろんな種類、今年も楽しみだわ♪
by ぴーすけ君 (2016-03-23 11:58)
１番は、プリティー・プリンセス。
チューリップバブル時代に人気だった花のような
スプリング・ブレイクも好きです(^・^)
by mitu (2016-03-23 17:05)
ルシアンプリンセス、美しいな
下から見上げる姿が、特にね
フリンジのは、華やかで、すきっとしたチューリップの姿とは、
すこし違う雰囲気ね
by engrid (2016-03-23 17:48)
たくさんの種類のチュ－リップがあって驚きです。それにしても、きれいなチューリップですね。(^^)
by はな (2016-03-23 19:42)
さすがオランダのチューリップ。
種類も数もたくさんで、どのチューリップもかわいい＾＾
気持ちが華やぎます。
春という感じですね。
我が家にも、フリンジ咲きのピンクのチューリップと赤と白の混ざったチューリップが咲いています。
by アールグレイ (2016-03-24 07:41)
チューリップ！！！
春だ春だ～♪
お花の中でもチューリップはかなり上位に入る私です。
嬉しいな嬉しいな♪
チューリップだけはどれが一番って言えないなぁ（照）。
と、なぜか勝手に照れるわたくしでありました・・・(^O^)／
早く桜も咲いて欲しいな～。
春だけは滋賀に居ても明るい気持ちになります♪
こちらの方はいま、菜の花が沢山咲いています。
ツマ。
by kaname (2016-03-24 19:36)
もうチューリップが咲いたのですね。
満開のチューリップは昭和記念公園を思い出します。
トゲトゲのチューリップはガブッと咬みつかれそうですね（＾＾；
コチラは来週後半からいよいよ桜の季節です♪
by けん (2016-03-24 20:55)
この中で好きなのはフォクシー・フォックストロットとルーヴル・オレンジ
スプリング・ブレイクも良いかな～
チューリップの花の底って面白いですね。
虫さん目線で見たお花の形も良いな～
早く満開のチューリップが見たいです♪
by miffy (2016-03-24 22:46)
→皆さま「一重からフリンジ咲きまで Keukenhof 2015」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。４連休ですっかりゆるゆる、コメントの返事が遅れてしまって・・・。これといってどこかへ出かけることなく、家の中の片付けに専念でした＾＾；。
→ (。・_・。)２ｋさま
咲いてた分しか撮ってないので、存在する種類としては膨大な数があると思います＾＾；。日本でも富山がチューリップの産地で有名なので、逆に日本でしか見られない種類も多いハズ♪
→ハリネズミさま
姫系、王子系で育てるのも面白そう＾＾。クイーンとつくのもあるから女王さま系もできたり。園内のショップには分厚いカタログでオーダーを受け付けていて、珍しいのもいろいろ。庭があったら、あれもこれもと手を出しそうになること確実なすごさです♪
→coco030705さま
オランダに来て面白さを知ったチューリップの世界です＾＾。それまで赤・白・黄色・・・の歌でしか気にしてない存在だったのに。八重咲きのチューリップもふわふわ感がいいですよね。我が家も昨年は八重咲きのキックス球根セットを楽しみ、今年は八重遅咲きのアイスクリームの開花待ちです♪ 日本のアニメは世界での知名度がすごいですよね〜。
→ぴーすけ君さま
すごくたくさんのチューリップが海を渡って日本に入ってますよね〜。逆にこっちでも日本のチューリップの品種を見かけることがあって、その名前の響きに懐かしさを感じてます＾＾。
→mituさま
プリティー・プリンセス、可愛い色合いですよね♪ 葉っぱの白い縁取りのあるのも好きなところ。チューリップバブル時代は、球根一つで豪邸が建つほどだったそうで、想像すると怖くなりますね＾＾；。
→engridさま
ルシアン・プリンセス、しゃがみこんで下から撮った甲斐がありました＾＾。花びらの形、ちょうど良い頃に咲いた時の花全体のフォルム、それぞれ分類に分けたチューリップによっても微妙な違いがあって、惚れ惚れしますね♪フリンジもギザギザ度が異なるのも面白く。
→はなさま
行った時に咲いてた分しか撮れてないにしても、すごい数でした＾＾；。遠くに咲いてたり、プレートがなくて名前がわからないのもあり、それらを合わせたら、もっとあったり・・・。
→アールグレイさま
春の2ヶ月限定オープンのキューケンホフ、晴れの舞台のために何ヶ月も前から準備を重ねてきた裏方さんたちの結晶ですものね、本当に綺麗でした＾＾。夢中になって追ってしまいます。アールグレイさんのお庭のチューリップ、拝見しましたよ〜。色がすごく素敵でした♪
→kanameさまのツマさま
オランダに来て球根の面白さに気づいた私です＾＾；。チューリップがこんなにも色が豊富で花びらの形も様々だったとは、昔は思いもよらず。杉の花粉症がすごかったので、日本では春が苦手だったけど、今は、春もいいなと思えるようになりました♪ 菜の花も綺麗だろうなぁ・・・オランダ、菜の花が見られるのは5月頃かも。まだ遠い・・・。
→けんさま
いえいえ、これは2015年の、昨年の分なんですよ。出しそびれてしまってたので、今頃に＾＾；。昭和記念公園のチューリップも、綺麗ですよね。行ったことはないけれど、毎年、いろんなブロガーさんの写真で拝見してます＾＾。
→miffyさま
いろんな角度からチューリップを眺めると、色や形の面白さが見えてきますよね＾＾。花の底、好きです。小人目線のも、怪しいしカッコ悪いなと思いつつ、下から見上げた写真、やめられず＾＾；。
by Inatimy (2016-03-30 17:58)