水仙２ Keukenhof 2016

なんとなく・・・

寂しく、切なそうなイメージがあったのは、

ギリシア神話のナルキッソスの話のせいかな。

およそ1年前、2016年4月下旬にさしかかった頃に行ったKeukenhof キューケンホフにて。

今回はパビリオンで見たNarcissus 水仙を。

ちょうど水仙や他の球根植物の花の展示期間だった。

Ravenhill レイブンヒル。　地名からか、もしくは人名からか・・・。

映画のホビット三部作の3番目「ホビット 決戦の行方」にもレイブンヒルという地名が出てくるよう。

私はまだ1作目の「ホビット 思いがけない冒険」しか見てない・・・。

Conestoga コネストーガ。

地名にもあるほか、

コネストーガとは、西部開拓時代に用いられた大型幌馬車らしい。

アメリカインディアンにもコネストーガ族という部族がいたそうな。

わらわらと大量に咲いてる水仙を見たら、寂しく切ないイメージが消滅・・・。　

あまりにも賑やかだ。

とんでもなく種類が多く、全部くまなくは無理で、気になったものだけ撮った・・・。

Penril ペンリル。　

・・・はて、一体、なんて意味なんだろう？

検索したら、なんかのキャラクターの絵や会社名が出てきたけど。

水仙自体は、花弁とガクが白、オレンジ色の副花冠の元が黄色で、

そのふんわりなグラデーションが美しかった。

Irene Copeland ・・・オランダ語読みだと、イレーネ・コープラント。　女性の名前みたい。

フサフサの八重咲きで、水仙に見えないほど。　しかも、白と黄色の混じり方が絶妙だな。

Sabina Hay サビーナ・ヘイ。　これも女性の名前からかも。

昨年撮ったのは、Sabine Hay サビーネ・ヘイとなってたけど・・・たぶん同じなんだろうな。

Xit・・・一体なんと読むのやら？　

茎も細くて小ぶりな水仙。　白い花だけど副花冠の奥にチラッと見える緑色がいいアクセント。

Nr.57・・・と、ナンバーしかついてない水仙。

副花冠の中から、むにゅっと出てくる感じ。　白と淡いオレンジ色とクリームイエローがキレイ。

他にもナンバーだけの水仙があって・・・

nr.1/12。　八重咲き。　

パッと見、白いバラの花びらの間に、オレンジ色のくしゅくしゅとしたのが入ってる感じ。

nr.1/01。　小ぶりな水仙で、副花冠の濃いめのオレンジ色から黄色のグラデーションがポイント。

水に浮かべると、別の花みたい。　どんぶらこ、どんぶらこ・・・っぽい。

花瓶に活けても、ぎゅうぎゅう密集した姿が可愛いのだった。

面白かったのが、緑のシリーズで・・・

Viridi I・・・ヴィリディI。　白っぽい花びらとガクに、黄色い副花冠。　その奥は緑。

Viridi II・・・ヴィリディII。　さっきのより全体が緑っぽくなってる。

Viridi III・・・ヴィリディIII。　黄味がかった花びらとガク。　副花冠は緑で、縁にほんのり黄色。

気づけば、IVがなくて・・・

Viridi V・・・ヴィリディV。　白い花びらとガクに、オレンジ色の副花冠で、その奥が緑。

下の方に活けられてるのが、ヴィリディのシリーズ。　見分けるの、難しい・・。

00-GR-2・・・と、これまた記号だけ。　

白に淡くオレンジ色がかったフリルの副花冠が乙女な感じ。

Petrel ・・・これでペートゥロって発音らしい。　

意味は、ミズナギドリ目の海鳥、特にウミツバメだそうな。

丸っこい花弁とガクが愛らしい感じ。

Segovia セゴビア。　白地に青の模様の花瓶3つに並んで活けてある、小ぶりな水仙。

セゴビアは、スペインにある地名。　昔、行ったことがある。

古代ローマ時代の水道橋と、Tostón トストン（焼いた子豚）が有名。

Berlin ベルリン。　これもドイツの首都だから、地名からだと明らか。

黄色で縁がオレンジ色の、平たくフリルになった副花冠。　パッと見では水仙じゃないみたい。

Wave ウェーヴ・・・波。　黄色い副花冠の中から、白と黄色の花びらがクシュクシュと。

Pink Paradise　ピンク・パラダイス。　・・・ピンク色の楽園？　なんか、あやしげ。

花にピンク色入ってないよねぇ。

でも、最初は黄色で、咲き進むとオレンジ色へと変化する。

そういえば以前、パッケージの写真の白＆ピンクの花に惹かれて買った水仙、

Replete “レプレット” （レプリート）も実際咲いてみると白＆オレンジ色だった・・・。

名前がわからなかった水仙。　

こんな風に花だけ水を張ったガラスの器に浮かべて並べるのも、いい感じ。

花弁＆ガクと副花冠の大きさ、長さ、形、色の組み合わせ、

八重咲きかどうかで、微妙にニュアンスが異なり、水仙の種類は限りなく多いのだった。

私が気に入ったのは、ふんわりしたグラデーションのPenril ペンリル、

ウミツバメの白いPetrel ペートゥロあたりかな＾＾。

みなさんのお気に入りの水仙は、どれ？

タグ：水仙 Keukenhof 植物

コメント 19

流石に展示されて居るのだけあって
メッチャ綺麗ですねぇ〜

by (。・_・。)２ｋ (2017-02-28 20:12) 

スイセンの多様性にビックリです。
どれも皆同じところから出てきたものなのですよねえ。
それがここまで．．．作り上げた皆さんに頭が下がります。
努力もあるのでしょうが、努力だけじゃここまで出来ないでしょう。
やっぱり「好き」がないとね、それが大切と思いました。
by ナツパパ (2017-02-28 22:32) 

ほんとうにとっても沢山の種類があるのですねぇ～
それぞれ香りもするのかしら…
by よしころん (2017-02-28 22:41) 

緑色の水仙もステキ♪
デルフト焼きの花瓶に、スイセンの花が良く合いますね＾＾
by mitu (2017-02-28 23:37) 

3枚目の写真
目玉焼きが　いっぱ～い　って見えちゃった(;^ω^)
by KAZ (2017-03-01 06:29) 

八重咲きは華やかで、水仙じゃないみたいです
ピンクやオレンジもきれいですね
by luces (2017-03-01 11:43) 

すんご～く賑やかですね。
by ぴーすけ君 (2017-03-01 12:23) 

展示が所狭しといっぱいで、パビリオンの中は水仙のラッパの音色が鳴り響いているようですね～
3月になり、道端のが咲くのもそろそろかしら・・・
Xitという小さくて清楚な水仙が気に入りました。
ウミツバメさんも素敵♪　ウミツバメさんの花瓶の模様、日本か中国のものみたいですね～
by めぎ (2017-03-01 19:15) 

水仙もいろいろと改良されているんですね。
パッと見気になったのはレイブンヒル。
副花冠の色が強烈で印象的ですね。
好きなのはNr.57と名前のない水仙かな～
緑のシリーズも気になります。
by miffy (2017-03-01 21:02) 

水仙ってこんなに種類があったんですね。
それぞれ特徴的でとっても素敵です☆
日本の水仙って香りが独特のように思うのですが、
こちらのはどうですか？
by みち (2017-03-01 22:57) 

本当に本当に色々な種類がありますね、ほんとうにびっくり@@;
見ずに浮かべて その1は真ん中が突き出て、口を大きく開けた鳥に見えるし、その2はとても可愛く見えますね。
こういう水仙の見せ方もあるんだなぁ～ ^^
それから、もう一つ本当に一輪だけだと、ナルキッソスですけれど、たくさんだと違うイメージですね　^^
by moz (2017-03-02 06:15) 

水仙も種類が多いですよね、
最近は、出かける暇が無いのですが、近くの花の美術館では、時々、沢山の種類の水仙の展示をやっています。
by テリー (2017-03-02 11:36) 

こんばんは。
八重咲の水仙、なんて美しいのでしょう！他のもきれいですね。こんなにたくさんの水仙は初めて見ました。日本では見たことがありません。日本のどこかで水仙フェアなどをやっていたら、観に行きたいです。
by coco030705 (2017-03-02 18:39) 

すごく種類も豊富ですね～
フリルっぽいのとか　初めて見ました！
華やかだなぁ～ヽ(*´∀｀)ノ
by だいず (2017-03-02 23:13) 

水仙のイメージが、激変は大げさでもびっくりです
華やかで、まるでバラの花みたいなものまで
グリーンな水仙、素敵、、
by engrid (2017-03-03 00:56) 

水仙の種類、多いですね。
どの花もそれぞれに素敵です。
御花を生けてある花瓶も良いですね＾＾
by アールグレイ (2017-03-03 21:56) 

八重咲きと全体にグリーンのものに惹かれます♪
日本では見たことないから（知らないだけかしら）
より一層惹かれるのかも知れません。
こういうところを訪れると魂から感動しそうな気がします♪
ツマ。
by 竹口要 (2017-03-04 03:17) 

私はレイブンヒルとイレーネコープラントが好きです。
日本は、水仙の種類が少ないから、こんなにあるなんて驚き。
写真がとっても綺麗で見つめてしまいます。新しいカメラでの撮影？
by TaekoLovesParis (2017-03-04 13:52) 

→皆さま「水仙２　Keukenhof 2016」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。オランダではその辺の道路脇や遊歩道の水仙も芽を出し始めました。日に日に明るくなって太陽の位置も高くなってきました＾＾。

→ (。・_・。)２ｋさま
パビリオンの花は6日間で、１日がかりで展示替え、内容が変わります。この水仙＆特別な球根植物の展示見てたら、その総替え作業も大変だろうなぁ・・・と想像＾＾；。他にフリージア、バラ、ガーベラ、アルストロメリアなどの展示がありますよ。

→ナツパパさま
自然に変化してきたのもあるだろうし、人の手で作られたものもあるし、どんどん新しいものが出てきますね＾＾。どれも美しく、それぞれ持つ雰囲気も異なり、植物の可能性の偉大さを実感です。好きだからこそ、続いていくんでしょうね〜。

→よしころんさま
香りのするものもあるし、ないのもあるし。でもこのパビリオンに入った瞬間、花の匂い、感じました＾＾。

→mituさま
緑色の水仙も珍しいですよね＾＾。白地に青のは、デルフトのじゃないかも・・・。落っことしても大丈夫な安いものだったりして・・・。

→KAZさま
目玉焼き・・・ふふ、私と同じ感覚を持った人がいて嬉しいです＾＾。美味しそうな黄身だと思ってたんですよね〜。

→lucesさま
普通に水仙と聞いて浮かぶイメージじゃないですよね、八重咲きふわふわのって。思わぬ色の組み合わせもあるけど、その斬新さがまたいい感じ＾＾。

→ぴーすけ君さま
これだけあると、もう賑やかすぎて、どこから見ていいのか迷いましたよ＾＾。

→めぎさま
本当に、とっても華やかな展示でした＾＾。Xit にウミツバメさん、めぎさんは白いのがお好みですね〜。近所の花屋さんでも黄色いのは売ってるけど、白のは見たことがないかも。白地に青の花瓶、中国っぽいかな。

→miffyさま
かなりの数が展示されてて、水仙の奥深さを実感＾＾。お花屋さんには定番のものくらいしか並ばないけど、今の時代だからネット販売とかあるのかもしれませんね〜。緑のシリーズ、IVをとり忘れてたので惜しいことしました・・・。

→みちさま
これでほんの一部しか撮ってないんですよ。実際はもっと種類が多くて＾＾；。香りも、水仙によって様々のよう。匂いがほとんどしないものもあります。

→mozさま
水仙によってもそうだし、同じ水仙でも飾り方を変えると、また雰囲気が変わっていいですよね＾＾。水に浮かべる花も美しいです♪ 同じパビリオンで水仙の他にも球根植物の展示があって、あれもこれもと撮りたくなるものがたくさんでした〜。

→テリーさま
お忙しそうですね。近くに花の美術館があるというのは羨ましいです＾＾。近所でも水仙やクロッカスが咲くけれど、展示されるものほど珍しいものは見られなくって。

→coco030705さま
八重咲きの水仙はゴージャス感がありますね〜＾＾。何度もキューケンホフに行っているけれど、水仙の展示の頃に行ったのは初めてだったので、圧倒される面白さでした。あ、そうそう、我が家のアマリリス、キューケンホフの秋の球根マーケットで買ったんですよ。私も育てるの初めてでわからないことだらけです＾＾；。

→だいずさま
私もまさか水仙がこんなに種類が豊富だとは思わなくって、ただただ驚き。全種類撮る根性もなく・・・＾＾；。フリルのも愛らしく、真白い水仙も爽やかでいい感じでした〜。

→engridさま
今までキューケンホフの園内で珍しい水仙は何度か見てきたけれど、まさかこれほどまでに種類が多いとは思ってもみなかったです。緑のシリーズの水仙、思わぬ色に引き込まれますね〜＾＾。

→アールグレイさま
さすが花の国、花の種類もそうだけど、見せ方も素晴らしいものでした＾＾。花器の使い方や、花の高さ、流れるような動きのライン、ボリューム、とっても魅力的で。

→竹口要さまのツマさま
パビリオンに入ると、花の量に圧倒されます＾＾。所狭しと、花。花。花。普段花屋さんで見るよりはるかに多いので、まみれた気分♪ 見たことない種類もたっぷりで、ついつい長居してしまいますよ〜。

→TaekoLovesParisさま
レイブンヒルは、白の花弁と萼で、中央がくっきりな色だから目を引きますよね＾＾。イレーネコープラントはふわふわな八重咲きだし、優しい感じ♪ 日本の水仙より咲く時期も遅いし、同じ水仙という仲間なのに不思議ですね。写真は、１年ほど前のものなので、古いSONYくんです＾＾；。雨の日が多く、天気がずっと悪くって新しいカメラでなかなか撮りに出かけられなくって・・・。
by Inatimy (2017-03-06 18:04)