洗濯のプライオリティ [街並み・ハールレム]
洗濯日和は、お出かけ日和。
12:00過ぎには駅に到着。

6月の初めの休日、「明日は早起きしないとね。」とKamoさんが言った。
遠いところじゃないから別にいいのに・・・と日頃から睡眠不足気味の私は思ったけど、
それは洗濯時間を確保するためだったよう。
それは洗濯時間を確保するためだったよう。
どうやら、洗濯予定だったのに列車に乗ったデン・ハーグ行きのこと、気にしてたみたい。

お言葉に甘えて洗濯機をまわし、干してからお出かけ。 やって来たのは、Haarlem ハールレム。
アムステルダムの西にある街。 バスで30分ほどで到着。
アムステルダムの西にある街。 バスで30分ほどで到着。
駅舎は1905〜1908年にアール・ヌーボー様式(ユーゲント・シュティール様式)建てられたもの。
オランダで初めて鉄道が開通したのが1839年で、アムステルダム ー ハールレム間。
最初にできた駅舎から建て替えられたのが今の建物。
最初にできた駅舎から建て替えられたのが今の建物。

駅のエントランスホールの片隅にあったメモリアルプレート。
刻まれた名前は、
1940−1945年のドイツ軍による占領の際に殺されたオランダの鉄道の従業員の人たちらしい。
1940−1945年のドイツ軍による占領の際に殺されたオランダの鉄道の従業員の人たちらしい。
ハールレムだけでなく、オランダ国内の110の駅に亡くなった方の名が入ったプレートがあるみたい。

このプレートのあるあたりから見たホール。 明るい窓の方が駅舎への入り口。
壁に見えるのはタイル画。

鍛冶屋さんかな。
あ、そうそう、洗濯ぐらいで早起きって大げさと思われたかもしれないけど、
欧州のドラム式洗濯機、結構回ってる時間が長い。
欧州のドラム式洗濯機、結構回ってる時間が長い。
我が家の洗濯機、軽い汚れのコース(40℃まで)でも85分かかる。
ヘヴィーな汚れのコース(60℃まで)だと2時間、
さらに予洗もあるコース(90℃まで)だと2時間半。
ヘヴィーな汚れのコース(60℃まで)だと2時間、
さらに予洗もあるコース(90℃まで)だと2時間半。
一時帰国した際に実家で洗濯機を使わせてもらったが、あまりの早さに驚いた・・・。
いつもの半分以下だ。
いつもの半分以下だ。

その向かいには、大地を耕す馬と人。
オランダで洗濯すると、洗い上がりはゴワゴワ気味。 柔軟剤入れても、あまりふんわりしない。
過去、柔軟剤とともにお酢を入れてみたりと色々試したけど。 硬水だからなんだろうな。
過去、柔軟剤とともにお酢を入れてみたりと色々試したけど。 硬水だからなんだろうな。
髪を洗った後もコンディショナー使っていても、乾くとゴワゴワだし・・・。
洗面台や蛇口などは使用後に拭いておかないと、すぐにカルキがつく。
洗面台や蛇口などは使用後に拭いておかないと、すぐにカルキがつく。
柔軟剤はほんのり香り付けみたいなものかも。 無香料のものもあるけど、なんか化学臭がした・・・。
実家で洗濯したシャツ、オランダの家に戻ってしばらくした後に着ようとしたら、
袖を通した時ふわっと、すごく懐かしい気がした。 ・・・実家の匂いだ。
袖を通した時ふわっと、すごく懐かしい気がした。 ・・・実家の匂いだ。
我が家とは違う柔軟剤の香り。 家族皆の衣服がその匂いだったから滞在中は気がつかなかったのかも。

前回、ハールレムに来たのは2009年・・・8年ぶり。
引っ越して他の国に住んでいた期間もあるはいえ、近いとあまり来ないものだな。
いつでも行けるから・・・っていう距離だと、そうなること多いよね。
いつでも行けるから・・・っていう距離だと、そうなること多いよね。

駅から伸びる道をひたすら真っ直ぐ。 途中、アイスの看板発見。

いつも撮ってしまう、17〜18世紀頃に建てられたらしい建物。 今は洋服屋さん。
一番左端が分からなかったけど、
乳鉢と乳棒、荷車を引く馬、蛇が巻きつく杯、砂時計と、大小5つのレリーフ。 元は、薬局かな。
乳鉢と乳棒、荷車を引く馬、蛇が巻きつく杯、砂時計と、大小5つのレリーフ。 元は、薬局かな。
それらと上の窓の間には文字がある。 それがいい言葉でね。
「私は、始められる、根気よくがんばりたい、やり遂げるだろう。」・・・みたいな意味。
「私は、始められる、根気よくがんばりたい、やり遂げるだろう。」・・・みたいな意味。
以前来た時に調べた。 彫ってあるのは古いオランダ語で
"Beghinnen can ick, vorhelden will' ick, volbringhen sal ick. "
現代に直すと "Beginnen kan ik, volharden wil ik, volbrengen zal ik."となるようで。
"Beghinnen can ick, vorhelden will' ick, volbringhen sal ick. "
現代に直すと "Beginnen kan ik, volharden wil ik, volbrengen zal ik."となるようで。

さらに歩いていくと、やがて左の道に綺麗な建物が見えたので、そっちの方へ。
1898年にオランダのネオルネサンス様式で建てられたもので、なんと元・警察署。
国家遺産となっている。 現在は集合住宅として使われてるよう。 中、どんな感じなんだろう。
国家遺産となっている。 現在は集合住宅として使われてるよう。 中、どんな感じなんだろう。
時間は12時半・・・早くお昼食べないとね。
と、思いつつも、何かと気になるものが目に入って、なかなか進まないのだった。
洗濯を済ませてからのお出かけは、気分的にスッキリ。
次の日に持ち越すことがないのって、いいね^^
次の日に持ち越すことがないのって、いいね^^
しばらく、ハールレムのお話続きます。
駅は 外見がクラシカル&中身は最新式も取り入れていて
融合ですね~。
by ぴーすけ君 (2017-06-16 17:29)
駅舎、曲線の枠組みの組み合わせが、美しいな
写真見ながら、でも気持はお洗濯へ
毎日そんなに時間が掛かるの、うちはドラムで 普通は50分ぐらいかな。もちろんきれいになるわ、なぜそんなにって、、洗剤?すすぎ時間かな、、、実家の匂いの言葉に、心に響いたの、、
by engrid (2017-06-16 17:37)
洋服屋さんも元警察署も素敵な建物ですねぇ^^
レンガ造りの建物が何百年も存在するのはやはり地震のないお国ならでわなのかなぁ。
by よしころん (2017-06-16 18:38)
メモリアルプレート 撮ってみたい被写体だなぁ~
洋服屋さんの建物 正面から見ると薄そうだけど
後ろは どうなってるんだろ~(^^ゞ
by DON (2017-06-16 20:11)
駅舎にも戦争の歴史があるのですね
今は洋服屋も元警察署も歴史あって凄いですね
洗濯時間を気にしてとかなんかいいなぁ
でも洗濯に2時間前後とか日本では考えられません(>_<)
ちょっと動いて止まってとか外出予定も大変そう(^^♪
by yokotee (2017-06-16 20:28)
アール・ヌーボー様式の駅の建物、歴史を感じて雰囲気もいいですね^^
タイル画も素敵です。
欧州の洗濯機、そんなに時間がかかるのですか。
柔軟剤など、水の性質もあって、その地域で仕上がりが違うのですね。
香りで懐かしさを感じたりしますね^^
洋服屋の建物もおしゃれです。
by アールグレイ (2017-06-16 21:17)
駅舎が 美術館みたい。
洗濯 お時間掛かりますね~
スローライフ そんな言葉が合う気がします
時間が ゆっくり流れてるような.。(*´ω`*)
by kabu (2017-06-16 22:16)
本当にフォトジェニック
良いなぁ
by (。・_・。)2k (2017-06-16 22:25)
自分がこの場所に居たら
見るもの見るものが珍しくてちっとも前に進めないだろうなぁ
ん?となると海外旅行は無理か(^^ゞ
by snow (2017-06-17 06:41)
洗濯物は干すのは良いけれど
畳むのは奥さんに畳み方のこだわりがあるみたいで
ちょっと
by luces (2017-06-17 08:37)
高くて丸くなった天井が可愛いですね〜♪
by oko (2017-06-17 08:49)
海外のドラム式の、時間が掛かりますね。お湯で洗うからかなぁ。
息子の靴下をちっちゃく縮ませてしまったことあります。
髪もゴワゴワ、、、日本人には水が合わないのかもしれないですね。
日本茶も美味しく飲めないのが残念でした(><)
それにしても恰好良い駅舎ですね~。
by みち (2017-06-17 12:13)
メモリアルプレート、いいですねぇ~
見逃しませんねぇ~ ^^
やっぱりりアイスの看板好きだな。楽しいもん。
by MIKUKO. (2017-06-17 14:38)
ドーム型の天井って、そこで演奏会をしたらいい音が響きそうですね
曲線のデザインっていいですね~^^
by mitu (2017-06-17 14:52)
駅舎、外から見ると堅そうな感じなのに中に入ると雰囲気が変わりますね~
天井の梁の部分やステンドグラスっぽい窓、素敵ですね。
古い駅舎と新しい改札機のミスマッチもなんかいい感じ。
お洗濯に2時間もかかるって事はかなり早起きされたのですね。
by miffy (2017-06-17 16:16)
洗濯機、日本のは早くてホントビックリしますよね。
今回の旅ではドナウ川の源泉近くをうろうろしていた所為か、水がやわらかめに感じました。
by めぎ (2017-06-18 23:26)
→皆さま「洗濯のプライオリティ」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。我が家はめったに外食しないけど、いざとなったらその手で食事作りから免れるけど、洗濯だけはどうにもならないですよね^^;。翌日2回洗濯機を回すとなると85分x2で3時間弱・・・。
→ぴーすけ君さま
建物のベースは変わらないけど改札なんかは新しいです^^。発着の案内も♪ いい雰囲気残ってますよね。
→engridさま
窓の半円や、天井の梁が美しいですよね、この駅^^。洗濯機、ドラム式は水量が少なくて済むから節水には向いてるのかしらね。オランダの家で感じる実家の匂い、不思議な気持ちでした。
→よしころんさま
地震があるのはオランダの北東部くらいかな。天然ガスだったかの採取によるものみたいです。レンガの建物だから、ひび割れとか傾きがひどいんですって・・・。
→DONさま
メモリアルプレート、一体何かなと、後で調べるために取ったという^^;。洋服屋さんの建物、この建物は割と小さかったですよ・・・ってグーグルの地図で見てみました。裏には別の建物が。オランダの古い家の多くは間口は狭いけど奥に長いっていうのが定番のようですが^^。
→yokoteeさま
戦争が起こったのって、まだ100年前にもならないんですよね・・・まだまだ歴史の新しい方・・・。元薬局らしき建物、元警察署、すぐに壊して立て替えたりせず、街並みも乱さずにずっと大事に使われてきてるのっていいですよね^^。これから暑い日が多くなるとますます洗濯が増えますね〜。我が家の洗濯機、うるさいから、その音も大変・・・。
→アールグレイさま
欧州は硬水のところが多いみたいで。白いものも、洗濯回数を重ねるとグレイになってくるんですよ・・・。髪も日本でシャンプーすると、乾いてもしなやかで、感激しました^^。だから飲み水も、あまり硬水じゃないミネラルウォーターを選んだり、フィルターでろ過したものを飲んだり。
→kabuさま
駅舎、建物自体が見所ですよね^^。建築物を見るのが好きなので、バスで来たにもかかわらず駅舎に入ったという。オランダ、確かに日本より時間の流れがゆっくり。流行り廃りもほとんどなく、レジが遅いのもすっかり慣れました^^。たまに一時帰国すると、日本の速さに慣れるのが大変で・・・人の流れに乗れないし。
→(。・_・。)2kさま
撮影会に参加されてるみなさんだったら、カッコいいスナップ写真を撮られるんだろうなぁ・・・と街をぶらぶら歩きつつ思いました^^。
→snowさま
我が家も歩くスピードは速いのに、これなんだろう?あ、こっちキレイ、美味しそうなのがある〜・・・・と、立ち止まることの方が多く、なかなか進みませんよ^^;。
→lucesさま
あ、たたみ方のこだわり、ありますね^^。例えばタオル、最終的な形は同じでも、過程が違うとか。私は、たたみ方が多少違ってても、たたんでもらえたものは、すぐまた使うし、いいかと、そのままです♪
→okoさま
天井が高いホールって開放感ありますよね^^。天井の梁の作る模様も美しく、上ばかり見上げてました。
→みちさま
最初欧州に来た時は飲み水も慣れなくてミネラルウィーターでもお腹壊してしまったり^^;。現在は浄水器ポットのBRITAでろ過した水を飲み水や料理に使ってます。紅茶も濁らず、日本茶もいけますよ^^。建物、かっこいいのが多くって、立ち止まって撮ってばかりです♪
→MIKUKO.さま
メモリアルプレート、何かしら、と後で調べるために撮ってたのでした^^;。アイスの看板、いいですよね〜。看板兼ねたゴミ箱タイプもあるんですよ♪
→mituさま
ここにはなかったけど、アムステルダム中央駅にはピアノが置いてあって、自由に弾けるようになってますよ^^。ホールって音がいいですよね〜。曲線のある建築物って大好き♪
→miffyさま
ステンドグラス風な窓もいいですよね^^。天井の梁が作り出す模様も。以前来た時にはエントランス前に柵があって自転車がずらりでしたが、今ではスッキリでいい感じに。洗濯、我が家がよく使うのは軽い汚れのコースの85分。音をたてていいのは8時からなんですが、さすがに日曜となると気が引けて少々後に^^;。
→めぎさま
日本の洗濯機、早いですよね〜。朝、食事してる間に、すっかり終わってたし。欧州も場所によって水が色々ですよね。石鹸で手をすすいでてもなかなかぬるぬる感が取れなかったり。ドナウ川の源泉か・・・いいなぁ・・・水が澄んでそう♪ オランダでは澄んだ水は水道くらいだもの^^;。
by Inatimy (2017-06-19 19:57)