猫のいる通り

猫と目が合ったので、
とっさに目を細めてにっこり。

・・・敵意はないからね、と挨拶。

7月上旬、夏休みに行ったノルウェーの街、Ålesund オーレスンでのお話。　3日目の続き。

夕食後の散歩で、堤防の先の赤い灯台から、斜面の近道を抜けて黄色い建物の学校の横を通り、
公園の見晴台へ行った後・・・

教会を目指して、住宅街の道をぷらぷらと歩いていたら、猫に出会った。

家の裏にも猫。　後ろの大きなクレートは犬用かな。

教会の横の、街路樹のある幅の広い坂道を下りていく時にも猫。　2匹いた。

夏の北欧では猫の散歩時間も遅いみたい・・・。

南北に走るこの通り、ここが木造建築と石造りの建物との境界線。

1904年の大火災後、新たに建てる場合、これより西側は木造建築が許可されてる。
東側は必ず石造り（または煉瓦造り）の区域。

道幅が他の通りより広いのも、延焼を阻止するためだとか。　

これが、公園の見晴台から見えていたÅlesund kirke オーレスン教会。

西日に照らされている姿を見て、あれ？っと思った。

今まで欧州で見たきた教会って西が正面で入り口があり、東に祭壇。　
この教会は逆、東が正面になってる。　例外もあるんだ。

教会があるのは道路の東側のエリア。　1904年の大火災で焼失し、今の建物は1909年に建てられた。

最初にあった教会は1854年にできたもの。　ちょうど50年を迎えた時に大火災にあったらしい。　

教会に面して建つ家。　抹茶色っぽい装飾は、植物で作った編み縄のような模様だった。

猫と教会に時間をかけている間に、Kamoさんの姿を見失い、教会の周りを一周。
後で写真を見たら、Kamoさんも同じ家、同じ角度からの教会を撮っていたので笑った。

無事に合流し、また、ふたりで歩き出す。　東へ向かって。

1905年・・・この家も大火災の後に建てられたみたい。

交差点で見た建物、これも立派な石造り。　
ここに住むなら、角の塔の上の方の部屋がいいなぁ。　それか、バルコニー付き。

歩いてきた坂道を振り返る。　建物を照らす夕方の光がやわらかだった。

途中で左に曲がって、別の通りに。

Ø・・・Oにストロークのついたノルウェー語の文字。　
オランダ語にはないので、この通りのプレートを見ただけでも異国に来た感じがする。

gataはノルウェー語で「通り」を意味するみたい。

ちなみに、スペイン語でgataはメスの猫。

そんなことを考えながら歩いていたら、頭の中が、猫いっぱいの通りのイメージで満たされた。

パッと見ではラーメン鉢にある雷紋のように見えるけど、微妙に違う。
同じ方向にずーっと繋がっていってるので高波っぽい感じだな。

窓の下の、緑の葉っぱのリースに赤いリボン模様も可愛い。

宿まであと少しのところで、また猫に出会う。　とってもツイてる。
いろいろ話しかけて、相手してもらった。

ノルウェーの猫に、日本語ってどんな風に聞こえてるんだろう。
・・・逃げたり威嚇されなかったところを見ると、嫌じゃなかったみたいでホッとした。

21:10くらいに宿に戻り、夕食後の散歩終了。
いい猫日和だったな。

通じる、通じないは別として、
つい猫や犬など生き物に話しかけてしまう＾＾；。

タグ：猫 オーレスン ノルウェー

コメント 21

オーレスンの猫たちと仲良くなっちゃたんですね 笑
いい子だね～ (=^・^=)
可愛いね～ ♪　じぶんも最近猫に近寄る時には、NHK放送の岩合さんみたいに話しかけています (笑)
言葉に込められる感情、抑揚って、きっと万国共通(生物共通?)なのでしょうね。どこの猫ちゃんたちとも仲良くなれる気がします。
by moz (2017-09-26 18:08) 

猫好きの私としてはこの街、気に入りそうです(^^)
by そら (2017-09-26 18:29) 

人に慣れてるのかな？
猫の多い街　見ていて癒されますね～＾＾
by kabu (2017-09-26 21:20) 

まるで絵本の主人公のようです
by luces (2017-09-26 23:32) 

猫多いですね
敵意がないことを示すのが猫の挨拶ですしね
石造りの建物が多いということは地震は少ないのですかね(^^♪
by yokotee (2017-09-26 23:37) 

猫ちゃんと仲良しのご様子、ほのぼのしますね〜♪
二人で撮影しながらのお散歩もいいなぁ。
うちのドイツ人は10年くらい前にすっかりやめちゃって、もうカメラも持ち出しません。
by めぎ (2017-09-26 23:40) 

つい目に入るのです
ここに、あそこに、、あっ尻尾だ
目があったかな、、とか、、勝手に話しかけて、プイとされたりも
でも楽しいよね、つい猫ばかり追いかけるお散歩も、、
石造りの建物、圧倒ですね
by engrid (2017-09-27 01:10) 

こんばんは。
ノルウェーの猫たち、可愛いですね～。風景に溶け込んでますね。
うちのご近所では猫はあまり見かけないのですが、たまに見かけてちょっと声をかけるとサッと逃げてしまいます。人間が怖いみたい。そちらは道端で猫とお話しできていいですね。猫とは心と心で話すので、言葉は関係ないと思いますよ。きっと通じていますよ。

by coco030705 (2017-09-27 01:18) 

ネコにも人の気持ち伝わるのかな？
警戒心さえ抱かせなければ
心で何かコミニュケーション出来るんだろな
by snow (2017-09-27 06:20) 

ニャンコが多い所なんだね～
4枚目が好きだなぁ(^^ゞ
by JIM (2017-09-27 08:31) 

クレートってゲージのこと？

by (。・_・。)２ｋ (2017-09-27 10:41) 

私もきっと話しかけるだろうな～。
猫語で（笑）
by angie17 (2017-09-27 18:42) 

これだけ街中に猫ちゃんふが居たら忙しいね。撮るのが ＾＾;
でも楽しいだろうなぁ～。
11枚目の坂道ですが、外国のそういう場所に憧れがあります。
撮りたい憧れ ♪
その次の壁にプレートの一枚ですが、窓の映り込みがあってこそ ＾＾
by MIKUKO. (2017-09-27 20:51) 

どの子もかわいいですね。( *´艸｀)
猫の多い町は、
人にも暮らしやすい街、というのが
私の持論です。(^^)/
by 雉虎堂 (2017-09-27 21:30) 

大きなゴミ箱が懐かしい。
これ、便利なんですよね。
日本でも導入すれば良いのに。
教会に向きがあるって初めて知りました。
そー言われると、家の中でも、
仏壇と神棚の向きって決まってますね。
by みち (2017-09-28 07:49) 

日差しが柔らかくて、北国を感じます。
静かな街並みなのでしょうか。
ゆっくりと歩いていくお二人の姿を想像して、
うらやましくなりました。
by ナツパパ (2017-09-28 10:41) 

オーレスンにも、猫ちゃんがいっぱいいますね＾＾
こうして見ると、自宅周辺で見かける猫ちゃんにもそっくり。
日本では、ニャンニャンと言いますが、そちらではなんと表現されるのでしょう。
国によって、動物の鳴き声も違ったりしますね。
教会や他の建物も素敵です。
リースの飾りも目をひきますね＾＾
by アールグレイ (2017-09-28 11:05) 

こういう建物なら、撮影しながらの散歩、楽しいでしょうね。
by テリー (2017-09-28 17:53) 

ワンちゃんや猫ちゃん見ると話しかけちゃいますよね～
ついつい目線を同じにしようと低い体勢になっちゃったりして＾＾；
オーレスンの猫ちゃん達、みんな幸せそうですね。
by miffy (2017-09-28 20:59) 

石造り、素敵ですねぇ。
私もバルコニー付きに一票！！
そして猫運、ツキまくりですね♪
ご夫婦で見る角度、印象に残る風景が同じなのですね、
素敵です♡
ツマ。

by 竹口要 (2017-09-29 09:34) 

→皆さま「猫のいる通り」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。犬の散歩は飼い主さんが一緒だからなかなか声かけられなくて撮れないけれど、その点、猫はひとりで散歩だから写真いろいろ＾＾。

→mozさま
NHK放送の岩合さんというのがよく分からず調べました＾＾；。「岩合光昭の世界ネコ歩き」という番組があるんですね。残念ながら過去の放送は海外からだと見られず・・・。ついつい、動物園に行っても、日本語で話しかけてます＾＾。

→そらさま
猫に出会うと、ラッキーですよね〜＾＾。北欧の夏は遅くまで明るいから、猫の散歩時間も遅めでしたよ♪

→kabuさま
飼い主さん以外の人とは、ある程度の距離を保ってるようですよ＾＾。こちらもむやみに近づかないよう、そっと接してます♪　猫のいる風景、見てて和みますよね〜。

→lucesさま
絵本で思い出したのは「猫のダヤン」＾＾。

→yokoteeさま
目があうと、猫の方も、さっと目をそらしたりしますよね〜＾＾。猫が多い街、散歩の楽しさアップです。北欧で地震は聞いたことがないので、ないのかも。火山があるアイスランドはあるのかなぁ・・・。オランダ、煉瓦造りだけど、天然ガスを採取してる地域には地震ありますよ。

→めぎさま
散歩途中で出会う猫、嬉しい限りです＾＾。ふたり、それぞれカメラを持って、好きなものを撮って、後でPC（共有）に取り込んでから、あ、こんなの撮ってたんだ・・・って楽しむという。だから旅先でも好きなだけのんびりと見て、気兼ねせず撮ってられます♪

→engridさま
猫って視界に入るとすぐに気付きますね＾＾。話しかけて、そっけなくされても、そのしぐさも可愛くて。オランダは煉瓦造りの家だから、石造りの家の重厚さに圧倒されます♪

→coco030705さま
声かけても知らん顔されたりもするし、中には声をかけると自ら寄ってくる猫もいるので、十猫十色＾＾。声のトーンで何か伝わっていたら嬉しいなぁ。

→snowさま
むやみにガンガン近づかず、目を細めてニッコリしながら、ゆっくりと歩いて、ある程度の距離まで＾＾。向こうから寄ってきたらラッキーです♪　いろんな仕草や表情を見せてくれるので、楽しくて。

→JIMさま
この辺りは猫が多かったですよ〜＾＾。雨が多く、久々の晴れた夜だったから、余計に、お散歩中の猫がたくさんいたのかも♪　猫の横顔、凛々しいですよね＾＾。

→ (。・_・。)２ｋさま
ケージは底はプラスチック板などで、あとは柵で囲まれた檻っぽいもの。クレート（ハードキャリー）は、写真にあるようなプラスチックタイプので、上下に分かれたりするもの・・・じゃないかなぁと解釈してます＾＾；。

→angie17さま
すごい、猫語ができるんですね〜＾＾。私は日本語、しかも関西弁です・・・。

→MIKUKO.さま
あっちこっちで猫に話しかけ撮らせてもらいました＾＾。何かに集中してて、かまってもらえなかったりも・・・。木漏れ日のあたる坂道、私もこんな雰囲気が好きで。人がシルエットになってるのも。窓に映り込んだ建物も、いい角度になるよう身を低くしたりと微調整して撮った一枚＾＾。

→雉虎堂さま
猫に出会う散歩は楽しさがアップしますよね＾＾。車がビュンビュン走るわけでもない穏やかなエリアで、人も猫も暮らしやすそうなところでした♪

→満ちさま
大きなゴミ箱、以前住んでたオランダの家では使ってましたよ＾＾。中が2つに分かれてて、手前が生ゴミ、奥がその他の普通ゴミ（紙、瓶は街角にあるゴミコンテナーに。）。回収日に指定の位置に置くのをつい忘れそうになり、収集車にギリギリ間に合ったり＾＾；。なるほど、教会の向きの話から、仏壇や神棚の向き・・・方角って宗教にいろいろ関わってるんですね〜。

→ナツパパさま
夏の北欧、遅くまで明るくて、食後の散歩が楽しい旅でした＾＾。急に暗くなるわけでなく、太陽が横移動でじわじわと夜がくるんですよね。たわいない話をしながら、お互い好きなものを撮りつつ歩く街、いい時間でした♪

→アールグレイさま
ミアウ、ミアウだったかなぁ・・・猫の鳴き声って。歩いてる猫、日本と大して違わないですよね。我が家の愛猫もスペイン生まれでしたが、日本の獣医さんに日本猫って登録されてました＾＾；。猫と建物、満喫できる散歩でした♪

→テリーさま
アールヌーボー様式が残る街並み、とっても見応えありました＾＾。ただ歩くだけでも、建物と猫との出会いを満喫。遅くまで明るいのも食後の散歩に適してますね〜。

→miffyさま
犬や猫の他に、野にいる馬や牛、羊にも声ををかけてしまう＾＾；。様々な仕草や表情を見せてくれるので、なかなか先へと進めない散歩です♪　車がめったに通ることがない、穏やかなエリアでした。

→竹口要さまのツマさま
バルコニー付き、いいですよね〜。ちょっと鉢植えなんか置いてグリーンも楽しめるし＾＾。なんか我が家は似た者夫婦のようで、雰囲気も、物事のペースも合い、いろんな点で楽に感じます♪・・・って私だけ感じてたらどうしよ＾＾；。
by Inatimy (2017-10-02 16:44)