ここから、再び、で始まる嘘 [野・並木道]
今週もよく頑張ったな・・・
と、空を見上げる。

9月初め、いつもの南の並木道まで出かけた。 この日は朝からいい天気。
暑くもなく肌寒くもなく、ちょうどいい快適さ。
暑くもなく肌寒くもなく、ちょうどいい快適さ。
うまくいかなかったこと、ほんの些細なことだけど、むしゃくしゃ気分が解消される気がする。

緑の野を見ながら並木道沿いを歩く。 ただの緑に見えるけど、南へと続く農道に入ると・・・
「まただ・・・。」
朝の忙しい時間に一つため息。
朝の忙しい時間に一つため息。

・・・ハイイロガンがたくさんいるのだった。 夏よりも数が増えたかも。
手元にはスライスされたチーズのパッケージ。 ビニールがビリっと妙な方向に破れてしまった。
この日で2度目。 ついさっきはサラミのパッケージだったし。
この日で2度目。 ついさっきはサラミのパッケージだったし。

Sint-Urbanuskerk シント=ウルバヌスケルク(聖ウルバヌス教会)の方には馬。
Hersluitbaar(再封可能)と開け口にはある。
再度封ができるように粘着部分があるのだが、
最初に開ける時その粘着が強すぎてなかなか開かないのだ。
最初に開ける時その粘着が強すぎてなかなか開かないのだ。

農道には淡いブルーの野生のチコリーの他には花はほとんど咲いてなくって、
目が行くのは鳥や動物ばかり。
それで力を入れて開封のフタ部分を引っ張ると、
今度は開いたはいいものの、勢いよくビニールが裂けてしまった・・・。
今度は開いたはいいものの、勢いよくビニールが裂けてしまった・・・。

9月に入って、ちょっと憂いのある牛の背中・・・に見える。
これで再封可能だなんて・・・ちっとも使い物にならないのに。
仕方ない・・・と、破れたパッケージごとジップロックに入れて保管する。
仕方ない・・・と、破れたパッケージごとジップロックに入れて保管する。
と、こんなことが、しばしば。

仲良し4頭組。 手を振ったら、団子にようにまとまって近づいてきた。
以前はこんなことなかったように思う。 昔は開封部分が薄い粘着テープだった。
でも今は、粘着剤がそのまま塗ってある感じ。 それがたまに偏って付いていたりして強力なのだ。
ひょっとしたら、パッケージのビニールの質も落ちたのかもしれない。 コスト削減か・・・。
ひょっとしたら、パッケージのビニールの質も落ちたのかもしれない。 コスト削減か・・・。

水路にかかる橋も泥だらけで、トラクターのタイヤの跡だけがくっきり。
かと思うと、ナッツだったか麺だったか、
ご親切にも、開封した後、また口を閉じられるように貼れる、
ちょっと分厚めのセロハンテープみたいなものが横についている商品がある。
ご親切にも、開封した後、また口を閉じられるように貼れる、
ちょっと分厚めのセロハンテープみたいなものが横についている商品がある。
最初、気づかず、ハサミで口を切った後いつも通りクリップで留めていた。

いつもの目印の木。 農道を左に曲がって、木の横の道へ入っていこう。
我が家では、お菓子の袋や、スパイスの袋などを封するのに
文具の目玉クリップやダブルクリップを使うことが多い。
文具の目玉クリップやダブルクリップを使うことが多い。

空が大きい。 右の奥に尖っているのが教会の塔。
さっきも触れたSint-Urbanuskerk シント=ウルバヌスケルク(聖ウルバヌス教会)。
キッチンクリップを使用しているのはパン。
パンの袋は普通にビニールテープで閉じられて売っている。
これがまた開けづらく、ビニール袋に穴が開く・・・。
これがまた開けづらく、ビニール袋に穴が開く・・・。
昔はプラスチックのバッグ・クロージャーだったけれど、ゴミ削減の問題なのか、姿を消した。

右手の方には、水路の向こうに羊。
「あ〜、もうっ。」
今度は夕方の忙し時間に思わずイライラ。
今度は夕方の忙し時間に思わずイライラ。

そしてここにも4頭組の牛。 手を振ったら、ここの牛も近づいてきた。
手元には生パスタのパッケージ。
Hier Openen(ここから開けて)と4つの角の1つにあって、
軽くふたのビニールが浮いてるのだけれど、そこを引っ張っても開かない・・・ビクともしない。
軽くふたのビニールが浮いてるのだけれど、そこを引っ張っても開かない・・・ビクともしない。
そうこうしてるうちに、鍋ではお湯がグツグツ・・・。 焦る。

時折、頭上を越えていく飛行機。 スキポール空港から離陸して、この辺りだとまだ割と大きく見える。
ベーコンのパッケージもそうだったし、お豆腐のパッケージもそうだった。
何かについていた調味料の袋も、引っ張るとビニールが伸びるだけで開かない。
何かについていた調味料の袋も、引っ張るとビニールが伸びるだけで開かない。

教会の塔の方をズーム。 のどかだな。
端っこまで来て、引き返す。 橋がかかっていたけれど、雑草も生い茂ってたし・・・。
・・・嘘つき。
「ここから開けて」に、いつも騙される。 開かないなら書かないでほしい・・・ぶつぶつ。

戻り道で、アオサギに出会う。 お散歩途中の犬もじわじわと向こうから近づいてきた。
アオサギ、ピンチ・・・と思ったら、翼を広げて飛んで行ってしまった。
そして、ブスッと包丁の先を突き刺して、スーッと引いて封を開ける。
もう、大胆に開けたほうがスッキリする。
もう、大胆に開けたほうがスッキリする。

ここからだと、東西に続く並木道があんなにも小さく見える。 ぼちぼち、帰りましょ。
と、こんなオランダのパッケージ事情なのでした。

最高気温が20℃くらいだった、爽やかな風の日。
もうすっかり遠い日のようだ。
ここしばらくはずっと最高で14〜16℃くらいだもの。
しかも、雨が降ることが多い・・・。 先日は強風だったし。
ここしばらくはずっと最高で14〜16℃くらいだもの。
しかも、雨が降ることが多い・・・。 先日は強風だったし。
明日も、また頑張ろうっと。
みなさんは、ちゃんと開かなかったこと、ある?
タグ:並木道
思わず『あるある』に笑ってしまいました。^^
勿論自分にも経験があるからですが、ハサミが使えるもの、カッターナイフが使えるもの、手で開封が可能なモノなど結構学習出来てます。
以前は自分も『もう!』と短気が炸裂した様に怒っていました。(笑)
by Kame (2017-09-17 18:50)
日本のあの開けやすいシステムは素晴らしいですよね~
以前CDを買ったときにどうにもこうにも爪のかかる場所すらなく、ヨーロッパの人はどうしてこれでいいのかな、と思ったりしたものです。
私は手ではもう全く試さず、常にハサミです♪
うちのドイツ人もパスタの袋など常に包丁で開けているようですよ。
パンは紙袋に入れてもらってます。
by めぎ (2017-09-17 21:43)
気になってたんですけど
いつもの木までって家からどのくらいの距離なんですか?
by (。・_・。)2k (2017-09-17 21:58)
短気なんでちゃんと開ける方が珍しいかな
破れたりすることのが多いから
またか って程度大して気にしない(^^ゞ
逆に上手くいくとオーッて感じです
by snow (2017-09-17 23:15)
日本のパッケージは開けやすくていいですよね
オランダのパッケージ事情は大変そうですが
結局はクリップで閉じてしまいますね(^^♪
by yokotee (2017-09-18 00:08)
手を振ると寄って来るのはかわいいです
inatimyさんの事を分かっているようですね
by luces (2017-09-18 07:13)
あー。わかるなぁ〜( ´艸`)
パッケージ 食品保存するのに大事ですよね。
ピリッと 思う方向に一直線に切れるのがよいですね。
広大な大地に ポコポコな雲。
ステキな風景に癒されます(*´꒳`*)
by kabu (2017-09-18 09:59)
ホント、パンのあのビニールテープは開けづらいですね(>_<)
うちでは全部ハサミで開けてあとはジップロックです(^^)
by そら (2017-09-18 12:01)
文章は、開かなくてイライラ、だったり、もぅ、だったり、なのに、なぜか写真はのんびりと牛が(笑)。
以前は、飛行機の中でお年を召したかたが隣だと、「これ、どこから開けるんですか?」とか「開けてください」とかと言われたのに、最近、言われないし、私が頼みたい番になったかも。
by TaekoLovesParis (2017-09-18 17:00)
袋の開封はハサミで切ることが多いのであまりイライラする事ないですね。
日本では最近は開封しやすい袋が増えたと思います。
この緑の野原と青空もそろそろ見納めですね。
牛さんたちもそろそろ冬支度を始めてるのかな~
by miffy (2017-09-18 22:47)
こんばんは。
あら~、きれいなお写真ばかりで素敵!オランダって動物や鳥などがたくさんいていいですね。
こちらでは私はコンビニで買うおかきの袋がたて方向にしかうまくあかないのにイライラします。なので、キッチンバサミで上を切って、輪ゴムで止めます。一袋だいたい100~150円前後の品で、こういう小さいのでないとつい食べ過ぎてしまうので、これで一日分です。カロリーは一番低いのがおにぎりせんべいの小袋で80円ぐらいでカロリーは130kカロリーぐらいかな。
by coco030705 (2017-09-18 23:41)
私もハサミで開封派です。
切り取ったところが真っ直ぐなのが好きなので。
by nachic (2017-09-19 00:05)
目印の木と青空と雲 良いなぁ~
by JIM (2017-09-19 14:57)
こちらも空が美しく、大きい!
by pomme (2017-09-20 16:03)
→皆さま「ここから、再び、で始まる嘘」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。逆に、オランダには驚くほど開けやすいものがあるんですよ。HAKと言う豆食品メーカーの瓶詰め。蓋がリングと上蓋パネルの2つの構成になってて、ほとんど力を入れて力むことなく簡単に開けられます^^。
→Kameさま
あるあるの仲間がいてよかった^^。同じ経験されてるんですね〜。しかもその対処の方法を使い分けされてるとはお見事。私は今度は改善されてるかも・・・と淡い期待を抱き、毎回木っ端微塵に砕け散ってます^^;。
→めぎさま
日本のは開けやすいですよね、パッケージ。そうそう、欧州のCDも開けづらく・・・^^;。使い切れない中身の、たいていの袋はハサミで開けるんですが、一回ものだと手で開けたり。で、開かない・・・。繰り返し開け閉めできるパッケージのは、もうその機能を諦めるしかなさそう・・・。パン、紙袋の選択ができるところがドイツらしいな^^。
→ (。・_・。)2kさま
アムステルダム中央駅から、南の並木道の最寄のメトロの駅まで30分あまり。そのメトロの駅からは遊歩道があるので車を気にすることなく歩けますよ^^。
→snowさま
一回使い切りのものだと、私、手で開けちゃうことが多いです。引き出しからキッチンばさみを出す間も惜しい・・・という。空腹抱えて料理するとねぇ^^;。
→yokoteeさま
日本のパッケージ、開けやすいですよね〜。ここから、って書いてあると、スーッと開いちゃう^^。オランダのHAKと言う豆製品の瓶詰めは、逆に、素晴らしく力が不要で、簡単に開きます♪ これは日本にも広まって欲しいくらい。クリップ、たくさん使うので、一時帰国の際に100均で入手しました^^。
→lucesさま
牛を見かけると手を振ってるので、ひょっとしたら、また変なの来た、なんて覚えててくれてるかも^^;。
→kabuさま
何度も繰り返して開け閉めできる、なんて書くなら、本当にその通りになるよう質を上げてもらいたいものです^^;。書いてないなら、バッサリと諦めつくのになぁ。毎回開けられるかなと期待してしまう・・・。ただただ広いだけの野っ原なんですが、こういうの好き^^。
→そらさま
スッキリ開かないんですよねぇ、パンのビニールテープ。穴があいちゃって。テープのところでハサミで切ってしまうとギリギリ封ができない・・・。パッケージ、ここから、って書いてあると、とりあえず引っ張ってしまう^^;。
→TaekoLovesParisさま
毎回毎回、ただただ広がる風景に牛馬羊だったら、皆さん飽きるかなぁ・・・・とちょっと最近の話を絡めてみました^^;。飛行機の中のパッケージも手強いものがありますよね。一時帰国の際のフライトで、私、機内食についてたミネラルウォーターの封を開けたとたん水が吹き出して、服が濡れちゃいました・・・^^;。
→miffyさま
封筒みたいなタイプで、繰り返し開け閉めできるとか、ここから開けて、と書いてあるものは、やっぱり手で引っ張って開けちゃいます^^;。それがなければ、大抵はハサミで切るんですが・・・。寒さ慣れしてるのか、牛はまだまだのに出る機会があるかなぁ。羊は真冬でものに出てるけど♪
→coco030705さま
オランダの野の風景、楽しんでいただけてよかったです♪ おかきの袋も曲者なんですねぇ^^;。おかき、こっちでもちょこっと売ってて、我が家ではタッパーに移し替えてるんですが、気をつけてないと、食べるの止まらなくなっちゃう・・・。おにぎりせんべいかぁ・・・懐かしいなぁ〜^^。
→nachicさま
繰り返し開け閉めできる、とか、ここから開けて、って書いてあると信用して手で開けようとします^^;。書いてなければ、ハサミで。でも一回使い切りのものだと手で開けちゃうことが多いかなぁ。
→JIMさま
オランダの何気ない野っ原の風景ですが、和むんですよね〜^^。牛馬羊、鳥、生き物が身近なのも沖に利です♪
→pommeさま
平らな地が続くから、空が余計に大きく見えます^^。ここのところ雨が多いんですが、今週末はスッキリ晴れそう♪
by Inatimy (2017-09-20 17:02)