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年明けの片付け [インテリア・雑貨]

灯りに吸い寄せられるように、
ショーウィンドーへ。

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我が家がクリスマス飾りを出すのは、いつも12月6日、シンタクラーススペインに帰って行った後。

このは、すでに第2アドヴェントになってしまっていた。

オランダに来た当初、シンタクラースの行事が終わらないとクリスマス飾りつけが行われなかったり、
ラジオでクリスマスソングが流れることもなかったから、なんとなく周りに合わせて。

今では、そんな明確な区切りというのはないんだけれどね。


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棚に並べたのは、今回も飾りの一部だけ。 煙吐き人形トリプティークオーナメント少々。 
 
他にもツリー用のオーナメントがあるのだけれど、モミの木を部屋に置くスペースがない・・・。
 
小屋みたいな中にあるのは・・・
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・・・Santon サントン(プロヴァンスあたりで作られる素焼きに色付けされた人形)の聖家族
 
小屋のランプも点灯する。← Kamoさんが取り付けた。
 
手前、左にいるのはロバ。 右にいるのは・・・。
手綱のついたロバはともかく、私の感覚からすると小屋の中で、ラクダのような気がするのだが。
 
Kamoさん曰く、東方の三博士(三賢者)を乗せ、遠路はるばるやってきてお疲れだから、と
小屋の中に入れて、もてなしているらしい・・・。
 
そんな小屋の右隣には・・・
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・・・フェーブのキリスト降誕。 fève フェーブというのは、フランス語でそら豆の意味。
 
公現節(1月6日)に食べるGalette des rois ガレット・デ・ロワ
(パイ生地にアーモンドクリーム入りのタルト)の中に1個入ってる陶製のフィギュアもさす。
元々はそら豆が入っていたのがフィギュアに変わったよう。
 
 そのお菓子を皆で切り分けて食べ、フィギュアが当たった人は皆に祝福され、王冠をかぶれる。
 で、一年間幸運が続くらしい。
 
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でも、一つ一つ集めたわけでなく、パリ1区の調理器具&製菓雑貨の専門店でまるごと一式入手。
 
お店に並ぶキッチン用品と言うのは見ているだけで楽しくなる。
なんだか、できるような錯覚に陥るというのか、使ったこともないのに欲しくなってしまったり。
 
そんな時にハッと我に返って思いとどまり、でも手ぶらでお店を出るには寂しすぎると、
手に取ったのが、ごちゃっと袋入りのこのフェーヴのセットだった・・・。
 
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さらに右隣にはクリスマスピラミッド。 
キャンドルの熱で温まった空気が上昇して羽を回し、フィギュアの乗った台もゆるゆる回転。
 
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2007年にドイツアーヘンクリスマスマーケットで見つけたもの。 
引越しが多いからとコンパクトなのを。 あれから10年経ったんだなぁ。
まるで昨日のことのように、その場の雰囲気を思い出せるのに。
 
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この冬、新たに加わったのが、聖歌隊のセット。 高さ4cmほどの人形。 そして教会、家、木。
デュッセルドルフクリスマスマーケットで。
 
「毎年一つずつでいいから、クリスマスの飾りを買ってもいい?」
・・・と昔々、Kamoさんに言って以来、じわじわと増え続けてきた。 Kamoさんも雑貨好きだし。
 
しかし、ここ何年か、ほとんど買ってなかったのだ。 ・・・で、ドカンと^^;。
 
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あ、でも、1月6日の公現節の主役はこちら。 
ベツレヘムの星に導かれて東方の三博士(三賢者)幼子イエスのもとを訪ねる。
 
 オランダ北部ではこれといった行事はなく、淡々と日が過ぎるだけなのだけれど、
 スペインでは三賢者のパレードがあり、TVで放送もされる。
 
優しい目をしたラクダに乗った賢者の高さは15cmほど。
スペインにいた頃に本屋さんのショーウィンドーに並んでいたのを見て一目惚れ。
 
そういえば、このフィギュアもすっかり20年ものだ。
当時、私の実家にも同じものを贈った。 
まだ飾ってくれてるのかなぁ。
 
12月初旬から楽しんだクリスマス飾りも届いたカードも、三賢者の日が終わったら片付け
また来年。
 
 
きっと、あっという間なんだろうな・・・^^;。
歳を重ねるごとに時の流れに加速度がつく。
 
片付けを機に、新たに気持ちを引き締めないと。

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コメント 18

そら

シンタクラース?初めて聞きました!
飾り付けをすると素敵ですねぇ♪
クリスマスツリーより楽しいかもです(^^)
by そら (2018-01-05 18:37) 

テリー

クリスマスの飾りつけを出すのが、国、場所によって、違いがあるというのは、知りませんでした。
by テリー (2018-01-05 20:44) 

KOME

クリスマスピラミッドって呼ばれているのですね。
日本でもちょっと見かけました。
by KOME (2018-01-05 21:49) 

(。・_・。)2k

良い風習ですよね
日本のは なんだか野暮ったい

by (。・_・。)2k (2018-01-06 00:03) 

mitu

キッチン用品見るのは楽しいですね・・・あるあるです^^
私の場合手ぶらで出ちゃうかも^^「またきます」とか言って^^
by mitu (2018-01-06 00:12) 

engrid

毎年一つづつって、いいな
一つ一つに思い出が、ね 
調理道具、ケーキ道具とか見てるの楽しい、、ヘラとかも
我に返って、ドカンと、、ウフフ、でもうらやましい
使わないのに、ペーパーナフキンとか手に取りますもの
とてもセンスいいな、聖歌隊セット可愛いな、、
by engrid (2018-01-06 00:58) 

めぎ

今回オランダで泊まったB&Bでも聖家族の人形を飾ってましたよ。
メキシコで買ったと言ってました。
あ、新しいのはザイフェンの礼拝堂と聖歌隊ですね~
うちにも似たのがありますよ。義母にもらいました。
by めぎ (2018-01-06 06:55) 

斗夢

横浜市の山手に西洋館があります。12月にはクリスマスの飾りが
セットされます。食器類がテーブルにセットされ人形や飾りも。
真鍮の鍋なども壁に吊るされていますが、それを見るのが好きです。
by 斗夢 (2018-01-06 06:55) 

初夏(はつか)

明けましておめでとうございます^^
今年もどうぞ、よろしくお願いします。
Inatimyさんのブログで知った「ガレット・デ・ロワ」、
今ではすっかり、我が家の定番になりました♪
今年の王様は、お嫁ちゃんでした♪
オランダの話やおいしそうなお料理、今年も楽しみにしていますねー。
by 初夏(はつか) (2018-01-06 07:24) 

riverwalk

ガレット・デ・ロワはクリスマスプディングと同じような趣旨でしょうか。
お菓子の中にフィギュアとか入れる習慣が面白いです(^^)
by riverwalk (2018-01-06 08:01) 

miffy

昨年はシンタクラースの話題をネットニュースで見なかったな~
ガレット・デ・ロワも買うのを忘れたし^^;
新しく加わったクリスマスの聖歌隊可愛いですね♪
三賢者のラクダを引っ張っている左側の従者の顔が映画の悪役に
似ている気がするのは私だけかな・・・
by miffy (2018-01-06 13:48) 

ami

厳粛な気持ちになります。
日本はイベント化していて本来の意味をわかっているのか・・・
と感じています。
by ami (2018-01-06 14:20) 

moz

可愛らしいクリスマスの飾りつけ、人形たちですね。 ^^
今年加わった聖歌隊の5人も素敵です。
ランプも点灯する小屋はずいぶん小さいです。この中にランプなんて、手先が器用なんですねKamoさん。それにラクダを労わって優しいです。いいな、毎年少しずつ増えて行ってこれからも楽しみですね。
遅れてしまいましたが、昨年も大変お世話になりました。オランダの素敵な記事今年も楽しみにしています。
明けましておめでとうございます。 m(_ _)m
本年もどうぞよろしくお願いします。

by moz (2018-01-06 19:12) 

nachic

毎年、ひとつづつ増えていくっていいですね。
近頃は、飾り付けも100円ショップで買ってくるだけで、
こんな素敵な雑貨にはご縁がありません、、^^;。
by nachic (2018-01-06 21:53) 

みち

素敵なクリスマス飾り♪
毎年この日に!って思うとちゃんと飾れるのかも。
いつの間にか飾らなくなっちゃいました(><)
ドイツ製の木製のオーナメントが好きで集めていました。
けっこう高価なので、毎年ひとつづつ。。。
でも最近売ってないんです(><)
by みち (2018-01-06 22:04) 

luces

こまごまと可愛らしい人形が並ぶのを毎年楽しみにしています。
うちは今回出せなかったので、こちらで目の保養です。
by luces (2018-01-07 09:49) 

雉虎堂

日本では、クリスマスが終わると
お正月、お正月が過ぎると
恵方巻にバレンタインと、
お店のショーウィンドーが目まぐるしく変わります。
季節行事が宗教儀礼ではなく
商機として扱われるのがお国柄ですかね(;^ω^)
by 雉虎堂 (2018-01-08 17:07) 

Inatimy

→皆さま「年明けの片付け」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。増えるのは嬉しいけど、出したり片付けたりが大変かも^^;。どの箱にどれを入れて、どの缶に片付けていたのか、一応付箋をつけて記録してるけど怪しくなったり・・・。でも年に一度のことだから、やっぱ露みたい気持ちが上回るかな^^。

→そらさま
シンタクラースはサンタクロースに風貌は似てるけど違うんですよ。赤い司祭服を着て白馬に乗ってて。オランダでは11月中旬にシンタクラースがお供のピートたちを連れて蒸気船に乗ってスペインからくるんです^^。

→テリーさま
ドイツやフランスでは11月下旬からクリスマスマーケットが出て賑わいますが、オランダでは以前はシンタクラースが帰ってからお店にクリスマス関連のものが出ていたという^^。

→KOMEさま
クリスマスピラミッド、我が家のは小さいですが、何段にもなった大きいのも売ってるんですよ。お値段もびっくりするほどでした^^;。

→(。・_・。)2kさま
日本はお正月の方が大きな行事だから、慌ただしく終わりますね^^;。でも、オランダはあっけなく年越しが終わるので、その点では日本の方が風情あります♪

→mituさま
また引越しでパリからオランダへ戻ることになってたので、思い出になるようなキッチン用品が欲しかったんですけど、パンもお菓子も下手ゆえに、身の丈にあってない道具は断念^^;。フェーブにしました〜。

→engridさま
やっとオーブンがある暮らしになったので、久々にケーキでも焼いてみようかなと思ってるところです♪ しかし、どこにしまっただろう・・・型。ペーパーナプキン、Kamoさんが色々買い集めてます^^。使い切れないほど。

→めぎさま
あの教会みたいな建物は、ザイフェンの礼拝堂だったんですね〜〜。ネットで検索して、同じだ〜♪と感激。聖歌隊の人形、服の色が茶色のとか、お店に色々並んでて、迷いました。微妙に表情に違いがありますよね。

→斗夢さま
西洋館、ブロガーの皆さんがよく撮りに行かれてますよね^^。雰囲気がいいなぁ・・・といつも写真を拝見。季節のよって変わるディスプレー、一度は見に行きたいなぁ。

→初夏(はつか)さま
ガレット・デ・ロワ、定番にまでなってるとは♪ 紹介した甲斐がありました^^。切り分けるときはドキドキしますよね〜。以前、ちょう切ったところにフェーブが見えてたこともありましたよ。こちらこそ本年もどうぞよろしくお願いいたします。

→riverwalkさま
クリスマスプディングをよく知らなかった私です^^;。ガレット・デ・ロワが売られるのは、年が明けてからだったかな。東方の三博士の日のお菓子だから^^。あちこちの食べ比べてましたが、すごいカロリーでした。

→miffyさま
シンタクラースの話題とともにピートについても毎年議論が・・・。顔を真黒く塗るとダメとかで、ススがついてるピートとか、スペイン人風のピートとか、カラフルな顔の色のピートとか・・・。映画の悪役・・・ふふ、いそうな顔ですね^^。

→amiさま
オランダも結構、イベント化してますよ^^;。親戚や家族が集まって、お食事する会に重きが置かれてて。スペインでは敬虔なカトリックが多くて、TVでもミサが中継されてたり、キリストにまつわる映画やドラマが。

→mozさま
飾り、だんだんと増えてきました。いつかモミの木を買って、オーナメントも出してみたいなぁ。Kamoさんとクリスマス飾りを毎年一つずつ買う前は、私は毎年絵本を買っていたんですよ^^。こちらこそ、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

→nachicさま
100円ショップにクリスマス飾りも負ってるんですね。いいものたくさんありますよね。一時帰国すると必ず覗いてしまいます。小型のすり鉢、砥石、オランダで大活躍^^。お正月がなくてあっけない分、我が家はクリスマスに熱を注いでるって感じかも。

→みちさま
シンタクラースが帰った日の後の週末に、毎年飾るようにしてます^^。プラスチック製品が溢れる中、やっぱり木製のものって温もりがあっていいですよね。我が家も少しずつ・・・今回ドンと買ってしまったので、来年は見るだけかも・・・。

→lucesさま
lucesさんもお持ちでしたよね、クリスマスピラミッド^^。我が家も飾る場所がだんだんと無くなってきたので、プレイモービルのは今年は出さず・・・^^;。

→雉虎堂さま
日本ってイベント続きですもんね。こちらは次は、イースターくらいかなぁ。恵方巻き、今年も作ろうかなぁ・・・巻き寿司食べたい^^。バレンタインも忘れちゃいけないし、手帳に書いとかないと。そのあとは日本はひな祭りかなぁ。
by Inatimy (2018-01-16 00:06) 

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