観氷さんぽ <前篇> [街並み・アムステルダム]
悔しがる顔が目に浮かぶ・・・
・・・と、ちょっといぢわる心もあり。
3月初め、寒波でかなり気温が下がった週、午前中にひとり、散歩に出かけた。
青く澄んだ空にMunttoren ムント塔が美しく。
トラムが走る道ゆえ架線も入るけど、それもまた趣ありということで。
トラムが走る道ゆえ架線も入るけど、それもまた趣ありということで。
塔の左側の運河には、シンゲルの花市。 でも、そこへではなく、まっすぐ進んで・・・
・・・Hotel De l'Europe ホテル・ドゥ・レウロップ・・・と読むんだろうか・・・その前へ。
割れた氷が流氷のように漂っていた。 水辺沿いに東へと歩いてみる。
ここにも氷のウロコ。
正面のT字に見えるのは跳ね橋。
それが架かる運河の突き当たりには、Nieuwmarkt ニューマルクト広場があり、Waag 計量所が建つ。
それが架かる運河の突き当たりには、Nieuwmarkt ニューマルクト広場があり、Waag 計量所が建つ。
写真の右にチラッと見えてる橋へ行ってみよう。
橋から東を見たところ。 この橋が架かるのは運河ではなく、Amstel アムステル川。
中央に氷がないのは、運河クルーズのボートが出て行ったからかもしれない。
中央に氷がないのは、運河クルーズのボートが出て行ったからかもしれない。
奥に見える建物は、Muziektheater ミュージックシアター。
橋から西を見ると、さっきのムント塔。 あそこから、左側に見える家並みの前を通ってきた。
この時の気温、多分マイナス5℃くらい。 風もきつかったので、体感温度はマイナス15℃ほど。
・・・自分でも、もの好きだと思う。
・・・自分でも、もの好きだと思う。
再び、橋から東側。 逆光だけど、間口の狭い切妻屋根の建物が歪に並ぶ様が面白くてね。
橋を渡りきらずに引き返し、順光で風景を見られる側を歩いていこう。
橋から東へと向かい、アムステル川につながる運河 Groenburgwal フルンビュルフワルの奥に、
Zuiderkerk 南教会を見る。 手前には白い跳ね橋が。
Zuiderkerk 南教会を見る。 手前には白い跳ね橋が。
フランスの画家Claude Monet クロード・モネが描いた絵が、確かこの角度に近かったような。
"The Zuiderkerk, Amsterdam (Looking up the Groenburgwal)" 1874
・・・「アムステルダムの南教会(フルンビュルフワルを見上げる)」。
・・・「アムステルダムの南教会(フルンビュルフワルを見上げる)」。
その絵は、アメリカのフィラデルフィア美術館が所蔵してる。
少し歩くと運河クルーズのボートが来た。
でも慣れっこなのか、氷上のカモメはなかなかそこから離れようともせず。
でも慣れっこなのか、氷上のカモメはなかなかそこから離れようともせず。
大きな建物は市庁舎だったかな。 右端に見える曲線の壁のはミュジックシアター。
この辺りは、氷は両端のみで、ほとんどない。
ハウスボートのテラスには幾つもの鉢植えにBBQセット。 ここにも暮らしがあるんだな。
ハウスボートのテラスには幾つもの鉢植えにBBQセット。 ここにも暮らしがあるんだな。
このすぐそばにかかる橋が・・・
・・・Blauwbrug ブラウ橋。 意味は、青い橋。
船の舳先(へさき)を模した船嘴(せんし)飾り。 しかも、おじさまの顔付き。
オベリスク(石柱)のてっぺんには王冠が付いている。
オベリスク(石柱)のてっぺんには王冠が付いている。
これが橋の両側にそれぞれ4本ずつ。
青い橋の上から、歩いてきた方向を見る。 氷がほとんどなくなった。
運河クルーズのボートが二艘。
白鳥も何羽かいるのだけれど、ボートが来てもなかなか退かないので、見ててヒヤヒヤする。
白鳥も何羽かいるのだけれど、ボートが来てもなかなか退かないので、見ててヒヤヒヤする。
ここで青い橋を渡りきろう。
緩やかにカーブを描いていたアムステル川が、このあたりで南へと角度が変わるのだ。
陽が当たる家並みのある側も変わり、より見やすくなる対岸へ。
緩やかにカーブを描いていたアムステル川が、このあたりで南へと角度が変わるのだ。
陽が当たる家並みのある側も変わり、より見やすくなる対岸へ。
橋を渡りきると、植物ぎっしりの温室化のショーウィンドー。 上には地球儀がみっちり。
いろんな葉っぱと街並みのミックス。
ムント塔から歩き始めて20分。
でも、長くなってしまったので、後篇へと続く。
でも、長くなってしまったので、後篇へと続く。
最高気温でマイナス〜0℃前後が1週間ほど続いた週。
こんなことって頻繁にないから逃せず、お出かけ。
こんなことって頻繁にないから逃せず、お出かけ。
氷点下の中を歩くのはドキドキする^^。
暖かな地方に住んでいるので、氷の風景は珍しいです。
諏訪湖に行った時も、朝早く起きて凍った湖の氷を見に行きました。
滅多に見れない風景でした(^^)
by riverwalk (2018-03-09 23:36)
美しいですね~~
この2月後半から3月始めにかけては、仕事をしながら、今日はいいお天気できっと池が綺麗だろうなあとか、こんなに寒いから氷も綺麗だろうなあとか、恨めしく外を見ていることが多々ありました。
by めぎ (2018-03-10 06:53)
やっぱり青い空は良いですね♪
そしてレンガって温かみがあり、趣があり青い空に良く似合います(^^)
by そら (2018-03-10 07:07)
氷点下の空がとても綺麗…
顔に当たる風が痛かったでしょう。
でも冬ならでわの澄んだ空気感が伝わります^^
by よしころん (2018-03-10 07:32)
日差しがあって青空で...暖かそうに感じますが、
氷点下の気温なのでしたか。
でも、防寒対策をしたら散歩愉しそうです。
by ナツパパ (2018-03-10 10:00)
青空が綺麗ですね〜
でも、寒いんですね・・・・
ウロコもありましたねっっ
by oko (2018-03-10 11:15)
ふたりで散歩も好いけれど
写真撮りたいときは・・・ひとりが好い
ひと気の少ない街並みを、気の向くままに撮り歩くの好いですねぇ^^
by mitu (2018-03-10 13:54)
真っ青な空だけ見ているとそんなに寒そうにみえないのにな~
流氷のようになっている氷、美しいです。
いつまでも眺めていたくなるような景色ですね。
by miffy (2018-03-10 20:06)
ウロコの氷、綺麗☆寒いんでしょうけど、こーゆーの見れると
テンション上がりますね♪
それにしても、、、水と建物の高さがほとんど同じ?
水が荒れることってないんでしょうか?
by みち (2018-03-10 21:41)
こんばんは。
氷点下の中のお散歩……。こちら大阪では3度くらいが最低でしたが、ブルブル震えていました。
でもそちらは空気がきれいな感じですね。建物も美しいし、お散歩に出ようと思われる気持ちがわかります☆
by coco030705 (2018-03-10 23:53)
氷点下5度じゃないと、このうろこ状の氷は見られないのでしょうね。
とても美しいオランダらしい眺めですね。
ムント塔もアクセントになって良いです。
植物の上のたくさんの地球儀もオブジェになっていますね^^
by アールグレイ (2018-03-11 00:17)
ウロコ氷が浮かぶ運河、不思議な光景、ヒエヒエだ寒いな
でも、散歩したくなるな、、今だけの景色だから
切妻の屋根が立ち並んで、面白いな
窓は大きめ、、
地球儀がいっぱいは何故?かな。。
最後の一枚もいいかんじ
by engrid (2018-03-11 00:47)
→皆さま「観氷さんぽ<前篇>」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。川に氷が張る、それは気温が低い上に、風がほとんど無い条件で、というのを先日森の湖で改めて学んだので、貴重なシーンだったとしみじみ^^。しかも3月初めでの極寒だったから、見に行ってよかった。
→riverwalkさま
暖かな地方にお住まいなら、なおさら氷の風景はワクワクするでしょうね^^。霧氷の日、濃霧の日、雪が積もった日・・・私もドキドキ散歩に出かけます♪
→めぎさま
用事を後回しにして散歩に出かけ、この後、慌ただしく1日が過ぎました・・・。あんなにも気温が下がる日が続くのは、珍しいですもんね。しかも天気が良くて。Kamoさんも気になってたようで何か撮れるかとカメラ持参で出勤してましたよ^^。
→そらさま
煉瓦造りの家っていいですよね。私も子供の頃に「さんびきのこぶた」を読んで以来、ずっと憧れでしたもの^^。本当、色的にも青い空に、なんて映えるんでしょ。
→よしころんさま
街の中で体感温度がマイナス15℃って妙な感じでした^^;。ほっぺがキンキンに冷たくなり、プロレスラーの覆面でもいいからほしいっ思いましたよ・・・。ニット帽被っててもスースーするし。
→ナツパパさま
青い空に陽の光、暖かそうに見えますが、騙されちゃいけません^^;。ダウンコートの上にさらに防風の上着を羽織り、もこもこ姿でお散歩でした。手袋の中にはミニカイロ♪
→okoさま
晴れ渡っているから、熱が上へと逃げて、余計に寒くって^^;。氷のウロコもしっかり見られました♪ こんな日は滅多にないと思って、用事を後回しにして散歩を堪能。
→mituさま
我が家の場合、ペースがほぼ同じなので、ひとりの時でもふたり一緒の時でも気ままに撮れるので楽ちんです^^。でも、ふたりの方がいいかな。私ひとりの時ってカフェでお茶するのもできなくて・・・。昔っからひとりでお茶できないんですよ・・・さっさと帰って飲もう、って。
→miffyさま
流氷になってるところも、見ごたえありでした。本当はもっと散歩続けて中央駅の裏まで見に行って、とも思ったんですが、用事が残ってるので1時間ほどで切り上げて帰りました^^;。見てて飽きない風景です♪
→みちさま
ものすごく寒いけど、見に行かずにはいられない、そんなワクワク感に満ちてました^^。オランダは低地だから、だいたいどこへ行ってもこんな風に道路と水の高さの差があまりないんですよ。なので嵐などで荒波が押し寄せたり水位が上がりそうな時は、事前に大型の堰や水門を閉めたり、水害対策には万全を期してるようです^^。・・・それでもたまにどこかの街で浸水もあったりしますけどね。
→coco030705さま
大阪で3℃って、かなりの冷え込みだったんですね。アムステルダム、この日は風が強かったので、空気も入れ替わってたように感じます^^。空も青いし、散歩が心地よかったです。気分転換したところで、この後、一気に用事を片付け、あっという間に夕方でした・・・。
→アールグレイさま
寒さが厳しくないと見られない風景ってありますよね^^。出かけて行ってよかった、と感じられる、心地よい日でした♪ こんなにも寒くても街は動いていて活気があって、暮らしが見えて。
→engridさま
オランダの家、窓が大きめです^^。運河沿いの建物の中には元倉庫だったのもあって、荷物の出し入れがしやすいような大きさだったというのもあるんですが、多くは太陽の光をたくさん取り込むためなのかしらね。ショーウィンドー、いつも自分が写り込まない角度で撮りたい部分を探してます^^。
by Inatimy (2018-03-14 18:21)