ユリ咲きからパーロット Keukenhof 2017

甘酸っぱく、爽やかな香りが広がりそうな。

レモンシャーベットを思わせるチューリップ。

上の写真は、名前がわからなかったユリ咲きのチューリップ。　背景に風車を入れて。

約11ヶ月前、2017年4月下旬にさしかかった頃に行ったKeukenhof キューケンホフでのお話。
再びチューリップの分類に戻って、今回はユリ咲き、フリンジ咲き、パーロット咲きの3つを。

☆　☆　☆

ユリ咲きは、その名の通り、ユリの花みたいに咲くから。　花びらの先も尖ってる。

分類No.6 Lily-flowerd ユリ咲き　Seattle シアトル。

米国の都市の名前。　西海岸の最北部のワシントン州にある街。
タワーがあったのを覚えている。　・・・って、行ったことはないんだけれど。

中学の時に使っていた英語の教科書に出てきた。　舞台はシアトル、主人公は日本人少年。
エレンとロイと友達になって、云々と。

分類No.6 Lily-flowerd ユリ咲き　Fire Wings ファイアー・ウィングス。　火の翼かぁ。

ふと頭に浮かんだのが、ケンタッキーフライドチキンの激辛チキン、ホットウィングだった。
割と好き。　でも、ここ5年ほどKFCで食べてない。

CMによると毎週火曜日はチキンデーで、ホットウィング15ピースほどが5ユーロ（約646円）になる。
売り切れ御免らしい。

・・・って、全くチューリップと関係ない話になってしまった。

分類No.6 Lily-flowerd ユリ咲き　Claudia クラウディア。　人の名前かな、女性の。

このチューリップは、昨年、我が家でも咲いていた。　４種ミックスのセットに入っていたのだ。
横からだと2色に見えるけれど、花の底には黄色が入る。

　※ 昨春の我が家のベランダ小庭の様子。　← クリックでその時の記事へ。

分類No.6 Lily-flowerd ユリ咲き　Madalyn マダリン。　これも女性の名前のよう。

この時撮った中では一番、花の開き方がユリの花っぽい。

分類No.6 Lily-flowerd ユリ咲き　Pretty Woman プリティ・ウーマン。

これは映画かな、ジュリア・ロバーツとリチャード・ギアの。

ラストのシーンで、エドワードがビビアンの住むアパートの外付け階段を上って迎えに行くのだけれど、
その時に持っていた花束の赤いバラ、花の開き具合、フォルムが、こんな感じだった。

こちらも名前がわからなかったユリ咲きのチューリップ。　花びらの先が細くとがってる。

☆　☆　☆

フリンジ咲きは、花びらのふちがギザギザしてる。

分類No.7 Fringed フリンジ咲き　Talitha タリタ。　これもまた女性の名前なんだとか。

アラム語で、小さな女の子を意味するらしい。

分類No.7 Fringed フリンジ咲き　Crispa Zalm'(90-5-8) クリスパ・ザルム(90-5-8)。

フリンジ咲きのチューリップ、Fringed tulips は別名 Crispa Tulips とも呼ばれるらしい。
Zalm ザルムは、オランダ語でサーモンを指す。

だから、サーモン色のクリスパ・チューリップということかな、と推測。

クリスパ・ザルムを上から見ると、濃淡と花の底にちょこっと入る淡い紫色がとっても美しい。

分類No.7 Fringed フリンジ咲き　Bastia バスティア。

バスティアを検索すると、フランス南部のコルシカ島にある街が出てきた。

最初、Bastiaで「ネバーエンディング・ストーリー」が思い浮かんだのだけれど、
主人公の少年の名前は、Bastian・・・日本語ではバスチアンだった。　惜しい。

チューリップのバスティア、黄色が強かったり、赤が強かったり、微妙な色の揺れも魅力なのかも。

☆　☆　☆

分類No.8 Viridiflora ビリディフローラ、分類No.9 Rembrandt レンブラントは撮れず、写真なし。

パーロット咲きは、花びらに入った細かい切れ込みがオウム(Parrot パーロット)の羽根のようだから。

分類No.10 Parrot パーロット咲き　Amazing Parrot アメージング・パーロット。

オレンジ色のグラデーションが美しく。　

このくらいがちょうどいい感じの咲き具合。　

段々と咲き進んで花が開ききってしまうと、
ちょっとエイリアンぽい感じになってしまうのだった・・・。

＜ご参考＞　色を変えたのが今までに登場したもの。 一重線で消してあるのは撮れなかったもの。

　

オランダ王立球根生産者協会の15の分類

　早生：分類No.1 Single Early 一重早咲き

　　　　分類No.2 Double Early 八重早咲き

　中生：分類No.3 Triumph トライアンフ

　　　　分類No.4 Darwin Hybrids ダーウィン・ハイブリッド

　晩生：分類No.5 Single Late 一重遅咲き

　　　　分類No.6 Lily-flowerd ユリ咲き

　　　　分類No.7 Fringed フリンジ咲き

　　　　分類No.8 Viridiflora ビリディフローラ

　　　　分類No.9 Rembrandt レンブラント

　　　　分類No.10 Parrot パーロット咲き

　　　　分類No.11 Double Late 八重遅咲き

　野生種と野生種優勢なハイブリッド：

　　　　分類No.12 Kaufmanniana カウフマニアナ種

　　　　分類No.13 Fosteriana フォステリアナ種

　　　　分類No.14 Greigii グレイギー種

　　　　分類No.15 Other Species その他の野生種

　

　

・・・と、今回は、分類No.6 Lily-flowerd ユリ咲き、分類No.7 Fringed フリンジ咲き、
分類No.10 Parrot パーロット咲きの3種類を紹介。

（写真は、およそ11ヶ月前、2017年4月下旬にさしかかった頃に行ったKeukenhof キューケンホフにて。）

頂いたコメントへのお返事が滞ってしまって申し訳ないです。
もう少々、お待ちくださいね。

タグ：チューリップ Keukenhof 植物

コメント 15

日本では中々見かけないチューリップもあって、ステキですね。
春を感じます。
by sheri (2018-03-25 17:39) 

チューリップって色が違う種類だけかと思っていましたが
形の違うのもあるんですね！
葉っぱがギザギザなんてお洒落ですねぇ(^^)
by そら (2018-03-25 18:47) 

こんばんは。
いちばん最初の黄色のとんがったチューリップがきれいですね。「シアトル」という名前だから、シアトルタワーをイメージしたのかしら。それから、ユリ咲きの濃いピンクのマリリン……、ならぬマダリンがいいですね。そしてクリスパ・ザルムが好きです。きれいな色で
底が紫なんてお洒落~♡素敵なお写真ありがとうございました。

by coco030705 (2018-03-25 19:24) 

ユリ咲きのチューリップは生きている様に見えます。
やはり、チューリップは並んでたくさん咲いているのがいいですね(^^)
by riverwalk (2018-03-25 20:36) 

ユリ咲きのチューリップはツンと尖ってお澄まし顔ですね。
フリンジは可愛らしぃ＾＾
サーモン色のが好きです！
by みち (2018-03-25 20:57) 

ヒラヒラのフリフリでギザギザだと
チューリップっぽくないですね～。綺麗だけど♪
やっぱりコップ型のオーソドックスな形が好きかなぁ*
中に親指姫が入っていそうな・・・。
by momo (2018-03-26 00:29) 

スマートなチューリップたちですね～
英語の教科書の舞台なんて、思い出せないな・・・
by めぎ (2018-03-26 04:09) 

中学の英語の教科書、初めての外国語の授業ってワクワクしたの覚えていますよ・・・その気持ちは持続せず・・・残念！＾＾
　「ネバーエンディング・ストーリー」のバスチアン、フトッチョで苛められっこだったね＾＾チューリップのバスチアはモジャモジャしてるね＾＾私はユリ咲が好きです。
by mitu (2018-03-26 06:27) 

フリンジ咲き、好きですが今年は
球根を買うのが遅くて普通のしか
残ってなかったです・・残念っっ
by oko (2018-03-26 09:41) 

いろんな種類のチューリップがあるものでやすね。
ユリ咲き、大人っぽくて好きでやす(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2018-03-26 19:14) 

レモンシャーベット 分かるなぁ～(^^♪
by DON (2018-03-26 20:06) 

マダリン、色が素敵です。
クリスパ・ザルムも好きなタイプです。
色鮮やかなチューリップを見ていると春が来た～って感じがしますね。
by miffy (2018-03-26 21:30) 

ベトナム・カンボジア旅行から帰ってきました。
日本も、暖かくなりましたね。

黄色のSeattle というチューリップ、スペースニードルというタワーをイメージしているのですね。
1981年～1983年に、住んでいました。その頃は、ボーイングの本社がありました。

by テリー (2018-03-26 23:20) 

チューリップが咲きだすと、ワクワクします。
可憐さといい、春の喜びを表すかのようなお花。
オランダは、チューリップ本場の国、種類も多いですね。
お写真のチューリップ、どれも素敵です。
我が家の庭にも、チューリップが咲きだしました＾＾
by アールグレイ (2018-03-27 14:40) 

→皆さま「ユリ咲きからパーロット Keukenhof 2017」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。オランダ、金曜から月曜までイースター関連のお休みで４連休です＾＾。これといって遠出する予定もないんですが。ベランダ小庭では、チューリップの新芽が土から顔を出し、ちょっと嬉しい。

→sheriさま
見慣れぬチューリップが多いので、立ち止まって撮ってるとなかなか前には進めず＾＾；。ほぼ開園から閉園まで思いっきり遊び呆ける1日です。

→そらさま
オランダに来るまでは私も赤白黄色の３色、３種類だけだと思い込んでいたんですが、全く違いました＾＾；。なので目一杯チューリップに夢中になってしまったという。いろんな形があって、雰囲気も異なりますよね。

→coco030705さま
シアトルは、そうかも、タワーのイメージかもしれませんね＾＾。チューリップは横からだけじゃなく花の底にも思わぬ色が潜んでいるので面白いです。綺麗ですよね、クリスパ・ザルム♪　マダリンはちょっと遠くに咲いていたので花の底を覗けなかったんですが、きっと素敵だろうな。

→riverwalkさま
そうなんですよね、たくさん並んで咲いてると迫力ありますよね＾＾。キューケンホフやチューリップ畑に目が慣れてしまうと、ベランダの鉢植えで咲くチューリップがちょいと寂し気に感じたり＾＾；。

→みちさま
ユリ咲きのチューリップ、キュッとスタイリッシュでかっこいいですよね＾＾。フリンジのギザギザは、寒い冬に木々についた霧氷を思い出すクールさ♪　サーモン色も、素敵です。

→momoさま
花びらの形に驚くほどのバリエーションがありますよね。馴染みがある形もシンプルで愛らしく＾＾。オーソドックスな形でも、早咲きと遅咲きがあるから、この二つを植えると、期間が長く楽しめるし♪

→めぎさま
中学1年生の時の英語の教科書が特に印象強く。セサミストリートのアーニーとバートが出てきたり、デズニーランドのことが出てきたり＾＾。

→mituさま
初めての英語の授業は、ワクワクよりもハラハラでしたよ、私。授業についていくの、必死で＾＾；。「ネバーエンディング・ストーリー」は大学の時、友達が英語のペーパーバックのを貸してくれたんですよ。分厚くて英語で読むの大変だった・・・読まずに途中で返すわけにもいかず・・・。

→okoさま
我が家が秋に植え付けたのは、八重遅咲きとユリ咲きだったかな・・・今、やっと芽が出てきてるので、花はもう少しお預け＾＾。

→ぼんぼちぼちぼちさま
分類も15あって、その各分類にも恐ろしいほどの種類があって、色のバリエーションも豊富で、毎年キューケンホフに行っても見たことのないチューリップに出会えるのが楽しいです＾＾。ユリ咲き、横から見たフョルムも素敵ですよね。

→DONさま
レモンシャーベットの感覚を共有できて嬉しいです＾＾。子供の頃、好きだったアイス。

→miffyさま
マダリン、花びらにかすかにグリーンが入ってるところも好きなんですよ＾＾。クリスパ・ザルムも花の底に入る淡い紫がお気に入り。今年のキューケンホフは、チューリップが咲くのはまだちょっとかかりそうです。

→テリーさま
道中、何事もなく無事に戻られたようで良かったです＾＾。気温差で体調崩されませんように。あら、シアトルにお住まいだったんですね、それはすごい。シアトルというチューリップ、タワーをイメージしてたんだ。シアトル、ボーイングの本社まであったとは。

→アールグレイさま
毎年、新たな種類のチューリップが生まれてるそうですよ＾＾。その逆もあり、見かけなくなったのもあったり。なのでキューケンホフでは、一画にそんな昔のチューリップも復活させてるコーナーもあるんですよ。アールグレイさんのお庭にもチューリップありましたよね。バラもたくさんあるし、本当に羨ましい限りです♪
by Inatimy (2018-04-01 07:35)