近かったり遠かったり [ロッテルダム 2018 春]
ぐるぐる、ぐるぐる。
渦巻き魚。
渦巻き魚。
4月中旬、Rotterdam ロッテルダムに1泊2日で旅したお話、動物園編の続き。
Diergaarde Blijdorp ブライドープ動物園にて。
Diergaarde Blijdorp ブライドープ動物園にて。
黒地に白が入ったおサルさんのゲレザ。 ガラス越しだったのでクリアじゃないけど。
後ろ姿は蓑(みの)をまとったような・・・と言うより、今の時代、
フリフリなフリンジのついたショールを羽織ってるみたい、って言った方が分かりやすい?
後ろ姿は蓑(みの)をまとったような・・・と言うより、今の時代、
フリフリなフリンジのついたショールを羽織ってるみたい、って言った方が分かりやすい?
ちなみに尻尾の先は白で、書道の筆のようにフッサフサ。
よく見ると手の親指がない。 これは退化してるそうな。
よく見ると手の親指がない。 これは退化してるそうな。
子ザルの顔は耳だけ黒かった。
Franjeaap フラニェアープ(学名:Colobus guereza) オランダ語名の直訳:フリンジ猿。
ゲレザ。 別名、アビシニアコロブス、クロシロコロブス。 オナガザル科 コロブス亜科 コロブス属。
ゲレザ。 別名、アビシニアコロブス、クロシロコロブス。 オナガザル科 コロブス亜科 コロブス属。
親子の背中(?)・・・と、周りにちらほら、思い思いに楽しむ様子。
やがて、その中の一頭が近くまで来て・・・
・・・目の前でズッキーニだかキュウリだかをかじってくれた。
みんな散らばっていって、大きなゴリラ、ひとり寛ぐ。
群れの一頭一頭に目を光らせ平和を守るオスには、リーダーシップの強さが求められるそうな。
そうじゃないとメスたちは皆、他の強いオスを探しに去ってしまうのだとか。 ・・・大変なんだね。
そうじゃないとメスたちは皆、他の強いオスを探しに去ってしまうのだとか。 ・・・大変なんだね。
Westelijke laaglandgorilla ヴェステルック・ラーヘラントホリラ(学名:Gorilla gorilla gorilla)
ニシローランドゴリラ。 サル目 ヒト科 ゴリラ属。
ニシローランドゴリラ。 サル目 ヒト科 ゴリラ属。
岸で寝そべる二頭の姿。
Pantserkrokodil パンツァークローコーディル(学名:Crocodylus cataphractus)
アフリカクチナガワニ。 クロコダイル科 クロコダイル属。
アフリカクチナガワニ。 クロコダイル科 クロコダイル属。
このワニは、さほど動かないでいれば1時間くらい息もせず水中に居られるらしい。
その時は、透明な「第三のまぶた」で、目を守ってるのだとか。
その時は、透明な「第三のまぶた」で、目を守ってるのだとか。
長く細めな口で食べるものは、ネズミ、カエル、カニ、鳥、とりわけ好きなのは魚みたい。
一方、大物狙いなのは・・・
・・・ナイルワニ。 水牛やシマウマなどが好みのよう。 目の前、かなり近いけど、ガラス越し。
Nijlkrokodil ナイルクローコーディル(学名:Crocodylus niloticus)
ナイルワニ。 クロコダイル科 クロコダイル属。
ナイルワニ。 クロコダイル科 クロコダイル属。
遠くにいる方は、目が可愛かった。 むっちり風な手も。
メスは用心深く、巣の卵を守って、3ヶ月間も食べずにいることもあるそうな。
卵がかえると、子供を口に入れて、隠せそうなアシの生えた浅瀬まで運ぶらしい。
卵がかえると、子供を口に入れて、隠せそうなアシの生えた浅瀬まで運ぶらしい。
顔にサイのようにツノがあるサイイグアナ。 年を経るごとに大きくなるツノ。
Neushoornleguaan ネウスホールンレフアーン(学名:Cyclura cornuta)
サイイグアナ。 イグアナ科 ツチイグアナ属。
サイイグアナ。 イグアナ科 ツチイグアナ属。
背中にトゲトゲがあって、どこか恐竜を思わせる。
こっちはレッサーアンティルイグアナ。 食べるものは、葉っぱ、花、実。
フンには完全には消化されなかった種があり、芽を出し、また新たに植物が成長するので、
熱帯植物を広めるのに役立っているんだそうな。
熱帯植物を広めるのに役立っているんだそうな。
Antilliaanse Groene leguaan アンティリアーンセ・フルーネ・レフアーン
(学名:Iguana delicatissima) 絶滅危惧種。
レッサーアンティルイグアナ。 イグアナ科 イグアナ亜科 (グリーン)イグアナ属。
(学名:Iguana delicatissima) 絶滅危惧種。
レッサーアンティルイグアナ。 イグアナ科 イグアナ亜科 (グリーン)イグアナ属。
ゆっくりな歩みのガラパゴスゾウガメ。 だいたい250kgあって、150年ほど生きるらしい。
Galapagosschildpad ハラーパーホススヒルドパット(学名:Chelonoidis niger)
ガラパゴスゾウガメ。 爬虫綱 リクガメ科 ナンベイリクガメ属。
ガラパゴスゾウガメ。 爬虫綱 リクガメ科 ナンベイリクガメ属。
ゾウガメは飲まず食わずで14ヶ月ほど生き続けられるので、昔は船員によって捕獲され、
長い航海の間の食糧とするため連れ去られたんだとか。
長い航海の間の食糧とするため連れ去られたんだとか。
ここの動物園には水族館が併設されていて水中トンネルもあり、そこには・・・
・・・ウミガメもいた。 これはタイマイかなぁ。
Echte Karetschildpad エヒテ・カレットスヒルドパット(学名:Eretmochelys imbricata)
タイマイ。 ウミガメ科 タイマイ属。
タイマイ。 ウミガメ科 タイマイ属。
こっちは、鯛(タイ)っぽい。 ・・・・・・鯛飯がいいな。
ウロコがメタリック。 これは、ターポンかなぁ・・・と、解説板と見比べ。
Tarpon ターポン(学名:Megalops atlanticus)
ターポン。 カライワシ目 イセゴイ科 イセゴイ属。
ターポン。 カライワシ目 イセゴイ科 イセゴイ属。
全体的にかなり薄暗く、魚の動きも速いので、じっとしてるウツボが一番マシに撮れた。
あと、笑ったようなエイ。 手を振ってくれた・・・ように撮れた。
動物の仕草や海の生き物の動きを見ていると、時間がすぐに経ってしまう。
広い飼育エリアだから、遠いところにいて見えづらいことも。
広い飼育エリアだから、遠いところにいて見えづらいことも。
今度は双眼鏡持参だな。
大人になっても、知らないことがまだまだ多い。
動物園編の記事も残すところあと1つ^^。
大変なのは人間社会だけではないんですねぇ!
それにしても寄り添う親子の背中、まるで人間みたい(^^)
by そら (2018-06-29 19:11)
生き物観察は、飽きないですね〜。
by ぴーすけ君 (2018-06-29 20:56)
サルってキュウリ食べるんですねぇ
俺 キュウリ食った人とはチューしないことにしてます
by (。・_・。)2k (2018-06-29 22:29)
フリンジ猿の親子が好いですね~♪
黒と白の配色の動物って、結構多いですね
パンダ ペンギン シマウマ・・・フォーマル衣装のようでもあり
スッキリしていてなんだかいいな^^
by mitu (2018-06-29 23:21)
動物園、楽しいですね~
亀さん大きいな~
ウツボかわいい~~
と、何時間でも眺めていちゃいそうです。
by めぎ (2018-06-30 05:59)
動物園、もう長く行ってないなぁ。
by よしころん (2018-06-30 06:18)
当ブログを大変失礼な見方をさせて頂いています。白状します^^。
文章はあまり読まないで画像に見入っています。
by 斗夢 (2018-06-30 06:29)
お魚のイラストが可愛いですね〜
ウミガメは絶滅危惧種でしたっけねぇ・・
タイマイは珍しいですねっっ
by oko (2018-06-30 07:23)
3枚目のおさるさん子ども
愛を感じる表情にすごく惹かれます
動物園で心を感じる写真撮れるとうれしいんだよね(^^)/
by snow (2018-06-30 08:08)
ゲレザってとっても可愛い眼をしてますね~
霊長目を見ていると人間と同じだ~って思いますね。
人間が世界中を旅できるようになった為に食用になり絶滅した
動物って多いでしょうね。
by miffy (2018-06-30 14:09)
ゲレザの後ろ姿、、何を思うのかな、、、
きゅうりをかじってくてたのは、パフォーマンス、サービスかな
おちゃめです
ワニ、、歯がツンツンお口の外に出てるのね
それ、ワニの種は、みんなそうなのかな?
なんだか、いろいろ考えながら拝見、一人楽しんでます
by engrid (2018-06-30 17:54)
1枚目の猿さんみたいな髪型の人
居るよね~(^^ゞ
by DON (2018-07-01 13:27)
動物園はいくつになっても楽しませてくれますよね。
のんびりと動物たちの姿を眺めているのも楽しいですよね。
ゲレザ、親指が退化しているんですか? 木の上の生活、不便じゃないのかな? などと余計な心配 ^^;
この顔、どこかで? と思ったら、ゴッホの包帯している自画像に似ているかなと? ^^;
by moz (2018-07-01 15:56)
背中白いゴリラさん、シルバーバックとかいう呼び方でしたっけ。
by KOME (2018-07-01 16:25)
→皆さま「近かったり遠かったり」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。ここの動物園、微妙に動物が見えづらい死角のようなところがあるんですよ。動物にとっては、四六時中見られるよりは心休まるのかもしれないけれど。ライオンもバクもいたけど、撮れず^^;。ライオンは、アムステルダムの動物園アルティスの方が断然見やすいかも。
→そらさま
ゴリラの社会も、他の動物の社会も大変なようです^^;。並んだ後ろ姿、いいですよね。でも顔も見たい・・・。
→ぴーすけ君さま
ちっとも飽きないですよね〜^^。お茶目な仕草からは目が離せず。
→ (。・_・。)2kさま
もしかしたら若いゴリラが食べていたのはキュウリじゃなく、ズッキーニの方かもしれない。ズッキーニだったらチューできますね^^。
→mituさま
フリンジ猿、大事そうに子を抱いてましたよ^^。白黒の動物、多いかも。猫も犬(ダルメシアンとか)も、ホルスタインも、マレーバクも♪
→めぎさま
水槽の前に立っていると目の前を通り過ぎていく魚を目で追ったり忙しく^^;。魚の群れの渦巻きも。飽きませんね〜。
→よしころんさま
動物園、子供の頃にもよく行きました^^。アシカ、トドが当時、一番印象的で。
→斗夢さま
文章長すぎますよね^^;。自分のための覚書も兼ねてるので、ついつい。画像だけでも楽しんでいただければ幸いです。
→okoさま
浦島太郎の話にも出てくるし、身近な昔からいる生き物って感じなのに、ウミガメは絶滅危惧種ですよね・・・タイマイは絶滅寸前なんですって。貴重な姿ですよね。
→snowさま
ゲレザの子供、大事に抱っこされてましたよ^^。キリンの子供、サイの子供も愛らしかったし、仲の良いインコも、隣のフェンスの向こうのメスガキになるオスのハイエナも、なんかよかったです。
→miffyさま
今では輸送技術も発達したし、旅のスピードも上がったし、保存食の方法も進化してきたけれど、昔は食用になった動物が多かったんでしょうね・・・。珍味として捕られてたものもあったのかも。
→engridさま
並んだ後ろ姿、キュウリかズッキーニをかじっていたのは、ニシローランドゴリラですね、書き方、紛らわしかったです^^;。ワニの歯、唇に当たって痛いとかないんだろうか・・・って思っちゃいますよね。
→DONさま
ゲレザのような髪型・・・ふふ、いるかも^^。
→mozさま
親指って、物を握るのに必要だと思うんですけど、どうなんでしょうね、ゲレザ。退化して、親指がないか、あってもかなり短いんだそうですよ。ゴッホの包帯してる自画像と並べて見てみました・・・そのまんま^^。かぶってた帽子も、似てるし〜。
→KOMEさま
シルバーバック・・・まさにぴったりな言い方ですね^^。筋肉質で貫禄ありますよね、後ろ姿。
by Inatimy (2018-07-03 23:45)
お猿さんの子供可愛いね♡
ゴリラの後ろ姿も、グッとくるわ!
by カエル (2018-08-08 11:50)
→カエルさま
いろんな動物の子供がいて、他にもキリン、サイ、イノシシなんかも可愛かった^^。ゴリラ、なかなかこっちを向いてくれなかったけれど、物語る背中もいいなと思えたなぁ。
by Inatimy (2018-08-10 17:58)