無いはずの道を行く [街並み・ユトレヒト]
あぁ、お腹が減った・・・と、見上げた空は、小さかった。
9月の初め頃に出かけたオランダ中部の街 Utrechtユトレヒトの話の続き。
ドム塔とドム教会の見える、回廊に囲まれた中庭を見た後、お昼を食べるところを探して北へと歩く。
ドム塔とドム教会の見える、回廊に囲まれた中庭を見た後、お昼を食べるところを探して北へと歩く。
通りから見上げた教会は、Sint-Willibrordkerk シント=ウィリブロルトケルク。
名前は、7世紀にユトレヒトで最初の司教だった聖ウィリブロルドから。
建てられたのが1875〜1877年と割と新しいローマ・カトリック教会。
建てられたのが1875〜1877年と割と新しいローマ・カトリック教会。
この一枚前に撮った写真でいうと・・・
・・・こんな感じの通りを歩いていた。
さっきの教会の写真は木の茂ってる向こう側で、見上げて撮ったもの。
さっきの教会の写真は木の茂ってる向こう側で、見上げて撮ったもの。
突き当たりを左に曲がって進んでいくと・・・
・・・ブロンズ像のある広場に。 この騎馬像は先の教会の名前にもなっていた聖ウィリブロルド。
背後に見えるのはJanskerk ヤンスケルク。
1508〜1539年に建てられ、1977〜1981年に修復された教会。
1508〜1539年に建てられ、1977〜1981年に修復された教会。
その教会に隣接する建物には・・・
・・・色のついたレリーフが。 書かれてる文字はラテン語。
Concordia res parvae crescunt コンコルディアー・レース・パルウァエ・クレスクント。
調和によって小さなものが成長する、大きくなる、って意味のよう。
調和によって小さなものが成長する、大きくなる、って意味のよう。
お昼を食べるところは、Kamoさんが事前にチェックしていた。
街歩きの際の道案内は私の係。
中庭から移動する際、店の場所はどこ?の私の問いに差し出されたのは一枚の手書きの地図。
中央にドム塔、そして少し離れた上の方にお目当の店が。 しかし、その間には道が書かれてない。
中庭から移動する際、店の場所はどこ?の私の問いに差し出されたのは一枚の手書きの地図。
中央にドム塔、そして少し離れた上の方にお目当の店が。 しかし、その間には道が書かれてない。
え、これだけ?って聞くと「道がなかった」って。 そんな訳あるまい・・・。
しかし、住所が書かれてあったのは幸い。 なので、適当にそれらしき方へと歩いてきたという訳で。
しかし、住所が書かれてあったのは幸い。 なので、適当にそれらしき方へと歩いてきたという訳で。
そう、住所があるだけでも進歩したのだ。
デュッセルドルフでは店の名前と、デパートの前の道をずっと行ったところ、とだけしか分からず、
ハールレムでは店の名前と、広場の端っこの道を入ったところという情報のみだった・・・。
ハールレムでは店の名前と、広場の端っこの道を入ったところという情報のみだった・・・。
知らない道を歩くのはドキドキとワクワクの混在。 途中、気になる建物などを撮りつつ店探しを楽しむ。
ちなみに我が家ふたりはガラケー。 手元にはちゃんとした地図もなく。
ちなみに我が家ふたりはガラケー。 手元にはちゃんとした地図もなく。
店のある通りの名前を見つけて、番地をたどって・・・
・・・なんとか無事に到着。
すべての道はローマに通ず、という言葉が頭に浮かんだ。 使い方が合ってるかどうかはさておき。
喉が渇いたので冷たいものを。 私はジンジャーエール。
カウンターでオーダーして、席で待つ。 ここはホットドッグ専門店。
私のはラムソーセージの。 フェタチーズ、オリーブペースト、アーモンドスライスなども入ってる。
ちょっと色合いが悪いのは、本来あるはずの赤がないから。
体質に合わない食材があったので伝えたら、お店の人がそれを含むソースをちゃんと抜いてくれた。
ちょっと色合いが悪いのは、本来あるはずの赤がないから。
体質に合わない食材があったので伝えたら、お店の人がそれを含むソースをちゃんと抜いてくれた。
Kamoさんのはポークソーセージにプルドポーク入りだったかな。 チーズにカリカリのオニオン。
ポテトフライはふたりで半分こした。 Kamoさんの飲み物は、ドイツのfritz-kola フリッツコーラ。
ポテトフライはふたりで半分こした。 Kamoさんの飲み物は、ドイツのfritz-kola フリッツコーラ。
たっぷり食べて大満足。
食後、再び南へ戻る・・・が、騎士像のあった広場からまっすぐ進むと・・・ドム教会がすぐ見えた。
なんだ、分かりやすい道があるではないか。 あんなにジグザグと歩いていたのに・・・。
しかも、懐かしい店を見つけた。 ユトレヒトに初めて来た時に、ドム塔の版画を買った店だ。
もう何年前になるんだろう。 今でも部屋に飾ってある。
そしてそのまま、ドム教会の裏の道を歩く。
出てきたところには、ブロンズの像が。
左の煉瓦の建物は修復中で、足場が組まれてたので、できるだけ隠れるように撮った。
左の煉瓦の建物は修復中で、足場が組まれてたので、できるだけ隠れるように撮った。
この建物は、16世紀初めに建てられたオランダ人のローマ教皇の家、Paushuize パウスハウゼ。
像はこの家の主、Adrianus VI アドリアヌス6世(1459-1523)。 日本ではハドリアヌス6世。
家を建てたものの、法王に選ばれ、その1年後にローマで亡くなったので、一度も住んでないらしい。
家を建てたものの、法王に選ばれ、その1年後にローマで亡くなったので、一度も住んでないらしい。
近くの角家のGevelsteen へーフェルステーン(番地がなかった頃の家の目印プレート)は、城。
教皇のブロンズ像の後ろから。 像が見つめてる建物は、国家遺産に指定されてる。
1890年にゴシック・リヴァイヴァル様式で建てられたSic Semper という建物。
ラテン語らしい。 スィック・サンペァ?
ラテン語らしい。 スィック・サンペァ?
視線をそのまま右へとずらしていくと・・・
歩いてきた裏道があり、ドム塔が見える。
さて、先の立派な建物 Sic Semper の横の道を抜けていこう。
次のお目当の場所に向かうのだ。
次のお目当の場所に向かうのだ。
いつもこんな感じで、気ままに道歩き。
オランダ、この土曜日は26℃まで気温が上がるそうな。
もう10月半ばだというのにねぇ。
もう10月半ばだというのにねぇ。
平年では最低8℃、最高15℃。
かなりアバウトな案内ですね(^^;
でも逆にそこが楽しかったりして!
by そら (2018-10-12 19:19)
街並みを眺めながら歩くのは良いですね。
何に出逢うのか、楽しみが多そうです(^^)
by riverwalk (2018-10-12 19:47)
お洒落なお店ですね
こっちのそれらしく作ったのとは訳が違いますね
by (。・_・。)2k (2018-10-12 19:57)
建物も素敵ですが、ホトッドッグが一番おいしそうで目が惹きつけられました。
by JUNKO (2018-10-12 21:01)
オランダでも地球温暖化が…(><)
by よしころん (2018-10-12 22:02)
こんばんは。
ホットドッグ、美味しそう!食べたいですね。大満足でしたか?
日本であまりおいしいホットドッグに出会いませんが……。うらやましいです。
by coco030705 (2018-10-13 00:17)
ポテトが暴れてますね〜笑
毎年、春に妹がベルギーに行くのですが
山盛りのポテトにマヨネーズ・・だったかな?
の画像が送られて来てビックリしますっっ
by oko (2018-10-13 05:59)
そんな訳あるまい・・・。って、おかしな二人~♪
冒険旅行みたいで楽しいですね^^
by mitu (2018-10-13 13:31)
ホットドック専門店ってあるんですね~
色々トッピングが凝ってて、シンプルなホットドックのイメージと全然違ってお洒落♪
今日暑いですね~今、洗車してきたんですが、半袖でOKで、10月中旬とは思えない空気でした。
by めぎ (2018-10-13 18:33)
立体的なレリーフ、格好いいです!
美味しそうなホットドックですね。ふわふわそうなのチーズと
アーモンドのトッピングがよいな。
by みち (2018-10-13 21:20)
kamoさんは食事をするお店をどうやって決めているのかしら?
アバウトな地図でもちゃんと行き着いてしまうInatimyさん凄いですね~
定番でないホットドッグも良いですね。
こちらは急に朝晩寒くなり最低気温は12℃くらいです。
by miffy (2018-10-13 23:23)
ホットドッグ美味しそうです
日本にもあればいいのに
by luces (2018-10-14 09:17)
アバウトな地図で目的地に着くというのは、すごいですね。私には無理なので、つい、Google Map を頼ってしまいます。
by テリー (2018-10-14 12:29)
珍しい(日本では)ホットドックですね~。
フェタチーズが乗ってて美味しそう。
by angie17 (2018-10-14 13:05)
素敵な街並み、
そしてちらりと見えるソーセージが
美味しそうです!
by ふにゃいの (2018-10-14 17:45)
ラムソーセージのホットドッグ♪
ポテトもおいしそうですね~^^
懐かしいお店を見つけるのって、楽しいですね。
by 初夏(はつか) (2018-10-17 06:26)
一時期 シュウェップスに
はまってたなぁ~(^_^;)
by DON (2018-10-18 18:25)
→皆さま「無いはずの道を行く」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。お昼を食べるのにいい店があったという言葉をそのまま鵜呑みにしてKamoさんにお任せしてたんですが、まさか途中空白の手書き地図を差し出されるとは思わず^^;。
→そらさま
店をチェックしたというのでちゃんとわかりやすく地図を書いてるんだと思ったら、そうでなかったんですよ^^;。私が店をチェックするときには、住所、電話、交差する通り名や目印になる建物も含んだ手書き地図、そしてグーグルの地図で建物の外観まで見ておくんですけどね・・・。
→riverwalkさま
適当に歩いたら歩いたで、発見がいろいろあって面白いんですけどね・・・よほどの空腹じゃなければ^^。私は食べるのも忘れて歩いてしまうこともあるので、シリアルバーなど持参がよくあります。
→ (。・_・。)2kさま
オランダの家並み、あっちこっちおしゃれです^^。でも、逆に公園の一角にある日本庭園と称された場所なんて、どうしてこれが?となる「なんちゃって」なものが多いですよ^^;。
→JUNKOさま
ここのホットドッグはかなりレベルが高いものでした^^。パンも白いパンんかブラウンパンか選べたり。
→よしころんさま
オランダでも年々気温が上がってるように思います。昔は夏の半袖なんか着なかったのに^^;。
→coco030705さま
ホットドッグ、種類もたくさんあって、ポーク、ビーフ、ラム、チキンソーセージもありました。満足な味でしたよ^^。フライドポテトも美味しく。
→okoさま
オランダでもポテトフライにマヨネーズが主流です^^。他にケチャップ、ケチャップとマヨを混ぜたもの、サテソース、ピリ辛のソースとか、いろいろ選べます。ポテトフライ専用マヨも売ってたり。
→mituさま
目的地までの途中の道がなく空白の手書き地図なんて初めてでしたよ。無事にたどり着けてお昼も大満足できてよかったです。あとで歩いて、ドム教会までの道があったときにには、どうしてKamoさんこれ書かなかったの?って感じでした^^;。
→めぎさま
世の中いろんなお店がありますね^^。パンに挟んで食べるのが好きなオランダ人なので、その応用かも。日本と違うのは、これ、フォークとナイフで食べたりするところかな^^;。この秋は、気温が高めなのかしら・・・と思ったら、やっとそれらしくなりそうです。今日も太陽が出てて家の中で、半袖です。
→みちさま
メニューでは10種類ぐらいあったかな、その他にも追加トッピングもできたり^^。オーダーして出来上がると名前を呼んでくれるので、カウンターまで取りに行きます。そんなところもお気軽な感じ。
→miffyさま
ネットで検索してお店探してるみたいですよ。ランキングとかもチェックしたりして。欧州は通りに全部名前がついてるのであとは番地さえあればOK。日本は街区の名前だから難易度高いですよね^^;。
→lucesさま
こんなホットドッグのお店、日本にあったら、きっと行列かも^^。
→テリーさま
通りには名前が必ず付いてるので、いざとなったら誰かに尋ねることもできるし、気が楽です^^。一度歩いた道はだいたい記憶に残ってるので、次に行ったときでも大丈夫。道端で地図を見るのが怖いんですよね・・・狙われそうで。
→angie17さま
ホットドッグでここまでいろんなパターンができるとは、と感心でした。10種類ぐらいメニュがあったんですよ。追加トッピングもできて^^。
→ふにゃいのさま
ソーセージ、美味でしたよ。さすが、ホットドッグ専門店^^。うまい食材の組み合わせでした。
→初夏(はつか)さま
もう10年以上も前にいったお店でした、昔、版画を買ったところは^^。あの時は今ほど観光客もいなくって、すごく空いてたのになぁ・・・。
→DONさま
だいたいジンジャーエールかビターレモン、トニックウォーターを頼むとシュウェップスです^^。ドリンクメニューが出てこない店でオーダーするときの私好みの冷たい飲み物。
by Inatimy (2018-10-18 22:53)