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意外にもさっぱり系 [ヘルシンキ 2018 夏]

涼しげな葉っぱ。

これ、いいなぁ。
欲しいなぁ・・・。

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7月初旬、夏休みに行ったフィンランドの街、Helsinki ヘルシンキでの話、5日目の続き。

ウスペンスキー寺院(生神女就寝大聖堂)を見学した後、西へ向かってぶらぶら。


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途中で出会ったこの植物に惚れた。 斑入りの葉っぱが美しいキンレンカ(金蓮花)
オレンジ色がまた愛らしい。 

以前プランターで育てていたのは、普通の緑の葉っぱで、もっと花の色が朱色だった。


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やってきたのはSenaatintori 元老院広場

階段の上には、ウスペンスキー寺院からも見えていたHelsingin Tuomiokirkko ヘルシンキ大聖堂
フィンランド福音ルター派教会に属するんだそうな。


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1830年〜1852年に新古典主義建築で建てられたもので、一番大きな丸屋根のの高さは62m。
それを囲むように4つの小さな丸屋根のが。

四方にそれぞれ扉があり、ペディメント(三角形の部分)の上には使徒の像が3体ずつ立ち、
トータルして十二使徒が。

階段を上がって、東側(写真でいうと右側)から回っていこう。


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壁の高い部分には、レリーフが並んでいて、そのうちの一つをトリミングしてみた。
雲に乗ってる天使が扉を持ってる。 中から出てきたのはキリストなのかな?


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北側の面。 広場からは見えない、裏側にあたる方。
セウラサーリ野外博物館
の建物でも屋根ハシゴがかけれているのを見たが、大聖堂にもハシゴが。

この大聖堂も正面入り口として使われてるのは西側の扉。


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中に入ると、奥に主祭壇が。 照明がゴージャス。 左にちらっと見えるのが講壇。

かなりの観光客で、人が入らないように撮るのが難しかった・・・。


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主祭壇。 両側には、ひざまずく金色の天使の像。 よく見るとフォルムが異なる。
クロスした腕を胸に当てて見上げてる天使と、うつむいて両手を合わせて祈る天使。


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祭壇画。 描いたのは、エストニア生まれのロシアの画家で、
Carl Timoleon von Neff カール・ティモレオン・フォン・ネフ(1804-1877)。


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振り返ると、入ってきた扉の上にパイプオルガンが。 どんな音がなるんだろうな。

中身のオルガンは1967年製だけど、オルガンケースは1847年と古いらしい。


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金具好きだから、座席の扉の取っ手鍵穴も撮っておいた。


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しばし端っこに座って。 ステンドグラスがあるゴシック建築の教会に比べると
かなりこぢんまりとしててシンプルな内装。

そのあと、ヘルシンキ大聖堂の裏の道から抜けて・・・

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・・・建物観察。 これも新古典主義建築かな。 

地図にはSäätytalo(House of the Estates)とあった。
1888〜1890年に建てられたもので、政府の会合なんかに使われてるよう。

これを撮ってる背後には・・・

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・・・ライオンの顔と足のついたおしゃれな街灯、そして大きな建物。
ここは、Suomen Pankki フィンランド銀行。 フィンランドの中央銀行。

このお隣には・・・

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・・・これまた街灯のある大きな建物。 Kansallisarkisto 国立公文書館だそう。


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トラムの線路のある石畳の道を渡って振り返ると、さっきまでいたヘルシンキ大聖堂の頭が見えていた。
右側の建物がフィンランド銀行

銀行の前にあるブロンズ像は、フィンランドの哲学者、政治家の
Johan Vilhelm Snellman ユーハン・ヴィルヘルム・スネルマン(1806-1881)。

観光の目玉、ウスペンスキー寺院ヘルシンキ大聖堂も堪能したし、
この日のメインの目的地へ向かおう。


建物ばかり、飽きてきたかな?
^^;

nice!(55)  コメント(18) 

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コメント 18

斗夢

円屋根を見るとキリスト教の寺院じゃないように思うんですよ。
by 斗夢 (2018-11-18 18:42) 

ma2ma2

海外の教会なんかにはキリストの復活の絵が飾られていることが多いですね!
カトリック教会は派手ですが、カトリックじゃ無いのでしょうか?
by ma2ma2 (2018-11-18 19:09) 

JUNKO

白壁に緑色の屋根ががとても清楚で神々しい感じです。イギリスで協会の中にいた時突然パイプオルガンが鳴って,身が震える感動を覚えたことがあります。形から信仰に入っていくことも大事なのだと思いました。
by JUNKO (2018-11-18 19:21) 

(。・_・。)2k

丁寧に撮っていて
見てて気持ちいいですね(^^)

by (。・_・。)2k (2018-11-18 21:11) 

sheri

古い金具とか私も好きです☆
こういうの見ると私もついつい撮ってしまいます。
by sheri (2018-11-18 22:12) 

snow

涼し気な葉っぱいいね いいね
オレンジの葉っぱもいいね いいね

僕もそろそろ冬の植物の準備しなきゃな
暖かさで忘れてるけどもう11月終盤に入るもんね

by snow (2018-11-18 23:20) 

めぎ

旅先でふと出会う綺麗なお花、嬉しいですね~
もうお花のシーズンもおしまいで、バルコニーがすっかり寂しくなりました。
by めぎ (2018-11-19 02:10) 

そら

ヨーロッパ建築には動物が良く出て来ますね
日本にはあまりありませんけどやはり宗教の影響でしょうか?
by そら (2018-11-19 06:28) 

oko

斑入りの葉って涼しげですね〜
オレンジ色の花も爽やかですっっ
by oko (2018-11-19 08:33) 

suzu*

フィンランドの銀行、教会なみに威厳ありますな?
オレンジのナスタチューム、イイな^ ^
なんとなくだけど花びらが厚くみえる。
コッチだとペラペラだものσ(^_^;)
班入りはどの花も植えたくなりまする。
by suzu* (2018-11-19 18:12) 

miffy

何度かヘルシンキには行ってますが大聖堂、外からしか見たことなかったです。
中って意外とシンプルですね。
ギリシア神殿のような新古典主義の建物って結構好きです♪
by miffy (2018-11-19 20:54) 

riverwalk

白亜の宮殿というんでしょうか。そんな言葉を思い浮かべます。
石造りの建物は重厚感が違いますね^^
by riverwalk (2018-11-19 21:24) 

KOME

キリストの絵を見てると、なんか知り合いのような感覚があります。
passionという映画で、苦しくて、痛がっているキリストの姿が目に焼き付いています。
by KOME (2018-11-19 21:53) 

Yamamoto

こんばんは、大聖堂と言えば一番最後に入ったのは、ニュージーランドのクライストチャーチの大聖堂があります。
東日本大震災の2ヶ月前にあったニュージーランドの震災で倒壊してしまいました。
by Yamamoto (2018-11-19 22:34) 

テリー

ヘルシンキ大聖堂、ロシアの教会によく、似ているところがありますね。
by テリー (2018-11-20 10:44) 

coco030705

キンレンカ、美しいですね。育ててみたいです。

by coco030705 (2018-11-20 23:40) 

初夏(はつか)

ヘルシンキ大聖堂、
ゴージャスな照明の写真が素敵♡
そういえば教会って、ずいぶん行っていないです。
そろそろクリスマスだし、久しぶりに行ってみようかな♪
Inatimyさんのお話読んで、そんな気分になりました^^
by 初夏(はつか) (2018-11-21 06:36) 

Inatimy

→皆さま「意外にもさっぱり系」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。先の正教会のウスペンスキー大聖堂と比べると、フィンランド福音ルター派教会のヘルシンキ大聖堂は、かなりシンプルですよね^^。違い大きいなぁ。

→斗夢さま
この大聖堂が建てられた当時は、フィンランド大公国。名からすると独立国のように見えますが、ロシアの支配下だったので、かなり影響を受けてると思います^^。

→ma2ma2さま
この教会はキリスト教だけど、フィンランド福音ルター派教会に属するようです。カトリック教会ではなく、プロテスタントの派の一つで。だからシンプルなのかも。

→JUNKOさま
パイプオルガンの音は身体中に響きますね。私も欧州の国で何度かタイミングよく音色を聴く機会がありました^^。私自身はキリスト教徒ではないのですが、旅先で教会があると必ず挨拶を兼ねて訪れてます。

→(。・_・。)2kさま
ありがとうございます^^。自分で心地よく感じる曲線、線の角度、色の割合がなんとなくあって、ここからここまで入れたい、とか一歩下がったり、近づいたり微調整。待たせてるかな、とKamoさんの方を見るとあちらもカメラ覗いてて、まだ大丈夫だったり^^。

→sheriさま
古い金具、何人もの手に触れられて滑らかになって、色も明暗ができたりして、味わいが出てますよね^^。

→snowさま
いいですよね、この斑入りのキンレンカ^^。いつか手に入れたいなぁ。私もそろそろ球根の植え付けやアイリスの植え替えをしたいのに、プチトマトがまだ熟さなくて収穫できず・・・。狭いベランダだから、プチトマトの場所も球根に使いたいのに^^;。

→めぎさま
旅先でお気に入りの植物を見かけると嬉しくなりますね^^。鉢植えなんか花屋さんでいかけると欲しくなったり。EU内だったら持って帰れるのかなぁ・・・。我が家のベランダもかなり寂しく・・・咲いてる花もワイルドストロベリーくらいかな。

→そらさま
日本の建築、特にお寺や神社に出てくる動物といえば、お猿さんとかキツネ、龍、獅子、クジャク、牛、象なんかがいるかな^^。最後の獅子から象までは菩薩や明王が乗ってるし。宗教の影響もあるのかも。

→okoさま
斑入りの葉っぱって爽やかに見えますよね^^。多肉植物も本では斑入りの写真が載ってたりするのに、こっちのお店では全く取り扱ってなかったりしてがっかり。

→suzu*さま
フィンランド銀行、日本でいうなら日本銀行ですもんね、威厳あります^^。オレンジ色のナスタチウム、これには惚れ惚れ。斑入りの葉っぱが爽やかで。いつか欲しい植物。オランダにあるだろうか・・・。我が家に今ある斑入りの葉っぱは、アイビー、ギボウシくらいだなぁ・・・。斑入りのタイム、枯らしちゃったし^^;。

→miffyさま
ヘルシンキ、我が家は初めて。フィンランド自体が初上陸です^^。また行きたいなぁ。夏は以外と暑かったから、春か秋がいいなぁ。冬は暗くて極寒のようだし。新古典主義の建物、そういえばパリにはたくさんありましたよ。オランダではあまり見ないかな。

→riverwalkさま
中もさっぱり系だし、白に青銅色の丸屋根の外観も爽やかですね^^。内部の壁も、ごく淡くブルーが入ってる白だったりして、軽やかな感じでした。だから余計に講壇や主祭壇、パイプオルガンが引き立つのかも。

→KOMEさま
映画の”passion”は痛々しいシーンが多いみたいですね。イースターの時期、スペインでは聖週間でプロセシオン(宗教的な行進)があるんですが、キリストと同じように十字架を背負って裸足で歩いたりしてるのを見たことが。衝撃的でした。

→Yamamotoさま
ニュージーランドのクライストチャーチ、昔々に行ったことがあります^^。当時、カメラ屋さんでお勧めされた軽量のフィルムカメラの一眼レフで撮った写真、お気に入りでした。倒壊してしまったニュースはすごくショックだったなぁ・・・。

→テリーさま
私も最初見たとき、ロシアっぽいなぁと思いました^^。ヘルシンキ大聖堂が建てられた時代は、フィンランドはロシアの支配下にあったので、多分その影響なんでしょうね。フィンランド大公国でロシアの皇帝が大公だったようです。

→coco030705さま
葉っぱが全部緑一色のキンレンカも、カエルの葉っぱのようで可愛くていいんですが、斑入りは更に愛らしく^^。

→初夏(はつか)さま
先のウスペンスキー大聖堂といい、このヘルシンキ大聖堂といい、聡明がゴージャスですよね、キャンドル風なシャンデリアで^^。私も教会は旅先で訪れるだけで、普段は前を通り過ぎ・・・というのもプロテスタントの教会って扉閉まってるところ多くて。
by Inatimy (2018-11-24 00:26) 

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