一重と八重 Keukenhof 2018

来年はもう会えないかもしれない・・・と思うと、
撮っておこうと思う。

約10ヶ月前、昨春4月にKeukenhof キューケンホフで撮ったチューリップ。

オランダ王立球根生産者協会の15の分類に分けて、今回は一重咲きと八重咲きを紹介。

分類No.1 Single Early 一重早咲き　Duc de Berlin・・・フランス語で、ベルリン公爵かな。
発音は私にはデュ・ドゥ・ベルランと聞こえる・・・。

ベルリンといえば・・・先日、TVでトム・クルーズ主演の映画「トップガン」を放送してた。

その映画の挿入歌"Take My Breath Away"を歌ってるのがベルリンというアメリカのバンドで、
日本語の曲名は「愛は吐息のように」だそうな。

分類No.1 Single Early 一重早咲き　Van der Neer ファン・デァ・ネール。

オランダの画家にAert van der Neer アールト・ファン・デル・ネール(1603頃-1677)がいる。
その画家の名にちなんだものかな。

風景画や夜景を描いていて、アムステルダム国立ミュージアムで一枚見た覚えが。
"Riviergezicht bij maanlicht"「月明かりの川の風景」1640-1650頃。

月明かりの中、川沿いの道を馬に荷車を引かせて歩いている人のいる絵だった。

分類No.1 Single Early 一重早咲き　Wendy van Dijk ウェンディ・ファン・ダイク。

TVでよく見かける女優さんで、司会もこなしてる。

　でも、最初にこの人を知ったのが、Ushi Hirosaki という日本人女性キャラの番組で、
　黒髪ストレートのセミロング、黒縁メガネ、白めの化粧に赤い口紅、出っ歯ぎみ、妙なアクセントの英語・・・。
　最近、そのキャラを見かけなくなったのは、クレームでも入ったのかもしれない。

☆ ☆ ☆

分類No.2 Double Early 八重早咲き　Columbus コロンブス。

コロンブスといえば、イタリアの探検家。
以前、スペインで住んでいた家の近所にコロンブスの像が建っていた広場があった。

スペインではコロンブスではなく、Colón コロンだったので、その名を聞くたびに
子供の頃に好きだったグリコのお菓子のクリームコロンが頭に浮かんだ。

分類No.2 Double Early 八重早咲き　Flaming Baby フレミング・ベイビー。
直訳すると、炎のような赤ちゃん・・・と妙だけど。

かなり背の低いチューリップ。　色は、赤っぽいもの、オレンジ色のや、黄色といろいろ。

分類No.2 Double Early 八重早咲き　Double Flag ダブル・フラッグ。　ダブルの旗。

オランダ語で旗は、Vlag フラフ。　複数形は、Vlaggen フラッヘン。

スペイン語では、Bandera バンデラ。　複数形は、Banderas バンデラス。
そう、俳優 アントニオ・バンデラスの姓は、旗っていう意味だったのだ。

☆ ☆ ☆

分類No.5 Single Late 一重遅咲き　City of Vancouver シティ・オブ・バンクーバー。

バンクーバー市は、カナダ西部にある都市。

昔、夏に行ったことがある。　覚えているのは、ギャスタウンで見た蒸気時計と、
スタンレーパークの公園内にトーテムポールがたくさん並んでいたこと。

バンクーバー市、冬はこのチューリップみたいに、真っ白な雪景色になるのかな。

☆ ☆ ☆

分類No.11 Double Late 八重遅咲き　Robinho ロビーニョ。

ブラジルのサッカー選手の名前で、現在はトルコでプレイしてるそう。

トリミングしてみた。　先が尖ったような花びら。　咲き進むにつれ、次第に赤が濃くなっていく。

☆　☆　☆

＜ご参考＞　色を変えたのが今回登場したもの。 一重線で消してあるのは撮れなかったもの。

　

オランダ王立球根生産者協会の15の分類

　早生：分類No.1 Single Early 一重早咲き

　　　　分類No.2 Double Early 八重早咲き

　中生：分類No.3 Triumph トライアンフ

　　　　分類No.4 Darwin Hybrids ダーウィン・ハイブリッド

　晩生：分類No.5 Single Late 一重遅咲き

　　　　分類No.6 Lily-flowerd ユリ咲き

　　　　分類No.7 Fringed フリンジ咲き

　　　　分類No.8 Viridiflora ビリディフローラ

　　　　分類No.9 Rembrandt レンブラント

　　　　分類No.10 Parrot パーロット咲き

　　　　分類No.11 Double Late 八重遅咲き

　野生種と野生種優勢なハイブリッド：

　　　　分類No.12 Kaufmanniana カウフマニアナ種

　　　　分類No.13 Fosteriana フォステリアナ種

　　　　分類No.14 Greigii グレイギー種

　　　　分類No.15 Other Species その他の野生種

・・・と、今回は、分類No.1、2、5、11の4種類を紹介。

（写真は、およそ10ヶ月前、2018年4月下旬にさしかかった頃に行ったKeukenhof キューケンホフにて。）

チューリップにも流行りがある。
たまに昔の写真を見返してみると、ここ数年見かけないなという品種もあったり。

だから、遠くにあって撮りづらくても、見頃を過ぎてても、
気になったものはひとまず記録してる＾＾。

タグ：植物 チューリップ 2018年キューケンホフ Keukenhof

コメント 19

こんにちは。
Flaming Baby ！！「光り輝く可愛い人」みたいな感じかな？
茎と花のアンバランスさが面白い。見た事ないチューリップです。
チューリップも種類・品種が沢山あり、奥が深そうです！？(=^･ｪ･^=)
by Boss365 (2019-02-03 18:45) 

チューリップは本当に種類が多いですね！
見ていて楽しくなりますね(^^)
by ma2ma2 (2019-02-03 20:26) 

こんにちは。
コロンブスとフレミング・ベイビー（炎のような赤ちゃん、おもしろい！　たぶん気の強い恋人みたいな感じ？）が好きです。シティ・オブ・バンクーバーの白も素敵ですね。この3種類のお花を花瓶に活けたら、いい感じかも、ですね。

by coco030705 (2019-02-03 21:00) 

白いシティ・オブ・バンクーバーの花が爽やかです。
上から見るとチューリップには見えません＾＾
by riverwalk (2019-02-03 21:03) 

チューリップって華がありますよねぇ！
見ていて心が和みます(^^)
by そら (2019-02-03 21:08) 

あともう2ヶ月もすればこんなに光が強くなるんだな・・・と眩しく感じます。
このロビーニョみたいなチューリップ、そう言えば一度買ったことがあるような。
今年もあるかしら・・・チューリップ、既に市場で売っているけれど、まだ買ってません。
by めぎ (2019-02-04 01:07) 

大塚愛さんの、チュ～リップの恋心～♪をBGMにかわいいチューリップたちの写真拝見しました＾＾
コロンブスは美味しそうです
クリームころんが食べたくなりました＾＾
by mitu (2019-02-04 06:32) 

キューケンホフがオープンするのももうすぐですね。
それにしてもたくさんの種類のチューリップ。
きっとまだまだたくさんの種類があるんでしょうね。
by sheri (2019-02-04 10:39) 

色々なチューリップがありますね。さすが、オランダですね。
by テリー (2019-02-04 10:52) 

花の名前って、何だかロマンチックだったり
想像を掻き立てるものだったり。
名前の由来を探すのも楽しいですね～
by nicolas (2019-02-04 10:53) 

八重咲き、とっても繊細な感じがしますね〜
綺麗です・・・・
by oko (2019-02-04 11:33) 

＞気になったものはひとまず記録している。
参考になりました。
by 斗夢 (2019-02-04 13:23) 

チューリップとか水仙って撮りづらいんですよね
上手く撮ってますねぇ

by (。・_・。)２ｋ (2019-02-04 13:55) 

わー！春の気分になりました。最後の2枚が特にお気に入りです。すごくいい感じに撮れていますね。
by JUNKO (2019-02-04 14:12) 

チューリップ、魅力的なお花で大好きです＾＾
八重も一重も、それぞれにいいですね。
さすがオランダ、品種の多さも感じます。
by アールグレイ (2019-02-04 17:52) 

お花にも流行り廃りがあるんですね。
色や形も様々だし新種が次々と出てくると全品種を育てるのって大変なんでしょうね。
今年も春が早そうだから満開のチューリップを見れるのももうすぐですね＾＾
by miffy (2019-02-04 21:07) 

こんなに細かい分類があるとは知らなかったです。
by kuwachan (2019-02-04 23:17) 

綺麗だなあ！見事ですねえ！
自分の趣味趣向を鑑みると、チューリップがそんなにハマるとは思えないんですが、それでもチューリップは好きなんです。
もしかしたら、瑞々しい葉と茎の部分も春らしくて好きなのかも。
by ネム (2019-02-05 01:11) 

→皆さま「一重と八重 Keukenhof 2018」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。オランダは先週木曜から土曜の３日間強風で、時速70〜90kmの強風が吹き、大荒れ。ちょっとした台風並みでした。そんな中、我が家の球根、芽が出てきたと思ったら、単に土が吹き飛ばされたからなのかもしれない＾＾；。

→Boss365さま
「光り輝く可愛い人」、センスがお見事＾＾。チューリップ、奥深いですよ〜。毎年、見たことがない品種に出会えます。咲くタイミングと行くタイミングと微妙に違うんですよね。

→ma2ma2さま
種類が多い・・・膨大な品種なので毎年キューケンホフに行っても楽しめます、で、長居してしまうんですよね。歩きっぱなしでクタクタに＾＾；。

→coco030705さま
コロンブス、フレミング・ベイビー、シティ・オブ・バンクーバーの組み合わせ、いいかもしれない＾＾。合わせる色によって、雰囲気がガラリと変わりますよね。

→riverwalkさま
チューリップって外側の花びらの色だけでなく、内側の花の色、花の底の色までも満喫できるんですよね＾＾。眺める角度によって様々な表情を見せてくれます。

→そらさま
チューリップは春の華やかさ、そのものですよね＾＾。毎年咲くのが楽しみです。我が家のベランダ小庭にも、何種類か咲く予定。

→めぎさま
チューリップ、切り花は１月入ると花屋さんで見かけますね＾＾。でもなかなか買えなくて。室温が高いと咲き進みが早くってすぐに散ってしまうし、悩むところ。ベランダ小庭の球根は、まだまだ眠りから覚めず・・・。

→mituさま
探して聞きましたよ、大塚愛さんの「CHU-LIP」ですね＾＾。寒さふい飛ぶ元気な曲。日本の歌、久々。クリームコロン、まだ売ってるのかなぁ。

→sheriさま
そうなんです、まだまだたくさんの種類があって、毎年図鑑のように撮りためてニンマリ＾＾。咲く時期も幅が広いので、なかなか出会えない品種もあります。

→テリーさま
さすがオランダですよね、ほんの一部だけなんですもの、私が撮れるのって＾＾；。

→nicolasさま
はっきりした名前の由来がわからないので、いつも私が勝手に名前から思うことを書いてるだけなんですよね＾＾；。真実は育成業者さんだけが知るという。

→okoさま
八重咲きも花びらの先が尖ってるのや、丸みを帯びてるのやら、様々＾＾。色と形、背の高さで異なる味わいがありますよね。

→斗夢さま
その時、その時で、気になったものだけを撮ってるのですが、それでも大量な写真の量に＾＾；。毎年厳選しようと思いつつも咲いてるのを目の前にするとあれもこれも状態です。

→ (。・_・。)２ｋさま
褒めていただいてすごく嬉しいです＾＾。キューケンホフでチューリップを撮り始めて10年くらいは経ってるので、もっと上達しないと＾＾；。

→JUNKOさま
冬ってモノトーンな風景に囲まれるので、ここ何年かは春に撮ったチューリップの紹介をこの時期にして自分自身、気分を盛り上げてます＾＾。

→アールグレイさま
昨春はかなり人出が多い日に出かけたので、人の行列でなかなか撮れなかったんですが、それでもいろんな品種が＾＾。年々入園者数が増えてる気がします。

→miffyさま
全品種を紹介するのって、無理なんでしょうね、これだけの広さがあっても。かなり昔の品種のは、一画にヒストリカルガーデン（だったかな）、そこに何種類か植えられてます＾＾。さて、この春はいつ頃行こうかしら。

→kuwachanさま
咲いてる横にネームプレートも立ってて、そこに分類があったので、検索していくうちに細やかな分類があることを知り、以来、毎年、ブログで図鑑風に＾＾。

→ネムさま
私もオランダに来た当初は花に疎く、キューケンホフもKamoさんについてきたって感じだったんですよ＾＾；。まさか毎年とるとは思いもよらず。
by Inatimy (2019-02-11 18:23)