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アムステルダム中央駅を東へ [街並み]

どこも観光客がいっぱいで、
テーマパークの中にいるみたいだ・・・。

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大きな建物で、隣の家々の幅がますます狭く、細く見える。

すっかり2ヶ月近く前のことになるけれど、4月の終わり頃、アムステルダム中央駅へと歩いた。
この日は曇天で、時々小雨がぱらつく天気。 薄暗い。 最低気温7℃、最高気温12℃。


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2つの塔に丸屋根の大きな建物は、ローマ・カトリック教会の聖ニコラース教会
Basiliek van de Heilige Nicolaas バシリーク・ファン・デ・ハイリへ・ニコラース

バシリカは大聖堂に次ぐ位置で、一般の教会より格上。

1884〜1887年に建てられたネオバロック様式ネオルネサンス様式
聖ニコラース海運の守護聖人で、アムステルダムの街の守護聖人でもある。


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この煉瓦の建物が、Amsterdam Centraal Station アムステルダム中央駅
メインエントランスは、写真左部分。

アムステルダム国立ミュージアムやデ・ハール城を設計した建築家、
Pierre Cuypers ピエール・カウパース(1827-1921)によって、1881〜1889年に建てられた。

水色の広告の入った車両は、トラム(路面電車)


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Damrak ダムラックの方を見たところ。 写真はトリミング。
中央の背の高い建物は、1904〜1906年に建てられた元・保険会社の事務所


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レモン絞り器のような建物は、1487年頃に建てられたSchreierstoren スフライヤーストーレン
直訳は、泣く人の塔。 日本のガイドブックでは涙の塔となってるところ。 

元はアムステルダム市壁の一部で防衛塔(側防塔)だったが、現在はカフェ
奥の丸屋根と塔は、さっきの聖ニコラース教会

さらに先へと歩いていくと・・・

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・・・車が入れない細い道があったり。 歩行者専用となってた。 

オランダでは建物正面が前傾してるのをよく見かける。
上部にあるフック付きの滑車をかけて物を運び揚げる時に、壁に当たらないようにするためとか。

このすぐそばにある大きな建物が・・・

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・・・Grand Hotel Amrâth Amsterdam グランド・ホテル・アマラス・アムステルダム

元は1913年ごろに建てられたScheepvaarthuis スヒェープファールトハウス
直訳すると、海運ハウス。 アムステルダムの6つの海運会社共同事務所だった。

メインエントランスのある右側部分が修復中で幕がかかってたので、一部撮り。


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歩いているのは、Prins Hendrikkade プリンス・ヘンドリックカーデという道。
直訳すると、ヘンドリック王子埠頭

Hendrik van Oranje-Nassau ヘンドリック・ファン・オラニエ=ナッサウという、
長く海軍勤務していた王族の方にちなんだ通りのよう。

さっきのホテルの近くにPrins Hendrik der Nederlanden (1820-1879)と入った胸像もある。


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運河に架かるを渡る。 Kikkerbilssluis キーケルビルススラウスという名前。
直訳すると、カエルの脚閘門・・・。 17世紀にこの近くにあった材木商の名前が由来だそう。

ここの橋は昇開橋。 大きな船が通行する際には橋桁水平に上昇させるタイプの可動橋。

白っぽい頭のは、Montelbaanstoren モンテルバーンストーレン。 モンテルバーンス塔
1516年にできた監視塔で、1606年にその機能を失い、時計や鐘の上の部分が追加されたらしい。

その背後に見えるは、たぶんZuiderkerk ザウダーケルク。 南教会
画家レンブラントの家の近くにある。


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さらに進むと、またデザインの面白い家が。 
1600年かそれ以降に建てられた、元・オランダ東インド会社の倉庫だったよう。


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次の運河に架かる橋からは、風車が見えた。
De Gooyer デ・ホーイヤーという名で、1814年にできた製粉用風車。 
 
展望台のような回廊を持つ外観。
煉瓦造りの建物の上に木造という背の高い構造で、その方がを受けやすいからだという。
 
ちなみにここから見えてる、白いT字のアームのある隣のは、自転車と歩行者専用の跳ね橋

この橋から反対側を見ると・・・

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・・・こんな感じ。 左に聖ニコラース教会の丸屋根と塔が見える。

立ち並ぶ工事用クレーンの右側にあるのは、NEMO Science Museum(科学技術博物館)
を模したミュージアムを設計したのは、Renzo Piano レンゾ・ピアノ(1937- )。
パリのポンピドゥー・センターの設計も手掛けたイタリアの建築家。

その建物の下にはアイ湾を抜けるトンネルがあり、アムステルダムの中心と北のエリアを結んでいる。
トンネルの一番低いところは、海抜マイナス20.32mらしい。 

水の下を通るってすごいと思う。

平らな地で、地面と水面の差が少ないオランダ
の航行を妨げないように、橋を架けるより川の下をくぐるトンネルも多いのだった。


長くなったので続きは、また次回にでも。



それにしても、曇っていたとはいえ4月ってすごく薄暗かったんだな・・・。
6月の今がますます眩しく感じる^^。

nice!(64)  コメント(17) 
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コメント 17

ma2ma2

アムステルダムの駅は立派な建物ですね!
教会みたいです。
by ma2ma2 (2019-07-02 18:31) 

よしころん

安野光雅さんの絵本の中の世界ですねぇ♪
by よしころん (2019-07-02 20:53) 

coco030705

歴史的建造物、すばらしいですね。今ではもう建築できないものだから、守らなくてはいけませんね。

by coco030705 (2019-07-02 21:12) 

斗夢

NHK BSプレミアムの「ワイルドライフ」という番組でオランダを見ました。
アムステルダムから北東に50kmだったかな、広大な干拓地に暮らす
水鳥や馬や・・・忘れましたがたくさんいました。
(干拓地の名称が長く、覚えられませんでした)。
メインはアカギツネ親子に四季を通して密着したものでした。
オランダと云うと干拓した土地のイメージが強いですから、広大な湿地地帯が
あるということと農地などにせずに自然のままで鳥や動物が住んでいる
ことに驚きました。
by 斗夢 (2019-07-02 22:11) 

momo

過去記事でも拝見しましたが、
隣のビル同士の窓とか入口の高さがマチマチなのが
面白いですよね~。
by momo (2019-07-02 22:12) 

Boss365

こんにちは。
懐かしいです。聖ニコラス教会ですね!!
中央駅も変わっていない感じです。建築様式は違いますが・・・
修復された東京駅(西洋を真似した)に雰囲気が似ています。
建物前傾の理由が、面白い?興味深いですね。
アムスで建物が「左右」に傾いている建物群を見かけた記憶あり。
密集した個々の建物が個性的な装飾・意匠ですが・・・
全体として統一されている街並みは素晴らしいですね。
レンゾ・ピアノ設計の「科学技術博物館」も奇抜な感じです。
見逃している建築物!!訪ねてみたいです!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2019-07-02 23:07) 

(。・_・。)2k

どこもテーマパークみたいって
どこから見てもテーマパークより素敵ですからねぇ
混むのも仕方ないんでしょうねぇ
日本にこんな風に残ってるところないですからねぇ

by (。・_・。)2k (2019-07-03 09:15) 

ぼんぼちぼちぼち

どのショットも建物が昔ながらの意匠を守ってて美しいでやすね。うっとりでやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2019-07-03 15:43) 

JUNKO

石造りの建物はどれも重厚で立派ですね。
by JUNKO (2019-07-03 16:10) 

めぎ

一年の光の推移ってすごいですよねえ。
4月は1月や2月と比べるとずいぶん明るくなった印象でしたけど、6月や7月はもっと明るくて眩しいですものね。
by めぎ (2019-07-04 01:41) 

まいやん

最高気温12℃だと寒いですよねー。
風車の見える光景が良いですね(^-^)
by まいやん (2019-07-04 11:43) 

miffy

アムスの建物はミニチュアにして保存したいくらいに好きです♪
どの建物も年月を経た重みがあって素晴らしいですね。
この日もかなりの距離を歩かれたのでしょうけど、こんな景色を
見ながらならいくらでも歩けそうです。
by miffy (2019-07-04 13:25) 

初夏(はつか)

レモン絞り器のような屋根、いいですね~。
かたちが可愛すぎて、ツボです^^
橋から見える風車も、すてき。
by 初夏(はつか) (2019-07-04 13:37) 

ふにゃいの

パット見は確かにテーマパークのようにかわいい
きれいな色の建物ですが、
実際は、なんちゃってヨーロッパの建物と違って
貫禄があって雰囲気もいいですよね。
前傾のある建物、絵本やドールハウスの世界のよう!
by ふにゃいの (2019-07-05 00:05) 

nachic

中央駅、確かに東京駅似てますね。
製粉用の風車?今も使えるのかしら。
写真の空気感が違うというか、重い感じですね。
by nachic (2019-07-05 01:00) 

kuwachan

アムステルダムに行ったのにツアーだったために
中央駅に行っていないのが非常に残念です。
是非再訪し、駅に行ってみたいと思っています。
by kuwachan (2019-07-08 12:32) 

Inatimy

→皆さま「アムステルダム中央駅を東へ」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。とにかくアムステルダム中央駅前って人が多いのでそれだけでもエネルギー消耗です^^;。スマホで地図見ながら歩いてるのか、急に立ち止まったりするしね・・・。

→ma2ma2さま
アムステルダム中央駅、すごく立派でしょ。煉瓦造りなのも素敵で。正面中央には時計と風向計が付いてます^^。

→よしころんさま
懐かしい、安野光雅さん♪ 旅の絵本でしたっけ^^。子供の頃は「ふしぎなえ」が大好きでした。

→coco030705さま
技術的にはどんどん進化してるのに、今ではこういう装飾の多い建物って造られませんものね。コストがかかりすぎるからなのか。後世まで大事に残っていってほしいです^^。

→斗夢さま
北東の干拓地だとフレボラント州ですね。一番新しい州。その州の北東部はチューリップの球根の産地♪干拓しても土地が低いから湿地として残るんですよね。オランダに来た当初は、その州の高速道路を走っていてもほとんど何もなかったけれど、だいぶ整備されてきた感じです^^。オランダにはオランダ人が作った自然環境が多いです。大事にしてますよね、いきもの。

→momoさま
間口も一つのフロアの高さも様式も不均一で^^;。それでもまとまりがあるように見えるから不思議です。

→Boss365さま
古い建物が残ってるかと思えば、新しい斬新な建物もあり。古い教会でも中をカフェにしてたり本屋さんになってたり。古い建物に新しい建築部分を融合させてみたり、オランダ人のデザイン・発想は大胆^^。だからぶらぶら歩くだけでも楽しいんですよね〜。

→(。・_・。)2kさま
逆に、旅番組でオランダ人が日本のハウステンボスのドム塔をみて驚きの声あげてました。日本人の再現力をべた褒めでしたよ^^。

→ぼんぼちぼちぼちさま
外観はオリジナルのデザインを守りながら、中は大胆い改装して今の暮らしに合うようにしてるところもあって、オランダ人のすごさを感じます^^。

→JUNKOさま
石造りではないんです。オランダには山がないので石が採れる所が限られていて、多くの建物が煉瓦なんですよ^^。煉瓦を焼いて、たくさん積み上げて。

→めぎさま
真冬はものすごく1日が短くて暗くて。それに比べると6月7月って明るく、眩しく、緑も生き生きで1日も長く感じられますよね〜。作業がものすごく捗ります^^。

→まいやんさま
最高気温12℃、肌寒かったです^^;。でもたまに4月でも30℃超える日も出たり、最近の気候はわかりませんねぇ。風車、いいですよね〜。見ると撮っちゃいます。

→miffyさま
面白いですよね、アムスの街並み^^。プラモとかあったら買って作りたくなるかも。興味をそそられるものが多くて、それにつられて、足がどんどん進みます^^。

→初夏(はつか)さま
レモン絞り器のような建物今はカフェになってるから、いつかここでお茶しようかなと先日話していた所です^^。橋から見える風車、今、あのすぐそばにビール醸造所があるんだったかな。

→ふにゃいのさま
小綺麗にまとまったテーマパークよりよさげに見えるのは、使い古された、こなれた感があるからかしらね。高さも幅も不揃いだし^^;。アムステルダムの街、散歩には飽きません♪

→nachicさま
製粉用の風車、今はどうなのかしらね^^。どこの風車のかはわからないけれどスーパーで売ってる小麦粉に風車のパッケージのもあって、おもわず買っちゃいます。オランダの雲の厚み、へヴィーな感じしますよね。今日も濃淡の激しい曇天です・・・。

→kuwachanさま
ツアーだとなかなか思ったところに行けないですよね。中央駅も列車に乗るとか、駅前の教会行くか、ボートクルーズに参加するかないと、行程に組み込まれないですもんね。いつか中央駅に是非^^。
by Inatimy (2019-07-08 20:08) 

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