ドイツのバラ 中篇<ロザリウム2019> [花図鑑・バラ]
昔、ドイツのバーデン=バーデンから列車で国境をこえ、フランスのパリに行ったことがある。
なんで飛行機に乗らなかったんだろう・・・若気の至りか。

<Kordes> Souvenir de Baden-Baden スヴェニール・ドゥ・バーデン=バーデン。
フランス語で、バーデン=バーデンの思い出。
フランス語で、バーデン=バーデンの思い出。
すごくいい匂いだった。 2013年にも撮ったことがあり、
その時は最も良い匂いがするバラに選ばれていた。
その時は最も良い匂いがするバラに選ばれていた。
6月の終わりにDen Haag デン・ハーグで見たバラ。
Westbroekpark ウェストブルック公園の一画にあるRosarium ロザリウム(バラ園)にて。
Westbroekpark ウェストブルック公園の一画にあるRosarium ロザリウム(バラ園)にて。
今回は、ドイツのKordesという育種社の第2弾め。

<Kordes> Out of Rosenheim アウト・オブ・ローゼンハイム。
驚いた・・・昔、「バグダッド・カフェ」という映画があったのだけれど、
このバラの名がその原題と同じだったとは。 あれって西ドイツの映画だったんだ。
このバラの名がその原題と同じだったとは。 あれって西ドイツの映画だったんだ。
ビデオも持ってたのに、今気づいた^^;。

<Kordes> Roter Drache ローター・ドラへ。 ドイツ語で、意味はレッドドラゴン。
ドラゴンで思い出すのは、ドラゴンクエスト。
昔々、させてもらったけど鈍臭いので、レベル1だったか2だったか、そこから先へ進めなかった・・・。
昔々、させてもらったけど鈍臭いので、レベル1だったか2だったか、そこから先へ進めなかった・・・。

<Kordes> Nautica ナウティカ。 イタリア語で、意味は航海術。
ネームプレートに2019とあったから、新しくバラ園に迎えられたものらしい。
ネームプレートに2019とあったから、新しくバラ園に迎えられたものらしい。
すごくいい色で、ピンク色かと思えば・・・

・・・咲き加減や日の当たり具合によってライラック色や菫(すみれ)色にも見えたり。

<Kordes> Concorde コンコルド。
コンコルドといえば思い出すのが、パリのコンコルド広場。
冬、観覧車や、広場の噴水、オベリスク、エッフェル塔を入れた写真を何度か撮った。
11月だとクリスマスのイルミネーションのあるシャンゼリゼ大通りとその奥にある凱旋門も美しく。
11月だとクリスマスのイルミネーションのあるシャンゼリゼ大通りとその奥にある凱旋門も美しく。
また、コンコルド橋の上からだと、アレクサンドル3世橋とエッフェル塔のある風景も撮れるしね。
※ そんな、とあるパリの日の話は、旧ブログのこちら。

<Kordes> Feurio フォイリオ・・・かな?
意味は、火事の発生を知らせる歴史的なドイツの警告らしい。 火事だ!って感じかな。
意味は、火事の発生を知らせる歴史的なドイツの警告らしい。 火事だ!って感じかな。
確かに、炎がメラメラとなってるような色に、花びらだ。

<Kordes> Cherry Lady チェリー・レディ。
チェリー色といった時、どんな色を思い浮かべるのか、人によって様々な気がする。
サクランボの色も、日本のものと、海外でよく見かける色の濃いものとは違うし。
サクランボの色も、日本のものと、海外でよく見かける色の濃いものとは違うし。
チェリーピンクと言ったら、このバラの色かもしれないな。
チェリーレッドなら、暗くて濃厚そうな赤色。
チェリーレッドなら、暗くて濃厚そうな赤色。

<Kordes> Flaming Star フレミング・スター。 直訳は、燃えてる星。
このバラは2018年にも撮ったけれど、もっと咲き始めの、赤が多い頃のだった。
※ その写真がある記事は、こちら。
※ その写真がある記事は、こちら。

<Kordes> Rosige Landdrostei ロージゲ・ラントドロスタイ・・・と聞こえる・・・。
ドイツ語でRosigは、バラ色の。
似た単語のLanddrostは、昔、特定の領地を統治するオランダ政府の役人らしい。
似た単語のLanddrostは、昔、特定の領地を統治するオランダ政府の役人らしい。
いったい何なのか、よくはわからないけど、バラ色の統治役人さん? はて・・・。
ちなみに、立ててあったネームプレートには、Rosegi Landrosteiとあって、スペルが間違ってた。
ちなみに、立ててあったネームプレートには、Rosegi Landrosteiとあって、スペルが間違ってた。
このバラ、花びらの内側と外側で色が異なるのも、面白い特徴。

<Kordes> Gräfin Diana グレーフィン・ディアナ。 ドイツ語で意味は、伯爵夫人ディアナ。
これも2015年、2018年に撮っていたバラ。 色がすごく濃厚で、つい目がいってしまうのだった。
これも2015年、2018年に撮っていたバラ。 色がすごく濃厚で、つい目がいってしまうのだった。
☆ ☆ ☆
植物関連で、つい先日だったかのニュースでの話。
やたらと何度もJapanse ヤパンセ(日本の)・・・と繰り返されるのを耳にして、
何だろう?と気になり、調べてみると、イタドリの問題が取り上げられていた。
何だろう?と気になり、調べてみると、イタドリの問題が取り上げられていた。
イタドリは、オランダ語ではJapanse duizendknoop ヤパンセ・ダウゼントクノープ。
直訳は、日本の千の結び目。 日本の千の節。
直訳は、日本の千の結び目。 日本の千の節。
昔、シーボルトが欧州に持ち込んだようで、各国で広まり、侵略的外来種に指定されてるとか。
竹のような節のある茎で、オランダでは花屋さんなどでも販売されているらしい。
販売名はPolygonumstokken ポリホーナムストッケンとかHollandse bamboe ホーランツェ・バンブー。
竹のような節のある茎で、オランダでは花屋さんなどでも販売されているらしい。
販売名はPolygonumstokken ポリホーナムストッケンとかHollandse bamboe ホーランツェ・バンブー。
使用した後、庭に置いたりしないように注意を促してる。 繁殖力が凄まじいよう。
1日に10cm伸びたりと成長が早く、アスファルトやコンクリートすら突き破り、
建物やその基礎、道路、下水などに被害が出るらしい。
建物やその基礎、道路、下水などに被害が出るらしい。
そんなイタドリ、日本では在来種。 子供の頃、友達は「食べられるんだよ」と言ってたし、
山へ遠足に行った際に生えてたイタドリで遊びを教えてもらった。 水車を作ったりして。
山へ遠足に行った際に生えてたイタドリで遊びを教えてもらった。 水車を作ったりして。
日本では西洋タンポポや黄菖蒲(キショウブ)などが問題になって侵略的外来種となっているけど、
逆のパターンもあるんだなと、あらためて思った。
逆のパターンもあるんだなと、あらためて思った。
話、長くなってしまった^^;。
薔薇は毎年新種が出来たり、交配とかで色々な種類があり、見ていて飽きないですね。
by ma2ma2 (2019-08-30 18:06)
イタドリのお話、、所変わればでしょうか、、
侵略的外来種、山のお花畑への侵入を阻止するために、一斉草刈りのニュースを見た覚えが、固有種を守る、難儀でも大切なことですものね
by engrid (2019-08-30 18:09)
その国によって外来種は問題ですよねぇ
日本でも多くの外来種が入って来ていますが仕方ないことですかねぇ
他国との行き来があれば当然そう言うこともありますよねぇ。
by そら (2019-08-30 19:13)
日本で咲く花も原産地は世界各国のようです。
日本原産は探すのが大変です。
by 斗夢 (2019-08-30 19:56)
我が家の1輪は伯爵夫人ディアナに似ていますね。
by JUNKO (2019-08-30 20:29)
イタドリは子供の頃、おやつ代わりによく食べました。
今でも、時々舐めます。あの酸っぱい味を確認したくて。
里山にいっぱい生えていますね。
海外で外来種になっているとは知りませんでした。
日本でも色々な外来種を見かけますが、それと同じなんですね。
複雑な気持ちにいつもなります^^
by riverwalk (2019-08-30 21:48)
こんにちは。
「アウト・オブ・ローゼンハイム」が原題とは初耳でした。
「バグダッド・カフェ」懐かしい映画!!ドイツ人女性が主人公でした。
曲の「コーリング・ユー」は今でも聴きます。
イタドリ、食べた事ないですが「侵略的外来種」は世界的に問題ですね。
グローバルビレッジ思想で考えると防ぐのは難しいです!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2019-08-30 23:29)
イタドリってそんなに強いんですね。
ドイツ語のWikipediaを見てみたら、強そうな根っこの写真が出てました。
Problematischって書かれてるし、それが「日本の・・・」という名前だとちょっとドキッとしちゃいますねえ。
by めぎ (2019-08-31 04:05)
花の周囲まで小さな花びらがくしゃくしゃしているのは、薔薇に見えないようなのもありますね。
バグダッドカフェは、ドイツの映画だったんですか。
ドイツ人女性が主人公ではありましたが、アメリカ映画だと思ってました。
舞台となったカフェは今も残っているはずなので、いつか行ってみたいと思ってます。
by YAP (2019-08-31 08:35)
今日のお写真の中でhあ「ナウティカ」が好きかな(^^
チェリーレディは花の中にさらに花を咲かせているような?
複雑な花弁ですね。
鎖国時代、唯一長崎とオランダ間の貿易の際にシーボルトは色々なものをオランダから日本に伝え日本からもオランダに持ち帰ったのですね。
by marimo (2019-08-31 11:00)
イタドリは よく死んだ婆さんとお手伝いさんが土手に採りに
行ってました 時期が来ると イタドリまみれな食卓になってました
食わず嫌いで 食べた事ないんですが
今思えば 食べておけば良かったなぁと思います
田舎料理なのか 生節と一緒に煮てたんですよねぇ
親父の田舎が三重の紀伊長島というところなんですが
母方のじいさんばあさんも同じ田舎出身です
母は東京生まれ東京育ちなんですけどね
お手伝いさんも同じ田舎出身だったので田舎料理は一緒でした
by (。・_・。)2k (2019-08-31 12:34)
すみれ色のバラ、大人っぽくていいですね。
大学の時 美術時間に色について講義を受けたら
アメリカては、「紫」は「淑女の色」と 習いました。
by ぴーすけ君 (2019-08-31 14:13)
ナウティカの色合いとっても美しいですね。
八重咲の薔薇はゴージャスですね~
イタドリ見たことはありますが食べたことはないです。
外来種、昔よりも現代の方が持ち込まれる確率は高いみたいですね。
これだけ世界中の物資や人々が行き来していたら阻止するのは難しいのでしょうね。
by miffy (2019-08-31 17:28)
ナウティカは ナウシカ?
同じ意味なのかなぁ~(^_^;)
by まいやん (2019-08-31 22:56)
こんにちは^^
今回の薔薇で好きなのは、ナウティカ、フォイリオそれに
グレーフィン・ディアナです♪
イタドリってそんなに強いのですか...
私は食べたことはありませんが^^
by いろは (2019-09-01 17:25)
スヴェニール・ドゥ・バーデン=バーデンの花びらを湯船いっぱいに浮かべて入浴したい・・・いい香りに包まれて(#^.^#)
by mitu (2019-09-02 06:41)
→皆さま「ドイツのバラ 中篇<ロザリウム2019>」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。一番種類が多かったドイツのバラ、やっとバラの紹介も終わりが見えそう。あと2回くらいで終わるかな。
→ma2ma2さま
このロザリウムに咲いてるバラも、全部見切れてないと思うんですよ^^;。来ても咲いてなかったりしてる種類もあったりで。そう思うと、何時ても飽きないです♪
→engridさま
ところ変われば、ですよね。まさかイタドリが要注意対象となってるとは^^;。固有種を守る、大切だけど、大勢の協力無しでは難しいですよね。
→そらさま
輸出、輸入、人々が旅で行き交う世の中、いろんなものが出たり入ったりなんでしょうね。園芸種もあるだろうし。完全にシャットアウトはできないですよね^^;。
→斗夢さま
ずーっと昔まで遡れば、原産だと思ってるものも、どこからか入ってきてるものなんでしょうね。日本にしかないものは数少ないのかもしれませんよね^^。
→JUNKOさま
伯爵夫人ディアナ、色がとっても魅力的なバラです^^。そんなバラがお庭に咲いてるの、本当に羨ましい。我が家、西日ガンガンで、ミニバラ、枯れちゃいました・・・。
→riverwalkさま
イタドリ、山に入れば多いですよね。日本で普通にその辺にあるものが海外で外来種として駆除対象になってるのはびっくりでした^^;。どこの国も、外来種のいろんな脅威に晒されてるんだなと。
→Boss365さま
「バグダッド・カフェ」の原題が「アウト・オブ・ローゼンハイム」だったとは、え!?ですよね^^。「コーリング・ユー」も、いい曲だし♪ 私もイタドリは食べたことはないかも、遊ぶばかりで。
→めぎさま
ニュースで紹介してたのがイタドリの成長の動画の早送り。あっという間にイタドリだらけでした^^;。BGMがわりのTVのニュースで「日本の・・・」ってなんども言うから、一体何?と画面に集中でした。
→YAPさま
よく見かけるバラのような姿から、咲き進むとくしゅくしゅの感じになったり、変化を遂げますよね^^。バグダッド・カフェ、私もずっとアメリカ映画だとばかり思ってました。カフェ、今でも残ってるとは♪
→marimoさま
ナウティカ、いい色ですよね^^。チェリーレディーは八重咲きの椿っぽくもあるし。シーボルト、すごい数の植物、持って帰ってますね。ライデンに植物園があるんですが、そこのケヤキも確かシーボルトが持ち帰ったものだったような。そこ、日本庭園もあるんですよ。
→(。・_・。)2kさま
暮らしに身近な植物だったんですね、イタドリまみれな食卓、生節で煮る、・・・どんな料理だったのかすごく気になります、貴重ですね^^。私も食べたことがなくて、どんな味なのか、さっぱりわからず。水車作って遊ぶのに夢中で。子供の頃に食べた料理、今、すごく懐かしく・・・もっと食べておけばよかったと思います。
→ぴーすけ君さま
すみれ色のバラ、すごくいい色でした^^。紫は淑女の色、素敵♪ 子供の頃は黒と同様、紫って一番遠い色だったかもしれない。着てた服はブルーが多かったかな。
→miffyさま
八重咲きでも、花びらの枚数にかなり差がありますよね^^。花びらに切れ込みが入っても、雰囲気がすごく変わるし、面白く。ものの流通が世界的な今では、あれやこれやと入ってくるんでしょうね。植物だけでなく、虫も。
→まいやんさま
ナウシカの名前の由来はなんだったんでしょうね^^。ギリシア神話に出てくる王女って説もあるみたいですが。
→いろはさま
フォイリオも素敵ですよね。外は濃く、中央はちょっと淡めなグラデーションで^^。イタドリ、凄く強いようです。日本でも山菜として食べられてるから、オランダも食べる方向で進めれば駆除にもなるのになぁ、なんて思ったりも。
→mituさま
おぉ、バラ風呂、すごくいいかも。スヴェニール・ドゥ・バーデン=バーデンなら極上のひと時を堪能できそうですよ^^。本当にすごくいい匂いなんですよ。
by Inatimy (2019-09-07 00:02)