9月に会いに行ったら [植物]
煉瓦造りの橋の下。
3羽のマガモがいた。
3羽のマガモがいた。
9月下旬に差し掛かった頃、アムステルダムの南西にある街、Leiden ライデンにやってきた日の続き。
ミュージアム・デ・ラーケンハルを見て、ランチして、ジグザグに散歩しつつ移動。
ミュージアム・デ・ラーケンハルを見て、ランチして、ジグザグに散歩しつつ移動。
※ 前回の散歩の話は、こちら。
やって来たのは・・・
・・・Hortus Botanicus Leiden ライデン植物園。
胸像は、植物学者 Carolus Clusius カロルス・クルシウス(1526-1609)で、
この植物園の初代園長だったライデン大学の教授。 園内でチューリップの栽培も始めたらしい。
この植物園の初代園長だったライデン大学の教授。 園内でチューリップの栽培も始めたらしい。
クルシアナ種のチューリップは彼の名前にちなんで付けられているそう。
まずは温室に入って・・・
・・・お気に入りのテラコッタの鉢・・・のサボテンを見る。 腕を伸ばして高いところから撮影。
いつも大きくなってるのか、なってないのか分からないのだけれど、この日は違った。
頭の上のお団子ヘアに赤いものがポツポツと・・・実ができてる。
ということは、花が咲いてたんだ・・・あぁ、見たかったなぁ。 髪飾りつけて可愛い姿だったろうに。
ということは、花が咲いてたんだ・・・あぁ、見たかったなぁ。 髪飾りつけて可愛い姿だったろうに。
そのすぐそばの出入り口は・・・
・・・Victoriakas ヴィクトリア温室で、そこには、オオオニバス(大鬼蓮)がある。
学名は、Victoria amazonica ヴィクトリア・アマゾニカ。
葉っぱの裏側はトゲトゲ。
葉っぱの裏側はトゲトゲ。
奥に見えるピンク色の花は・・・
・・・Adenium obesumアデニウム・オベスム。
キョウチクトウ科 アデニウム属で、熱帯アフリカの植物らしい。
花、濃いめのピンクの縁取りがいい感じ。
花、濃いめのピンクの縁取りがいい感じ。
片隅の煉瓦の水槽にあったのは、3枚の花びらの黄色い花の水生植物。 珍しい。
名前は不明。
チェックしたネームプレートは、背後の小さな浮き草サンショウモ(山椒藻)で違ってた・・・。
チェックしたネームプレートは、背後の小さな浮き草サンショウモ(山椒藻)で違ってた・・・。
ハイビスカスみたいなのも咲いていて、南国気分。
ヴィクトリア温室は、それほど蒸し蒸しした暑さではないので、まだゆっくりいられる。
ヴィクトリア温室は、それほど蒸し蒸しした暑さではないので、まだゆっくりいられる。
煉瓦の壁際には大きなのも。 しべの先端の影が落ちたかのように、花の中央が濃い赤。
この写真ではわからないけど、ピントを合わせた先端部分はうぶ毛たっぷりだった。
水面にいくつも広がる小さな葉っぱの群れ・・・その浮き草の葉の表面にはトゲトゲがついていた。
これもサンショウモ(山椒藻)なのかな。
これもサンショウモ(山椒藻)なのかな。
温室を出て向かったのが・・・
・・・Von Siebold Gedenktuin シーボルトの記念の庭。
ドイツ人医師で植物学者だった Philipp Franz Balthasar von Siebold (1796-1866)
フィリップ・フランツ・バルタザール・フォン・シーボルトは、オランダ商館医でもあったそう。
フィリップ・フランツ・バルタザール・フォン・シーボルトは、オランダ商館医でもあったそう。
シーボルトが持ち帰った植物がこの植物園内あちこちにある。
藤、白花藤、山藤、姫胡桃、栃の木、リョウブ(令法)、コクサギ(古臭木)、イロハモミジ、
ミツデカエデ、ケヤキ、クサギ(臭木)、アケビ、ボケ、シャリンバイ(車輪梅)、アラカシ(粗樫)など。
藤、白花藤、山藤、姫胡桃、栃の木、リョウブ(令法)、コクサギ(古臭木)、イロハモミジ、
ミツデカエデ、ケヤキ、クサギ(臭木)、アケビ、ボケ、シャリンバイ(車輪梅)、アラカシ(粗樫)など。
記念の庭は、枯山水で石灯籠もあって和な感じを楽しめるところ。
日本人の造園学者、中村一氏、尼崎博正氏が携わったと案内書に書いたあった。
日本人の造園学者、中村一氏、尼崎博正氏が携わったと案内書に書いたあった。
そこのモミジには種のプロペラがぶら下がっていた。
ハンカチの木の下には、イヌサフランが咲いて。
そして、トライポフォビア(集合体恐怖症)の人は苦手らしい・・・
・・・実が詰まった花托。
Chinese kruidentuin 中国の薬草の庭には、ハス(蓮)があった。
このハスが咲いているところ、ものすごく狭くて、幅が40cmくらいだったと思う
このハスが咲いているところ、ものすごく狭くて、幅が40cmくらいだったと思う
何かわからないけど、ギザギザの葉っぱの木に赤い実。
実のおしりがリンゴとかバラ科の植物の実のような感じ。
実のおしりがリンゴとかバラ科の植物の実のような感じ。
Groentetuin 野菜の庭には、かぼちゃが実っていた。
これはオレンジ色になる品種かな、それとも緑のままかしら。
地面だけでなく、ぶら下がるように仕立てられたのもあった。
さっきのかぼちゃと同じ品種? 別のもの?
さっきのかぼちゃと同じ品種? 別のもの?
そばにはズッキーニも。 緑じゃなく、ここのは白かったけど。
ズッキーニは見た目はキュウリみたいだけれど、キュウリ属ではなくカボチャ属。
ズッキーニは見た目はキュウリみたいだけれど、キュウリ属ではなくカボチャ属。
かぼちゃとズッキーニは仲間なんだなと感じたのはスペインで。
スペイン語でかぼちゃはCalabaza カラバサ、ズッキーニはCalabacínカラバシンと似てたから。
スペイン語でかぼちゃはCalabaza カラバサ、ズッキーニはCalabacínカラバシンと似てたから。
ちなみに、オランダでズッキーニはフランス語と同じくCourgette クルジェットと言ってる。
ライデン植物園、あと1回続く予定。
ここのところオランダは気温がちょい低め。
平年最高10℃のところ、今日は最高6℃の予想。
週末も、最低気温0℃、最高気温6℃らしい^^。
週末も、最低気温0℃、最高気温6℃らしい^^。
植物園の温室のサボテン、面白い鉢に入っていますね!
そう言えばオランダ国王ってKLMオランダ航空でパイロットをしていたそうですね、テレビでやってました。
by ma2ma2 (2019-11-08 19:17)
オオオニバスって本当に大きいのですね。
まだ実物を見たことがありません。
オランダの方は枯山水の日本庭園を見てどんな思いを抱くのでしょう
とても興味深いです。
by marimo (2019-11-08 20:56)
シャボテンの鉢が顔、、、すごくユニークでやすね。
仰るとおり、花が咲いてるとこも見てみたかったでやすね。
by ぼんぼちぼちぼち (2019-11-08 21:18)
こんばんは、ライデンの街は学問の街なのでしょうか?
アムステルダムの南西と言うと内陸に入るんですか?
ロッテルダムは港町でしたっけ?
by Yamamoto (2019-11-08 23:27)
9月らしい写真ですね
日本とそんなに気温変わらないんですか?
by (。・_・。)2k (2019-11-08 23:47)
オオニハス 神代植物公園で観ました。
特徴的な葉が印象的でした。
ハイビスカスの色がとても綺麗です。
by ゆうみ (2019-11-08 23:52)
オオオニバスはデッカい(大きさを強調)ですね。
どこかの植物園で見た時の印象です。
by ヤッペママ (2019-11-09 04:53)
ズッキーニがカボチャの仲間とは知りませんでした。
あれはどう見てもでかいキュウリでしょ?と思ってました。
by YAP (2019-11-09 06:59)
9月ってずいぶん明るかったんですねえ。
寒いのはいいんですが、暗いのがしんどい今日この頃です。
by めぎ (2019-11-09 07:26)
お久しぶりですっっ
花座が高くなってるサボテンってメロカクタス属って
いうイメージがあるんですが、これもそうなのかな?
他にもあるのかな?なんて考えています・・・
by oko (2019-11-09 07:44)
こんにちは。
テラコッタの鉢、アフリカ民族的で面白い。
多分?サボテン突起物の花弁も個性的と想像!!
「シーボルトの記念の庭」日本の香りします。海外には日本庭園もどき?多いです。
日本人の造園学者が携わったなら本格的で良い雰囲気と想像です。
オランダ寒いですね。都内は今日は最高19°最低14°でした。!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2019-11-09 13:24)
9枚目 なんでこんなシベを作ったんでしょうね。
テラコッタによって植物の表情も変わりますね。
by 斗夢 (2019-11-09 14:35)
集合体恐怖症という言葉、始めて聞きました。
by JUNKO (2019-11-09 17:12)
こんばんは^^
サボテンの実ってなるんですね。初めて見ました!
アデニウム・オベスム。キョウチクトウ科と言われると
その様な感じがしますね。
縁取りがアクセントになって素敵です♪
3枚の花びらのお花が珍しいです。
そちらは随分寒くなりましたね。こちらも朝晩は冷え込む様になりました^^
by いろは (2019-11-09 17:25)
サボテンの花は何色だったのかな~
小さな実、可愛いですね^^
トライポフォビアですが、怖いもの見たさでついつい見ちゃいます。
by miffy (2019-11-09 20:03)
ムシムシした温室じゃないのがいいですね。
あまりにも湿気が多いとすぐに出たくなってしまいます。
髪の毛が湿気でひどい状態になってしまうので。
by kuwachan (2019-11-09 22:05)
水辺に映り込んだ煉瓦橋の中にカモがとても素敵に見えます(^^♪
by 50oyaji (2019-11-09 22:26)
こんにちは。
シーボルト記念館、行きました。とても面白いところで、日本でもめったにお目にかかれないような色々なものが、収蔵されていました。
ライデンはいい街ですね。
by coco030705 (2019-11-10 11:37)
かぼちゃとズッキーニ、オランダ語のように名前が似てたら、同じ種類って気がつくけど、、友達との集まりで、なすの親戚?キュウリの?と話題になったことがありました。
シーボルトの庭、枯山水でいいですねー。石灯籠がいい感じ。植木屋さんに庭師、いるのかしら。
by TaekoLovesParis (2019-11-10 14:27)
クルシアナの名前の由来はこのおぢさん!。う~~~ん(^^;。
シーボルトに縁のライデン植物園はオランダに取材したテレビ番組に時々登場することもあって、以前から行ってみたいなぁ~と思っていた場所。のんびり散歩したいなぁ。
by yk2 (2019-11-12 07:12)
→皆さま「9月に会いに行ったら」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。9月にライデン植物園に行ったのは初めてだったかもしれない。サボテンの身だけでも見られてよかったな^^。ちゃんと生きてるんだ。何年も幾たびに見てるのに変化が見られないと心配で。
→ma2ma2さま
この鉢、すごくお気に入り。どこに行ったら手に入るんだろうなぁ^^。国王、今でもたまに副操縦士として乗ってますよ。
→marimoさま
オオオニバス、見るのが好きで、旅先の植物園でも温室があると探しちゃいますね^^。でもまだ花が咲いてるところには見たことがなくって。オランダのこの街、ライデンの大学には日本語学科もあるみたいで、日本への関心が高いと思います。いつか日本各地の枯山水を見てみるきっかけにもなるといいなぁ。
→ぼんぼちぼちぼちさま
テラコッタの鉢とサボテンが一体化したような見事な組み合わせで^^。花、どんなのが咲いたのか、すごく気になります。いつかそのタイミングに会えるといいなぁ。
→Yamamotoさま
ライデン大学があります。この植物園も大学付属だったかな。ライデンの街は海には面してませんが、オランダの西海岸よりです。ロッテルダムは大きな港がありますね。
→ (。・_・。)2kさま
9月らしい植物いっぱいでした^^。日本より気温は低めだと思います。ある程度その地の環境に慣れちゃうのかも。我が家で育てたヒマワリ、低音に慣れて12月初めまで咲いてましたもの^^。
→ゆうみさま
オオオニバス、トレーのように縁があがるのが面白く。そこからチラッと葉っぱの裏側の様子も見られて。大きな葉っぱの中心で花が咲くところも見てみたいなぁ。まだツボミの時しか出会えてなくて。ハイビスカス、他にもいろんな色のがあったんですよ、ここ^^。
→ヤッペママさま
オオオニバス、巨大ですね^^。大きな葉っぱが身を寄せ合うようにぎっしり水面に浮かんでるのがすごく印象的な。
→YAPさま
見た目はでかいきゅうりなんですが、あれ、かぼちゃの仲間なんですって。食感はナスっぽいのに、ナス属でもなくて、不思議な存在です^^。
→めぎさま
9月のこの日の快晴の二日後から、アムステルダムのあたりは1ヶ月あまり、雨の多いどんよりした天気が続いて。それを思えば、暗くてもまだ晴れる日もある今はマシかなと感じてます^^。ただ、夕方暗くなる時間が早くなったので、バスで帰宅するとき、早く夕飯の用意しないとと焦ります・・・。
→okoさま
お元気そうで何よりです^^。メロカクタス属っていうんですね、多分そうかも、ネームプレートがなく知りたかったので早速メモしました♪植物園のサイトで検索かけてもわからなかったので助かりました。さすがokoさん^^。
→Boss365さま
この鉢とサボテンが一体化した感じがたまらなく魅力的。どんな花が咲いたんでしょうえ。いつか見られるのが楽しみ。タイミング合うといいな。日本庭園、一画には紫陽花もあり、シーボルトの像も♪オランダ、今日は少々気温が上がって、最高10℃です。お日様の温もりが暖かく、ありがたく感じられます^^。
→斗夢さま
ハイビスカスのシベですね、長いですよね^^。形も面白く。テラコッタの鉢、これ欲しいなぁ・・・。
→JUNKOさま
私もこの秋に知った言葉です。TVのニュースで、新型iPhoneのレンズが3つあるのが怖いという人がいて、そこでトライポフォビアって単語が出てきて。調べたら集合体恐怖症だと^^。
→いろはさま
サボテンの実、出来るんですよ。大きなものだとドラゴンフルーツとか、ウチワサボテンの実とか分かりやすいけれど、小さなサボテンにも実が出来て、こんな小さな中にちゃんと種が入ってるんですって^^。植物園は普段見られない植物に会えるし、自分が世話できな植物が多いから見せてもらえるのも楽しく。オランダ、寒くなるのが早くって。でもアムステルダムにユニクロができて、ヒートテックが手に入るのが救いです。
→miffyさま
何色の花が咲いてたんでしょうね。可愛い小さな花だったろうな^^。トライポフォビアで怖いもの見たさ・・・ふふ、私も怖いもの見たさで高いのあまり得意じゃないのみたまにカメラのレンズだけ下に向けて撮ってしまいます^^。
→kuwachanさま
夏の温室って晴れた日だと日差しでさらに気温が上昇してたりするので、湿気が多いと大変ですもんね^^。冬はありがたい存在。
→50oyajiさま
煉瓦に落ちた植物の影とか、橋のアーチの向こうに見える別の橋を歩いてる人が水面に映ってたりと、そそられました^^。
→coco030705さま
シーボルトの記念館は我が家、まだ行ったことがないんですよ・・・^^;。ライデンはミュージアムの数も多く、見所多い街です。散歩も楽しく^^。
→TaekoLovesParisさま
かぼちゃとズッキーニ、単語が似てるのはスペイン語なんですよ^^。オランダ語はフランス語からのクルジェットで。ズッキーニは見た目はキュウリに近いのに、食感はナスっぽいから、不思議な存在ですよね。シーボルトの記念の庭、石灯籠、効いてますよね。植物園の冊子には、二人の日本人造園学者のアシスタントでオランダ人の造園学者のWybe KUITERT(ネットでの日本語表記はウィーベ・カウテルト)氏の名前もあったから、植物園でちゃんと手入れできるように伝授してあるのかも^^。
→yk2さま
小柄で細身、少々はにかんだ感じで咲くあのクルシアナ種の名前の由来、このおじさまです^^;。キューケンホフにもこんな胸像があるんですよ。ライデン植物園、我が家は年に2〜3回来るかな。この植物園、ミュージアムカードでタダで入れるので、他のミュージアムで展示を見た後に寄ったりすることも多く。そんなに広くはないけれど、こぢんまりしてコンパクトにまとめてあってちょうどいいです^^。ヴィクトリア温室の他にも温室があって、充実してますよ。
by Inatimy (2019-11-13 22:14)
オオオニバス、30kgくらいなら乗れるらしいですね。
氏がの植物園にはオオオニバスを象った皿が売っていて可愛らしかったです。
テラコッタ、なんて愛くるしい!花が咲いていたら髪飾り...想像しました^^
by kyon (2019-11-16 06:39)
→kyonさま
草津の水生植物園かしら。昔々、父が運転する車で横を通った時にハスが見えてたのを覚えてます^^。オオオニバスもあるんだ。いつか行ってみたいなぁ。このテラコッタの鉢、どこで売っってるんだろう^^。欲しい。
by Inatimy (2019-11-17 01:22)