ミュージアムからの帰り道 [街並み・デン・ハーグ]
雨も上がって青空が。
逆光だったけど、建物は美しく。
逆光だったけど、建物は美しく。
ミュージアムのDe Mesdag Collectie デ・メスダハ・コレクシーを出た後、
その裏にあるVredespaleis フレーデスパライス・・・平和宮を見に行った。 塔の高さは80m。
その裏にあるVredespaleis フレーデスパライス・・・平和宮を見に行った。 塔の高さは80m。
10月中旬、アムステルダムの南西にある、北海に面した街、Den Haag デン・ハーグに行った日の続き。
※ 前回の常設展で見た絵画の話は、こちら。
ちなみに、ミニチュアパークのMadurodam マドゥーロダムにある平和宮。 2013年7月に撮影。
実物の25分の1のサイズ。 マドゥーロダムもデン・ハーグにある。
実物の25分の1のサイズ。 マドゥーロダムもデン・ハーグにある。
よくできてるよね。 最初の写真を撮ったのは、中央のフェンスの手前あたり。
平和宮は1907年に建設開始、1913年に完成。 解説板の写真はエントランスホールらしい。
インテリアデザインを担当したのが、当時まだ25歳にもなってなかった、
ハーグ生まれのHerman Rosse ハーマン・ロス(1887-1965)。
ハーグ生まれのHerman Rosse ハーマン・ロス(1887-1965)。
平和宮には国際司法裁判所、常設仲裁裁判所、ハーグ国際法アカデミー、図書館、
カーネギー財団があり、建物内は、年に数回あるガイドツアー(事前予約)でのみで見学可能なよう。
カーネギー財団があり、建物内は、年に数回あるガイドツアー(事前予約)でのみで見学可能なよう。
そこからぶらぶらとトラム(路面電車)の線路に沿って歩いて・・・
・・・ラウンドアバウト(環状交差点)から見えた、気になる建物の近くまで来てみたり。
この建物は、Willemshof ウィレムスホフというらしい。 現在はオフィスビル。
1846年にウィレム2世の乗馬練習場として完成。 のち、改築されて1856年〜1962年は教会に。
さらに塔と正面以外を取り壊し、その残った部分を利用して新たにオフィスビルが建てられたよう。
さらに塔と正面以外を取り壊し、その残った部分を利用して新たにオフィスビルが建てられたよう。
これが、通ったラウンドアバウト(環状交差点)。 Plein 1813で、1813年広場。
中央に記念碑が建っている。 1869年にできた、独立記念の碑。
1813年にナポレオン帝国が崩壊し、オランダにおけるフランスの支配が終焉を迎えた。
1813年にナポレオン帝国が崩壊し、オランダにおけるフランスの支配が終焉を迎えた。
再びトラム(路面電車)の線路に沿って歩くと・・・
Binnenhof ビンネンホフまで出てきた。 なぜかガイドブックではビネンホフとなってるけど。
国会議事堂、中央官庁、首相の執務室などがあるところ。
国会議事堂、中央官庁、首相の執務室などがあるところ。
池は、かなり藻が繁殖してるかのようだった。
デン・ハーグ中央駅はこの建物の向こうにある、近代的なビルのあるあたり。
デン・ハーグ中央駅はこの建物の向こうにある、近代的なビルのあるあたり。
池のそばに翻るのはオランダの12の州とデン・ハーグの旗だったかな。
手前の黄色と緑のがデン・ハーグので、次に北ホラント州、ゼーラント州・・・と続く。
手前の黄色と緑のがデン・ハーグので、次に北ホラント州、ゼーラント州・・・と続く。
その旗の横を抜けていくと・・・
・・・小さなスナックのスタンド。 塩漬けニシンを売ってる。
また空が怪しくなってきたから、雨宿りも兼ねて一休みすることに。
以前Kamoさんが入りたかったのを覚えていたので、すぐ近くのマックカフェへ。
以前Kamoさんが入りたかったのを覚えていたので、すぐ近くのマックカフェへ。
チーズケーキを食べ、雨が止んだ頃・・・
・・・ビンネンホフの中庭へ。
中央にあるのは13世紀に建てられたRidderzaal リダーザールで、日本語では騎士の館となってる。
国会の開会式が行われるところ。
国会の開会式が行われるところ。
手前に噴水、その周りにアーチのある回廊。
騎士の館の左側。 あの奥の門を抜けていくと、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」の絵がある、
美術館のマウリッツハイスがある。
美術館のマウリッツハイスがある。
さらに視線を左に移すと・・・
・・・回廊のアーチ。
角度が難しいな・・・と、何枚か試す。
隅から7番目のアーチに扉を入れるようにしたいのだ。
隅から7番目のアーチに扉を入れるようにしたいのだ。
どうしてここを撮ったかというと・・・
・・・先に訪れていたミュージアムのDe Mesdag Collectie デ・メスダハ・コレクシーで、
その絵画を見たから。 実際の見え方とは微妙に違うよね。
その絵画を見たから。 実際の見え方とは微妙に違うよね。
描いたのは、Johannes Christiaan Karel Klinkenberg(1852-1924)
ヨハネス・クリスティアン・カレル・クリンケンベルク。
ヨハネス・クリスティアン・カレル・クリンケンベルク。
タイトルは、"Het Binnenhof"1874 とそのまま「ビンネンホフ」。
噴水にいる怪しげな生き物の口からは、絶え間なく水が流れ落ちてた。
冬の間は、水が凍るから、止められてしまうけど。
冬の間は、水が凍るから、止められてしまうけど。
噴水の設計は、Pierre Cuypers ピエール・カウパース(1827-1921)。
アムステルダム中央駅やアムステルダム国立ミュージアム、デ・ハール城を設計した人。
アムステルダム中央駅やアムステルダム国立ミュージアム、デ・ハール城を設計した人。
さて、騎士の館の左側を通って、奥の淡いクリーム色のアーチの門へ向かおう。
門を抜けると・・・
・・・右側に黄色い落ち葉の絨毯が広がっていた。
ここまでくると、あとはマウリッツハイスの前を通って、
カフェやレストランのテラス席の並ぶ広場を抜けて、駅まではもうすぐ。
カフェやレストランのテラス席の並ぶ広場を抜けて、駅まではもうすぐ。
平和宮からデン・ハーグ中央駅まで、約3kmほどの散歩を楽しんだ。
☆ ☆ ☆
我が家ふたり、好みが似てるようで微妙に違い、バターを使う場合のトーストの食べ方も異なる。
Kamoさんは、バターを塗ってその上にジャム。
私は、バターはバターだけで、ジャムはジャムだけで別々に食べたい。 だから1枚の時は半分に塗り分け。
私は、バターはバターだけで、ジャムはジャムだけで別々に食べたい。 だから1枚の時は半分に塗り分け。
昔、ホームステイ先で、ピーナッツバター好き?苺ジャム好き?と聞かれ、どちらも好きと言ったら、
一枚ずつ塗ったパンを、まさかのサンドにされたのがショックだったのが影響してるかも。
一枚ずつ塗ったパンを、まさかのサンドにされたのがショックだったのが影響してるかも。
好きなものと好きなものを合わせると、必ずしも美味しいものになるとは限らないのだった。
オランダ、首都はアムステルダムだけれど、
政府はデン・ハーグにある^^。
政府はデン・ハーグにある^^。
タグ:デン・ハーグ
80m!!
スッゴイ高いですね、階数にしたら・・・26階ぐらい!!
by そら (2019-12-10 19:09)
池なのですか。美しいですね。
by JUNKO (2019-12-10 20:29)
オランダでは、ラウンドアバウトが多いのでしょうか。
こちらでは、ひところ騒がれましたが、普及はしなかったようです。
by RANPO (2019-12-10 21:45)
こんにちは。
約100年前の絵画と同じ風景?微妙に違う比較撮影が楽しいですね。
噴水も意匠が凝っています。
ピエール・カウパースは意外でした。ネオゴシックかな?
首都のアムステルダムは何回か訪問したことありますが・・・
観光でデン・ハーグの勧めは少なかったです。
知人からの旅行話も聞かない感じです。
政府・ICJ・PCA・ハーグ国際法アカデミーなどなど
「デン・ハーグ」は重要な都市みたいですね!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2019-12-10 21:59)
池の中に建物が建っているようです。
水辺があると良いですね。
水面に映る風景が好きです^^
by riverwalk (2019-12-10 22:23)
美しい映り絵の世界
私にとって異国は憧れです。
水が本当にすべてを引き立ててくれてるようです。
by ゆうみ (2019-12-10 22:47)
私もバターとジャムは別々にしたい派です。うちのドイツ人はバターの上にジャム派です。
塩漬けニシン、食べたいな~デュッセルドルフにもあるけど、美味しいのを売っているところに行く時間がなかなか取れない今日この頃です。
by めぎ (2019-12-11 05:41)
13世紀から佇み続けている建物…
本当に地震がないのですねぇ。
わたしも別々にしたい派かな^^;
by よしころん (2019-12-11 08:15)
私もどちらかというと別々派。
けど、まれに混ぜると相乗効果を出してくるものもありますね。
by YAP (2019-12-11 08:20)
俺も俺も 絶対分けて食べたいですねよ
by (。・_・。)2k (2019-12-11 10:59)
わたしもバターとジャムは別々派です。
それにしても、ピーナッツバターとジャムのミックスってすごい発想。
by sheri (2019-12-11 16:34)
3kほどの散歩はちょうど良い感じですね!
バターとジャムは一緒につけないです(^^)
by ma2ma2 (2019-12-11 18:26)
絵画と実物の比較写真という遊び。
これはやってみたいことの一つです。
イエガラス、日本でもいちど確認されたとか。
ネットとコミュニティーの威力が「知識」と再確認です。
ありがとうございました。
ハーグ、ここの裁判所に韓国も出て来てくれるといいんだけどなぁ。
by tommy88 (2019-12-12 08:09)
平和宮の中、英語ツアーで参加しました。
とっても豪華で素晴らしかったです。
回廊のアーチ大好きです♪
絵と同じように撮るのって楽しいですね~
ジャム自体は好きなんですけどパンにぬるのは嫌いなんですよね。
子供の頃に給食で出たジャムを思い出すからかな。
by miffy (2019-12-12 14:57)
こんばんは^^
ミニュチュアでも、とても良く出来ていますね♪
水辺にある建物は趣がありますね。
珍しい噴水、お洒落です。
騎士の館は教会みたいですね。イタリアでこのような教会を観ました^^
by いろは (2019-12-12 16:53)
爺達精神障害者夫婦がオランダを訪れたのは2003年スペイン旅行の乗り継ぎでアムステルダムスキポール空港のみです。
異国情緒沢山の写真を見せて頂き有難うございます。
by bp1teikichi_satoh (2019-12-12 18:58)
ビンネンホフの噴水と池?に映った感じが素敵!
私もバターもジャムも好きだけれど、別々に食べたい派です。
バターも少し固まりが残っている方が好みです^^
by みち (2019-12-12 22:27)
美しいリフレクションですね。
ピーナッツバターとイチゴジャム一緒には...ちょっと違う気がしますね^^;
バターとジャムは一緒でもいいかな^^
by kyon (2019-12-13 00:32)
マウリッツハイス美術館には大きな道路でバスを降ろされて
歩いて行ったのですが、ここを通ったはずなのに
周囲の建物の印象が情けなくなるくらい残っていないです(冷汗)
連れられて行くとダメですね。やっぱり自分で歩かないと。
by kuwachan (2019-12-13 12:45)
建物たちがめちゃくちゃ美しいではないですか!!!
あぁなんてあぁすてきな・・・!!!
きっとInatimyさんの写真の構図がすてきだからですね。
旗もカラフルでかわいくて。
日本も良いところなのですが、つい海外に反応してしまう私です。
by 竹口要(だいたい妻) (2019-12-17 16:19)
"フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」の絵がある、
美術館のマウリッツハイスがある。""
そうなんですか!このお写真嬉しいですね。この場所に、「真珠の耳飾りの少女」が居るんですね!一度訪問してみたいです。
by coco030705 (2019-12-25 21:50)
→皆さま「ミュージアムからの帰り道」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。
国際司法裁判所、名前は知ってても、実は一体デン・ハーグのどこにあるのか知らなかったので、こんな建物にあるのかとビックリ^^;。内装を手がけたハーマン・ロスは米国でも活躍し、映画にも携わったらしい。
→そらさま
調べてみたら岡本太郎の太陽の塔が70mだから、それよりも高く・・・って、太陽の塔がそんなに高かったことに逆に驚きでした^^;。
→JUNKO様
池なんですけど、この時はかなり藻が繁殖してて。前はもっと滑らかな水面でした^^。
→RANPOSAMA
オランダというか欧州では大小様々ラウンドアバウトが多いです^^。中央の丸い島には植物が植えられたりもして、綺麗ですよ。
→Boss365さま
私が初めてオランダに旅行で来た時、アムステルダムの後にデン・ハーグに一泊しました。スヘーフェニンゲンのビーチを見に行ったんだったかな。マウリッツハイス、ハーグ市美術館、エッシャー美術館なども見応えありで、マドゥーロダムのミニチュア、ウェストブルック公園のバラ園もいいですよ^^。
→riverwalk様
藻がもっと少なく、風もないともっと水面に映る風景が綺麗なんですが^^;。ビネンホフ、首相のオフィス(執務室?)もあります。
→ゆうみさま
オランダの街には池、水路、運河が多いです^^。低地のオランダ、空から見ると、水辺がすごく多いのが印象的。あと温室かな。花の栽培が盛んで。
→めぎさま
めぎさんところでもバターとジャムの食べ方は異なるんですね^^。塩漬けニシン、本当に美味しいところで食べたら、すごいんだろうなぁ・・・。私、オランダ人から見たら邪道な食べ方してるし・・・わさびに醤油で^^;。
→よしころんさま
古い建物、数多く残ってますよ。地震があるのは、オランダの北東部あたりだけ。天然ガスの採取によるものなので、現在、制限してるようです。ふふ、ジャムとバターは別々ですよね^^。
→YAPさま
バターとジャムは別々、思ったよりその好みの方が多くて、私も嬉しく。相乗効果か・・・わさび&マヨネーズとか、いいかな^^。
→ (。・_・。)2kさま
バターとジャムは絶対、別々。共感してくださる方がいて、私も心強いです^^。
→sheriさま
どんどん増える、バターとジャムは別々派♪ ピーナッツバターとイチゴジャムって、まさか一緒にするとは思いませんでした・・・。
→ma2ma2さま
3kmの前に美術館の中うろうろ歩いてますから、この日はいい運動量になりました^^。バターとジャムは別々、それがいいですよね。
→tommy88さま
絵画と実物の比較、これは楽しいですよね^^。今までも何度か試したことが。でも一番してみたいのがtommy88さんがこの間旅されたヴェネツィアで。イエガラス、お役に立てて良かったです。私もデンマークに行った時にたくさん見かけて調べてたことがあったもので。ハーグ裁判所も、忙しそうですよね。
→miffyさま
平和宮の中もご覧になったんですね、すごいなぁ^^。豪華絢爛だったでしょうね。ジャム、給食に出てきたジャムはあまり好きではなかったです・・・。給食の牛乳も薄くて美味しくなかったし、マーガリンが特に不味くて^^;。
→いろはさま
マドゥーロダムにあるのはミニチュアだけど、すごく細かいところまで作られてるので面白く。新たに作られたりするものもあって、何度行っても楽しめます。騎士の館は元は伯爵の居城で、現在の姿はそれを改築したものだそうです^^。教会っぽい外観ですよね。
→bp1teikichi_satohさま
スキポール空港内もいろんな見所がたくさんありますね^^。飛行機関連のグッズを扱うショップも私の好きなところです。
→みちさま
年々ホフの池、この時は藻が繁殖してて水面があまり綺麗じゃなかったけれど、もっと綺麗に映ることもあるんですよ。バターとジャム、別々がいいですよね^^。ふふ、バターのとろけ加減にもこだわりが♪
→kyonさま
ピーナッツバターと苺ジャムを合わせるのは、絶対にありえないと思います^^;。バターとジャム一緒でも可・・・Kamoさんと同じ派だ〜。
→kuwachanさま
マウリッツハイス、昔、駅から歩いてきたんですが、館内で肝心な「真珠の耳飾りの少女」の前をいつの間にか通り過ぎたようで、出口近くで、あれ?ってなって引き返したことがります^^;。思ったより小さな絵で。
→竹口要(だいたい妻)さま
私の構図は関係なく・・・この辺り、煉瓦造りの建物が美しくってどこを撮っても絵になりますよ〜^^。日本もすごくいいところがたくさんありますよね。木造建築の家並みとか、早々、お城も、かっこいいですよね。
→coco030705さま
マウリッツハイス美術館のすぐ近くなんですよ、この中庭^^。肝心の絵画「真珠の耳飾りの少女」は思ったより小さくて、我が家ふたりは最初に見に行った時、見逃してしまい、出口間際まで来て、後で探しに引き返したほどです・・・。向かいにあったレンブラントの「テュルプ博士の解剖学講義」の方に気が取られてたという^^;。
by Inatimy (2019-12-29 19:38)