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雨の中をくるっと一回り [ストックホルム 2019 冬]

うま・ウマ・馬・・・

思ったより、のバリエーションが豊富なんだな。

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これらの馬は、Dalahäst ダーラヘストというダーラナ地方の伝統工芸品。
我が家にも朱に近い赤のが2頭ある。 以前、Kamoさんがくれたもの。

2ヶ月前の12月中旬、スウェーデンの首都ストックホルムに到着した日の続き。
 ※ 前回の旅の始まりの話は、こちら

午後、宿にチェックインしてお茶した後、
夕方、降る中を出かけてを渡り、旧市街 Gamla Stan ガムラ・スタンに。

王宮の横を歩き、騎馬像のそばを通って、突き当りを左に曲がって出てきたところは・・・

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・・・クリスマスマーケット

Stortorget(意味は大きな広場)という広場で開催されていた。
シンプルな電飾だけど大きなクリスマスツリー

クリスマスマーケットは、我が家の冬の旅の目的の一つでもある。

いろんな店が並ぶ中、気になるのは、その地のもので・・・

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・・・ここはパンを売る店。 パンといってもクネッケブロート(クリスプブレッド)

3種類並んでいるのは、左から、Hällbröd, Jul Hällbröd, Skogsknäckeで、発音は分からず・・・。

Hällbrödは焼かれた地方によって硬さ、柔らかさが微妙に異なるらしい。
ここで売ってたのはスェーデンの中西部にあるヘリエダーレン地方で焼かれたパン。

Jul ユールというのは、12月から1月13日までを祝うスウェーデンクリスマス期間
それが名前にあるのは、何か特別な風味でもついてるのかしら。

Skogsknäckeは、直訳、森林クリスプブレッド。 松の樹皮を粉末にしたものが入ってるよう。


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いろんな風味のニシンの瓶詰めを売るお店。 ニシンは、スウェーデン語でsill シル

3種類並んでいるのは、左からBrantevikssill、Kräftgravad sill、Senapssill・・・と発音不明。

Brantevikssill は、スウェーデン南部、東海岸にある漁村Brantevikニシンの甘酢漬けのよう。
Kräftgravad sill は、ザリガニマリネソースのニシン
Senapssill は、マスタードソースニシン

さらっと見て、広場の一角から細い道を抜けていく。


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脇道に惚れて少し寄り道したりして。 Prästgatanという通り。 
Google翻訳によるとgatan通りという意味らしく、ここは僧侶通りらしい。

SONYくん(RX-100M5)は、明るめに撮れる。


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実際に見たように近づけると、こんな感じ

なんとなく、チェコプラハ裏道に似た感じがする。

脇道へはこれ以上入らず、もともと歩いてた道をまっすぐ下りて、左へ曲がり、さらに・・・

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・・・しばらく進むと、左手の道に気になるものが。 

その道の名はTyska brinkenで、英語だとGerman Slopeで、ドイツ坂とかドイツの傾斜
(ここから先、英語での通り名はwikipedia にあったもの。)

奥に見えている尖塔のある建物は、
ハンザ同盟の商人によって建てられたTyska kyrkan ドイツ教会

この道を上っていこう。 まだはシトシトと降り続き。


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途中、角にあったお店のBubble Waffle バブルワッフルに心奪われる。
ダメだ・・・美味しそうだけど、今、食べるわけにはいかない・・・。

教会は何やらイベント開催中で、入れる気配ではなかったので・・・

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・・・通りから、教会の外観を眺めた。

実際は真っ暗で何も見えなかったも、SONYくんだとステンドグラスの模様まで分かったり。


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教会の角の十字路を超えると、ドイツの坂・傾斜いう意味のTyska brinkenの通りは、
Kindstugatanと名前を変える。 英語でBox on the ear Streetで、耳通りにある箱・・・奇妙な。

の中、を差しながら撮るのは大変。 、持とうか、というKamoさんの言葉がありがたかった。
そのKamoさんは、濡れるからとカメラを出さず。 確かに、賢明だな。

でも、私はに濡れて光る石畳は嫌いじゃない。 その通りの雰囲気を残しておきたくて。

さて、十字路をまっすぐにはいかず、左に曲がって・・・

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・・・Svartmangatanという通りを歩く。 

英語だとBlack Man's Street ブラックマンズストリートで、
黒人の通りになるのかな。

ショーウィンドーにはキリスト降誕シーンなどクリスマスらしい飾り付けがなされてあった。

で、クリスマスマーケットのある広場から出て、
気になるものを見ながら適当なところで角を3回左に曲がると・・・

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・・・元のクリスマスマーケットのある広場に戻ってこられたという。

そうそう、この広場に面して建つのが、Nobel Prize Museum ノーベル賞博物館
正面に見えるのがそう。 ノーベル賞100周年記念で2001年にオープンしたらしい。

建物は元々は証券取引所だったそうな。


さて、時間は17時37分・・・もう一回りしようかな。



☆ ☆ ☆



結局、日曜だけでなく月曜も強風続きで、我が家のベランダ小庭の植物はヨレヨレに・・・。
水仙は支柱を添えてまっすぐに。 咲いたのはカットして、部屋に飾った。

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左から名前不明Tête à Tête テタテートIce King アイス・キング

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ma2ma2

お馬さんが綺麗に並んでいますね!
近所でも出窓に小さい馬から大きな馬まで並べている家があります(^^)
by ma2ma2 (2020-02-18 20:23) 

ぴーすけ君

家族の1人に ストックホルムにある会社の東京支社に勤めているのですが 仕事以外でも訪れたい場所だと言ってます。雰囲気が忙しくなくて癒されるそう♪
by ぴーすけ君 (2020-02-18 20:32) 

竹口要(だいたい妻)

わぁ~大興奮!!
我が家の工房のあるヘムスロイド村が
スウェーデンのレトピック市と姉妹都市だとかで、
工房全体も外国ちっくな作りになっているのです。

そしてそこに画像一枚目の馬たちが保管され、
年に一度のイベントでは大々的に飾られているのでした。
同じやつー!と、大興奮してしまった私でした♡
by 竹口要(だいたい妻) (2020-02-18 20:37) 

Boss365

こんにちは。
「森林クリスプブレッド」松の樹皮を粉末、健康に良いのかな?
ニシンの瓶詰め、これは美味しそう。魚文化あるので信用出来そうです。
細い道、黄色い壁の反射が良い雰囲気です。
雨の日のカメラは危険ですが、路面に光が反射する写真は魅力的です。
オランダ「強風続き」は、春になる前の偏西風ですか?
オランダの天気は予測不可能と感じた事あります(笑)!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2020-02-19 00:17) 

めぎ

外から撮ったステンドグラスの模様がここまで写るのってすごいですね。
私は雨の日でも土砂降り以外はかなりカメラ使ってます。カメラの方も耐え忍んでて、ホントタフなカメラたちです。
by めぎ (2020-02-19 06:17) 

YAP

スウェーデン南部の冬は雨が多いですね。
クリスマスマーケットって、ドイツだけのものかと思いきや、ヨーロッパ各国開催しているところが多いみたいですね。
私は初海外はイギリスで、クリスマス前の時期もいたのですが、イギリスでは全く見なかったなあ。
記事のエリアは、私がストックホルムで唯一周ったところなので、手元の地図と書かれている通りの名前を照らし合わせて、Inatimy さんはこの道を通ってたのか、と読ませていただきました。
by YAP (2020-02-19 08:07) 

斗夢

日本では石畳の小道を見ることは少ないです。
いいですね、雨に濡れた路面が街灯に照らされて・・・いいですね。
by 斗夢 (2020-02-19 08:57) 

marimo

クリスマスマーケット、本場のものをまだ見たことはなく・・・
日本ではまだあまり馴染みがない感じなのでとても興味深いです(^^
「森林クリスプ」松の樹皮っておいしいのかなぁ?
ちょっとかじってみたいなと思いました。
雨で濡れて照らされた石畳が街灯に反射して晴れた日より明るくなっているかもですね。
by marimo (2020-02-19 10:19) 

ゆうみ

5枚目のお写真がとても好き
石畳が雨で濡れている 良い雰囲気です。
by ゆうみ (2020-02-19 16:44) 

(。・_・。)2k

雨の石畳 カッコイイ
これだけで行ってみたくなりますね

by (。・_・。)2k (2020-02-19 16:51) 

JUNKO

雨に濡れた石畳が光って雰囲気ありますね。街灯の灯りも素敵です。
by JUNKO (2020-02-19 19:31) 

よしころん

このお馬さんたち、ダーラヘストって言うのね^^
うちに紺色のお馬さんが一頭いるの♪
赤、白、黒、ガラス仕様も。
仲間増やしてあげたいなぁ。
by よしころん (2020-02-20 09:44) 

旅爺さん

お馬さんも沢山あると1つ欲しくなりますね。
街並みはヨーロッパと比べると暗い感じかな?
by 旅爺さん (2020-02-20 09:59) 

y*

素敵な街並みですね^^
雨に濡れて良い雰囲気です。
私もこのような場所を旅してみたいです。
by y* (2020-02-20 13:34) 

いろは

こんにちは^^
伝統工芸品って魅力ありますね。
日本でも福島の「三春駒」や岩手の「チャグチャグ馬コ」など民芸品があります^^
ドイツのローテンブルグに泊まった折、隣に「クリスマスビレッジ」があり、何度も覗きに行きました^^
雨に濡れた石畳、情緒があって素敵ですね。
by いろは (2020-02-20 16:10) 

miffy

雨に濡れた石畳って綺麗ですよね。
毎年違う国のクリスマスマーケットを訪れるのも面白そうですね。
ダーラヘスト色違い大きさ違いで集めたかったけど物が増えすぎるので自粛しました。
by miffy (2020-02-20 18:31) 

ぼんぼちぼちぼち

赤いお馬さんが特に可愛いなあと思いやした。
by ぼんぼちぼちぼち (2020-02-20 19:20) 

kyon

素敵な石畳!こんな道を歩いてみたいです。
マトリョーシカっぽいおうまさん、可愛らしいですね。
ぱかっと開けたら小さいのが入ってるんじゃないかと思っちゃいます。
by kyon (2020-02-21 23:39) 

ナツパパ

路地小径大好きです。
いっそフェチと呼んでください(笑)
写真拝見して悶えてます(笑)
by ナツパパ (2020-02-22 07:25) 

kuwachan

ヨーロッパの12月の楽しみはクリスマーケットですよね。
クリスマスマーケット狙いで12月にストラスブールやコルマールを
訪ねたことがあります。
お写真を拝見しているとまたこの時期にどこかへ行きたくなります。
by kuwachan (2020-02-22 16:21) 

Inatimy

→皆さま「雨の中をくるっと一回り」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。カットして部屋に飾った水仙、日がたつと中央の黄色が色褪せて全体的に白になるのも面白い変化でした^^。

→ma2ma2さま
大きいのから小さいのまで並んだ様子・・・信楽焼の狸の置物とか、マトリョーシカとか、木彫りのゾウとか、今までのご近所さんをいろいろ思い出します^^。

→ぴーすけ君さま
街の中は都会って感じがするけれど、確かに日本よりはのんびりな感じでした^^。オランダものどかですけど、またちがった時間の流れ方。

→竹口要(だいたい妻)さま
地図で探しました〜。ダーラナにあるRättvik レットヴィークのことかな。まさしくダーラヘストの伝統工芸品の地ですね^^。

→Boss365さま
健康に良いのか、風味がいいのか。その地に昔から伝わってきたものって、いいものなんでしょうね^^。ニシンの甘酢漬け、これは日本人の口にも合うと思います。オランダ、春だけじゃなく、秋も強風の日があったり、夏にもたまに嵐があったり・・・・。今日は、晴れ・曇り・雨、全部揃ってる感じです^^;。

→めぎさま
真っ暗なのに、オートで普通に撮るとこんな感じで明るく撮れるんですよ^^。なので、実際の明るさに近づけたい時は+とかーとかいじって微調整してます・・・。私のはポケットサイズだけど、めぎさんのカメラはレンズも大きいから雨に濡れないようにするのは大変ですよね。

→YAPさま
雪を覚悟してましたが雨でした^^;。欧州のクリスマスマーケット、ドイツの他にオーストリア、チェコ、デンマーク、フランスのに行きました。あ、オランダにもあるんですが有料だったり。スペインはなかったなぁ。ぶらぶらと適当に歩いて、記事を書く時にGoogleマップで確認して通り名を。楽しんでいただけて嬉しいです^^。

→斗夢さま
オランダも石畳が少なく煉瓦畳なので、こういう道に来ると嬉しくなります^^。艶やかな石の光が夜に美しく。

→marimoさま
クリスマスマーケット、あちこち見て回ってます、この時期の我が家の息抜き^^。オランダは南部の方で開催してたり。でも入場料がいるところもあってねぇ。森林クリスプ、松の香りとかするのかな、ワイルドっぽい。

→ゆうみさま
5枚目の写真、自転車を入れたくて横で^^。石畳の石も、ツルツルのから、ざらざらの表面のもあって、様々で面白く♪

→(。・_・。)2kさま
石畳の道はいいですよね。オランダは煉瓦畳の道であまり艶やかさは出ないかな^^;。

→JUNKOさま
傘をさしながらは撮りにくいけれど、濡れた石畳は撮っておきたくてと葛藤でした^^;。暖色系の街灯は心地いいですよね。

→よしころんさま
ダーラヘストって言うようです^^。日本ではダーラナ馬という言い方もありあました。今回の旅で、我が家も仲間を増やしましたよ♪

→旅爺さんさま
旧市街ですからね、古い建物もあるし、何より蛍光灯の明かりがないというのがほんのりした暗さを醸し出しているのかも^^。このくらいの明るさが落ち着きます。

→y*さま
旧市街、いいところでした。きっと昼間はまた違った魅力があるのかと思います^^。

→いろはさま
日本の伝統工芸品、民芸品も味わいがありますよね^^。手作りのものって好きです。ローテンブルク、行ったことがありますよ、夏でしたが。城壁の上を歩いたんだったかな。すごく寒い夏でした・・・。

→miffyさま
昨冬はスペインのビルバオでクリスマスマーケットはなかったですが、たまたま聖人のマーケットに行くことができてラッキーでした^^。ダーラヘスト、増えると場所とりますよね・・・・私もこれ以上は増やさないでおこうと思います^^;。

→ ぼんぼちぼちぼちさま
赤い馬、一番の定番色ですもんね^^。同じ赤でも装飾の色が異なるので、それもまた見所のひつで。

→kyonさま
マトリョーシカっぽい・・・なるほど。これ書いてる背後の棚にマトリョーシカがあるので思わず見比べしました^^。石畳の道、時間つぶしに適当に歩いたので、じっくり見て回るともっといい道があるのかもしれません♪


→ナツパパさま
路地、小径、裏道、横丁、脇道・・・いいですよね。私も好きです。ブログにも異国小路とつけてるくらいで^^。

→kuwachanさま
スロラスブール、コルマールあたりは夏にしか行ったことがなく・・・冬も良さげですね^^。雪多いかなぁ。オランダにも一応クリスマスマーケットと呼ばれるものがあるんですよ。南部の方くらいかなぁ。
by Inatimy (2020-02-26 00:41) 

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