ぬくもりのある暮らし

滴をぶら下げ、寒そうに。

名前は分からないけど、冬の赤い実。

2ヶ月前の12月中旬に行ったスウェーデンの首都ストックホルムでの話、2日目の続き。

　※ 前回の、宿の朝食と東に歩き始めた話は、こちら。

宿から徒歩で東へ10分くらいのところにある橋を渡って、
Djurgården ユールゴーデン島をしばらく歩いていくと・・・

・・・パッと目を引く建物が。　おしゃれな外観。

Villa Lusthusportenという名らしい。　1873年にイタリア風に建てられ、その後、
アール・ヌーヴォー装飾のあるネオ・バロック様式に改装されたよう。

そのヴィラを横目に通り過ぎ、スウェーデン王カール15世の騎馬像の横を抜けると・・・

・・・見えてきたエントランス。　やって来たのは、Skansen スカンセンという屋外博物館。　

1891年オープンで、伝統的な家屋などが見られる。　動物園、水族館もあり。
敷地は300,000平方メートルで、東京ドーム約6.5個分。

Kamoさんが事前にネットで手配したチケットをゲートで見せ、園内地図をもらう。
すぐ横にフニクラ （ケーブルカー）があったけど、我が家は歩いて。

上の坂道から見たエントランス。　中央、奥に見える建物は、Nordiska museet 北方民族博物館。
その右のほう、木々の向こうに隠れるように、さっきのヴィラがチラ見え。

冒頭の写真の赤い実も、このあたりにあったもの。

やがて、ちょっとした家並みが見え、まず入ってみたのは・・・

・・・1930年代の金物屋さんの家族のお宅。　昔のおじいちゃんの家のような懐かしさ。

部屋の中は暖かい。

部屋の片隅の本棚。　赤い衣装の人形はトムテなのか、サンタなのか・・・どっちだろ。

ガラスの器には胡桃などのナッツ類、ドライフルーツ。　
オレンジに一列に丁子（クローブ）が差してあるポマンダーもあった。

別の扉から見た同じ部屋。　テーブルの上では、クリスマスの準備の途中。

ドアに柵があって、中には入ることができないのだけれど、ホッとする柔らかな空気が伝わってくる。
片隅にラジオはあったけど、TVもパソコンもない空間。　静かだな。

台所の流し台の壁には、かける収納と棚。　塩や小麦粉など陶器ポットや、琺瑯がいい感じで。

その右側には・・・

・・・大きな調理ストーブ。　Bolinder'sというスウェーデンのメーカーで、薪を使うコンロ。

その右側にある小さいのは、Heliosというメーカーの電気コンロで、扉のところはオーブン。

窓台の上に飾られたサボテンや多肉植物が可愛かった。

ラジエーター（放熱器）の分厚さが、この地の寒さを物語っているよう。

そばのキャビネットの上にさりげなくクリスマスの飾りが。
紙製のもので組み立ててある感じの。

両側の緑のキャンドルや、敷かれたクリスマスツリーのステッチの入ったクロスがまた素敵。
布はくったりと、使い込まれた感があって、馴染んでる。

そういえば、この紙製の・・・我が家にも似たようなのがある・・・と探したら・・・

・・・もっとシンプルなものだった。　ほとんど場所を取らないので、毎年これは出して飾ってる。

チェコのプラハで買ったもの。　Kamoさんが組み立てた。
もう10年以上も前になるんだな。

スカンセンでの話、まだまだ続く。

オランダでも、とうとう最初の新型コロナウィルスの感染者が出たよう。
南部の方だけど、オランダは九州サイズほどの小さな国土だから、拡大が心配・・・。

タグ：スウェーデン ストックホルム ミュージアム 新型コロナウィルス

コメント 18

2枚目の写真の建物は日本で建てたら地震で崩れそう^^。
by 斗夢 (2020-02-28 19:08) 

こんにちは。
「Villa Lusthusporten」変わった雰囲気の建物です。
イタリア風の感じもしますが、改装された影響で複雑な印象です。
「金物屋さんのお宅」30年代なのにモダンです。薪を使うコンロは面白い。
新型コロナウィルスにお気を付け下さい。免疫力の強化です！？(=^･ｪ･^=)
by Boss365 (2020-02-28 19:23) 

赤い実の雫、小鳥がのどを潤すのにちょうど良い感じ＾＾
　コロナウイルス、早く収束してほしいものですね
by mitu (2020-02-28 19:52) 

日本の屋根みたいな建物もありますね！
by ma2ma2 (2020-02-28 19:59) 

薪を使うコンロ・こんなにスマートなものではなかったけれど
子供の頃は調理もお風呂も薪を使っていました。

by ヤッペママ (2020-02-28 21:51) 

赤い実は薔薇の実にも似ていますね。
鳥さん達が目ざとく見つけそうです。
うちの庭にある千両の実はネットを掛けておかないと
あっという間に鳥さん達に食べられてしまいます。
コロナウィルス、ヨーロッパでも拡大しそうですね。
by kuwachan (2020-02-28 23:27) 

一枚目の赤い実、可愛いですね～
コロナウィルスはググっと身近に迫ってきましたねぇ。
学校がいつ休校になるかとひやひやです。
by めぎ (2020-02-29 04:06) 

ここは行ってみたかったなあ。
いかにもスウェーデンな内装ですね。
by YAP (2020-02-29 07:11) 

居心地の良さそうな部屋が素敵です。
我が家を見渡すと、いろいろものが多いなあ。
なんとかしなければ、と思うのですがねえ。
by ナツパパ (2020-02-29 08:51) 

キッチンの陶器類、たまに日本のアンティークショップでも見かけるけれどこんなに揃っていなくておまけに高い。
でもこれだけ揃ってると壮観だしやっぱりカワイイですね～

by sheri (2020-02-29 11:41) 

とうとうオランダにも…
ウイルスに国境はないのですね。
ストレス溜めず、免疫力アップして乗り切りましょう！
by よしころん (2020-02-29 13:11) 

こんにちは＾＾
金物屋さんの家族のお家、お洒落ですね。
ワインレッドのソファー、暖か味があり素敵ですね♪
お台所も珍しい薪を使うコンロ、物語に出てきそうな家ですね＾＾
by いろは (2020-02-29 15:30) 

スカンセン、とっても敷地が広いですよね。
年代別にお勧めの建物をガイドさんに聞いてから見学しました。
琺瑯や調理ストーブのタイルが気になりました。
コロナウィルス、どんどん感染が広がってますね。
一日でも早い収束を願っています。
by miffy (2020-02-29 16:38) 

薪を使うコンロは初めて見ました！

世界がコロナに侵されてますね。気をつけましょう。
by kyon (2020-02-29 18:41) 

お国によって違うものですね。おとぎ話に出てくるお部屋みたいです。
by JUNKO (2020-02-29 20:18) 

お洒落ですねぇ
良いなぁ良いなぁ

by (。・_・。)２ｋ (2020-03-01 11:53) 

オランダにも、新型肺炎の感染者がでましたか。イタリアで、すごい数の感染者が出ていますので、移動自由のEU内は、感染が拡がるのは、避けられないですね。ゴルフ友達の一人が、4月にオランダ旅行の計画を立てて、Hotels.com で、キャンセルの効かないホテルを、予約しています。オランダに行って、日本人と言うことで、入獄を拒否されたり、2週間隔離されたら、どうしようか、迷っています。と言って、今、止めたらホテル代45万円が無駄になるって、悩ましい問題です。
by テリー (2020-03-01 14:02) 

→皆さま「ぬくもりのある暮らし」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。他の国の暮らし、しかも昔の様子が見られるのはとても魅力的です＾＾。この野外ミュージアムはたっぷり楽しめそう。

→斗夢さま
案外基礎をしっかりと固めていたりして＾＾。150年近く前の建物が怒ってるわけですものね。

→Boss365さま
面白い外観のってものですよね。中はどうなってるんだろうか・・・すごくきになるところです＾＾。薪を使うコンロ、昔は火を起こすのからして大変だったでしょうね。マッチでもなかなか難しそう。免疫力は大事ですよね。美味しいものは食べてるので、あとは睡眠時間の確保が課題＾＾；。

→mituさま
赤い実、バラの一種かな。花が咲いてる頃に確認したい気がウズウズ。実、滴たっぷりで、鳥さんたちに良さげですね＾＾。コロナウィルス、早く収束して欲しいです。

→ma2ma2さま
日本の屋根みたいな建物、エントランスの一部ですね＾＾。この門も古そうです。

→ヤッペママさま
私の実家も昔はかまどがあったそうです。子供の頃、台所を父が新しくしてる記憶がわずがに残ってます＾＾。お風呂も薪・・・火加減難しそうです。

→kuwachanさま
そうそう、バラの実に似てますよね。同じ赤い実に見えるのに、近所でもすぐになくなるのもあればずっと残ってるのもあり、鳥さんたちの見分ける能力ってすごいなぁと思います＾＾。欧州もあちこちでコロナウィルス感染者が・・・。

→めぎさま
夏に来たらいろんな花が見られそうな野外ミュージアムでした。冬は赤い実ぐらいですね＾＾。コロナウィルスの影響か、バスも時間調整でバス停に止まってる間、ずっと扉全開で換気されてます。ここ数日は朝晩冷え込んで寒くって・・・。

→YAPさま
ここはすごく面白かった野外ミュージアムでした。全部見切れなかったですよ＾＾；。まだまだしばらく、ここでの話が続きます。

→ナツパパさま
あ、我が家も同じ課題を抱えてます・・・細々としたものが多くて＾＾；。なんとかしないととは思うんですがねぇ・・・二人ともが雑貨好きで。

→sheriさま
キッチンの陶器ポット、これ、いいですよね、統一感があって。でもいざ我が家で使うとなると、まず置き場がない＾＾；。やかんも可愛くて欲しいなぁと思ったのでした。

→よしころんさま
オランダにもとうとう新型コロナウィルスがやってきました・・・でも誰もマスクしてません。売ってるのも見たことなくて。ハンドジェル やハンドソープが売り切れてるようです。これ、毎年、こうなったら嫌だなぁ・・・＾＾；。

→いろはさま
昔のインテリアの懐かしさ、ぬくもり、ほっとする雰囲気がたっぷりで＾＾。冬の部屋は暖色系がいいですね。1930年代の家の様子、多少の不便さも心地よさがあるんだと気付きました。

→miffyさま
広いですよね、ここ。のんびりしてたら結局全部は見きれなかったんですよ＾＾；。放浪製品は、この金物屋さんのお店の方で販売もしてましたよ。欲しくなりますねぇ。コロナウィルス、この時期、咳の音を聞くとドキドキしますね・・・。

→kyonさま
薪コンロ、欧州では昔このタイプが多かったようですよ＾＾。日本のかまどみたいなものかしらね。見えないウィルスだから、どこでどうなるかわからず、不安です・・・マスクは街でも皆してないので、手洗い、うがいで頑張ります。

→JUNKOさま
1930年代の家、日本ではどんな風だったのか気になるところです＾＾。電化製品もなくて、家の中がスッキリしてそう。

→(。・_・。)２ｋさま
オシャレでした＾＾。こんな風な暮らしもいいなと。なんでも便利すぎるのって考えものかも・・・。

→テリーさま
今のところ、日本人の入国拒否はないようですが、オランダー中国間のフライトは以前運行されてないし・・・いつ日本がそれと同じようになるか、わからない不安がありますよね。アムステルダムでは街を歩いていてもマスク姿の人を見かけません。する習慣がなかったからなんですが、日本人としてはこの時期だから少々不安になります。日本人がマスクをしてて、職務質問を受けたという話もあるようです。4月、どうなってるでしょうね。収束に向かっているといいけれど。
by Inatimy (2020-03-04 20:26)