昔の金物屋さん [ストックホルム 2019 冬]
赤いボディにハンドル。
見てるだけでも、なんかドキドキ。 危険な感じ。
禁止:喫煙と点火。さもないと火事を起こす・・・みたいな文言がプレートに書かれてあるよう。
ハンドルのある部分には、0から5、10、15・・・と25までの数字。 単位はリッター。
12月中旬に行ったスウェーデンの首都ストックホルムでの話、2日目の続き。
野外博物館のSkansen スカンセンにて。
野外博物館のSkansen スカンセンにて。
で、そのハンドルのついた赤いものの正体は・・・
・・・古いガスポンプ。
1927年〜1930年代のガソリンの給油機。
ガラスのシリンダーにガソリンが入っていたよう。
ガラスのシリンダーにガソリンが入っていたよう。
でも、25リッターまでしか目盛りがなかったし、
今の時代だと、車1台分を満タンにするのにも足りないかな。
今の時代だと、車1台分を満タンにするのにも足りないかな。
壁にあったプレート。 適当に意味を探してみた。
Asfalt takpappは、アスファルトシングルという屋根材。 ザラザラしたシートのようなの。
Maskinremmarは、機械ベルト、マシンベルト。 Dee Ringsは、Dの形のリング。
Maskinremmarは、機械ベルト、マシンベルト。 Dee Ringsは、Dの形のリング。
Pumpar, Rör, Rördelar, Rörverktygは、ポンプ、パイプ、パイプ付属品、パイプツール。
Westeråsはよく分からなかったけど、Radsåningsmaskinerは、播種機(種まき機)の一種みたい。
Westeråsはよく分からなかったけど、Radsåningsmaskinerは、播種機(種まき機)の一種みたい。
ショーウィンドーには、鍵&鍵穴プレート、チーズ削り機、泡立て器、ちりとり、ストレーナー、
引き出しの取っ手、金槌、ナイフ・・・と色々。
引き出しの取っ手、金槌、ナイフ・・・と色々。
で、ここは・・・
・・・Järnhandel・・・スウェーデン語で金物屋さん。
※ 前回の旅の話で、金物屋さんの家のリビングと台所を見た話は、こちら。
壁のプレートの中で赤い文字が気になる。 調べてみたら、火薬とダイナマイトだって。
そんなのも売ってたの?
そんなのも売ってたの?
営業中。 金物屋さんの中に入ってみよう。 スコップが可愛い・・・。
商品棚の一画。 値札がついてて、実際に買えるもの。
他にもいろんなものが並んでて、見てると欲しくなる・・・。
他にもいろんなものが並んでて、見てると欲しくなる・・・。
子供の頃、商店街の入り口に金物屋さんがあった。 かなりご高齢のおばあさん姉妹のお店。
幼稚園児の頃、母がそこでパンダの図柄のアルマイトのお弁当箱を買ってくれた。
幼稚園児の頃、母がそこでパンダの図柄のアルマイトのお弁当箱を買ってくれた。
その前、初めてのお弁当の時に周りの園児から、
女の子なのにタイガーマスクのだと騒がれたのは覚えてる。
女の子なのにタイガーマスクのだと騒がれたのは覚えてる。
私はおさがりに慣れっこだったので気にしなかったけど、きっと先生が母に言ってくれたんだろうな。
新しいお弁当箱と一緒に、新しい水筒も。 それはトムとジェリーの図柄の丸い水筒だった。
当時は、おさがりが当然だと半ば諦めもあったから、とても嬉しかった。
当時は、おさがりが当然だと半ば諦めもあったから、とても嬉しかった。
その気持ちはその後もずっとあって、その金物屋さんの前を通るたびに思い出したものだ。
まだあるのかな・・・その店。
まだあるのかな・・・その店。
金物屋さんの事務所。 古いタイプライター、電話機、こまごましたものが机の上に。
木製の引き出しにしまわれた金具たち。 引き出しの前面に取りつけてあると中身がすぐ分かるね。
見てるだけでもワクワクしてくる。
子供の頃、よく父についてホームセンターに行っていた。
お気に入りの蛇口、ドアノブ、取手やフックを見つけるのが好きだったのだ。
お気に入りの蛇口、ドアノブ、取手やフックを見つけるのが好きだったのだ。
いや、今でも好きだ。 引っ越しが多くて、賃貸を転々としてるから、
実際に自分好みのものを取り付けることはないけど、見るだけでも楽しい。
実際に自分好みのものを取り付けることはないけど、見るだけでも楽しい。
金物屋さんの自転車。
後輪の泥除け部分に糸を結んで織ったものを取り付けてあるのが細やかだった。
後輪の泥除け部分に糸を結んで織ったものを取り付けてあるのが細やかだった。
そう言えば、我が家の自転車のこの部分には透明プラスチックのがついている。
これは、スカートなんかを巻き込まないようにするもので、ドレスガードというみたい。
これは、スカートなんかを巻き込まないようにするもので、ドレスガードというみたい。
ちなみにオランダ語では、Jasbeschermer ヤスベスヒェルマー。 直訳は、上着プロテクター。
スカンセンでの散歩、まだまだ続く。
室内で育ててるアロエ(たぶん千代田錦)のツボミが見えて色づいてきた。
伸びてきて咲くのかな・・・楽しみ^^。
伸びてきて咲くのかな・・・楽しみ^^。
昔はガソリンスタンで煙草を吸う人もいたのかもですね!
ガソリンに引火したら火事じゃ済まないですね(笑)
by ma2ma2 (2020-03-03 19:30)
私もホームセンター大好きです(^^)/
金物屋さんも好いですねぇ
by mitu (2020-03-03 19:59)
こんばんわ
赤て童心に返りワクワク
この赤にはドキッですぅ
by みうさぎ (2020-03-03 20:52)
金物屋さん、スーパーマーケットの次に
ワクワクするのですが、ストックホルムの
お店は桁違いにセンスがいいですね☆
今よりもっとDIYに精を出しそうです(笑)
by あとりえSAKANA (2020-03-03 21:14)
こんにちは。
金物屋さんでの出来事、いい話です(涙)
パンダとトムとジェリーの図柄は忘れられない思い出ですね。
写真のような金物屋さん、めっきり減りました。
フックや取手のディスプレイがアナログ的で良い感じです。
物を大切に使う、使い捨てでない文化が感じられます!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2020-03-03 21:50)
こういうお店今の日本にないですね。
by JUNKO (2020-03-03 22:04)
色んな種類の金具が引き出しについているの
見てるとほんとワクワクしそうです。
無駄に種類が多くてもいいから色んなものが
売ってる専門的なお店が日本にももっとあるといいなぁ。
by ふにゃいの (2020-03-04 00:41)
昔、ガソリンスタンドはセルフだったのでしょうか?
道路沿いにこの給油機が置いてあって、車を停めて給油していたとか。
私も一番下なのでお下がりが多かったですが、
私の場合は姉だったのでInatimyさんのような経験はありませんでした。
お下がりのお弁当箱はチューリップの絵柄でした。もちろんアルマイトです。
by kuwachan (2020-03-04 01:06)
うちの近所に、金物屋があります。
ホームセンターではなく、小さな「純」金物屋。
今の時代、儲かるんかなあと思うのですが、人が多い都会だからこそ、続けられているのかもしれません。
by YAP (2020-03-04 08:22)
金物屋さん大好きです。
入ったら最後、急かされるまで店を離れません。
カミさんも金物屋さん大好きで、夫婦で入ったらエライことです。
ガソリンスタンドの給油機は、子供のころ近所のスタンドにも同じような
形のものがありましたっけ。
さすがに給油量のバーは無かったですけれど。
by ナツパパ (2020-03-04 09:12)
子供の頃、同じような給油機がありました。
装置の下の方にタンクがあり、ハンドルを回し
上の透明なところにガソリンを上げて、そこから車のタンクに
入れるものでした。
by 斗夢 (2020-03-04 09:16)
うわぁ! たくさんの種類の金具!!
わたしも大好き♪
間違いなく自分へのお土産に買っちゃう自信あり^^;
by よしころん (2020-03-04 09:25)
いつも、お下がりもらうのに、新しい弁当箱と水筒を、買ってもらったときは、うれしかったでしょうね。
私は、末っ子ですが、お下がりが多かったと思いますが、あまり、記憶が無いです。
by テリー (2020-03-04 10:05)
お弁当箱の思い出ってたくさんありますよね
それだけ お弁当の時間って楽しい思い出なんだろうなぁ
by (。・_・。)2k (2020-03-04 12:25)
ハンドルのデザインがクラシックで、なんとも美しいでやすね!
by ぼんぼちぼちぼち (2020-03-04 14:13)
日本の金物屋さんだと看板には釘とか刃物の絵が描かれていることが多いですが、
さすがスウェーデンは違いますね(^^
可愛いスコップが目を引きます。
このお店もきっと昔ながらの金物屋さんなのでしょうね。
by marimo (2020-03-04 15:19)
アルファベットの看板も、現役の琺瑯も金具も好きなものばかり。
やっぱりヨーロッパっていいなぁ
by sheri (2020-03-04 16:02)
町の専門店も減り金物屋さんも姿を消しつつあるような。
おさがりが当たり前の頃ありましたね。
by ヤッペママ (2020-03-04 20:42)
金物屋さんの看板、カッコイイ〜♪♪
by ぴーすけ君 (2020-03-04 21:17)
壁のプレート
これだけでも お洒落だなぁ~(*´∀`)♪
by まいやん (2020-03-04 22:32)
北欧のデザインは素朴で大好きです。
赤と青のスコップいいですねー。
我が家の菜園で使いたい!
by もりぞう (2020-03-05 06:06)
ひきだしが好き!これは撮りたくなりますね。
そういえば関西ではガーデニングに使うのはスコップ、大きいのはシャベル(ショベルカーとかのイメージね)といいますが、関東は逆なんですってね。
by kyon (2020-03-05 17:28)
昔の金物屋さん面白そうですね~
棚に並べられたホーローのポットや水差し可愛いな~
木製の引き出し、中身がわかっていても一つ一つ開けて確認しちゃいそうです^^
by miffy (2020-03-05 19:51)
お弁当箱のお話に、なんだか涙目に、、、
私の思い出も、、浮かんでしばらくぼんやり。。。
by engrid (2020-03-07 00:35)
昔のガソリンスタンド、素敵なデザインですね~
時代が進むにつれてお洒落心がどんどん減っていくような気がするけど、いつか未来の人が今の時代を見るとレトロで素敵だなあって思うのかしら。
うちにもアロエの仲間の植物があるんですけど、何年たっても蕾を付けたためしがないですよ。咲くと良いですね~お写真楽しみにしています。
by めぎ (2020-03-07 22:08)
アルマイトのお弁当箱、小さなころは当たり前にありましたよね。
保育園の頃、ストーブの上で温めていたような(気のせいかも)。
トムとジェリー♪素敵な思い出ですね。
by 竹口要(だいたい妻) (2020-03-10 16:52)
→皆さま「昔の金物屋さん」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。野外ミュージアムってすごく好き。オランダでも2箇所行ったかな。ストックホルムにあるスカンセン、今度は夏に来てみたいところ^^。
→ma2ma2さま
うっかり吸ってしまう人もいたんでしょうね。危ないですよね。危ないといえば、アメリカで、ガソリンスタンドで給油中はドアをロックしておかないと金品を狙う危ない人が来ると言われたり・・・ドキドキだったな。
→mituさま
ホームセンターは楽しめますよね。金物屋さんは最近は見かける数も減りましたが、なかなか懐かしいものが置いてあったり^^。
→みうさぎさま
赤、子供の頃は苦手な色でしたが、大人になって自分好みの赤の配分がわかってきて、持ち物にちょこっと入れてます^^。
→あとりえSAKANAさま
この金物屋さんは、ストックホルムの野外ミュージアム「スカンセン」にある展示兼ショップなんですよ。だからレトロなんです^^。そそられるもの、いっぱいですよ。
→Boss365さま
パンダの図柄、可愛かったですよ。木に鈴なりにパンダがたくさんいて^^。トムとジェリーは、当時好きなアニメで、朝、幼稚園に行く前にTVで見てたんです♪ 木の引き出しに入ってる金具類、素敵なディスプレイですよね。
→JUNKOさま
なかなか見かけないですよね。かなり数が減ってると思います・・・。
→ふにゃいのさま
専門店って日本は減ってきてるんでしょうね。デパート、ホームセンターなど大型化してるみたいで。ショッピングモールの充実さにはテーマパーク並みの規模で驚きました・・・^^;。
→kuwachanさま
どうだったんでしょうね、セルフだったのか、スタンドの人がいれてくれたのか。昔オランダに旅できたときはセルフだったな。お姉さんのお下がりだといいですね。私の子供の頃なんて、まんま、男の子みたいでしたよ、服も持ち物も。でも、私自身は母の選んだフリルのついた靴下ですら嫌だったんですけどね、乙女すぎて^^;。
→YAPさま
純「金物屋」さん、貴重な存在ですね^^。日用雑貨が色々棚にあったりぶら下がっていたりしてそう。日本はスーパーやデパート、ホームセンターでなんでも揃いますよね。それに慣れた身で、昔、スペインの町に住んだ時、ノートは文房具店、ベルトを買ってそれに余分な穴を開けたいときは別の皮革工房、収納ケースもそれ専門の店にと、1箇所で用事が済まないことが新鮮でした。
→ナツパパさま
ご夫婦で金物屋さん好きとは・・・我が家と同じかも^^。ナツパパさん、きっとこの金物屋さん、お気に召すと思いますよ。ガソリンスタンドの給油器もどんどん形が変わってるんだなと感じました。今はカードで支払いできますもんね。
→斗夢さま
シリンダーの下に横に倒したタンクみたいなのがあるタイプですね、検索して探して見ました^^。デザインが可愛いなぁ。
→よしころんさま
ここは危ない店でした、物欲が爆発しそうな^^;。落ち葉や草だけがひかかって残りそうなチリトリとかね、アイデアものに惹かれ、使う予定もないのに心揺らいだり。
→テリーさま
お下がりばかりでしたから、新品はすごく嬉しかったですよ^^。学校の教材である絵の具も裁縫箱もお下がりだったので。
→ (。・_・。)2kさま
お弁当の思い出って色々ありますよね。食べ物がらみは私の印象に残りやすいので特に^^。
→ぼんぼちぼちぼちさま
この給油機、ハンドルすごくかっこよくって、思わず撮った一枚です。人がたくさんいたので、サッと撮っては慣れましたが^^;。
→marimoさま
この店にぶら下がっていた看板は、蹄鉄の内側に鉄を打つ職人さんで、スウェーデンの金物屋さんの始まりは馬の蹄鉄職人さんだったのかもしれませんね^^。野外ミュージアムの中の展示兼ショップの昔の金物屋さん、すごくオシャレでした。
→sheriさま
琺瑯製品、私も揺らいで、すごく欲しくなってしまいました・・・危なかった^^;。野外ミュージアムのお店だから、レトロなものもいっぱいで。
→ヤッペママさま
友達は姉妹でおさがりだったのに、私は兄からのお下がりで^^;。服もそうだったし・・・。たまに女の子っぽい丸襟ブラウスなんかを買ってくれましたがズボンが男の子だし、ちぐはぐ・・・。
→ぴーすけ君さま
金物屋さんの外壁にはプレートや商品なんどいろんなものがあって、それだけでも楽しめました^^。
→まいやんさま
壁のプレート、本当、これだけでも並んでるとすごくオシャレで^^。火薬とダイナマイトは危ないですが・・・。
→もりぞうさま
赤とブルーのスコップがすごく愛らしいですよね^^。他にも菜園などに使えそうなものがたくさんありましたよ♪
→kyonさま
引き出し、これは撮らずにいられませんよね^^。え、小さいのがスコップで、大きいのがシャベルだと、全国的にそうなのだと思ってました〜。そういえば、小さいのは移植ゴテって言い方もありましたね。
→miffyさま
商品棚は人があまりいなかった片隅のもので、入って正面のカウンターの奥にある棚には、ずごく多くのものが並んでました^^。雰囲気に酔って、あれもこれも欲しくなる感じ。
→engridさま
いつもお下がりだったし、お弁当箱もずっとタイガーマスクのを使うんだと思っていたので、新しいパンダのお弁当箱はすごく嬉しかったし、水筒のトムとジェリーも朝幼稚園に行く前に必ず見ていたアニメだったので、ウキウキでした^^。
→めぎさま
今の時代のデザインって、すごく直線的で、コストがかからない利益重視の商業的なものが多いですよね。レトロになるのかなぁ^^;。アロエ、親指サイズの小さなサイズから育てて、今、高さが30cmあまり。花芽がだいぶ伸びてきました♪
→竹口要(だいたい妻)さま
アルマイトのお弁当箱、昔は当たり前のようにありましたよね。今はプラスチックだけど。そうそう、冬はストーブの上で温めてくれたんですよね^^。中学生の頃は友達がストーブの上に網のせて、お餅を焼いたりして、先生に怒られてましたが^^;。
by Inatimy (2020-03-10 21:47)