四角、ふわもこ、置き忘れ [森・野]
目印の木を前に立つ。
いつもと同じようで、いつもと違う。
いつもと同じようで、いつもと違う。
9月下旬に差し掛かった頃に行った南の並木道と野の話の続き。
※ 前回の、白鳥、牛、植物を見た話は、こちら。
農道の目印の木の向かいには・・・
・・・あったはずのトウモロコシ畑が無くなっていた。 収穫が終わったよう。
その跡地に、たくさんの鳥が群がっていた。
こんな野で大半がユリカモメってところも面白く。 あとは、ニシコクマルガラスとエジプトガン。
こんな野で大半がユリカモメってところも面白く。 あとは、ニシコクマルガラスとエジプトガン。
目印の木の横には・・・
・・・水路に沿って、こんな緑の道がずーっと奥まで続いてる。
遠くに、こちらへ向かって歩いて来る人影が。 この先は自転車は不可なので、ここに止めていったよう。
ちなみに、犬の散歩も、飲食も、生き物に餌もダメみたい。
ちなみに、犬の散歩も、飲食も、生き物に餌もダメみたい。
その緑の道の右側に点々と黒いものがあるのは・・・
・・・ポリに包まれた干し草の四角い塊。 ズームして撮った。
この野では、干し草はロールではないみたい。
確かに、倉庫に積んで保存するには、円筒形よりも、四角いブロックのほうが都合が良さげだしね。
確かに、倉庫に積んで保存するには、円筒形よりも、四角いブロックのほうが都合が良さげだしね。
※ 昔見た、牧草ロールを作る作業風景のある記事は、こちら。
農道を、目印の木より少し先に進むと・・・
・・・私のお気に入りのゲートの柵がある。 さらに朽ちて、もう板の穴から覗けず。
柵の隙間から見た野の様子。 黒いのは、さっきの写真の干し草ブロック。
この辺りの農道脇に咲いていたのは・・・
・・・セイヨウトゲアザミ(西洋刺薊)だと思う。
学名:Cirsium arvense シルシウム・アルヴェンセ。
オランダ語:Akkerdistel アッカーディステル。 直訳:耕地アザミ。
オランダ語:Akkerdistel アッカーディステル。 直訳:耕地アザミ。
薄紫色の花は、白いふさふさになり・・・
・・・大きく広がって、もっふもふ、ふわっふわ。 ボンボン尻尾のよう。
さらに進むと、羊の放牧。 手を振ると、水路にかかる小橋を渡って、数頭がこっちの野にきた。
近くまでは寄って来ないけどね。
近くまでは寄って来ないけどね。
農道をもっと進んで、右に見えてる黒い干し草ブロックのさらに右のほうには・・・
・・・これまた、また別の種類の羊の放牧。 焦げ茶色の羊。 顔の中心だけ白い。
めいっぱいズームしても、この小ささ・・・。
農道の先には、トラックが。 ゲートを閉めて、帰るところのよう。
気になるので・・・
・・・そのゲートまでやってきた。 木製の柵に何やら解説プレートがついている。
牛糞についてだった。
昆虫や土壌にいる生き物を食する牧草地の鳥と、牛糞をなくしたい農場経営者は協力し合えるかどうか。
昆虫や土壌にいる生き物を食する牧草地の鳥と、牛糞をなくしたい農場経営者は協力し合えるかどうか。
牛舎から出た液状の牛糞は、農場経営者が牧草を育ててる野に注入される。
牛が屋外に出る場合、1日につき1区画の牧草地で放牧。
牛が屋外に出る場合、1日につき1区画の牧草地で放牧。
たまに鳥が牧草地で営巣してることがあり、そんな時は農場経営者やボランティアの人が
牛が近寄らないよう巣を保護する金属製の囲いを設置してるみたい。
牛が近寄らないよう巣を保護する金属製の囲いを設置してるみたい。
くぼみ、ぬかるんだ縁(ふち)、草の茂みがある牧草地が鳥にはいいみたいで、
放牧の牛の糞の上に虫が這ったり、飛んできたりで、それが鳥の餌にもなるよう。
放牧の牛の糞の上に虫が這ったり、飛んできたりで、それが鳥の餌にもなるよう。
図にある虫はガガンボ、ヒメフンバエ、糞虫やその幼虫。
牧草地の鳥は、写真右のオグロシギ、写真左の黄色い鳥のツメナガセキレイ 、
図にはないけどタゲリ、アカアシシギ、ミヤコドリなど他にもたくさんの種類がいる。
図にはないけどタゲリ、アカアシシギ、ミヤコドリなど他にもたくさんの種類がいる。
この先、テーマ別にこんなプレートが数カ所あるよう。
そうそう、このゲートの左の門柱の上に面白いものを見つけた。 それが・・・
・・・ザリガニの爪。 鳥の忘れ物?
オランダの水路や池にはザリガニが多くいるようで、鳥がつついて食べるのか、
池のそばや水路脇の道にはよく大きな爪だけが残されているのを見かける。
池のそばや水路脇の道にはよく大きな爪だけが残されているのを見かける。
この部分は硬くてトゲトゲしてて、食べられないのかもしれないなぁ。
このザリガニの爪、気に入った角度から撮りたいと、身を乗り出し、手を伸ばして・・・
水路に落っこちやしないか、ドキドキものだった。
水路に落っこちやしないか、ドキドキものだった。
この日の話、あと1回続く。
< 写真は全て初代RX-100で撮影。>
< 写真は全て初代RX-100で撮影。>
オランダ、9月28日出された新型コロナウィルスの感染拡大措置があまり効果を出してないので、
新たな厳しい措置がなされるよう。 10月13日(火)の夜に首相の記者会見がある。
飲食店の閉鎖、20時以降のアルコール販売の禁止なども含まれるとか。 詳細気になるな。
新たな厳しい措置がなされるよう。 10月13日(火)の夜に首相の記者会見がある。
飲食店の閉鎖、20時以降のアルコール販売の禁止なども含まれるとか。 詳細気になるな。
ザリガニの爪だけ落ちているのは面白いですね!
コロナウイルス早くワクチン出来て欲しいですね(^^)
by ma2ma2 (2020-10-13 18:12)
落ちてるものなんですねぇ
ザリガニの爪
by (。・_・。)2k (2020-10-13 18:55)
ザリガニの爪、こんなところに面白ーい!
長閑で広い空間いっぱいの風景に、今の緊急事態の雰囲気をしばし忘れてスーッと心が広がるとともにほんわかしました。
こちらもあれやこれや厳しい措置になってきてます。
5人までしか会っちゃいけないってことになりました。
それでストップするのかなあ…
by めぎ (2020-10-13 21:09)
こんにちは。
農地・農道での細かなルール・意外性あり決まりがあるのですね。
四角いブロックの干し草?作り方が気になります。
以前ブログの牧草ロールの作り方、面白いですね。また、素晴らしい機械です。
牧草地の牛糞と鳥の関係?牛と鳥の関係?など・・・
環境・生態を考えた方法を模索している感じです。
コロナ禍「新たな厳しい措置」が気になりますが、踏ん張って下さい!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2020-10-13 22:57)
牧草地を守るための決まり事なんでしょうが、
犬に散歩が駄目なのが・・・うんち、おしっこかな。
自転車も駄目も意外です。
by 斗夢 (2020-10-14 05:49)
干し草ロールは日本でも見られるけど、干し草ブロックは初めてです。
この形に整えるのは難しそうですね。
by YAP (2020-10-14 07:51)
晴れて気持ちがいいですねえ。
こういう天気、しばらく出会ってませんよ、こちらでは。
秋晴れってどこの話?と口がとがってきます(笑)
by ナツパパ (2020-10-14 09:27)
最後の写真、超おもしろいですぅ~!
鳥も爪部分は食べにくいのですね(^_^;)
by よーちゃん (2020-10-14 09:29)
ざりがにの爪に見入ってしまいました。
鳥の落としものにしては でかいよね。
by ゆうみ (2020-10-14 10:30)
ふわふわの綿毛のセイヨウトゲアザミが可愛らしい(^^
遠くまで平地なんですねw
放牧の風景やトラックの走る道の風景は絵画のようです♪
こちらは今GoToトラベルの話題やトランプさんのニュースがトップニュースかなぁ?あの不倫報道の水泳選手は年内活動停止処分になったみたい。神戸は相変わらず暑いけど東京は15℃予想なのだとか。
同じ日本なのに気温がずいぶん違います。
by marimo (2020-10-14 10:33)
いつもと同じ場所だけれど、いつもと違って…、トウモロコシは収穫されたんですね。おこぼれにと、ユリカモメたちがやって来て ^^
鳥たち、ラッキー。笑
いつもながらの素敵なお散歩コース。今回の締めくくりはザリガニの爪。落ちなくて良かったです ^^;;
グランドピアノも随分できて完成間近。電池ボックスがあるってことは? 何かギミックが? 楽しみです。
そちらはコロナが再び? また外出が難しくなったりするのでしょうか? 日本は、最近、イケイケどんどんみたいで、これから冬に向かうと思うと心配ですけど。 ^^;
by moz (2020-10-14 11:59)
ザリガニの爪!
私もほとんど骨になったシカの爪写真撮りましたが、ちょっとリアル過ぎて公開出来ていません^^;
by よしころん (2020-10-14 13:03)
もっふもふ、ふわっふわ。
こういうのがあると植物でも必ず触ってしまいます^^
虫が大の苦手なんですが虫の有無を確認する前に
手が勝手に動いてしまうw
ザリガニ、なかなかシュールな光景ですね!
ザリガニの爪って割と大きいのだと再発見。
日本のザリガニの大きさを当てはめてはいけない様ですね。
ヨーロッパでは再び感染が拡大しつつある様ですね。
イギリス、スペインのニュースは先日見ました。
医療の逼迫や死者数などは触れていませんでしたけれども。
ヨーロッパでもかなり免疫が出来ているのではと思っていたのに・・・
13日夜に発表される新しい措置の内容が気になります。
by ちぃ (2020-10-14 16:22)
ザリガニって食用でしたよね。西洋棘薊のふわふわ気持ちよさそう。
by JUNKO (2020-10-14 19:26)
ザリガニ・・・
昔は良くザリガニ釣りしたなぁ、等と思い出します。
しかし面白い光景ですね。^^
ヨーロッパらしい空の青が、旅行で訪れたときの空を思い出させます。
by Atwight (2020-10-14 20:09)
こんな所に唐突にザリガニの爪?!
なるほど、鳥の食べ残しなのでやすね。
by ぼんぼちぼちぼち (2020-10-14 20:10)
アザミのモフモフ、上等なパフのよう。
気持ち良さそうですね。
by ヤッペママ (2020-10-14 21:13)
ザリガニはサバイバルですね、共食いしちゃうし
空からは鳥・・・。
by ぴーすけ君 (2020-10-15 00:21)
札幌の丸山動物園でシロクマを撮っていました。
カラスがその近くに並ぶのが不思議でした。
実はそれはシロクマ君がウンチをする頃合いなのでした。
果たしてシロクマ君がウンチを放出。
あろうことかカラスがこぞって食べ始めたのでした。
うーん、ボクは絶句しました。
by tommy88 (2020-10-15 05:26)
ユリカモメって海にいるものと勝手に決めていましたが河口から10kmくらいだと遡るんだそうですね。
アザミのもふもふ、うさぎさんの尻尾みたい^^
ザリガニの爪、大きいですね。
あまりにも大きすぎて食べられなかったのかな~
by miffy (2020-10-15 14:58)
こんにちは^^
セイヨウトゲアザミのふさふさは、種なのでしょうか...
ふわふわして気持ち良さそう。触ってみたいです^^
羊の放牧、気持ちの良い風景ですね♪
by いろは (2020-10-15 15:16)
ザリガニの爪って大きいものなんですね。
子どもの頃近所の公園の池で釣ったザリガニは
もっと小さかったのでびっくりしました。
新型コロナ、ヨーロッパは感染者が増えていて心配ですね。
東京も増加傾向が見られます。
by kuwachan (2020-10-15 22:29)
綿毛がほんとにふわふわで動物の毛みたいですね。
牧草、しかくいんですね。
ロールの方はあんな風にビニール巻き巻きするんだ!
by kyon (2020-10-16 16:34)
→皆さま「四角、ふわもこ、置き忘れ」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。意外な場所にザリガニの爪、すごくワクワクしました^^。ここに置かれた経緯など想像すると楽しくて。でも、実は、フンまであったので、あまり目立たない角度で撮りたかったのでした。
→ma2ma2さま
この門柱の家でザリガニを食べてたんでしょうね^^。で、固いとこはいらない、って置き去りに。
→ (。・_・。)2kさま
ザリガニの爪、よく見かけますよ、水路の縁とか^^。踏んじゃうの怖いから、足元見て歩かないとけない。
→めぎさま
なかなか感染者数の数が減らないですよね・・・でも、オランダの部分的ロックダウンが14日に始まったから、今からあと1週間後くらいに減ってたら、措置の成果が出たのかなぁって思えるかも。英国だったかは夜間外出禁止令まで出てるので、成果が出ないと困りますよね。
→Boss365さま
四角い干し草ブロックはどんな風に作り上げるんでしょうね。いつかタイミングがあって、見ることができるといいなぁ^^。「新たな厳しい措置」、部分的ロックダウンと称するものとなりました。ニュージーランドだったかは、地理的に島というのもあり、最初から厳しい措置をして早期に終息させて、これもいい方法だなと思いますね^^。
→斗夢さま
農道までは犬・自転車はOKなんですが、農道側への緑の道はダメになってます。あの先、人しか通れないほどの細い道だし^^。自転車はもっと先へ行ったところに自転車専用道路があります。
→YAPさま
四角くなるように圧縮されるのかしらね。干し草ロールや干し草ブロック、巻く素材の色も黒の他に白があったりするんですって^^。
→ナツパパさま
こちらも10月に入ってから、ほぼずっと、1日でコロコロ変わる天気なので、なかなかスッキリと青空が広がらなくて。曇天だと思ってたら、夕方、食事の用意を始める頃に徂徠晴れ間が見えたり・・・^^;。
→よーちゃんさま
人間でもカニの爪とか、難しいですよね、硬くて^^;。鳥の胃液ってすごいのかな、殻ごと食べるのも消化大変そうだけど・・・。
→ゆうみさま
鳥の落し物も、実は、ザリガニの爪の向こう側に・・・^^;。それが隠れるような角度で撮りたかったのでした。
→marimoさま
オランダには山はないです^^。南の方に山と名のつくものがありますが、海抜322.7mしかありません^^;。ほんの丘程度。オランダのニュース、短いですよ。20分くらいかな。朝のニュースなんて天気予報も入れて7分で終わっちゃいます。日本の気温は場所によってかなり異なりますよね。南北に長い国土だし^^。
→mozさま
並木道と農道から見る野、同じようで、来るたびに見所が異なります^^。トウモロコシは家畜の飼料用。グランドピアノ、スマホのアプリで演奏できます。鍵盤押すと(スマホからですが)音がなるんですよ。自動演奏も楽しめます。オランダなど欧州は、バカンスでの人の移動で感染が広まったた感じがします・・・。我が家は夏休みはどこへも行かずにレゴの組み立て。
→よしころんさま
ほとんど骨になった鹿の爪・・・なんかすごくリアルな^^;。でも、鹿、食べるのは好き♪
→ちぃさま
もっふもふ、ふわっふわ・・・なんでも触りたくなりますよね^^;。猫なら特に。道端で出会った時は、嫌われないように、衝動を抑えるのが大変です。私も虫が苦手です・・・先日、食卓のキャンドルのそばに何か落ちてて、ゴミかなと思ったら、カメムシでした・・・二人で、指でつまんで触らなくてよかったね〜と冷や汗。ザリガニ、大きくても食べるところ、少ないんですよねぇ・・・。3月から始まったコロナ。だんだんと皆の緊張感が薄れてきたのと、バカンスが重なって、増えちゃったんでしょうね。あぁ、早く終わって欲しい。
→JUNKOさま
ザリガニのむき身、スーパーでも売ってます^^。西洋棘薊にふわふわ、花からは想像出来ず意外な姿でした、ここまで大きく広がるとは。
→Atwightさま
子供の頃、柳の枝でザリガニ釣りをしました^^。水路の縁には、ザリガニの爪、割と落ちてますよ。踏むのが怖いほどあったりも。オランダは山がない分、空が大きいんですよね。晴れた青空、広いです♪
→ぼんぼちぼちぼちさま
驚きますよね、こんな門柱の上にザリガニの爪なんて^^。鳥の食べ残し、そして、その向こう側には、実は鳥の糞までありました。
→ヤッペママさま
ふわふわ、モフモフになる植物って案外多いですよね。オランダに来てから花の後の姿にも注目するようになりました^^。
→ぴーすけ君さま
生き物の世界は、厳しいですよね、油断できない・・・。主にアオサギが食べてるのかなぁ。
→tommy88さま
カラスがシロクマの・・・え〜、衝撃的なシーンですね^^;。でも似たようなのは、見たことあります。以前部屋を貸してもらってたドイツ人女性の家で、飼われてた猫が廊下でしてしまったウンチを、そのご友人が連れてきてた飼い犬がパクッと・・・。
→miffyさま
オランダ、あちこちに水路や川や湖があるから、どこに行ってもユリカモメ・・・^^;。スーパーの前にマガモが歩いてたり、小さな公園に白鳥がいたり、その辺をコウノトリが飛んでいたり・・・。
→いろはさま
セイヨウトゲアザミのふわふわは、種だと思います。飛んで行ってあちこちでまた花を咲かせるんでしょうね^^。羊の放牧、いつまでも見てられる風景です♪ たまに、野ウサギが駆け回る姿も見られる時が。
→kuwachanさま
近寄って撮ってるから、ザリガニの爪、大きく見えるのかしらね^^;。でもオランダのザリガニ、確かに日本のより大きいかも・・・。感染者数が多くて、深刻な状況になってます・・・食料の買い出し以外、店に入ってないかも。スーパーのオンラインショッピングで配達してもらって済ませる人も多いみたいですよ。
→kyonさま
干し草ブロッック、四角いのはどうやって作るんだろうなぁ。巻かれて、発酵が進んで、牛舎で餌として与えられるためにそれが開封されたら、すごい匂いがこの辺りに漂います^^;。酸っぱい。
by Inatimy (2020-10-22 00:12)