似てるけど違う [森・野]
ぶら下がる鞘(サヤ)の中、どんな風になってるのか気になる。
開けてみたいなぁ。
開けてみたいなぁ。
・・・・でも、我が家のじゃないからねぇ。
ぶら下がっているのは、ノウゼンカズラ(凌霄花)の実。
ひょっとしたら、アメリカノウゼンカズラかもしれないけど。
ひょっとしたら、アメリカノウゼンカズラかもしれないけど。
サヤができるけど、マメ科じゃなく、ノウゼンカズラ科。
ころころと1日の天気の変化が激しかった10月上旬、休日にちょこっと出かけた。
気温は、最低8℃、最高12℃くらいだったかな。
気温は、最低8℃、最高12℃くらいだったかな。
木々の緑も色あせてきて、黄色い葉っぱも目立つように。
しばらく歩いて、木立を抜けると・・・
・・・右手に湖。 生い茂っていた植物は刈られたよう。 夏の緑から、すっかり枯れ色になって。
湖は、De Poel デ・プール(直訳:みずたまり)という名前。
元々は泥炭を採取した地で、そこに水が染み出てきて湖になったところだそう。
元々は泥炭を採取した地で、そこに水が染み出てきて湖になったところだそう。
あらら・・・なんだか天気が怪しくなってきた。 青空が小さい。
黄色っぽくなっている対岸をズーム。 あっちに広がる木々が、いつもよく歩いている森。
森林公園のAmsterdamse Bos アムステルダムス・ボス・・・アムステルダムの森。
森林公園のAmsterdamse Bos アムステルダムス・ボス・・・アムステルダムの森。
左の尖塔は、Bovenkerk ボーフェンケルクにある教会、
Sint-Urbanuskerk シント=ウルバヌスケルクの塔。
Sint-Urbanuskerk シント=ウルバヌスケルクの塔。
遊歩道をどんどん進んで・・・
・・・途中で見つけたのがイガイガをつけた枝。 ゴボウの一種のよう。 キク科ゴボウ属。
学名:Arctium minus アルクティウム・ミヌス。
オランダ語:Gewone klit ヘボーネ・クリット、またはKleine klit クライネ・クリット。
それぞれ直訳は、普通のゴボウ、小さなゴボウ。
オランダ語:Gewone klit ヘボーネ・クリット、またはKleine klit クライネ・クリット。
それぞれ直訳は、普通のゴボウ、小さなゴボウ。
ちなみに、日本で食べるあのゴボウは、学名はArctium lappa アルクティウム・ラッパで、
オランダ語では、Grote klit フローテ・クリット、直訳は、大きなゴボウ。
オランダ語では、Grote klit フローテ・クリット、直訳は、大きなゴボウ。
枝というか、枯れたような茎・・・手前に垂れるように突き出てるのをよく見ると・・・カタツムリ。
見事なカモフラージュ。
見事なカモフラージュ。
柿のようなザクロのような・・・この実は、セイヨウカリン(西洋花梨)。
バラ科 シモツケ亜科 セイヨウカリン属。
バラ科 シモツケ亜科 セイヨウカリン属。
学名:Mespilus germanica メスピルス・ゲルマニカ。
オランダ語:Mispel ミスペル(発音的にはミスプルに近い感じ)。
オランダ語:Mispel ミスペル(発音的にはミスプルに近い感じ)。
セイヨウカリンと名前がついてるけれど、
カリン(カリン属)や、マルメロ(マルメロ属)とは、全く属が異なる別物らしい。
カリン(カリン属)や、マルメロ(マルメロ属)とは、全く属が異なる別物らしい。
と、のんびり歩いていたら、ますます雲が濃くなり、大粒の雨・・・。
慌てて、まだ葉っぱがふさふさと生い茂る木々を目指して、伸びた枝の下に駆け込んだ。
慌てて、まだ葉っぱがふさふさと生い茂る木々を目指して、伸びた枝の下に駆け込んだ。
雨足が弱まるまで、しばし、雨宿りしよう。
この日の散歩話、まだ続く。
☆ ☆ ☆
10月最後の日曜日は冬時間の始まり。
※ 時計の針を1時間戻して、夜中の3時が2時になる。
※ 時計の針を1時間戻して、夜中の3時が2時になる。
アムステルダムの日の出も8時台だったのが7:25、
日の入は18時台だったのが17:23と、それぞれ1時間早まった。
日の入は18時台だったのが17:23と、それぞれ1時間早まった。
日本とオランダの時差も7時間から8時間に戻る。
例えば日本の昼12時は、オランダでは朝4時と、日本時間から8時間引けばオランダの時間に。
例えば日本の昼12時は、オランダでは朝4時と、日本時間から8時間引けばオランダの時間に。
時計の針を戻すのは面倒だけど、冬時間にするのは1時間余分に眠れるからお得感^^。
タグ:植物
サマータイムも終わっちゃったのですね!
1時間変わると結構違いがありそうですね。
by ma2ma2 (2020-10-25 18:25)
カタツムリ 良く見ないと見つけることできないね。
冬時間始まり これから白い時がやってくるね
by ゆうみ (2020-10-25 18:55)
東京も秋色が進んでいますが
日中はまだ20度越え、何だか季節感が薄れてきました(^^;
by そら (2020-10-25 20:00)
えっ!ノウゼンカズラの実って、こんなに長いサヤになるのでやすね。
仰るとおり、開けてみたい衝動にかられやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2020-10-25 20:08)
別に擬態をしているわけではないのでしょうけど
ほんとカタツムリ同じ色化してますね^^
風景が、ほんと秋も深まり…という感じです。
by ふにゃいの (2020-10-25 21:09)
大きなゴボウと小さなゴボウ?
ゴボウってキク科?
写真のイガイガと細長いゴボウが結びつかないです。
すっかり秋模様ですね。
by みち (2020-10-25 21:26)
"kleine" は小さいって言葉とは、オランダ語はドイツ語と似てるんでしょうか?
ドイツ語がわかるわけではないので、他の単語はわからないのですが。
by YAP (2020-10-25 22:07)
景色が秋色になってきましたね。
そしてやっと冬時間の始まりなんですね。
by kuwachan (2020-10-25 22:13)
こんにちは。
「ヘボーネ・クリット」痛そうな?形状しています。カタツムリ発見です。
「ミスペル」ザクロによく似てますね。実が食べられるのか?興味あり。
「冬時間の始まり」経験あり、懐かしいですが・・・
寒い季節の到来、クリスマスの足音が聞こえてきそうです!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2020-10-25 22:17)
ノウゼンカズラ、中を開けたくなる気持ちわかります~(^▽^;)
冬時間の始まりなんですね。寒い日の朝、1時間余計に
寝ていてもいいのは、ちょっとトクした気分になるかな???
by よーちゃん (2020-10-25 22:32)
いろいろ見られますね。注意していれば目につくんですね。
カタツムリはこんなところで何しているんでしょう?
by 斗夢 (2020-10-26 05:40)
こんなところにカタツムリ。頑張って生きてるんですね~
ホント、10月はお天気が落ち着かなかったですよね。
金曜日、マルクト市場に買い物に出たときにも、今日の散歩中にも、途中で雨が降ってきました。
ちょっと雨宿りするとやんでくれましたけど。
Inatimyさんたちもそうだったかな~この先がドキドキ。
by めぎ (2020-10-26 06:46)
ノウゼンカズラってこんなに大きな実がなるんですねw
チクっと痛そうなイガイガですねwカタツムリも上手にかくれんぼw
そちらは気温がぐっと下がってますね。
こちらはまだ最高22℃前後、最低16℃くらいあります。
冬時間はお得な感じがしますね(^^
by marimo (2020-10-26 09:32)
カタツムリよくわかりましたね。ごぼうの実って初めて見ました。いろいろ詳しいですね。
by JUNKO (2020-10-26 15:39)
初めて知っている単語が出てきました!
「Kleine」!!(Eine kleine Nachtmusik)
モーツァルトありがとうです(≧▽≦)
サヤができてもノウゼンカズラはノウゼンカズラ科・・・_φ(・_・
マルメロとカリンも違う「属」というのは最近知りました。
セイヨウカリン・・・この状態だと私は絶対にざくろって思っちゃいます。。。
どうやらビワの様な形の実がなるようですが固くて手をかけないと食べられないと・・・(wikiにて)
まだまだ知らないことがたくさんです^^
その気温で雨に当たったら冷えてしまいそう。
風邪などひかれません様にm(_ _)m
by ちぃ (2020-10-26 15:55)
イガイガ〜な姿がカワイイ植物ですね。
by ぴーすけ君 (2020-10-26 17:51)
そう言えば長女もサマータイムが終わったとか言っておりました。
メルボルンの友人の所もサマータイムをやっていたと思います。
経験がないので、そういう場所へ行く時、違和感が生まれます。
なんやねん明るいなぁの経験はサマータイムでした。
樹木の種子を見る時、外国を感じます。
by tommy88 (2020-10-26 18:12)
イガイガが、ごぼうですか、全く違うのですね。
ノウゼンカズラの実も、教えてもらわないと、判らないところです。
by テリー (2020-10-26 20:55)
この前までとは打って変わって雲の多い空になっちゃいましたね。
冬の訪れを感じさせる空ですね。
ノウゼンカズラってこんな実がなったんだ。
花が終わった後は気にしてなかったけどまだ実が残ってるか見てみようっと。
by miffy (2020-10-26 21:04)
もう晩秋近い雰囲気ですね
曇り空だから余計にそう感じるのかなぁ
鮮やかに花をつけてたノウゼンカズラの実
こんなのなんだね 種が落ちるときにもらって植えるかな(^^ゞ
僕は植物園に落ちてた種をもらってきましたしたけど
芽が出てきたけど育つかな(^^♪
by snow (2020-10-26 22:41)
9月と10月ですっかり景色が変わりましたね!
尖塔、ヨーロッパっぽくて素敵。
by KittyKai (2020-10-27 07:26)
往来ができる時が早くきますように
いつもブログにコメントいただきありがとうございます。
by ゆうみ (2020-10-27 09:43)
ステキな風景ばかりですね。私が一番好きなのは、5枚目のイガイガをつけた枝。
by coco030705 (2020-10-30 22:46)
→皆さま「似てるけど違う」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。散歩はいい気分転換になりますよね。家の中では見られないものがいっぱい^^。しゃがんだり、背伸びしたり、気ままにあれこれ見つけたものを眺めて、解放感です。
→ma2ma2さま
7ヶ月の夏時間終わりました。1時間で調子が崩れる人もいれば、私のように冬時間になったのをすぐに忘れちゃう者も^^;。
→ゆうみさま
葉っぱの裏だったり、塀の隅っこだったり、どこかしらにカタツムリ、潜んでますね^^。冬時間、これから薄暗い季節が続きます。なので、夜はキャンドルを楽しんでます。いい匂いがするのを選んで。コロナ、早く終息するといいですよね。再度のあたたかいコメント、ありがとうございました^^。
→そらさま
20度超えると私の中では夏です^^;。そういうこちらも11月2日に18℃くらいまで上がって、異様な感じでした。平年だと最高11℃くらいなのに。
→ ぼんぼちぼちぼちさま
そうなんですよ、(アメリカ)ノウゼンカズラの実ってこんなサヤなのです^^。開けてみたくなりますよね。
→ふにゃいのさま
カタツムリ、うまく隠れてますよね、ぱっと見、すごく馴染んじゃってるし^^。どんどん秋が進んで、強風で黄色い葉っぱが散ってしまいました・・・あっという間の黄葉観賞。
→みちさま
ゴボウの花ってアザミのような感じなんですよ^^。私もオランダに来てからいろんな植物を知りました。散歩してるといろんなものに出会って、気になって。秋、あっという間に姿を変えていきます。
→YAPさま
オランダ語はドイツ語に似てるようで似てないんですよ、発音も違うし^^;。一緒だったら覚えるの楽なのになぁ。引っ越しだらけでオランダ語、ドイツ語、フランス語、チェコ語、スペイン語の辞書が我が家にあります。あ、他に可能性があるかもとイタリア語もついでに。
→kuwachanさま
夏時間は7ヶ月なのに、冬時間は5ヶ月・・・どちらも6ヶ月と同じでもいいのにね^^;。
→Boss365さま
ミスペル(セイヨウカリン)は食べられるみたいですよ。霜が降りた後が熟れた頃で、涼しい場所に2〜3週間置いておいたほうがいいみたいですが。実が発酵して緑・白から茶色っぽくなり、甘くなるそうです^^。今年のクリスマスはコロナで静かなものになるかも・・・。
→よーちゃんさま
実の中って、どんな風になってるか気になりますよね^^。1時間余計に眠れるのは嬉しいですが、逆に夏時間になるとき、胃次寒村しちゃうんですよね^^;。
→斗夢さま
いろんなものに出会えるので散歩は楽しく^^。カタツムリ、うまく隠れて馴染んでますよね。何してるんだろう、ほんと。
→めぎさま
10月は本当に雨の多い月でした。日照時間も少なく・・・・どんより、ジメジメ。この時の上着、ワックスで防水してたはずが思ったより取れていて、中までしみてしまいました・・・。以後、外出するときは防水の羽織ものが必須で、レインコート大活躍^^。
→marimoさま
花は知ってても身を知らないとか、実を知ってても花は知らないとか、そういうの多いです^^。だからそそられるんですよね。こちらも昨日は妙な日で、平年なら最高で11℃のところ18℃もありました・・・。今日はまた12℃。
→JUNKOさま
散歩してると何かしら面白いものがあるので、いつの間にか気をつけて見るようになってます^^。詳しくないので、図鑑やネットで調べては忘れないようにブログでメモしてます♪
→ちぃさま
ドイツ語のEine kleine Nachtmusikは、オランダ語にするとEen Kleine Nachtmuziekと似てるけど違うんですよ。まさに記事のタイトル通り^^。セイヨウカリン、霜にあてた後、涼しいところに2〜3週間保存すると中が緑・白の実が茶色へと発酵していき、甘くなるようです・・・とオランダのウィキペディアに。手間がかかるほど美味しいのかなぁ。この日、防水した(はずの)上着にウルトラライトダウンを重ね着して出かけて温かくしていったので冷えは感じませんでしたが、最後、帰りにもう一度降られた時に染み込んでしまい^^;。
→ぴーすけ君さま
イガイガとか、ふわふわとか、植物の姿って、惹きつけられるものが多いですよね^^。
→tommy88さま
サマータイム、面倒です^^;。冬時間のままでいいのにな。冬時間でも冬至の頃は日の出が8時45分。夏時間に換算すると9時45分ですもの・・・。日本で見る植物とはまた違うので、オランダに来て図鑑を買いました^^。
→テリーさま
ゴボウ、私もスーパーで並ぶ地下の姿しか知らなかったので、地上のはこんな姿なんだとびっくりでした^^;。花は知ってても実は知らない、またその逆もよくありますよね。
→miffyさま
10月は、本当に曇りや雨の時間が多くて、晴れ間はあっという間。だからか、ニュースでもビタミンDの摂取が呼びかけられてました^^。ノウゼンカズラ、私が見たのはアメリカノウゼンカズラかもしれないですが、サヤになった姿も面白いのでオススメです♪
→snowさま
1ヶ月分くらい、欧州の方が秋の進みが早い気がします^^。こっちでは公園に生えてる植物も雑草でも抜いちゃいけなかったり、植物園に落ちてる実も拾って持って帰っちゃいけないってことになってたので、よくわからないので、放置してます^^;。
→KittyKaiさま
季節の進みが早いです^^。今はもう葉っぱがほとんど残ってない状態に・・・。強風で吹き飛ばされてしまいました。尖塔の教会、2年ほど前に火事になり、残ってるのがこの尖塔なんですよ。他の部分は現在修復中で、教会がその資金をチョコレート販売で集めてたりしてます^^。
→coco030705さま
コロナで徒歩か自転車で行ける範囲しか、あまり外出してないので、たまに出かけるのがいい気分転換になってます^^。
by Inatimy (2020-11-03 19:48)