どっしりと、動じない [森・野]
牧草がすっかり刈り取られ、スッキリ。
オグロシギが門番していた野へのゲートから、さらに北上して、また別のゲート。
6月中旬、まだ夏至を迎える前、南の並木道へ散歩に行った話、6話目、最終回。
※ 前回の、蜂や蝶々、オグロシギの話は、こちら。
※ 前回の、蜂や蝶々、オグロシギの話は、こちら。
農道を挟んで反対側の野には、ラッピングされた干し草ロール。
左端には放牧の牛。 遠くにスキポール空港に着陸するために高度を下げてきた飛行機。
干し草ロールの周りには鳥が。 モリバトもいる。 あとはムクドリっぽいかな。
黒いビニールに包まれた干し草は、冬の家畜の餌。
発酵して独特の匂いになっていく。
発酵して独特の匂いになっていく。
先に進むと、東側の野には、茶色い牛の放牧。 小さな群れ。
右の方、遠くの尖塔は、Nes aan de Amstel ネス・アーン・デ・アムステルの村にある教会、
Sint-Urbanuskerk シント=ウルバヌスケルク。
Sint-Urbanuskerk シント=ウルバヌスケルク。
自転車で、並木道から小さな水路に沿って走って村に入り、あの教会からここへと走ってきた。
※ その教会の前のベンチでアムステル川を眺めていた話は、こちら。
※ その教会の前のベンチでアムステル川を眺めていた話は、こちら。
気になるものを見つけるとすぐに止まるから、自転車なかなか前に進まず・・・。
水路脇に生えてる葦(アシ、ヨシ)が背が高く、めいっぱい腕を伸ばして撮っている。
ちょうど牛がこっちを見てくれていた。
この茶色い牛にはツノがある。 でも、可愛い顔だな。 まつ毛長い、ふさふさ。
群れの中のまた別の一頭。 周りを鳥に囲まれても静かに佇む。
鳥は、ホシムクドリかな・・・まだ斑点のないのは、若い鳥なのかも。
一羽が飛び立つと・・・
・・・一斉に飛び去っていく。 そんな騒ぎにも我関知せず・・・な牛。 耳だけが動いた。
で、ようやく、いつもよく来る場所にまでたどり着いた。 目印の木を水路にかかる橋の上から見る。
そこは、朽ちかけた、野へのゲートのあるところ。
野は刈られても出入り口の両脇は草が生い茂ったまま・・・。
野は刈られても出入り口の両脇は草が生い茂ったまま・・・。
野の端っこに植えられた白い花。 たぶん、ここのもフランスギク(仏蘭西菊)だと思う。
赤いのは、ヒナゲシかな。
赤いのは、ヒナゲシかな。
水面に映った花。 オオバンがスイスイ。
並木の隙間から見えるのは住宅街。 街が途切れてすぐに緑の野になる。
というのも、元々は野だったところが段々と住宅街になってきたから。
というのも、元々は野だったところが段々と住宅街になってきたから。
6月中旬、これから本格的になる夏に向かって、緑濃くなってきた頃だった。
今からもう2ヶ月以上前の話・・・6回に分けて、やっと終了。
今からもう2ヶ月以上前の話・・・6回に分けて、やっと終了。
この日の最初の話からの経緯は、以下に。
5話目:虫に人気な花と、オグロシギを見たのは、こちら。
6話目が、今回の記事。
6話目が、今回の記事。
農道の前の並木道から、ネス・アーン・デ・アムステルの村に抜けてアムステル川沿いを走り、
再び野へ向かって坂道を下りて農道に入り、並木道に出る今回のルート、約7kmほどと短め。
再び野へ向かって坂道を下りて農道に入り、並木道に出る今回のルート、約7kmほどと短め。
途中何度も止まって撮ったり、のんびりと川を見たりしてたので、約2時間あまりかかったけどね。
今度は7月の野の話が始まる予定^^;。
干し草ロールは黒いので包んでいるのですね!
北海道では何も巻かないロールが沢山あります。
by ma2ma2 (2021-08-29 18:24)
牛さんのおめめが たまらなくめんこいです。
干し草ロール 黒いビニールで包んだの
岩手で観ました。
なんだろうとガン見したの。
by ゆうみ (2021-08-29 19:49)
北海道の風景と似ていますね。
by JUNKO (2021-08-29 19:59)
動じない牛さん。
鳥さんたちが寄ってくるのは、気にもならないのかな?
干し草ロールは黒いビニールで熱を集めてより発酵が進むんでしょうね。
by YAP (2021-08-29 22:13)
牛さん、どっしりと、まるで動かない感じ^^
黒い牧草ロール、ちょっと「なにもの?!」って驚きますね。
発酵した匂い、どんな匂いか想像してます。
by kyon (2021-08-29 22:21)
こんにちは。
「ラッピングされた干し草ロール」少し不気味ですが・・・
機械化・工業化されてますね。
「高度を下げてきた飛行機」これまた、面白い組合せです。
牛さん、長閑に休憩、やさしいお顔してますね。
フランスギとヒナゲシ・・・
同じ高さで赤白の良いコンビネーションです!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2021-08-29 23:16)
発酵すると、牛さんに必要なミネラルとかが増えるんでしょうか。
黒いビニールで巻くことに意味がありそうですね。
のどかな風景ですね。
by nachic (2021-08-29 23:55)
干し草ロールは来る季節への備えですよね。
もうそうんな季節なの?と思いつつ、8月の
カレンダーも残すところあと2日ですもんね。
季節はどんどん変わろうとしています…。
by あとりえSAKANA (2021-08-30 00:09)
6月…いい季節でしたねえ。日差しがとても綺麗。
明るい時間は長いし、これから夏だという期待もいっぱいあって。
牛さんとのまったりした時間、とても素敵です。
by めぎ (2021-08-30 00:47)
6月中旬に干し草ロールが作れるんですね。
秋までにもう一回かな。
日本でも北海道などで見られます。
by 斗夢 (2021-08-30 05:23)
なんだか涼しげな秋が来た~て感じの風景ですね、干し草も最近ではラッピングされているんですね。
by kousaku (2021-08-30 07:59)
干し草ロールが並んでいる風景もこの時期ならではなのかな?
これはこれで、何かのアート作品のようです(≧艸≦)
牛さんに集まる鳥さん達頭に乗った子もいたのかw
並木道の風景はいつ見てもいいなぁ
by marimo (2021-08-30 08:23)
俺 いつも思うんだけど
こういうロールって虫もはいってますよね?
虫によるだろうけど 虫にしてみたらご飯の中に閉じ込められたようで
虫に干し草全部食われたりしないんだろうか
開けたら 空っぽとかになってそうな気がして(笑)
by (。・_・。)2k (2021-08-30 13:45)
オランダの干し草ロールは黒なんですね。
阿蘇のは確か白でした。
牛さんってまつ毛が長くて可愛い眼をしてますよね~
フランス菊の白に混じった真っ赤なポピーのアクセントが素敵です。
by miffy (2021-08-30 14:09)
JUNKOさんも言うとおり、干し草ロールは初秋の風物詩です。
草を刈り取ってしまったら、散髪と同じで、スースーして、虫たちがついうっかり、丸見え状態になってしまいます。だから、鳥たちは仲間を引き連れて、襲い掛かるのです。冬に備えて蛋白質を補給していきます。干し草は冬の牛さんたちのご馳走に化け、良い乳を出したり、おいしい肉を育成します。長閑に座る牛さんを見て、美味しそうだなぁと思ってはいけませんか。
by tommy88 (2021-08-30 17:32)
2枚目のお写真の干し草ロール、なんかアートですね。
by sheri (2021-08-30 21:25)
imatimyさん地方もラップの干し草ロールが一般的なご様子。
だんだん「サイロ」というシステムは使われなくなる様で・・・
父の実家(酪農をしてました)でもサイロは取り壊しちゃってるんですよね。
あの風景はいかにも!な感じで気に入っていたのでちょっと寂しい気もします。。。
水辺の風景、白いフランスヒナギクに赤いヒナゲシがアクセントになっていてとってもきれい(≧∇≦)
7月の野の風景、咲くお花たちも変わってくるので楽しみです^^
by ちぃ (2021-08-31 15:41)
こんにちは^^
干し草ロール、イタリアで見ました。
ラッピングされているのですか...
6月中旬、一番好い季節でしょうね。
緑が色濃くなり、淡い色の緑もあって素敵な風景になりますね♪
by いろは (2021-08-31 16:28)
干し草ロール、北海道の道東を旅した時のことを想い出します。
あちこちのゴロゴロしていました。
2枚目に飛行機が写っていますが、スキポールに近いところなのですか?
by kuwachan (2021-08-31 17:08)
干し草ロール、初めて見ました。写真をパッと見たとき、絵、ナニコレ?って思って。まさか宇宙からのなにかじゃないよね、なんて。(TVの見過ぎ?)こんな風に冬の準備を早くからするのですね。
by coco030705 (2021-09-01 22:48)
→皆さま「どっしりと、動じない」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。危険なことが起こることなく穏やかな1日が続くということを牛さんたちはわかってるんでしょうね^^。
→ma2ma2さま
乾草ロール、ここのは黒いものが多いですが、一般的には白いものは緑色のもあるみたいです^^。北海道で巻いてない干し草ロール、そういえば見たことあります。
→ゆうみさま
牛さんの目、可愛いですよね。フサフサな毛の耳も愛らしく。干し草ロース、黒いので包むとお日様の熱を吸収しやすいんでしょうね。殺菌とか効果あるのかも。
→JUNKOさま
北海道と似ていると思います^^。北海道の方が寒さははるかに厳しいですが・・・。
→YAPさま
鳥さんと牛さん、共存してるって感じでお互い、いて当たり前、の感覚になっているのかも。黒いビニールで太陽の熱を集めて殺菌してるのかもしれませんね。虫とかもいるだろうし。
→kyonさま
回収しながらビニールでロールにしていく作業も見てると面白いんですがこの日は見られず。発酵した干し草の匂い、ほんのりすっぱい香りです^^。
→Boss365さま
干し草ロール、そのほかに四角い干し草ブロックのタイプもあり。ここの野は黒で巻くのが多いみたい^^。スキポール空港からそんなに遠くない野なので、上空を飛行機が南紀も通り過ぎる時間帯もあります。フランスギクとヒナゲシ、白と赤の組み合わせで綺麗でした♪
→nachicさま
黒いビニールで巻いて、日に当てて熱を吸収させて殺菌してるのかなと、思ったり。虫とかいると思うし・・・。発酵させるとなんか栄養も増えそうですよね^^。
→あとりえSAKANAさま
干し草作り、この写真を撮った6月からすでに始まってます。で、伸びたら、また刈るのかも^^。冬の間は放牧がないから、たくさん干し草が必要なんでしょうね。5ヶ月分くらいだから。
→めぎさま
6月の夏至あたりに一番日が長くなった後は、夏なのに日に日に短くなっていくだけですもんね^^;。でも季節的には秋冬が好きな私、これからも楽しみは続きます♪
→斗夢さま
あちこちの農家さん、大忙しで干し草作りです^^。のにいるシギなどの野鳥が巣立った頃を見計らってからの作業になるから。北海道でも見たことがあります、干し草ロールのある丘陵地、絵になりますよね。平らな地面より起伏があると動きが出て^^。
→kousakuさま
この写真を撮ったのは6月中旬なんですが^^;。干し草を回収しながら巻いてラッピングまで一連の作業を一気にトラクターがしてしまいます。
→marimoさま
タイミングが悪いと、干し草ロール、すでに回収されてたりも・・・。雨や曇天の日はここまで来ないから^^;。いろんな鳥と放牧の牛、適度な距離感を保ちつつ、いい関係なんでしょうね。
→ (。・_・。)2kさま
虫が入っているから、熱を吸収しやすい黒いビニールに巻いて野で日に当てて、中の温度を上げて退治してるのかもしれませんね^^。
→miffyさま
このあたりで見るのは黒ですね^^。一般的には黒・白・緑があるようです。形もロールの他に四角くブロックになったものも。放牧中の牛さんの目、穏やかですよね。
→tommy88さま
オランダは6月からもう干し草の刈り取りが始まり、野で広げて干して、一列になるように集めて、回収しながらロールにしてラップしていく、って感じです。あちこちの農家さん、大忙し。農道で見るトラクターの数も増えますね。私は放牧中の羊さんたちを見て、美味しそうって思うことはよくあります^^。
→sheriさま
2枚目の干し草ロールの写真は、農道からズームして撮りました^^。手前に水路脇の葦の葉っぱが・・・・。
→ちぃさま
サイロが残っている農家さんもあるんですが、取り壊されてないだけなのかもしれず・・・そこでもやっぱりビニールに包まれた干し草が。ロールだったり、ブロック型だったり。白いフランスギクに赤いヒナゲシ、この組み合わせ、いいですよね。緑の野に映えます^^。
何年も同じ場所を散歩してるけれど微妙に映えてくる花も違ってて。以前は、一年だけだったけど農道の両脇、ピンクのコスモスでした♪
→いろはさま
以前、一度作業してるトラクターを見たことがあるんですが、干し草を回収しながらロールにして、黒のビニールでラップされて野に転がる、というのが一気にできてしまうんですよ^^。で、別のトラクターがそのロールを回収。
→kuwachanさま
干し草ロール、私も北海道で見たことがあります^^。北海道は丘陵地も多いから、絵になりますよね〜。スキポール空港、近いですよ。空港が案外、街の中にあるというのか。目印の木のあたりからだと直線距離で7kmくらいかな。アムステルダムの街の中でも上空低く飛行機が飛ぶことも・・・。
→coco030705さま
きっと、あまり見慣れないですよね、干し草ロール^^;。冬、長いですからね・・・11月ごろから4月くらいまで放牧がなくなっちゃうし、その間の食糧確保大変。大忙しで、せっせと冬への準備です。
by Inatimy (2021-09-07 18:07)