森を出て知らない道を行く [街並み]
引き返そうか、このまま進もうか・・・
Schinkelbos スヒンケルボスを抜けると、こんなところに出た。
手前の水路の端っこにあった目盛によると、水位はマイナス4.7mあまり。 低地なんだなと感じる。
手前の水路の端っこにあった目盛によると、水位はマイナス4.7mあまり。 低地なんだなと感じる。
4月上旬、休日の午後、自転車でいつもと違う森へ出かけた日の話の続き、2話目。
最低2℃、最高11℃くらいの日。
最低2℃、最高11℃くらいの日。
※ 前回の、英国起源の原始ポニーの一種に出会った1話目は、こちら。
冒頭の写真、中央の遠くをズームして撮ってみると・・・
・・・建物の左側に飛行機が見えた。 緑の野には、焦茶の馬と、白っぽい牛と、ハイイロガン。
お目当てだった森は見終わったし、さて、どうしようかと相談。 どこへ続くのか全くわからない道。
天気もいいし、まだ時間もあるから、このまま先へ行ってみよう、ということに。
(ちなみに、先頭を走って道案内するのは私。)
天気もいいし、まだ時間もあるから、このまま先へ行ってみよう、ということに。
(ちなみに、先頭を走って道案内するのは私。)
さらにちょこっと進んで、遠くをズームすると・・・
・・・スキポール空港の管制塔も。 ブルーが入ってるのはKLMオランダ航空の建物。
その手前の広大な緑の地には、簡易な柵で区分けされてたところに何頭もの馬が飼われていた。
並んでる白く四角いものは、馬を運ぶために車で牽引するホーストレーラー。
並んでる白く四角いものは、馬を運ぶために車で牽引するホーストレーラー。
そんな風景を横目で見つつ、ワクワクしながら先へ先へと自転車をこいでいく。
目の前に続く道は、少し上り坂。 右手には土手。 ところどころ黄色いものがある。
土手には菜の花が咲いていた。 上の道、写真右側へと走っていけば空港の近くまで行けそうだな。
左手には、花卉(かき)栽培者さんかな。 温室の手前にカラフルな花の色。
その向こうに風車の頭が見えていた。 あとであっちの方にも行ってみよう。
その向こうに風車の頭が見えていた。 あとであっちの方にも行ってみよう。
自転車を脇に停めて、ふたりで菜の花をしばし楽しむ。 春だなぁ・・・空気は冷たいけど。
風で菜の花が、揺れる、揺れる。
風で菜の花が、揺れる、揺れる。
で、まっすぐ行って、突き当たったところを左に進んで・・・
・・・風車のところまで来た。 道路に落ちる木々の影。 まだ芽吹き始めたばかりで枝だけ。
道幅が狭いので、正面からだと羽根が全部入り切らない。
風車の名前が書かれてあった。 De Zwarte Ruiter デ・ズヴァルテ・ラウター。 黒い騎手。
調べてみると、1778年に干拓地の排水用の風車として建てられた後、
1886年に製粉用に改造され1919年まで使われたらしい。
1886年に製粉用に改造され1919年まで使われたらしい。
斜めからだとなんとか全部。
ここの風車は現在、一般の方の住居のようなので、ささっと撮らせてらって通り過ぎた。
ここの風車は現在、一般の方の住居のようなので、ささっと撮らせてらって通り過ぎた。
萌黄色の木々と一緒に撮った後、再び道を引き返し、土手の上の道へ入った。
で、野に小さく見える、柵で分けられた区画で飼われてる馬たちをチョロチョロ見ながら
のんびり自転車を走らせた。 一体、どのあたりに出るんだろうなぁ。
のんびり自転車を走らせた。 一体、どのあたりに出るんだろうなぁ。
オランダは自転車専用道路・専用レーンが整備されているし、
どこ方面に続くのかの案内標識もあるので、そんなに心配は無い。
どこ方面に続くのかの案内標識もあるので、そんなに心配は無い。
過去、スマホも無かった時代、地図なし、土地勘なしでキューケンホフまで自転車で行ったことがある。
(往復70km以上もあった・・・。)それを思うと、まだ気楽。
(往復70km以上もあった・・・。)それを思うと、まだ気楽。
この日の話、あと1回続く。
今週は気温が高めで、24℃、25℃の予想が出ている。
平年だと最高気温が17℃くらいなのにな。
平年だと最高気温が17℃くらいなのにな。
小雨が降ったり曇ったりしていても、たいてい夕方に晴れて
西日がジリジリと照りつけるので蒸し暑い・・・^^;。
西日がジリジリと照りつけるので蒸し暑い・・・^^;。
タグ:自転車散歩
自転車の専用道路があると安心して乗れますね。
日本の自転車は交通ルールを守らないです。
by ma2ma2 (2022-05-17 18:05)
さすがオランダ、歴史を刻んだ風車が残されてあるんですね。
by 斗夢 (2022-05-17 18:58)
こんにちは。
「・・・知らない道を行く」冒険心がくすぐられる?自転車散歩ですね。
少し上り坂で土手ある風景、爽やかで良い感じです。
オランダの風車(屋根ごと動くタイプ)を間近で見た事なしです。
「黒い騎手」現役ではないみたいですが、100年以上前のモノで価値ある風車ですね。
オランダ、「24℃、25℃の予想」は、羨ましい気温ですが・・・
蒸し暑いのは意外でした?一気に初夏・夏の陽気ですね!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2022-05-17 22:00)
風車の名前、黒い騎手、かっこいいですね^^
こちらも、今日は、急に蒸し暑くて気温が上がってびっくりです。
明日からまた、20度以下に戻るみたいです。
by おと (2022-05-17 23:20)
ワクワクしながら知らない道を行く・・・
小学生の頃に今住んでいると心に引っ越してきたのですが
引っ越して来てすぐに近所をワクワクしながら歩き回っていたら
かなり遠くまで来てしまってドキドキしながら家に戻ったことを思い出しました(^^ゞ
古い歴史ある風車は、今は住居として使われていることが多いですね。
ちゃんと名前が付いていて素敵ですね。
by kuwachan (2022-05-18 05:59)
空港のすぐそばにこんな大自然が広がっているのですね♪
風車って住居だったりするのですね。ちょっと驚きです。
日本の公園にあるのは、実際に稼働してないレプリカが多いのかな~
青い空に浮かぶ雲♪気持ちのいい風景ですね。
by marimo (2022-05-18 07:44)
空港も自転車圏内なんですね。
風車を近くから見ると、けっこう大きいですね。
機械屋から見ると、風車がつながる内部の構造と機能が興味あります。
by YAP (2022-05-18 08:12)
やっぱりオランダといえば風車ですよね?
空港しか行ってなくて、街並みを見てないにもかかわらず、空港で風車の小さい置物を買った私です。
by sheri (2022-05-18 10:30)
シコーキ デカ!
風車 趣ありますねぇ
by (。・_・。)2k (2022-05-18 12:35)
往復70km以上!!
それはすごいです@@
遊びでロードバイクに乗っていた時期があるんですが
そんなに走ったことなかったかも(^▽^;)
知らない道ってワクワクしますよねー。
自転車専用道路・専用レーンなら安心して走れるし。
大阪も整備されているところもあるんだけど
そこにたどり着くまでに車・自転車・人で怖いし
専用レーンも人が入り込んでたりするので全然安心できませんでした><
風車小屋の名前が「黒い騎手」かっこいい(≧∇≦)
ドン・キホーテを思い出しちゃいました・・・スペインだけどw
by ちぃ (2022-05-18 15:59)
観光用の風車しか見た事なく住居を兼ねたものもあるのですね。
by ヤッペママ (2022-05-18 16:29)
こんにちは^^
知らない道を歩くのは楽しいですね。
何があるか期待してしまいます^^
やはりオランダは風車ですねぇ〜♪
by いろは (2022-05-18 16:31)
如何にもオランダ~な風景ですね!
自転車用の標識、便利ですよね。それを見て、あっちに歩けばあと何キロでどこにつく、と分かって。先日の記事の国境の橋のところから宿までも、自転車の標識を見て、方向は違うけどこっちに1キロと書いてあるからきっとぐるりと回って行けるはずだ、と迂回しました。
こちらも今日は暑くて、今29℃って出てますが、学校によっては午後をお休みにしたところもあるみたい。
明日からは雷雨になるとか…なんだか激しい天候ですねぇ。
by めぎ (2022-05-18 21:12)
風車の風格が違いますね。
by JUNKO (2022-05-18 22:18)
慣れている場所もいいけど、初めての場所って何があるだろうってワクワクしますね。
青空と白い雲、樹々の緑、とっても気持ちが良さそうですね~
by miffy (2022-05-18 22:41)
へえ、風車を寄りで見ると、こんなふうになっているんでやすね!
看板の縁のクルクルの図案もお洒落でやすね。
by ぼんぼちぼちぼち (2022-05-19 13:17)
以前、ヨーロッパへ行ったとき、風車を観ました。結構大きいですね。
オランダの空に似合います。
by coco030705 (2022-05-20 00:08)
のどかな牧草地のむこうに
飛行機の尾翼が見えてちょっとビックリΣ(・ω・ノ)ノ!
ここは飛行場が近いのですね(・∀・)
青空に向かってそびえたつ味わい深い風車、
大きな羽が立派でカッコいい☆
風車を住居として活用して、
お住まいの方もいらっしゃるのですね(^^)
by あおたけ (2022-05-20 08:22)
4枚目の道はパトラッシュとネロが歩いていそうですね^^
風車が一般の住居になるのですか?中はどんなでしょうね。
by kyon (2022-05-20 12:36)
伊勢物語の6段『芥川』に収録されている歌「白玉か何ぞと人の問ひしとき露と答へて消えなましものを」◆「(あれは)真珠ですか、何ですか」と(あの人が)尋ねたときに、「(あれは)露だよ」と答えて、(その露が消えるように私も)死んでしまえばよかったのに。◆結婚したい男が良家の女を家から連れ出して逃げる途中に、女が草の露を見て「あれは何か」と尋ねたのだけど、男は先を急ぐので答えぬままに、女が鬼に食べられてしまった(鬼に食べられたというのは比喩表現で、実際は連れ戻された)ことを嘆き悲しんだ男が詠んだ歌。◆略奪愛、撃沈です。◆アメリカが独立して間もない頃に建てられた風車を今もご使用中でしょうか。歴史が回転しているのですね。
by tommy88 (2022-05-22 06:18)
→皆さま「森を出て知らない道を行く」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。だいぶ知らない道にも慣れました。一度通った道は大体覚えられるので、散歩のコースが増えてきて楽しく^^。
→ma2ma2さま
日本の自転車の交通ルール自体、よく知らないです^^;。どこを走ればいいのかがそもそもよくわからない・・・。
→斗夢さま
古い風車、あちこちに残ってます。元々あった場所から移築されてきたのも多いです^^。
→Boss365さま
土手があるなと思っていたら、上がったところに水路がありました。高いところに水が流れているのもオランダらしいな^^。オランダの風車、風向きによって、風を受けやすいように頭が動くようになってます。いろんなタイプがあって、もっと背が高いのもあるんですよ♪24〜25℃まで上がったかと思ったら(南部では30℃近くになったとか)、今週は気温が低めで、これを書いてる今日は最高気温が14℃で肌寒く。
→おとさま
気温差が激しいんですよね・・・こちらも今週涼しく、今日は14℃までしか上がらないって予報です・・・。外出の際、着る物に悩む・・・^^;。
→kuwachanさま
ついつい遠くまでいっちゃいますよね。私も最初にオランダに引っ越してきた時は、毎日散歩で冒険。片道30分まで、と制限時間を設けてあちこちスーパーを探し歩いてました。今みたいににネットで検索できる便利な機能もなかったし^^;。
→marimoさま
空港のすぐそばに大自然・・・というか、大自然だったところに空港や街ができた、って感じです^^;。住宅が途切れたら水路があってすぐに牛がいる野っ原だったり。風車は現役のものもあれば、住居になってたり、さまざま♪ レプリカっていうのが無いかも。
→YAPさま
空港も自転車圏内です・・・というより、オランダ人ならもっと遠いところまで自転車で行っちゃうから^^;。自転車通勤の人も多いし。風車の中を見学できるところもいろいろありますよ。観光ポイントになってるザーンセスカンスでもちゃんと可動してるところを見たことが。顔料を石臼で挽く風車だったかな。歯車があちこちにあって、それはもう楽しく^^。
→sheriさま
オランダといえば、まず思い浮かぶのが、風車、チーズ、木靴、チューリップですね^^。オランダの空港も大きいからショップを覗くだけでも楽しく。チーズの試食もあったりしたし。でも、いつか機会があれば、ぜひ本物の風車も♪
→ (。・_・。)2kさま
ズームして見た飛行機、この後近くまで行けました^^。風車、あちこちに残ってたりするので、見るたびにオランダだ〜と感動。
→ちぃさま
単に軽い気持ちでキューケンホフまで行けるかなぁ・・・と適当にその方向に走らせたら、本当に行けちゃった、って感じで^^;。途中空港のそばで飛行機の着陸を見たり、チューリップ畑に寄り道したりで、ゆっくりでしたが往復70km以上は楽しかった思い出。風車の名前、オランダに来るまで、名前がついてるなんて思っても見ませんでした。ドン・キホーテも、スペインに行くまで、ドンキ・ホーテだと思ってたし^^;。
→ヤッペママさま
風車を住居にしたもの、案外多いです^^。風車も、干拓用の水を汲み上げる目的の他に、穀物を挽いたり、顔料を挽いたり、材木を切ったり、使用目的が異なって。
→いろはさま
空港の位置から、どの辺に何があるのか、大体想像がつくので、地図なしでも案外大丈夫なのでした^^。オランダは、風車、チーズ、木靴、チューリップですね、イメージ的に♪
→めぎさま
自転車の標識、すごく便利です^^。街中には歩行者用の標識もあるので、観光客にも親切だし。オランダには山がないから、平らな道だし、急に山道に入って不安になることもなく。オランダも南部の方は30℃近くまで上がったとかニュースで言ってたのでドイツの方も暑かったんですね・・・。なのに今週は気温低めで、12〜15℃が最高気温らしく^^;。激しいですよね。
→JUNKOさま
さすがオランダですね^^。大事にされてます。
→miffyさま
初めて行く道、何があるのかワクワクです。で、徐々に知ってる道が増えて、散歩の選択肢が広がって^^。天気がいい日は、つい欲張って遠くまで行っちゃいますね。
→ ぼんぼちぼちぼちさま
古い風車、あちこちにまだあります^^。プレートの装飾もおしゃれですよね。深緑色、いい色です♪
→coco030705様
オランダの風車、もっと大きなものもあります。城壁の塔の上についてる風車とか。街の中でも風を受けやすくしてる構造だったり^^。
→あおたけさま
街と空港、そんなに離れてなくって、飛行機近いんですよ^^。アムステルダムの街の中でも低空飛行する飛行機が見られたりします♪風車の多くは干拓用に建てられたものが多く、その目的が終わったものは住居になってるものもあるそうです。中がどんな風になってるのか気になりますよね。
→kyonさま
パトラッシュとネロ・・・フランダースの犬ですね。英国の作家の方が書かれたベルギーのお話でしたっけ^^。アントワープが出てくるから。ネロが最後に見たルーベンスの絵、実際に見に行ったことがあります♪ 風車の家、私も中がどうなってるのか興味津々。
→tommy88さま
鬼の存在、比喩表現でも日本の昔話にもよく出てくるので、すごく気になるところです。節分にも鬼だし。鬼の居ぬ間の洗濯とか、表現も多いし。風車、現役で使われてるところもありますよ^^。
by Inatimy (2022-05-24 18:09)