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どうも、ご無沙汰してました [植物]

相変わらず、肌つや良さそうで。

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6月中旬、2階建ての列車に乗ってデン・ハーグにやって来た日の続き、3話目
最低11℃、最高23℃くらいの日。

 ※ 前回の、バス&徒歩&バスで移動して、ランチした話は、こちら
   ちなみにデン・ハーグオランダ第3の都市で、アムステルダムの南西約50kmのところにある。


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ランチした後にやって来たのは、こんなオブジェがあるところ。

オランダの彫刻家、陶芸家、イラストレーターのBerry Holslag ベリー・ホルスラフ(1947〜)の作品。
タイトルは"Het Gesprek" ヘット・ヘスプレック。 『対話』みたいな意味。


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すぐ近くに教会もある。 1916年にできたNieuwe Badkapel ニウウェ・バトカーペル

というわけで、食後に訪れていたのはWestbroekpark ウェストブルック公園で・・・

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・・・この日のお目当ては、その一画にあるRosarium ロザリウム(バラ園)
    奥に見えてる塔が、先の写真の教会

ご覧の通り、この時はまだ満開には少し早かった。
毎年、まだだよ、と言うのにKamoさんは待ち切れないみたいで・・・。


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それでも、中には見頃のバラもあるので、十分楽しめるのだけれどね。


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バラ以外にも、何かしら植物のが咲いてるし。 何かは分からないけど、シソ科の花っぽい感じ。


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蜜を求めて蝶々も・・・鱗粉が苦手なんだけど、ほんの少しは蝶々に慣れてきた・・・

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・・・遠くにいるのをズームして撮る分には、なんとか。 これはさらにトリミングしたもの。

この蝶々は、コヒオドシ(小緋縅)・・・かな。


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イトトンボの一種らしきものもバラの木にいた。 これもトリミング。


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ものすごく小さな花も足元に咲いてるので、踏まないように十分気をつけて。
の直径は約1cmほどしかない。

ヤワゲフウロ(柔毛風露)だと思う。 フウロソウ科 フウロソウ属。
葉っぱも茎もツボミも、うぶ毛に包まれて。

 学名:Geranium molle ゲラニウム・モレ
 オランダ語:Zachte ooievaarsbek ザハテ・オーイエファールスベク。 直訳、柔らかいフウロソウ。

ooievaarsbek オーイエファールスベクは、フウロソウ属を意味するけれど、
直訳だとシュバシコウ(朱嘴鸛)のクチバシ。 シュバシコウコウノトリの一種で赤いクチバシを持つ。

語源が気になって調べたら、ツル(鶴)を意味するギリシア語のgeranos ゲラノスが由来。
学名もゲラニウムで、似てる。

フウロソウ属が長細いサヤで、その形が長いクチバシのようだから、
ツル(鶴)より馴染みのあるシュバシコウクチバシになったみたい。


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これはエルサレムセージのような気がする。 シソ科 フロミス属。
昔、パリの植物園で見た覚えがある。


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ナス科 ナス属のSolanum dulcamara ソラヌム・ドゥルカマラ・・・っぽい感じ。
これも昔、パリの植物園で見たことがある。 緑の実が赤くなるんだったな。


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たぶん、グンネラの一種。 グンネラ科 グンネラ属。 しゃがんで撮ったけど、背丈が1mはありそう。
アムステルダムライデン植物園キューケンホフでも見たことがある。

水路際にしゃがんで、オオバンの巣を眺めていたら・・・

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・・・カナダガンが2羽、寄ってきた。 カモ科 コクガン属。

 学名:Branta canadensis ブランタ・カナデンシス
 オランダ語:(Grote) Canadese gans (フローテ・)カナデーセ・ハンス


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さらに、ヒナを連れたエジプトガンも。 カモ科 エジプトガン属。

 学名:Alopochen aegyptiacus アロポチェン・エジプティカス・・・という日本語表記が多かった。
 オランダ語:Nijlgans ナイルハンス。 直訳:ナイル川のガチョウ。

複数形では、どちらも語尾が -gans ハンスから -ganzen ハンゼンとなる。

何も上げるものは持ってないので、手を振ってバイバイしたら、
カナダガンが抗議の鳴き声をあげていた・・・ごめんよ。


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そんなロザリウム(バラ園)で見た、たくさんのバラのお話は、
またに、ブログのネタが尽きてきた頃のために残しておこうと思う。


コロナ禍で、ずっと来ることが出来なかったロザリウム(バラ園)。 
前回来たのはは2019年だったから、3年ぶりバラの花と香りを堪能できた日。

帰りは教会そばの停留所から路面電車に乗って、デン・ハーグ中央駅まで戻り、
16時過ぎの列車Intercity インターシティで帰路へ。



いい天気だったので、手の甲が少し黒くなった・・・。

日焼け止め、塗り忘れ^^;。

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ma2ma2

蝶はツマグロヒョウモンと似た色合いですが、少し形が違う感じです。
オブジェとか面白いのがありますね。
by ma2ma2 (2022-08-09 19:11) 

みち

このオブジェ、インパクトがありますね。
お花は咲き始めが綺麗だけれど。。。
ガンの羽の色綺麗ですね。声が結構怖かったような気がします^^;
by みち (2022-08-09 21:11) 

ゆうみ

シュールな雰囲気好き
by ゆうみ (2022-08-09 21:55) 

Boss365

こんにちは。
Berry Holslagの作品、初見ですが・・・
アメリカンなポップアートな印象でインパクトありです。
また「どうも、ご無沙汰してました」文字列あったので・・・
2013年のブログを訪問してきました。
ウェストブルック公園・ロザリウム、薔薇の満開には少し早かったみたいですが・・・
天気も良く色々な花と出会い3年ぶりの散策を楽しまれ何よりです
ところで、エジプトガン、日本では余り見る事ないですが・・・
目のまわりの模様がエジプトの壁画風メイクで興味深いです!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2022-08-09 22:36) 

angie17

相変わらず肌つ良さそう・・・って、
最高の誉め言葉ですよね(笑)
by angie17 (2022-08-09 23:31) 

おと

美しい所ですね~♪薔薇もたくさん!
グンネラ、つい最近、私も見かけて、これは何だろう、大きなフキみたいって写真を撮ったばかりでした!名前が分かって嬉しいです^^
by おと (2022-08-10 00:29) 

あおたけ

「対話」みたいな意味のアート作品、
まわりの景色にマッチして、
ほのぼのとした雰囲気を感じます(´ー`)
テーブルにコーヒーとかを置いてあげたくなっちゃうな☆
満開には少し早いとのことですが、
それでも可憐に咲いた色鮮やかな薔薇がきれい(*'▽')
紫色のお花はラベンダーかと思いました。
by あおたけ (2022-08-10 06:30) 

mitu

kamoさんの気持ちわかるなぁ
咲き始めの頃のバラと蕾の頃が好いんですよね
日本ではあまり見られない植物も色々見られていいですね^^
by mitu (2022-08-10 07:04) 

YAP

なかなかシュールなオブジェですね。
下半身部分は箱構造に絵を描いたものでしょうか。
おもしろいです。
by YAP (2022-08-10 09:35) 

engrid

オブジェ、楽しいな。。
ナス科ナス属、ナス色の花、でも実は赤くなるのね
by engrid (2022-08-10 14:25) 

(。・_・。)2k

今年は車移動ばかりで右腕だけ焼けてます
トラックベースのキャンピングカーは今の車みたいにUVカットの
ガラスじゃないから 日差しがキツイんですよねぇ

by (。・_・。)2k (2022-08-10 16:19) 

ちぃ

ええ、シワもなくハリツヤも抜群で羨ましい限りです(笑)
日焼けもしないんですねー(≧∇≦)
お二人の真ん中で「対話」に参加したくなりますっ^^
バラ以外にもいろいろな植物が見られる公園はお散歩の満足度もバッチリですね!
敷地も広そうなので食後の腹ごなしにもぴったりな感じ。
ナス科 ナス属のソラヌム・ドゥルカマラは
日本で見る悪なすびのような感じでしょうか^^
冬に彩り溢れる薔薇のお写真大放出、楽しみにしています!
by ちぃ (2022-08-10 16:27) 

ヤッペママ

似ているけど微妙に違う感の蝶に興味が。
待ちきれない気持ち…ウフッ!よーく分かります。
by ヤッペママ (2022-08-10 20:42) 

TaekoLovesParis

バラはやっぱり花の女王。すてきです。実際に行くと香りも魅力ですね。教会が遠くに見える公園の庭は、丸い植え込みと木々がよく合っていて、ゆったりとして、、日本にこういう所があったらいいのに。
by TaekoLovesParis (2022-08-11 00:07) 

kenji-s

この作品はシュールだけど風景に
溶け込んでいて
多分作者はこの場所が
好きで長い時間佇んで
いたのではないか
と思います
by kenji-s (2022-08-11 06:48) 

kuwachan

素敵なオブジェ。
周囲の雰囲気に合っていますね。違和感を感じないです。
薔薇は咲き始めが好きです。
お天気がよくて、とっても気持ちよさそうですが、
最低気温は11℃なんですね。かなり寒いですよね。
by kuwachan (2022-08-11 13:38) 

miffy

そういえば以前はバラの記事たくさんありましたね~
久しぶりのバラ園楽しめたようで良かったです^^

私も先日の旅行時に日開け止めを塗り忘れていて首の後ろが赤くなっちゃいました。
by miffy (2022-08-11 16:42) 

marimo

冒頭のオブジェは艶々ですね(笑)
頭にカチューシャのような?何か巻いているように見えたけど
違うのかなぁ・・・対話するためのアイテム?
オランダにも日焼け防止のアームカバーとかありますか?

by marimo (2022-08-12 08:38) 

ぼんぼちぼちぼち

いろんな種類のガンがいるのでやすね。
柄もそれぞれ個性的でやすね!
by ぼんぼちぼちぼち (2022-08-12 11:38) 

めぎ

エルサレムセージっていうのか~これ、うちの近くの散歩道にありました。
こうして知っても、すぐに忘れちゃうんですがね…
もう最近、物覚えがどんどん悪くなってて、頭の引き出しがどんどん狭くなっているみたい。
バラ園、行けて本当によかったですね。
by めぎ (2022-08-12 18:07) 

kyon

面白いオブジェですね^^
青空とお花、気持ちの良い日ですね。
by kyon (2022-08-13 18:37) 

JUNKO

此方では見られないガンが素敵ですね。

by JUNKO (2022-08-13 21:29) 

tommy88

1枚目はロシアのお母さんみたいでした。
でも2枚目になると、ちょっと不気味です。

by tommy88 (2022-08-14 13:16) 

imarin

お顔出し?と一瞬勘違い。
ナス科の実が可愛いですね。オリーブみたい?
by imarin (2022-08-15 07:47) 

Inatimy

→皆さま「どうも、ご無沙汰してました」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。ちょうどデン・ハーグまで行く用事があったので、ついでにロザリウムでバラを観てきました^^。いい天気に恵まれて心地良い日。

→ma2ma2さま
皆さんのところでよくツマグロヒョウモンの名前を聞いていたのでそれかなと思ったんですが、羽の模様を見てみるとまた違った感じで、コヒオドシのようです^^。

→みちさま
公園内にはこんな感じで、いろんな像があって、楽しめます^^。この時のバラ、咲き始めどころか、ツボミのものが多くて、ちょっと早かったです。ハイイロガン、カナダガン、それらの鳴き声、すごい音量ですよ・・・。

→ゆうみさま
シュール・・・ほんと、そんな言葉がぴったりな^^。

→Boss365さま
このロザリウムに来ると、なんか撮ってしまうんですよね、このポップな作品^^。コロナが流行る前は、毎年、バラを観にきてました。アムステルダムにもバラ園があるんですが、そこよりもバラに近寄って撮れるんですよ。エジプトガン、オランダではよく見かける鳥さんで、目の周り、特徴的ですよね。アイメークしてるみたいで。

→angie17さま
ほんと、いつまでも肌艶がいいの、羨ましい^^。

→おとさま
かなり広いバラ園で、品種もたくさん。数年経つと育てられてる品種も微妙に変わってて楽しく。グンネラ、巨大ですよね。その一種に日本でもある「鬼蕗(オニブキ)」が^^。

→あおたけさま
面白いアートですよね^^。ロザリウムの敷地内には他にも像がいくつかあるんですが、カラフルなのはこれだけ。紫の花、私も遠くから見てた時はラベンダーかと思ってたんですが、近寄ってみるとそうではなく、花の形からするとシソ科の植物のようでした♪

→mituさま
毎年、見頃は6月下旬から、って言ってるんですが、6月入るとうずうずするみたいで^^;。以前来た時には、一斉に目を出したばかりで、まだ品種の札も立ってなかった時もありました・・・。自分では育てられない植物もたくさんあるのでいい目の保養です♪

→YAPさま
面白い像ですよね。下半身部分は箱型で、タイル張りのようになってました^^。バラ園に、遊び心に満ちて。

→engridさま
ナス科ナス属で実が赤くなるの、他にトマトがあります^^。意外ですよね、ナスとトマトが同じ属だなんて。

→ (。・_・。)2kさま
あ、わかります、昔、欧州をレンタカーで旅した時、助手席に座って地図見ながらナビしてたら、片方の腕だけかなり焼けました^^;。

→ちぃさま
ほんと、こんなに日差しが強い晴れた日でも、日焼けすることなくお肌艶やか^^。羨ましいお二人です。対話に参加しようと横に入っても、目も合わせてもらえない図になって、ちょっと悲しいジーンになるかも^^;。ほんと、広いんですよ、このバラ園。品種も多いし、他の植物も楽しめるし、何かしら像も立ってて、水鳥もいるしで、あっという間に時間が過ぎます。ちゃんとカフェもあるので水分補給も大丈夫。ナス科ナス属のソラヌム・ドゥルカマラは悪茄子というより、ヒヨドリジョウゴに近いかもしれない。ネタ切れの冬に、バラの写真とチューリップの写真放出予定です♪

→ヤッペママさま
似てるけど微妙に違う蝶々でした^^。ほんの少しだけですが、蝶に慣れてきましたよ。私よりもKamoさんの方が花好きなのかもしれない^^;。

→TaekoLovesParisさま
良さげな状態の花を見つけて写真を撮っては、香りをスーハー^^。ふたりで、どれがいい匂いがするか、教え合いです。アムステルダムのフォンデル公園にもバラ園があるんですが、規模は断然こちらのデン・ハーグの方で、列車に乗ってくる価値ありなんですよ。ゆったりと開けられたスペースで、開放感もあって。

→kenji-sさま
バラ園内には他にもいくつか像が立ってるんですが、カラフルなのはこれ一つ。とても楽しげな感じがしていいですよね^^。

→kuwachanさま
ほとんどは全くのツボミばかりでしたが、中にはそろそろ終わりかもってバラもあり、適度に楽しめました^^。気温、8月に入った今でも平年では最高23℃、最低14℃ほどなんですよ。たまに最低気温が10℃を切る時もあります。私にとっては快適^^。

→miffyさま
そうなんですよ、以前はチューリップと共にバラの育種社・国で分類して記事にしてたんですが、コロナ禍で列車に乗るのも憚られ。日焼けしないように気はつけてるんですが、たまに手の甲を塗り忘れ・・・なのに、オランダ人はビーチでガンガンに焼いてる不思議さ。

→marimoさま

カチューシャというかメガネの一部になってるというか、不思議な感じです。オランダには日焼け防止のアームカバーというのは存在しません・・・夏でも冬でも太陽が出てれば日に当たっていたい、という国民なので、夏は真っ黒になるまで焼いてますよ・・・TVのアナウンサーも日焼けで、あ、バカンス明けだな、ってわかるほど。バラ園に行った日、私は長袖。なので手の甲だけ焼けちゃって^^;。

→ぼんぼちぼちぼちさま
よく見かけるガンは、ハイイロガン、カナダガン、エジプトガンの3種類ほど^^。柄も特徴的ですよね、それぞれ。

→めぎさま
私もすぐに忘れてしまうので、ブログをメモがわりにしてます。確かあそこで見たな、とキーワードで検索して、見つけるという^^;。物覚えは悪くなるのに、物忘れは進むし・・・なかなかオランダ語の単語も覚えられず困ってます。バラ園、久々に堪能できて、冬、色のない時期に見返して楽しむものができました♪

→kyonさま
遠くからでも目を引くオブジェ、近寄ってみても楽しく^^。タイミングよく、いい天気に恵まれました。

→JUNKOさま
水鳥、いろんな種類が見られて、鳥に興味を持つきっかけをくれました^^。

→tommy88さま
ロシアのお母さん・・・これまた不思議な例えですね^^。女性の方の顔もアップで撮って来ればよかったな。

→imarinさま
ふふ、こんなに肌艶がよかったらいいんですけどねぇ^^;。ナス科の実、この後もっと赤くなるので、日本でよく名前を見かけるヒヨドリジョウゴに近いかもしれません♪
by Inatimy (2022-08-15 17:06) 

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