広場を抜けて [ホールン 2022年 夏]
どこ行くの? お散歩?
・・・と声をかけたら、近寄ってきてくれた。
洗面台&シャワーの一画とベッド側の間に扉が無かったことに、ふたりで驚き。
その後、気を取り直して散歩に出かけたら、すぐに猫ちゃんに出会って気分上昇。
その後、気を取り直して散歩に出かけたら、すぐに猫ちゃんに出会って気分上昇。
人懐っこく、足元をぐるぐる回って、擦り寄って。
7月中旬、28℃くらいまで上がった午後、列車に乗ってHoorn ホールンに向かった日の続き、3話目。
ホールンはアムステルダムの北、約35kmあたりにある街。 ここで我が家は3泊4日の夏休み。
ホールンはアムステルダムの北、約35kmあたりにある街。 ここで我が家は3泊4日の夏休み。
※ 前回の、駅から歩いて、建物を見つつ宿まで向かって、扉が無かった2話目は、こちら。
猫ちゃんに出会ったのは、この建物の前。 Diaconiehuis ディアコニーハウスと呼ばれていたらしい。
1615年に建てられた当時はカナルハウスで、面した通りは昔は運河だったよう。
その後、救貧院、高齢者施設、葬儀場を経て、現在はアパートとして使用されてるそうな。
その後、救貧院、高齢者施設、葬儀場を経て、現在はアパートとして使用されてるそうな。
写真の左側の方に向かって歩き、最初の角を左に曲がって細い道に入ると・・・
・・・左手にこんな風景が見える門があった。
あの丸屋根、2つの塔は、宿の近くのカトリック教会。 Koepelkerk クーペルケルク。
RK Kerk H.H. Cyriacus- en Franciscusが正式名称かもしれない。 ← フリガナ打つの面倒^^;。
RK Kerk H.H. Cyriacus- en Franciscusが正式名称かもしれない。 ← フリガナ打つの面倒^^;。
設計者は先に登場した、煙草も売ってた珈琲商店・焙煎所の角家と同じく、
オランダの建築家のAdrianus Bleijs アドリアヌス・ブライス(1842-1912)。
オランダの建築家のAdrianus Bleijs アドリアヌス・ブライス(1842-1912)。
煉瓦の続く壁の道を出て・・・
・・・その壁の建物の正面へ回った。
砂時計を思わせるようなデザインの黄色&青の鎧戸が目を引く。
鎧戸はオランダ語で、単数はLuik ラウク。 複数形はLuiken ラウケン。
鎧戸はオランダ語で、単数はLuik ラウク。 複数形はLuiken ラウケン。
建物の上の方をズーム。 この部分だけでも、ライオンが5頭。
ここはミュージアム。 Westfries Museum ウェストフリース博物館の建物の一部。
ホールンの街は、西フリースラントという地域にある。
ホールンの街は、西フリースラントという地域にある。
フリースラントという地域はオランダとドイツにまたがっていて、
東フリースラント、北フリースラントはドイツにあるのだった。 南フリースラントは無いみたい。
東フリースラント、北フリースラントはドイツにあるのだった。 南フリースラントは無いみたい。
この建物が面しているのは・・・
・・・街の中央にある広場、Roode Steen ローデ・ステーン。 意味は赤い石。
像の右の建物は、Waag ワーフ。 昔の計量所で、今は、カフェ・レストランとして使用されている。
像の左側にある尖塔は教会で、Grote Kerk フローテ・ケルク。 意味は、大教会。
像の左側にある尖塔は教会で、Grote Kerk フローテ・ケルク。 意味は、大教会。
昔に比べ、かなり人が増えたものだな・・・。
☆ ☆ ☆
<おまけの写真を一枚、参考に>
昔、2008年、だいたい同じ時期にホールンに来た時の写真。 カメラ:CASIOのEX-Z120。
ウェストフリース博物館の上階の窓から見た午後の広場は、閑散としていた。
右に見えてる白いライオンの後ろ姿のあるのが、先に紹介した黄色&青の鎧戸がある建物。
右に見えてる白いライオンの後ろ姿のあるのが、先に紹介した黄色&青の鎧戸がある建物。
☆ ☆ ☆
さて、計量所の横の道を歩いていこう。
ホールンは古い街だから、何かと興味をそそられるものがある。
家のファサードの装飾がとっても凝っていたりして。 両端にライオンの顔。
葡萄などの実がたくさんついた植物に、鳥もいて、豊穣って感じ。
中央の紋章を支える天使が2人、他に翼のない、子供4人と、にぎやか。
中央の紋章を支える天使が2人、他に翼のない、子供4人と、にぎやか。
さらに進むと、煉瓦造りの大きな建物。 ここは元・郵便局。 1876年に建てられたもの。
現在、オランダには郵便局が無い。
雑誌・タバコ・文具などを売ってる店やスーパーなどの一角に郵便カウンターがある。
雑誌・タバコ・文具などを売ってる店やスーパーなどの一角に郵便カウンターがある。
左にある赤白のロケットのあるところはコミック書店で、
このロケットはベルギーのエルジュという漫画家が描いた作品「タンタンの冒険」に出てくる。
このロケットはベルギーのエルジュという漫画家が描いた作品「タンタンの冒険」に出てくる。
ちなみに、オランダでは主人公の名はタンタンではなく、Kuifje カウフィェになってる。
骨董品屋さんのショーウィンドー。 窓ガラスも年季が入ってた。
夕食の時間まで、あと1時間半ほど。
ホールンの街の散歩はまだまだ続く。
ホールンの街の散歩はまだまだ続く。
いただいたコメントへのお返事、
少しずつ、追いついてきました^^。
少しずつ、追いついてきました^^。
ヨーロッパって何百年も続いている建物が多いので、同じ建物でも時代でいろいろな使われ方をしているのですね。
計量所というのは、穀物の取引かなんかしていたところでしょうか?
by YAP (2022-10-16 17:11)
窓に映る教会も美しいです。
呼ぶと寄って来る猫も可愛い。
by 響 (2022-10-16 17:32)
ディアコニーハウス、可愛いな。ここがアパートになっているんですね。素敵だなぁ、こういう建物のデザインは、英国では見かけないです。なぜか、郵便局が好きで、郵便局の建物を見るのも好きです^^
by おと (2022-10-16 17:38)
郵便局の建物がないというお話驚きです。国によって違いますね。石造りの建物が隙間なく立ち並ぶ光景は日本にはないも石畳の坂道などに魅力を感じます。
by JUNKO (2022-10-16 17:40)
ニャンコは日本語でも寄ってくるのですね。
建物も見ていて楽しいですね。
by ma2ma2 (2022-10-16 18:11)
建物がどれも、ドールハウスのお家のように、素敵でやすね!
by ぼんぼちぼちぼち (2022-10-16 20:51)
シュッとしたカッコイイ黒猫さんですね(=^・^=)
by mitu (2022-10-16 23:07)
こんにちは。
「猫ちゃんに出会って気分上昇」扉なしの驚き・ショックも和らぎ?何よりです。
猫ちゃんが擦り寄って「気にするニャー」ですね?
ウェストフリース博物館の外観、素晴らしい装飾なので・・・
何となく、博物館の所蔵品にも期待出来そうです。
ところで「フリースラント」バーゼルみたいな地域かな?
街の中央にある広場、意外にコンパクトな印象です。
現在はカフェ・レストランで使用みたいですが・・・
マーケット等はない感じですね!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2022-10-16 23:30)
街で出会った黒猫さん、
なんとなく石畳にマッチして、
魔女の宅急便のジジみたい(*´艸`*)
おとぎ話のお菓子の家のような造りの
ディアコニーハウス、
壁がピンクなのもかわいいですね♪(*'▽')
元・郵便局の建物も立派で趣深いなぁ・・・。
へ~、現在のオランダには郵便局が無いのですね(・∀・)
by あおたけ (2022-10-17 08:04)
あ、人が増えたのはコロナ関係じゃなかったんですね。
街の魅力がだんだん知れ渡って来たのかしら。
いいところですものねえ。
by ナツパパ (2022-10-17 09:10)
旅先で猫さんに出会うとつい話しかけてしまいます(笑)
黒猫さん男の子でしょうか?
茶系の建物が立ち並ぶ中で、
ウクライナカラーの建物の壁がインパクトありますね!
by marimo (2022-10-17 09:19)
窓に映る風景が綺麗にフレーミングされてるのがInatimyさんらしい
もし自分がここに『どこでもドア』で行ったら見るもの全てが
珍しくて前に進めないね
骨董品屋さん 窓ガラスが年季が入ってる効果もあり
この写真自体が油絵みたいで素敵な一枚ですね(^^)/
by snow (2022-10-17 09:23)
黒猫ちゃん、可愛いですね。よく人間を観ていますね。優しい人には寄っていくのです。(^^♪
建物がとってもきれいですね。同じデザインのようでいて、少しづつ違っているのがすばらしい。
骨董品屋さん、いいなぁ。ちょっと中を覗いてみたいです。
by coco030705 (2022-10-17 14:30)
本当に魅力的な建物が多いですね^^
日本だとすぐに新しいビルに建て替えられてしまいますが・・・
使用する目的は変わっても建物はそのままなのがいいなぁ。
ローデ・ステーン広場、今の方が断然賑わってしますが
2008年の写真と比べても建物はそのまま!
変わらない風景だ出迎えてくれると懐かしいな、って思えますよね(≧∇≦)
旅先での猫さんとの交流も楽しいですね!
by ちぃ (2022-10-17 14:49)
声を掛けた猫ちゃんが寄って来てくれたら嬉しいニャー。
ステキな建物に目がいきキョロキョロしそう。
by ヤッペママ (2022-10-17 18:04)
黒猫ちゃん可愛いですね~
旅先で猫ちゃんに会うとテンション上がりますよね^^
鎧戸のある建物、オシャレで素敵ですよね。
ファサードの装飾も窓ガラスに映った建物もいい感じですね。
by miffy (2022-10-17 21:06)
猫さんの眼差し、ピントした耳、見つめて誰何してるみたな。街中の建物が魅力的、みあきませんね、
ドアがないの記述で、前の記事を読み、これは事件ですね、戸惑うばかりの事態ですもの
by engrid (2022-10-17 21:58)
ガラスに映る景色もいい感じですね
どこも窓がお洒落な街ですねぇ
by (。・_・。)2k (2022-10-17 22:10)
フリースラントってそんなに遠くまで広がっているんですね!
しばらく行ってないな~
すひーあもにこーほって聞こえる島がお気に入りです。
今でもよくそこに行った時のことを思い出して話してます。
by めぎ (2022-10-18 07:22)
それぞれの建物が珍しいので見入ってしまいます。
オランダの建物はヨーロッパの建物と違ってエレガントな気がします。
by お散歩爺 (2022-10-18 13:42)
魔女の宅急便のジジみたいな猫さん。
タンタンの冒険、懐かしいです^^
by kyon (2022-10-18 13:53)
前記事でもそうですが…動物と出会うと
テンション上がりますよね??(え?私だけかしら)
どこもかしこも絵になる街ですね。いつか旅する
事があればいいなあなどと思いながら眺めました。
by あとりえSAKANA (2022-10-18 14:04)
歴史の中に宿泊するのは素敵な時間だと思います。
私は大阪に泊まるより、最近は京都に泊まって大阪遠征です。
夜明け前の古都を歩く風情が好きです。
欧州にあっても、やはり、未明の散歩を好みます。
悪人は深夜に行動し、未明の犯罪率は低いと読んで。
by tommy88 (2022-10-23 12:26)
→皆さま「広場を抜けて」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。この日は3時ごろに街に来て特に何も予定してなかったので、夕飯までぶらぶらと街の中を散歩しました^^。何度か来たことのある街だけど、久々だったので、いい刺激がいっぱい。
→YAPさま
表側はそのまま残して中を新しくしてる建物が多いです^^。用途も様々で。オランダでは使われなくなった教会が本屋さんになってたり、ホテルになってたりも。計量所、穀物もあったと思いますが、メインはチーズやバターなど乳製品だったみたいです。重さによって税金がかかって、徴収。
→響さま
窓に映る教会・・・はないんですけどね^^;。猫は人懐っこかったです♪
→おとさま
ディアコニーハウス、ピンク色っぽい壁のペイントがまた独特ですよね。オランダの建物には切妻屋根で、階段状のギザギザがあるのが多いですが、様式の種類も多く^^。郵便局、オランダからはすっかり消えてしまい、今ではその建物がオフィスになってたり、カフェレストランになってたり、ホテルになってたりします。
→JUNKOさま
オランダには山がなくて採石できる場所も限られていたようなので、石造や石畳はかなり貴重なもの。多くが煉瓦造り、煉瓦畳なんですよ^^。
→ma2ma2さま
日本語で話しかけても、猫も犬もうしもよってきます^^。普段見慣れてる街とは違うので建物も楽しく。
→ぼんぼちぼちぼちさま
古い街なので、建ってる家も当時から続いているものがほとんど。大事に保存され使われて、見てるだけでも楽しく^^。
→mituさま
黒猫さん、スリムな感じでした^^。
→Boss365さま
猫ちゃん効果は偉大です^^。ウェストフリース博物館、この街の見どころの一つ。でも一部改装中だったので展示は少なめでした。街の中央にある広場、こぢんまりです。昔はチーズ市場が開催され、計量所で重さを測って税を徴収、と言う場所だったよう。
→あおたけさま
魔女の宅急便のジジ・・・似てるかも。赤いリボンの首輪が似合いそうな^^。ディアコニーハウス、壁の色が独特ですよね。オランダ、郵便局がないので、スーパーや雑誌・タバコを売ってるキオスクみたいなお店で切手を買ったり物を送ったりです。
→ナツパパさま
コロナ関係なく、人が増えました^^。街の魅力もあるだろうし、世界的に人口が増えたからもあるのかも。観光客、こんなにも多いとは。
→marimoさま
出会った黒猫さん、オスかメスかはよくわからないけれど、かわいい猫ちゃんでした^^。ウクライナカラー・・・たまたまですね。実はこのミュージアムから過去、絵画が盗まれ、それがウクライナで発見。うち5点はウクライナから返却されましたが、まだ19点ほどの作品が返されてないそうで・・・。
→snowさま
窓に映る風景もキレイな方がいいかな、と微調整^^;。骨董品屋さんもかなり古くからそこにあるお店のようで、昔来た時も撮ってたの、帰宅した時に何年も前に撮った写真を見返していて気づきました。惹かれるものは変わってないのかも。
→coco030705さま
この近くの飼い猫さんなんだろうけれど、通りをいく人たちにずっと可愛がられてきたんだろうなぁって感じでした^^。骨董品屋さん、この時はお店が閉まってたんですよ。夏だからバカンスに出かけてお休みに入ってる店もあり、でした。
→ちぃさま
古い街はそのまま古いままで、その郊外に新しい建物がいっぱいってパターンが多いです^^。古い建物も、外観だけ残して中を新たに改築改装したりして。街は変わってないのに、人の多さは変わってました〜。
→ヤッペママさま
猫に会えると気分が上がりますね^^。猫に優しい街。建物が面白くって、この日たくさん撮ってしまいました。
→miffyさま
猫に出会えると、一気に気分が上昇です^^。人懐っこいのは、きっと今まで街ゆく人が可愛がってたからなんだろうな。鎧戸がついてる建物って憧れ。かっこいいですよね。まだまだ建物見学続きます。
→engridさま
猫だけでも本当は6枚くらい撮ってたかもも^^:。ドアが無い洗面台&シャワーの一画、使いづらいです・・・宿のサイトの写真ではちゃんとあったのになぁ・・・まさか、部屋によって無いところもあるとは・・・。
→ (。・_・。)2kさま
窓ガラスに映る風景も大事な思い出ですよね^^。古い街なので、建物も昔鋳物が多くって。
→めぎさま
フリースラント、範囲が広いですよね。オランダ北部に行くと、ドイツからの車をたくさん見かけます。陸続きだしドライブしやすいんでしょうね。Schiermonnikoogですね。人気の観光地で、知人もキャンプに行ってました^^。
→お散歩爺さま
エレガントなのかなぁ・・・でもこぢんまりとサイズが小さい感じはしますね^^。
→kyonさま
ジジみたいですよね、赤いリボンが似合いそうな。タンタンの冒険・・・私が最初に知ったのはスペインだったので、ティンティンでした^^。
→あとりえSAKANAさま
動物と会うとテンション上がりまくりですよ^^。特に猫はね。いつかオランダを旅されることがあったら、ぜひホールンへもお立ち寄りください。アムステルダムから列車ですぐだし。
→tommy88さま
私が京都に泊まる時は歴史絡みより、朝食の美味しいところ、に決めてます^^;。未明の犯罪率は、街に因りますね・・・私が住んでいた頃ですが、パリでは朝の散歩してる人がよく狙われたりしてニュースになってました・・・。
by Inatimy (2022-10-25 17:58)