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冬の森は明るい [森・野]

1月でも足元の芝生は

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Kersenbloesempark ケルセンブルーセムパーク(桜の花公園)の木、
まだまだの装いだった。


1月上旬、久々の晴れの日に森林公園のAmsterdamse Bos アムステルダムの森
ふたりで散歩に出かけた日の話の続き。 最低6.4℃、最高10℃の日。

 ※ 前回の、いつもの大きな水路側の遊歩道を歩いた前半の話は、こちら

写真は、すべてKamoさんから借りてるFUJIFILM X20で撮影。

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シャクナゲ(石楠花)の一種の茂みのそばに、コウライキジ(高麗雉)のオスを発見。 写真はトリミング。

 学名:Phasianus colchicus ファシアヌス・コルキクス。 または、コルヒカス
 オランダ語:Fazant ファザント


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桜の花公園の出入り口の前にあるブナの木(ヨーロッパブナ)トンネル
は葉っぱがなくてスカスカ。 青い空も見えて、明るい道になっていた。


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ヨーロッパブナ冬芽。 まだ固くきっちり。 ここから葉っぱが出てくるのが不思議。

ちなみに、オランダ語では、ヨーロッパブナは、Beuk べウク
knop クノップ。 ドアのノブ、引き出しなどの取っ手と同じ単語なのが面白い。


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ヨーロッパブナトンネルの間は普通に並木か・・・)をぶらぶら歩くと、
脇の倒木に棲みついたの緑が鮮やかで。


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朽ちかけた倒木も。 周りの大量の落ち葉が、ふっかふか。 
鉛筆で描いたような、奥の木々の淡い色合いも好き。


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そんな中で見つけたヨーロッパブナ。 しっとりと湿って。
1cmまで寄れるスーパーマクロだから大きく撮れる。


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落ちずに残った葉っぱ・・・見上げると枝の奥、走る白い雲の向こうに青い空が見えて。


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小さな小さなキノコも、スーパーマクロで大きく撮れた。 瞳の虹彩瞳孔みたいだな。


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あ・・・これもそのうちに開いて花粉が飛ぶやつだ。 この形は、ハンノキ属の木だったと思う。


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ツタの一種の黒いが目について。 

たぶん、学名がHedera hibernica へデラ・ヒベルニカあたりのものだと思う。
日本ではヘデラベリーという名で、この黒い実がついたものが花材として売られてるみたい。


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何の木か知らないけれど、冬芽。 カエデ属あたりかな。


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アオザギがぼーっとたそがれていた。


冬の森、全体を見ると寂しげだけど、春を待つ姿を探し出すのも面白く^^。



週末、また天気が悪そう・・・。
このの日の話以来、ずっと散歩に出てないなぁ。

タグ:FUJIFILM X20
nice!(50)  コメント(18) 
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コメント 18

JUNKO

芝生の緑が綺麗ですね。冬の森言うより早春の森という感じです。
by JUNKO (2023-02-19 19:36) 

ma2ma2

芝生が1月でも緑なのですね。
冬って感じがしないですね。
by ma2ma2 (2023-02-19 21:17) 

Boss365

こんにちは。
コウライキジに遭遇、良い風景でね。幼い頃、小生田舎でも遭遇しました。
ブナの木のトンネルの道、夏とは全く別の印象、明るい風景になりますね。
小さなキノコも接写の「瞳の虹彩と瞳孔みたいだな。」(爆)同感で面白いですね。
「アオザギがぼーっと・・・」大変長閑な風景・・・
ボートを「ぼーっと」管理中かな!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2023-02-19 22:22) 

あおたけ

冬でも青々とした芝が印象的な公園ですね(・∀・)
冬枯れの木々には物寂しい侘しさを覚えますが、
たしかに葉っぱがないぶん、
林や森に明るさを感じるかもしれないですね(^^)
ブナが立ち並ぶ冬木立のトンネルも
いい雰囲気だなぁ(´ー`)
by あおたけ (2023-02-20 06:25) 

めぎ

そうですよね~公園や森の中は、木々に葉っぱがない今の時期の方が明るかったりしますよね。
この花粉が飛ぶやつ、こちらでは今絶好調に飛んでます。
ずっと雨がちなので、今日の散歩は花粉的には楽でした。
by めぎ (2023-02-20 07:43) 

YAP

たしかに冬は気の葉っぱがなくてスカスカなので、こういう場所だと空がよく見えますね。
けどやっぱり寂しい景色に映ります。
by YAP (2023-02-20 07:52) 

marimo

冬でも枯れない芝があるんですね。
広葉樹は枯れ木なのに芝が青々としてますね~!
新芽が芽吹いてきてますね。
鳥たちも苔も春を待っている感じ。
by marimo (2023-02-20 08:08) 

(。・_・。)2k

冬の方が 葉っぱがなくて明るく感じますよね
なんとなく森を歩くなら冬が好きだなぁ

by (。・_・。)2k (2023-02-20 13:23) 

miffy

葉っぱの落ちた桜の木、お花の為に養分を蓄えているのでしょうね。
スカスカのブナの森も春が待ち遠しいのかな~
こちらは春一番が吹いて花粉が大量に飛んでます(T_T)
by miffy (2023-02-20 14:42) 

ちぃ

冬枯れの森、良い感じです!
見通しが効くので野鳥観察にももってこいな感じですね^^
1cmまで寄れるスーパーマクロとは(・o・)
目の様なキノコ、瞳孔がブワっと大きくなるのを想像してゾクゾクしました(笑)
週末にお天気が悪くなるのは嫌ですよね。
早く明るい春の日差しが降り注ぐ様になりますように^^
by ちぃ (2023-02-20 15:31) 

kuwachan

真冬でも芝生が緑色で眩しい感じがします。
葉っぱがすっかり落ちると森も日が差し込んで明るくなりますね。
鳥さんたち、エサを見つけやすいかも。
このところ東京では週末なると気温が上がって暖かです。
明日からは真冬の寒さになるとか?まだまだ冬物は手放せません^^

by kuwachan (2023-02-20 16:17) 

よーちゃん

ほんまや~。1月なのに芝生が緑色!
そういう品種なんでしょうかね。
緑色の中で、コウライキジがくっきり素敵!
by よーちゃん (2023-02-20 16:44) 

mitu

みどりの苔は、青のりみたいですね^^
by mitu (2023-02-20 19:41) 

ヤッペママ

「…花粉が飛ぶやつ」同時に注目したみたいですね。
マクロ世界 キノコは何だかクラゲにもみえたり不思議。
by ヤッペママ (2023-02-20 20:24) 

yk2

写真3枚目の木の姿を見ていたら、左手の1本目、2本目が何だか今にも動き出しそうだし、喋り出しもしそうだし、で、『青い鳥』の木の精の話を思い出しました。チルチルミチルならぬkamoさんいなちゃん、お身内に木に恨まれるようなお仕事なさってる方いない?(^^ゞ。

鉛筆デッサンの感じは、なるほどな~です。僕は最後の写真の背景の木々にも、それと同様に思えるなぁ。緻密な線が捻れながら空へ向かう白い木はメデューサの様にも思えて、それが象徴派的っぽくも見えるし、シンプルに風景画として眺めると、クリムトを思い出しました。クリムトはブナの林の絵も描いてるしね(^^。
by yk2 (2023-02-20 22:46) 

ぼんぼちぼちぼち

野生のキジさんに出逢えるなんて、ほのぼの〜でやすね!
by ぼんぼちぼちぼち (2023-02-21 11:08) 

tommy88

冬の森の探索は好きです。
お散歩でも充実します。
だって虫がいないですから。
私は虫が怖くて、蜘蛛は失禁、蛾は失神レベルです。
夏に行くのは防護服がなければ入れません。
それでは情けないと、少しずつ、去年から蜘蛛から目を背けていません。
ただ、5m以上離れないと見られません。
情けない男の子のままです。

by tommy88 (2023-02-22 08:37) 

Inatimy

→皆さま「冬の森は明るい」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。いよいよ3月も目前になり、朝食時にランプなしで食べられるほど明るくなりました^^。日の出時間が7時半過ぎ。

→JUNKOさま
オランダでは芝生や牧草は真冬でも緑のままなんですよ。耐寒性があるんでしょうね^^。

→ma2ma2さま
芝生や牧草はずっと緑のままです^^。気温が低くても、大丈夫な品種なんでしょうね。

→Boss365さま
コウライキジ、過去食べたことは何度もあるけれど、実物を見かけても、それがそうだったとは気づかずにきました^^;。ブナの木のトンネル、夏はものすごくはが生い茂って日陰になり、ちょこっと涼しげ。冬はスカスカなので、風が吹くと寒いです・・・。キノコ、小さいものだったけど、スーパーマクロのおかげで大きく撮れましたが、目みたいになっちゃって。動物がのんびりしてる姿を見るのはいいですよね。危機が迫ってないって感じで、気分が緩みます^^。

→あおたけさま
氷点下の日もたくさんあるのに、芝生は青々なんですよ、不思議ですよね^^。葉っぱがないと、晴れた日には青空が見えたりして、冬の森もいいものだなと思いました。明るい、明るい。ブナの木のトンネル、秋の黄葉も綺麗ですが、すぐに散ってしまうんですよね・・・。

→めぎさま
街の中も、街路樹の葉っぱがない時期の方が明るかったり、建物の姿がよく見えたりして、見どころ多いく^^。花粉、藩の貴族のが絶好調に飛んでますよね・・・我が家の近所のは落ち着いたみたいだけど、日曜に久々に休日に晴れたので散歩に出かけたら、まだまだ花が・・・。

→YAPさま
寂しげな風景だから、春の兆しを見つけるのが楽しかったり、本格的な春になった時の成長の勢いが面白かったり^^。メリハリってある程度必要かも。

→marimoさま
オランダの芝生は耐寒性があるのか、ずっと緑のままですよ。枯れ色になるのは、夏の旱魃の時くらいかな・・・。まだまだ気温は低いけど、じわじわと春の近付きを感じます^^。

→(。・_・。)2kさま
冬の森、明るくって案外楽しく^^。でも、夏の緑いっぱいのもりもありがたいもので、たまに避暑に来てます。わずかに涼しい気がして。

→miffyさま
大量の落ち葉も、腐葉土になって、いい栄養になりそうですよね^^。春一番・・・いい言葉ですよね、季節感あって。オランダは強風が吹いてる日が多いしなぁ・・・。大量の花粉・・・聞いてるだけで目が痒くなってきそうな・・・。

→ちぃさま
冬枯れの森、葉っぱがない分、野鳥観察にはいい季節ですね。でも、声はすれど一体どこにいるのやら・・・背の高い木々が多いから、なかなか分からず。アカゲラあたりが木を突く音が響いていても、場所が特定できないです^^;。キノコ、スーパーマクロで大きく撮れたのはいいけれど後でよく見たら、目みたいで・・・私もゾクゾクしてましたよ。2月の終わりの休日、やっと晴れた日に散歩ができました♪

→kuwachanさま
街の中でも芝生は緑のまま^^。今は、そんな芝生のあちこちから、水仙やクロッカス、スノードロップが咲いてます。中央分離帯や道路脇にもいっぱい。冬の間は庭に鳥の餌を置く人たちが多いので餌には困らないけれど、春になるとそれも終わるし、森の中で探す餌も新鮮なものが多くていいんでしょうね。私が苦手な虫も出てくるし・・・^^;。

→よーちゃんさま
耐寒性がある芝なんでしょうね^^。のにある牧草も緑です。コウライキジ、食べえると美味しく♪ 何度か食べたことがあるけれど、こんな鳥だったんだと最近気づきました。

→mituさま
青海苔・・・いいなぁ・・・炊き立てご飯に青海苔、最高な組み合わせ^^。

→ヤッペママさま
オランダには山がないから、来た当初は杉や檜の花粉に悩まされることがなかったのに、次第にハンノキ属やヘーゼルナッツのハシバミの花粉に反応・・・困ったもんです^^;。キノコ・・・確かに、こんなクラゲいそうだなぁ。

→yk2さま
動いて喋る木の精・・・でパッと思い出したのが、映画「ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔」に出てくる木の精霊。あ、でもあれはオークの木だな^^;。「青い鳥」名前と雰囲気はわかるけど、読んだことないかもしれない・・・。ヘンゼルとグレーテルとごちゃ混ぜになってたり・・・・。クリムトの「ブナの林」探して見てみましたよ。でもあれ、どうみても白樺ですよね^^;。その絵を見て、ふと思い出したのが、モリス・ドニの「ミューズたち(ムーサたち、公園、樹の下で)」。でもあれは、トチノキらしい・・・・。そうそう、過去記事「オランダなのに、山あり谷あり」にもコメントくださってありがとうございます。そちらのお返事も書きました^^。

→ぼんぼちぼちぼちさま
森にいるし、公園の木立の中でもコウライキジに出会えるので、楽しく^^。

→tommy88さま
虫、私も苦手です、特に芋虫系は^^;。蝶々もダメ・・・羽の鱗粉が。クモは窓辺によくいますが、少しは慣れました。欧州では芝生の上に直に座ったり寝転がって日光浴する人も多いのですが、虫が怖くて私には無理です^^;。性別関係なく、怖いものは怖いですよね。
by Inatimy (2023-02-27 18:59) 

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