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ペリカン通りを歩く [ズトフェン&デーフェンター 2022 冬]

中世欧州って雰囲気がたまらない。

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三角屋根のは、Drogenapstoren ドローヘナプストーレン(ドローヘナプ塔)
建物の間のアーチDrogenapsteeg ドローヘナプステーフ(ドローヘナプ小路)を通ってここまで来た。


1年余り前、2022年12月下旬に差し掛かった頃、列車でZutphen ズトフェンに行った日の続き、7話目
ズトフェンはアムステルダムのの方、やや南寄りに、直線距離で約92kmほどのところにある。

この日の最高気温は8℃くらい。 曇りで、少し小雨も降っていた。
  ※ 前回の、の下をくぐって、小路を抜ける6話は、こちら


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ちょっと下がって、小路の両側にある建物を全部入れるようにして。
今いるのは、Zaadmarkt ザートマルクト(意味は種市場)という通り。

写真の左にPelikaanstraat ペリカーンストラート(ペリカン通り)
右にはProostdijsteeg プローストダイステーフ(プローストダイ小路)
    ↑ Proost プローストは、主席司祭、乾杯。 dij ダイはもも、大腿部。 2つ合わせても意味がよく分からず。


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ザートマルクト(種市場)の通りを少し歩くと、上部に高齢の男女の像がたってるが。
1723年と入ってた。 ここは、Oude Bornhof アウデ・ボルンホフと呼ばれるところのよう。 

1320年頃、裕福な聖職者Borro ボロが自分の家を貧しい高齢者が使えるようにしたのが始まりらしい。
現在は老いも若きも住めるモダンなアパートになってるみたい。


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を入ると、煉瓦畳の道が続く。 日本の青海波の紋様を思い出す。

この先には周りを建物に囲まれた、ちょっとした中庭があった。
静かな居住場所なので、写真を撮るのも憚られて、緑を楽しんだ後、すぐに引き返した。


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の裏面。 像の背中側が見える。 を出て左へと進み、さっきの中世の街並みのような場所へ戻った。


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ドローヘナプ小路の前の小さな十字路からProostdijsteeg プローストダイ小路を見たところ。
あとでここを通るつもり。

奥に見えているは、Sint Walburgiskerk シント・ワルブルヒスケルク(聖ワルブルギス教会)
写真左にある建物の鎧戸が開かれてて。

先に、Pelikaanstraat ペリカン通りを歩こう。 そんなに長くはない通り。

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開いた扉から見えた、こんな路地も惹かれる。


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ペリカン通りのお目当ては、ここ。 1816年から続く、珈琲豆茶葉を売るお店。


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ショーウィンドーには古そうな秤(はかり)と、商品あれこれ。
秤は1853年に設立されたオランダの会社 OLLAND の製品で、1942年製のよう。

ぐるっと中を見て回って、いくつか気になるものを買って店を出る。 欲しいものは厳選。


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店の前あたりから、さっきの十字路の方を見て。 空は微かに青空
だんだん暗くなってきた。 これで15時45分ごろ。 オランダは早く暗くなる。 


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最後にもう一枚撮って、右の通りProostdijsteeg プローストダイ小路を歩いて行く。
聖ワルブルギス教会の方へ抜けていこう。

ちなみに右の建物のファサード(建物正面)には1549の年号が入ってた。 今から475年前。

1549年、日本だとキリスト教伝来の年。
ナバーラ王国(現在のスペイン北東部)の伝道者フランシスコ・ザビエル鹿児島に上陸して布教

そして日本に初めて着いたオランダの船はリーフデ号。 それが1600年だから、
この写真の右の建物が築51年になった頃。

そう思うと何だか歴史がぐっと身近になって、この建物の前に立っていることがとても不思議に思えてくる。



この日の話、まだまだ続く^^。

nice!(51)  コメント(20) 
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コメント 20

ma2ma2

ペリカン通りとは面白いネーミングですね。
ペリカンのオブジェとかは無いみたいですね。
by ma2ma2 (2024-05-17 18:38) 

mitu

煉瓦畳の道の煉瓦を並べる作業、楽しいだろうな^^
ペリカン通りの計り売りのお店いい感じ
日本でも最近計り売りの店、増えているようです。
by mitu (2024-05-17 19:47) 

Boss365

こんにちは。
アウデ・ボルンホフ、由緒あるアパートメント・地域みたいですね。
また「静かな居住場所」なので、何となく憚る・大変気を使います。
大変分かり易い名前の「ペリカン通り」ですが・・・
老舗のお店あり「珈琲豆や茶葉」も美味しそうですね。
ところで「今から475年前」の建物、当然のことですが・・・
木造に比べ石造りだと大変長持ちする事を実感です!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2024-05-17 21:13) 

あおたけ

段々の建物のあいだに
シュッと尖った三角屋根の塔
それぞれに趣きを感じる
この並びが面白いです(*'▽')
たしかに中世の欧州って雰囲気を覚えます☆
男女の像が施された門の先は
私が散策するとしたら
民家の私有地かと思って進むのを躊躇しちゃいそうですが
アパートが建ち並ぶエリアなのですね(・∀・)
波紋のような煉瓦畳が素敵だなぁ(´ー`)
by あおたけ (2024-05-18 05:44) 

YAP

ザビエルの頃の建物が目の前に。
そんな昔の建築が今も現役で普通に使えているというところが、ヨーロッパの街の魅力だと思います。
日本だとその時代の建築は、お城とかいくつか当時の天守で残っているものがありますが、あとはどうだろう?
もっと小さな建築物で残っていたとしても、重要文化財で観光地として管理されているかも。
少なくとも、こういう日常で使い続けられているということはないでしょうね。
by YAP (2024-05-18 07:00) 

(。・_・。)2k

400年も前から日本と繋がってたんですねぇ
凄いなぁ
by (。・_・。)2k (2024-05-18 08:10) 

ぼんぼちぼちぼち

歴史あるコーヒー豆と茶葉のお店、
古い秤が、ナイスなディスプレイになってやすね!
by ぼんぼちぼちぼち (2024-05-18 09:55) 

kuwachan

煉瓦畳の紋様が素敵ですね。
下ばかり見て歩いてしまいそうです。
ヨーロッパは石造りや煉瓦造りということもあって造られた当時のままの建物が残っていて
でも内部はしっかりと現代の生活様式になっているところが凄いですよね。
スペインに行った時にザビエルの生家であるハビエル城に行ったことを想い出しました。
by kuwachan (2024-05-18 10:34) 

JUNKO

400年以上前から日ほんとのKなんか映画あったのですね、ペリカン通りとは可愛い名前です。
by JUNKO (2024-05-18 11:47) 

めぎ

この建物が建った頃から今までのこの街は、どんなことがあったんでしょうね…
by めぎ (2024-05-18 13:20) 

TaekoLovesParis

昔はチーズを広場で、こういう秤を使って、はかって売っていたというのをInatimyさんの記事で読んだような。、。門の上に彫刻、ベルギーのルーベンスの家の中庭に通じる門の上にもあって、日本で見ない形だから様式の違いを感じました。中世の雰囲気がそのまま残ってる町、私も惹かれます。
by TaekoLovesParis (2024-05-18 15:51) 

八犬伝

1549年ですって
ザビエルが布教を始めた年ですか
凄い歴史のある建物なのですね。
by 八犬伝 (2024-05-18 16:28) 

トモミ

中世の欧州…まさに、まさに!いやぁ~堪りません(笑)!!

by トモミ (2024-05-18 17:05) 

いろは

こんばんは^^
高齢の男女の像がたっている門、歴史を感じますね。
奥にアパートがあるようですが、今も変わらず使われているのに驚きを感じます^^
煉瓦畳の道、確かに青海波の紋様のようで美しいですね♪
ショーウィンドウもお洒落ですね。
by いろは (2024-05-18 21:27) 

kome

1549年、以後よく広まるという語路合わせ使ってました。
日本は小さいわりに植民地にならなかったのは、結構サムライが強かったのかなあ(?)
by kome (2024-05-19 15:38) 

miffy

ヨーロッパのお店って物の飾り方がオシャレですよね。
お店の中に入らずに見てるだけでもワクワクしちゃいます^^
500年近くも同じ建物の中で人々の暮らしが続いてきたと思うと感慨深いです。
by miffy (2024-05-19 16:04) 

ヤッペママ

煉瓦畳の道 これだけ綺麗に煉瓦を並べる職人さん凄いね
ウインドウショッピングも楽しそう
by ヤッペママ (2024-05-19 17:07) 

おと

何を買われたのかな~^^
こういう場所って、ほんと、タイムスリップしたような気持になりますね。
by おと (2024-05-20 23:49) 

テリー

1549年、日本へキリスト教が伝来した年を刻む建物は、東インド会社と関係のある建物だったのでしょうか?
色々、想像しますね。
by テリー (2024-05-24 07:18) 

Inatimy

→皆さま「ペリカン通りを歩く」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。なぜペリカン通りなのか、名前の由来はなかったけれど、面白いですよね、その通り名^^。ペリカン、私がオランダで見たことがあるのは、ロッテルダムのブライドープ動物園のニシハイイロペリカン、アムステルダムの動物園アルティスのモモイロペリカンの2種類。

→ma2ma2さま
ペリカンのオブジェはありませんでした^^;。あったら撮ってただろうな。

→mituさま
煉瓦を並べて道を作る作業は見てても楽しく^^。以前住んでた家の前の通りの、ずっと見てたことがあります。量り売りはいいですよね、ほしいだけ買えて。

→Boss365さま
昔のアウデ・ボルンホフ、今でいう高齢者のケアセンターみたいなのかしらね。珈琲豆や茶葉の店、こういうのは我が家2人ともが好きで^^。建物、オランダは石造りよりも煉瓦造りがほとんどですが、この街のあたりは地震がないので大変長くもちますね。

→あおたけさま
中世の欧州って雰囲気、残ってますよね^^。昔の建築デザインは直線部分が少ないから、すごく凝ってるような感じがします。男女の像が乗っかってる門、ホフとつくとたいてい庭があって、静かにしないといけない感じがする場所って気がして、そっと見学して出てくることにしてます^^;。煉瓦の敷き方にはいろんなパターンがあるので、それを見ながら歩くのも楽しく。

→YAPさま
オランダでも何気ない建物が案外古くて国家遺産となってる場合が多いですが、それでも普通に人が住んでるし、許された範囲内でうまく改修して今の暮らしに合うように変えたりされてるようです^^。耐えものは住む人。使う人がいないとどんどん老朽化して行くばかりですものね。

→ (。・_・。)2kさま
400年も前から日本と繋がってたって本当にすごいですよね。米国の方が黒船来航の1853年だから、後ですものね。ペリーが来なかったら、今ももっとオランダと濃厚な繋がりになってたかも^^。

→ぼんぼちぼちぼち さま
お店のディスプレイ、個性的でいいですよね^^。気になるものが多くて、すぐに残しておきたくなります。

→kuwachanさま
建物の正面など通りから見えてる部分は昔の姿のままで、見えないところや内部は現代風になってるところ、多いです^^。そうしないと不便ですものね。今の時代に対応しながら暮らしていかないと、誰も住む人がいなくなってしまうし、そうなると老朽化して行くばかりだし。ザビエルと聞くと、kuwachanさんのお城の話を思い出しますよ♪

→JUNKOさま
400年ほど前から日本との関係があったオランダ、不思議な繋がりですよね^^。ペリカン通り、いい名前です。

→めぎさま
いろんなことがあったでしょうね^^。川に面した港のあるだから水路の輸送も開けてて、ハンザ都市でもあったし、硬貨の鋳造権も持っていたし、八十年戦争の時には街の要塞化が進んで、第二次世界大戦時には爆撃も受けたようです。

→TaekoLovesParisさま
チーズ市場で使っていた秤はもっともっと大きな秤です^^。人が乗れるくらい。アルクマールのチーズマーケットの話で秤の写真がある記事は、こちら(https://nl3inatimy.blog.ss-blog.jp/2016-03-09)。門の上に像があるの、オランダ、割と多いかも。ライデンの昔の孤児院だったりする場所にもあったはず。昔は識字率がまだ低い時代でもあったから、像やレリーフなどで何の建物か示していたというのもあるんでしょうね。

→八犬伝さま
オランダには古い建物が今でもたくさん残っていて、今でも普通に人が住んでます^^。すごいですよね。でも中は近代的になってたりも。

→トモミさま
中世の欧州の雰囲気が残っているところって惹かれますよね^^。

→いろはさま
煉瓦造りの建物、長持ちしますね。この辺りは地震もないので余計にそうなのかもしれません。古い街並みが魅力的な小さな街、ということで、この旅を決めたのでした^^。軽く一周できるほどのこぢんまりしたサイズでのんびり街並みを楽しめました。

→komeさま
1549年キリスト教伝来「以後よく広まる」の他に、1543年鉄砲伝来「以後、予算増える」、1603年の江戸幕府の始まりは「江戸に広まる三河の家康」^^。植民地にならなかったのはすごいですよね。藩の力もあっただろうし。薩英戦争って、日本の中の1つの藩の薩摩藩と1つの国である英国の戦いですものね。

→miffyさま
欧州のショーウィンドーは飾り方も、色の使い方も新鮮で、おしゃれですよね^^。小さな世界がそこにあって。昔々に建てられた家に、ずーっと人が住んで暮らしているのって、本当に不思議。

→ヤッペママさま
煉瓦畳の道、ピシッと綺麗に並んでますよね。オランダに初めて来た時、家の前の道がこんな石畳で、何年かに敷き直しされるんですが、私も、これ、したいなって思ってました^^。煉瓦のすり減ってない面を上にして敷くんですよ。再利用が素晴らしく。

→おとさま
珈琲リキュールを買ったんだったかな。ミニボトルで、かなりの種類がありました。昔の街並み、その建物の築年を見て、そこを歩いてる不思議さを味わってます^^。

→テリーさま
オランダ東インド会社が設立される(1602年)前にできた建物と考えるとまた面白いですね。ズトフェンはハンザ同盟の都市なので、昔から栄えていたようです^^。
by Inatimy (2024-05-24 17:38) 

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