フォステリアナ、グレイギー他 Keukenhof 2023 [花図鑑・Keukenhof]
ズームして撮ると、密集して咲いてるように見えるんだな。

分類No.13 Fosteriana フォステリアナ種 Orange Glow オレンジ・グロウ。 直訳、オレンジ色の輝き。
高さが30〜35cmくらいの低めなチューリップ。 花の底には黄色、ちょこっと黒も入ってそう。
高さが30〜35cmくらいの低めなチューリップ。 花の底には黄色、ちょこっと黒も入ってそう。
昨春2023年4月中旬頃に行ったKeukenhof キューケンホフでの写真。
気温は最低6℃、最高12℃。 天気が悪くて、曇天、たまに小雨。
気温は最低6℃、最高12℃。 天気が悪くて、曇天、たまに小雨。
キューケンホフは、アムステルダムの南西に位置する街 Lisse リッセにあるフラワーパーク。
(通常、毎年3月下旬から5月中旬まで開園。)
(通常、毎年3月下旬から5月中旬まで開園。)
オランダ王立球根生産者協会の15の分類の中の13番目、フォステリアナ種は中央アジア原産からの交配。
名は、英国人医学者のMichael Foster(1836-1907)から来てるらしい。
名は、英国人医学者のMichael Foster(1836-1907)から来てるらしい。

分類No.13 Fosteriana フォステリアナ種 Orange Emperor オレンジ・エンペラー。 オレンジ皇帝。
オレンジ色の花びらに入ったグリーンがいいなと。 背丈は40cmくらい。
それを思うと、背後の淡いパープルのヒヤシンス、大きいなぁ。
それを思うと、背後の淡いパープルのヒヤシンス、大きいなぁ。
☆ ☆ ☆
グレイギー種は、さほど背が高くならず、低めのものが多い。 葉っぱに斑点模様があるのも特徴。
グレイギーは、Samuël Alexejowitch Greigという19世紀後半の
サンクトペテルブルクのロシア帝国園芸協会会長の名から。
サンクトペテルブルクのロシア帝国園芸協会会長の名から。

分類No.14 Greigii グレイギー種 Mary Ann メリー・アン。
いちごミルクに少しマンゴーソースが入ったかのような色合いだな。
いちごミルクに少しマンゴーソースが入ったかのような色合いだな。
米国の歌手 Ray Charles レイ・チャールズ(1930-2004)の歌に
"Mary Ann"というタイトルの曲があるみたい。
"Mary Ann"というタイトルの曲があるみたい。

分類No.14 Greigii グレイギー種 Calypso カリプソ。 葉っぱには赤い斑点。
カリプソは、西インド諸島のトリニダード島で生まれたジャズ調の民族音楽、そのダンスらしい。
カリプソは、西インド諸島のトリニダード島で生まれたジャズ調の民族音楽、そのダンスらしい。
ヒヤシンスは、Caribbean Dream カリビアン・ドリームという品種。
トリニダード島はカリブ海域にある。 チューリップのカリプソと、なんて粋な組み合わせなんだろう。
トリニダード島はカリブ海域にある。 チューリップのカリプソと、なんて粋な組み合わせなんだろう。
こういう遊び心っていいよね。
☆ ☆ ☆
ここからは、その他。

Mendel Tulp メンデル・トゥルプ Tulipa "Striped Sail" 1960
チューリップ「ストライプト・セイル」。 意味は、縞模様の帆。 1960年のチューリップ。
チューリップ「ストライプト・セイル」。 意味は、縞模様の帆。 1960年のチューリップ。
メンデル・チューリップは、遺伝学の祖、オーストリアの修道士、
Gregor Johann Mendel グレゴール・ヨハン・メンデル(1822-1884)にちなんで名付けられたよう。
Gregor Johann Mendel グレゴール・ヨハン・メンデル(1822-1884)にちなんで名付けられたよう。
メンデル・チューリップは現在は分類No.3 トライアンフに含まれているそうな。

分類がさっぱりわからなかった、いろんな色のチューリップ。 細身な花のフォルム。
名前は、Tulipa "Rayé"。
発音はわからないけど、Rayé は、フランス語で「ストライプの」という意味らしい。
発音はわからないけど、Rayé は、フランス語で「ストライプの」という意味らしい。
長かった昨年2023年のキューケンホフのお話もあと2回ほどで終わりそう。
そろそろ2024年の分も、整理し始めないとな・・・^^;。
やはり本場のチューリップは
バリエーションが段違いですね
by kenji-s (2024-06-23 18:28)
シュッと細身の花は、だんだんと開いていくのでしょうか?
種類が多いと調べるのも一苦労ですね。
by YAP (2024-06-23 18:38)
色んな種類のチューリップですね!
もうそろそろチューリップの季節も終わりですね。
by ma2ma2 (2024-06-23 18:42)
こう並ぶと
チューリップが背比べしているみたいですね。
by 八犬伝 (2024-06-23 20:06)
メリー・アンの微妙な色分けが美しいです。
赤い色でも微妙に違っていて雰囲気も異なりますね。
by みち (2024-06-23 20:42)
オレンジにグリーンの組み合わせの好いなぁ
メンデル・トゥルプは、ラズベリージェラードに練乳をかけたような♪
by mitu (2024-06-23 21:43)
チューリップ、すごくきれいですね。オレンジとグリーンって合いますね。他のチューリップも、色が混じっていてとてもきれい!
こういうのは、日本ではなかなかお目にかかれません。
by coco030705 (2024-06-23 22:29)
チューリップ、大好きです!
キューケンホフのは、特徴のある美しい種類のが、惜しげなく大量に並んでいて、見ごたえありますねえ。
オレンジグロウ、明るいオレンジを強調するように、ちょっと他の色が入ってるのですね。
オレンジに緑が多めに入ったのも、しゃれてますねえ。後ろに薄紫が見えるのも、映えます。
メリーアン、なるほど可愛い~赤と白。
カリプソ、微妙なウエーブで重なった花びらが粋。情熱的なダンスでドレスが揺れるイメージかしら。
ストライプトセイル、帆というのが何かオランダらしいですね。丸みが可愛いけど、ふくらんだ帆?
色んな色のチューリップ、細身で花弁の重なり方が素敵。
あ、これ23年のなんですか^^
by sana (2024-06-24 00:25)
オレンジエンペラー、ちょっと変わってていいですね!メリーアンは何か美味しそう(笑)!!
by トモミ (2024-06-24 07:18)
私もオレンジエンペラーが気になりました。
咲き始めの頃は葉っぱと同じような緑色?なのかしら。
チューリップは見ていると気分が上がります♡
by marimo (2024-06-24 07:22)
キューケンホフの話と写真は
毎年 元気貰えます
by (。・_・。)2k (2024-06-24 10:27)
こんにちは。
グレイギー種のメリー・アンですが「いちごミルクに少しマンゴーソースが・・・」大変美味しそうな表現・色彩です。チューリップの種類は色々ありますが、分類分けを理解すると、観る楽しみが増えますね!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2024-06-24 10:55)
色々あって楽しめますね。
by JUNKO (2024-06-24 13:19)
キューケンホフでバイトでもしてみたら、きっと楽しいでしょうねぇ。
このチューリップの花園を作れるんですもの。
by めぎ (2024-06-24 15:12)
合わせる花をカリブ海繋がりで選ぶなんて素敵!
花につけられた名前もしっかり覚えておくと見てる方も
これってもしかして・・・・なんて思えると楽しいですよね^^
by ちぃ (2024-06-24 15:46)
オレンジ系のチューリップはこちらではあまり見かけないです。
綺麗な色で好きなんですけどね~
最後の写真のチューリップの縞々の入り方が可愛いな^^
by miffy (2024-06-24 15:46)
キューケンホフのチューリップの種類の多さには本当に驚かされます。
オレンジにグリーンが入ったオレンジエンペラー素敵ですね。
グリーンが入っているタイプが好きなので欲しいです(笑)
ストライプト・セイルも柄の入り方が斬新で素敵!
by kuwachan (2024-06-24 17:15)
細身のチューリップ新鮮
オレンジエンペラーと背後のヒヤシンス…主張し過ぎずいい感じ
by ヤッペママ (2024-06-24 17:25)
どのチューリップも綺麗ですね。
1枚目は炎のようで素敵。
by 響 (2024-06-24 20:03)
流石チューリップの国だけありますね。素晴らしい!
by 暁烏 英(あけがらす ひで) (2024-06-24 21:35)
綺麗ですねぇ
オランダは植物園や庭園が
特に手入れされているのでしょうか
どこも素敵なお花がたくさんありますね
by ryang (2024-06-24 21:53)
すごいバリエーションですね~。
薄い紫のヒヤシンスも素敵^^珍しい色ですね♪
by おと (2024-06-24 23:28)
キューケンホフのチューリップ
その名のとおり淡いオレンジ色が上品な
オレンジ・エンペラーと
淡い紫色のヒヤシンスのコラボは
爽やかさが感じられて素敵ですね(*'▽')
イチゴマーブルのようなメリー・アンも
オシャレでかわいい♪
by あおたけ (2024-06-25 05:06)
これまでもたくさんキューケンホフの記事でチューリップのいろんな品種を紹介して貰っているけど、メリー・アンはフォルムの美しさで最高点かな。花弁の曲線の美しさと、縦に引き延ばされた様なマニエリスム的な様式美(=人造的とさえ思えちゃうほど)の見事さにうっとりしちゃう。右側手前の花なんて、マン・レイの『アングルのヴァイオリン』でのキキの後ろ姿みたいで、もはやセクシーでさえあるわ~(^^。
by yk2 (2024-06-25 07:38)
緑色が入ったチューリップが特にいいな!と思いやした。
緑色の花って、個人的にとても好きなんでやす!
by ぼんぼちぼちぼち (2024-06-25 13:42)
最近は、日本でもたくさんの種類のチューリップの球根を売ってますが、キューケンホフとはくらべものになりません。ここでの写真のようにストライプの入ったチューリップがどれでも好きなので、この冬は忘れずに球根を買わないと。
by TaekoLovesParis (2024-06-26 00:35)
→皆さま「フォステリアナ、グレイギー他 Keukenhof 2023」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。オランダに来てキューケンホフでいろんなチューリップを見ることができているのは、本当にありがたいことだなと思う^^。赤白黄色しかないと思っていたチューリップが、まさかこんなに色彩豊かだったなんてね。しかもこんなにも分類が多いとは。
→kenji-sさま
バリーションが多いです^^。原種とか原種優勢なハイブリッドのチューリップがたくさんみ見られるのは楽しく。
→YAPさま
だんだんと開いていきますね。チューリップは大体朝は閉じていて昼間天気がいい日には開いて、また夕方には閉じていくんですよ^^。種類が多いと調べるのが大変だけどそれがまた面白くって。
→ma2ma2さま
チューリップは5月で終わりですね。また来年。球根の植え付けは秋からなんですけど咲くのは春、気長に待たないと^^。
→八犬伝さま
同じ品種でも背が高いもの低いもの、いろいろあったり^^。我が家で球根を買う時は小さめなのを選んでます、ベランダ、強風にさらされるので・・・。
→みちさま
メリー・アン、綺麗な色の混じり具合ですよね^^。雰囲気も異なるし、植木鉢やプランターでめいっぱい咲かせてみたいけど、1鉢9個ぐらいが限度かなぁ。
→mituさま
メンデル・トゥルプのストライプと・セイル、赤い色が濃いからほんと、ラズベリージェラートみたい^^。ふふ、練乳がけ、Kamoさん好きそう。
→coco030705さま
オレンジ色とグリーンの組み合わせ。好きです^^。いろんなチューリップが咲く中で私が残しておきたいと選んだものを撮ってるので、すごく偏ってるんですけどね・・・。日本で生まれたチューリップも綺麗なものがたくさんありますよ。富山は球根産業が盛んです♪
→sanaさま
そうなんです、これ2023年に撮ったキューケンホフの写真で^^;。この春にも行ってきたんですが、まだまだ写真の整理が追いつかなくって。大体、秋から冬に身近な周りの風景が寂しくなるので、元気づけに春のチューリップの写真をブログで紹介してます^^。
→トモミさま
オレンジエンペラー、いい色合いですよね^^。メリー・アンは私も美味しそうに感じて、色の表現がいちごみるくにマンゴーソースとなりました。
→marimoさま
蕾は緑が濃いんですが、だんだんとオレンジ色の割合が増えてきて^^。色が変化していくチューリップは楽しみが多いです。カラフルな花びら、見てると気分が上がりますよね。
→ (。・_・。)2kさま
秋冬、だんだんと色がなくなる風景になるので、その頃に見返して気分が上がるようにとたくさん撮ってたり。一緒にチューリップを見て楽しんでいただけて嬉しいです^^。
→Boss365さま
最近は分類に属さない新しいものも出てきてるようです^^。綺麗なものは綺麗、と素直に自分が気に入ったものをシンプルに楽しむのもいいかな。食べ物がらみな表現が多い私です^^;。
→JUNKOさま
まだまだ見たことがないチューリップがあるかと思うと、ワクワクします^^。
→めぎさま
庭師さんはかなりの専門職なのでバイトは雇ってないかも^^;。球根育成業者さんの品評会的な面もあるので、かなり手をかけてアピールされてますよ。
→ちぃさま
品種名での絡み、かなりあるのでそこらへんも楽しめるポイントかも^^。そばに立ってるネームプレートでストーリを感じたり。
→miffyさま
オレンジ色のチューリップが多いのはオランダのイメージカラーだからなのかしらね^^。最後のチューリップの模様の入り方も素敵ですよね。
→kuwachanさま
ストライプト・セイルは1960年のチューリップ。ヒストリカルガーデンだったかな、昔の品種の球根から花を咲かせてるエリアにありました^^。オレンジ色とグリーンの組み合わせは大好きです♪ あったら私も欲しいなぁ。
→ヤッペママさま
オレンジ色に淡いパープルのヒヤシンス、この色の組み合わせ、さすがオランダだなと思います。映えますよね、互いの色が^^。
→響さま
私が気に入ったものばかり撮ってきたので、これ以外にも実際にはいろんなチューリップがあるのでした^^。
→暁烏 英(あけがらす ひで)さま
ほんの一部だけでも、見応えあるチューリップが^^。キューけんほふ、朝から夕方までたっぷりと遊べるほど種類が豊富です♪
→ryangさま
チューリップなど球根産業はオランダの大事な分野なので、観光客がたくさん集まる春の時期、キューケンホフのようなアピールできる場所は品評会のような華やかさ^^。園内でも球根の販売ショップがあります。植物園も大学附属のところが多いので割と面白いかも。昔にシーボルトが日本から持ち帰った植物もあるし。
→おとさま
撮ってきてるのはほんの一部なので、実際は恐ろしいほどの数です^^;。淡い紫のヒヤシンスも品種がいろいろあって。淡いオレンジ色のヒヤシンスも綺麗でしたよ。
→あおたけさま
撮ってきたチューリップの名前から検索して15の分類のどれに当たるのか調べて、やっとわかったものだけ紹介が終わりました^^;。名前もわからなかったものもあるのですが、それもまた美しく。美味しそうな色合いのも多いです♪
→yk2さま
お気に召されたチューリップがあって、私としてもたくさん撮って紹介してきた甲斐があります^^。チューリップのフォルムで印象も変わりますよね。花びらのそり具合とかも。マン・レイの『アングルのヴァイオリン』、なるほどです♪ 2023年の分がようやく終わりに近づいてホッとしたのも束の間、2024年の分がね、これがかなり多くて^^;。あれも気になる、これも気になる、でたくさん撮ってしまっった。。
→ぼんぼちぼちぼちさま
緑色が入ったチューリップだけのの分類、分類No.8 Viridiflora ビリディフローラもあるんですよ^^。「チューリップ ビリディフローラ」で画像検索されると、いちばんの好みが見つかるかも。
→TaekoLovesParisさま
日本でチューリップの球根を扱ってて充実してるなと思ったのが、富山県花卉球根農業協同組合さんのWEBショップ。海外のも日本のも、綺麗なものいっぱいで、目移りしますよ^^。Taekoさんのお庭もいろんな植物が植えられてて綺麗ですよね。我が家のベランダ、すでに所狭しですが、この秋は新しくチューリップの球根を購入する予定なので、秋に自転車でガーデニングセンターへ行くのが楽しみです♪
by Inatimy (2024-06-29 23:09)