煉瓦の壁から街の中心へ [ズトフェン&デーフェンター 2022 冬]
色的に、チーズを思い出すな。
なんだか美味しそうな木靴だ。
なんだか美味しそうな木靴だ。
Het Klompje ヘット・クロンピェ。 ちっちゃな木靴・・・っていう意味。
家の正面の壁にある、Gevelsteen へーフェルステーンという、昔、番地がなかった頃の家の目印。
家の正面の壁にある、Gevelsteen へーフェルステーンという、昔、番地がなかった頃の家の目印。
1年半前、2022年12月下旬に差し掛かった頃、列車でZutphen ズトフェンに行った日の続き、14話目。
ズトフェンはアムステルダムの東の方、やや南寄りに、直線距離で約92kmほどのところにある。
ズトフェンはアムステルダムの東の方、やや南寄りに、直線距離で約92kmほどのところにある。
※ 前回の、川の上に建つ煉瓦造りのベルケル門を見た13話目は、こちら。
途中でちぎれたような煉瓦の壁は、市壁の名残り。 一部、苔むして、緑色。
現在の状況に合わせて、歩道の部分は通れるように開けられてるし。
現在の状況に合わせて、歩道の部分は通れるように開けられてるし。
この煉瓦沿いに歩いてみよう、と気ままに散歩。 写真の右の方へ。
歩いてはたまに振り返る。 奥に見えるのが前回の記事で紹介してた、
Berkelpoort ベルケルポールト(直訳:ベルケル門)。 昔は市壁と繋がっていた。
Berkelpoort ベルケルポールト(直訳:ベルケル門)。 昔は市壁と繋がっていた。
途切れ途切れに市壁の一部が残ってて。 煉瓦でできた、かなりの厚みがある壁だったのがよくわかる。
壁の上には、塔もあり。 通りに面していない側は、塔は半円状に市壁から出っ張っている。
壁の上には、塔もあり。 通りに面していない側は、塔は半円状に市壁から出っ張っている。
こっちにも塔。 さっきの塔とは65m離れているらしい。
ここは上の階に人が住んでいそうだ。 家の中、どんなふうになってるんだろう。
ここは上の階に人が住んでいそうだ。 家の中、どんなふうになってるんだろう。
寒々しい木々の枝には、赤い実がポツポツと残って。
やがて現代っぽい家並みに。
冒頭の写真は、右の家のファサードにある目印だった。
冒頭の写真は、右の家のファサードにある目印だった。
ちなみに、家の上部に飛び出してるように見えるバーは、先にフックが付いている。
そこに滑車をひっかけて、ロープを垂らし、それを使って上階に荷物を引き上げるものなのだった。
そこに滑車をひっかけて、ロープを垂らし、それを使って上階に荷物を引き上げるものなのだった。
間口が狭い家は、階段の幅も狭いからね。 荷物は窓から部屋に運び入れ。
市壁の塔のとんがり屋根が見えてる、右側のあの道をずっと歩いてきた。
Armenhage アルメンハーヘという通り。
Armenhage アルメンハーヘという通り。
今いる通りは、Oudewand アウデワント。 角に建つ家の階段状のファサードも可愛く。
さらに歩いて、Schupstoel スフップストゥールという小さな広場。 そこにあった建物の間のアーチ。
建築の専門用語は分からないのだけれど、壁と壁の間の、こういうのが好き。
建築の専門用語は分からないのだけれど、壁と壁の間の、こういうのが好き。
ここの広場にアウトドアショップを見つけ、中に入って少し見る。
さらにまっすぐ進んで、Bernhardsteeg ベルンハルトステーフという通りに入った。
Kamoさんに借りてるカメラ、日陰は青く見えるな。
Kamoさんに借りてるカメラ、日陰は青く見えるな。
その通りの出口近くで、隙間から塔を。
あの塔は、Sint Walburgiskerk シント・ワルブルヒスケルク(聖ワルブルギス教会)。
あの塔は、Sint Walburgiskerk シント・ワルブルヒスケルク(聖ワルブルギス教会)。
前日の夕方にクリスマス・フェスティバルを見た教会。
※ その時にたくさんのツリーを見たお話は、こちら。
※ その時にたくさんのツリーを見たお話は、こちら。
前日は曇天に時折小雨が降っていたのに、この日は朝から青空が広がり、いい天気。
日の光もたっぷり。 それでも、最高気温は9℃だった。
日の光もたっぷり。 それでも、最高気温は9℃だった。
この日の話、まだまだ続く。
久々にミュージアムに行ったら、5時間ほど滞在。
ランチもそこのカフェで。
ランチもそこのカフェで。
思いっきり遊んで、くたくた^^;。
このミュージアムの話はいつできるだろうなぁ。
このミュージアムの話はいつできるだろうなぁ。
塔の上に住んでるんですか
メッチャ気になりますね どんな生活してるんだろ
by (。・_・。)2k (2024-08-16 16:50)
煉瓦の壁は、昔はお城を守る城壁だったような感じがしますね。
壁のアーチは何に使われているんでしょうか?
by ma2ma2 (2024-08-16 18:42)
城壁の名残が歴史ある街であることを感じさせてくれますね。
城壁の上の塔は当時の見張り番のお家?
今も人が住んでいるところが凄い!中を覗いて見たくなります^^
通りの隙間から見える聖ワルブルギス教会の塔が青空に映えて素敵ですし、
ヨーロッパの古い街らしい景色ですね。
by kuwachan (2024-08-16 21:44)
一枚目の看板、
色的に(形的にも?)チーズに見えました笑
木靴のお店なのですね(・∀・)
革靴でなく木靴ってところに
欧州のご当地らしさを覚えます(´ー`)
街なかで途切れ途切れに残る市壁の名残
これを辿って散策するのも面白そう(*'▽')
赤煉瓦に蒸した苔がまた趣ありますね☆
お家の軒下に突き出していて
荷物を上げる時に使うバー
以前にテレビ番組で視た
どこかの国の“ふれあい街歩き”で
これを使ってピアノを引き上げているところが
紹介されていたのを思い出しました(^^)
by あおたけ (2024-08-17 05:49)
市壁は昔はずっとつながって街を取り囲んでいたんですかね?
今はこうして部分的に残ってるんですね。
塔の上に住んでいるのは、普通の市民なのかな?
門番みたいな人が代々住んでいるとかだったら興味深いです。
by YAP (2024-08-17 08:59)
最高気温が9度とは、12月とは言え寒いですね。市壁の名残をたどってみて回るのも面白いですね、塔の上にはどなんな人かどうやって暮らしていたのでしょうね。
by JUNKO (2024-08-17 12:22)
木靴とチーズって何かイメージが近いんですよね(笑)!ヨーロッパのミュージアムって本当に何時間でも過ごせますよね!!日本ではそうは行かないのです、残念ながら…
by トモミ (2024-08-17 13:37)
本当だ
この色合いはチーズを思い浮かべますね。
塔の上の家
生活するのに、一苦労でしょうね。
by 八犬伝 (2024-08-17 14:08)
苔むした煉瓦の壁、すごくいい趣きでやすね!
by ぼんぼちぼちぼち (2024-08-17 14:15)
荷物を2f窓から運び入れる様子見たことあります
大きな家具だったような…
搬入・搬出大変でしょうね
by ヤッペママ (2024-08-17 15:30)
こんにちは^^
古い煉瓦の壁を壊さずに、こうして残してあるのが素敵ですね♪
苔むした感じ、情緒があります。
隙間から見える景色が好いですね^^
by いろは (2024-08-17 16:44)
煉瓦の壁、ベルケル門の続きで城塞だったんですね。歴史を感じさせます。
石畳の狭い路地を挟んでの家並み、街歩きにはいいですね。
間から見える教会も風景のアクセントになってますね。
観光地の街歩きはあまり好みませんが、こんなところなら歩きたいです。
by Jetstream (2024-08-17 21:12)
青空と建物の色合い、如何にも冬ですね。
城壁のあった頃ってどんな人々がどんな暮らしをしていたのかなあって想像しました。
この壁の外側は何も無かったのかなぁとか。
by めぎ (2024-08-18 04:56)
ベルケル門、今は、美しい遺跡ですが、このあたり、9世紀のバイキングの攻撃、16世紀の80年戦争、第二次大戦など、戦乱をくぐり抜けているんですね。
by テリー (2024-08-18 12:11)
ヘット・クロンピェって読むのですね。
そして≪木靴≫だったとは。読むより先に画像が目に
飛び込んできて最初は目の小さな犬かと(^^;)
確かによく見ると靴でした☆
ベルケル門の枯れた感じのレンガが素敵。また屋根まで
継ぎ目ない壁が私にはオランダらしく美しく感じます。
by あとりえSAKANA (2024-08-18 14:22)
塔の上のお宅訪問してみたいですね。
窓から風景眺めながら珈琲飲むとか羨ましい^^
by imarin (2024-08-18 20:04)
塔の上には
ラプンツェルが住んでいるのですね
by tommy88 (2024-08-18 20:20)
塔の上、楽しそうだけれど、上り下りが大変でしょうか。。
今は、この木々も、緑の葉がたくさんかな。。
ミュージアムへお出かけ、思い切り遊べて、良かったですね~♪
by おと (2024-08-19 06:57)
→皆さま「煉瓦の壁から街の中心へ」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。宿をチェックアウトして荷物を持ったまま街の散歩。そんなに重くないので、夜に痛みがあった腰にも負担はかからず。天気も前日よりも遥かに良かったので、ますます楽しめました^^。
→(。・_・。)2kさま
どんな暮らしなんでしょうね、塔の上^^。間取りとか気になるところ。
→ma2ma2さま
城を守るというよりも街全体を守るためのものなので、市壁としました^^。壁のアーチはなんのためでしょうね。武器など収納してたのかしらね。
→kuwachanさま
昔は塔には見張り役の人がいたのかもしれませんね。高いところから街に近づく怪しい人なんかを見つけたりできそうだし。今、人が住んでるってところが、なんだか日本とは違いますね^^。どのくらいの広さがあるんだろう。
→あおたけさま
木靴のお店ではないんですよ。まだ番地がなかった頃の家の目印^^。オランダには街を煉瓦の壁で囲まれた都市がいくつもあって。ひょっとしたら平らな土地だからゆえ、その必要性が高かったのかもしれませんね。山があったら、その上にお城とかできそうだもの。滑車を使って荷物を引き上げて窓から搬入は、今でもあちこちで。間口が狭いし、中の階段も狭いから^^;。
→YAPさま
市壁はぐるりと街を囲むように建設されてたようです。時の流れにつれて劣化して崩れたり、道路を作るために一部を開けたりしてきたんでしょうね。市壁に囲まれていた街はオランダには多く、アムステルダムもそうでした^^。塔の上に住んでるのはどんな人たちなんでしょうね、普通の人かなぁ。オランダには風車に住んでいる人もいるし、元駅舎だったところが家になってるところもあるし、面白く。
→JUNKOさま
冬、最高気温が9℃もあったら、温かい方です^^。古い街、煉瓦でぐるりと囲まれていたというのがとても興味深く。日本の歴史で習った五稜郭が子供の頃、すごく印象的だったので(まだ行ったことがないんですけどね・・・)オランダでもそんな街を見てみたくって。
→トモミさま
木靴の色とチーズの色って似てますよね^^。日本のミュージアムも割と長居する方です^^;。でも、日本は人気のある展覧会を多く開催するから、行列だったり、立ち止まって見ることも許されなかったり、大変ですよね。
→八犬伝さま
塔の上の家、夏が暑すぎたり、冬が寒すぎたりすることはないのかしらね。間取りがどんなふうになっているのか、興味あります^^。
→ぼんぼちぼちぼち さま
煉瓦の色に苔の緑がいい具合にぴったりでした^^。
→ヤッペママさま
今でも散歩中にたまに搬入に出くわすことが。ソファーとかテーブルとか釣り上げられてました^^。
→いろはさま
古い煉瓦の壁、できるだけ残そうとしているところがいいですよね^^。オランダは欧州の中でも割と湿度が高い方で、空気がしっとりしてるので、苔も生えるのかも。隙間から見える風景、好きです。
→Jetstreamさま
ズトフェンは小さな街で日本のガイドブックにも載ってないくらいで観光地というほどでもなく。でも、昔はハンザ同盟の街で交易が盛んだったので古い街並みが残ってます^^。
→めぎさま
冬好きなので、こういう雰囲気、大歓迎^^。この市壁の外は何もなかったみたいですよ。野くらいで。街のこの反対側には大きなアイセル川が流れていたから、賑わっていたかも。
→テリーさま
ズトフェンは古い街なのでいろんな歴史があります^^。今は穏やかな街。ありがたいことですよね。
→あとりえSAKANAさま
Klomp クロンプが木靴で、その後に縮小辞の-jeがついて、小ささや愛らしさを出してます^^。ふふ、犬・・・そう言われれば。煉瓦造りっていいですよね。子供の頃に読んだ「さんびきのこぶた」の絵本以来、煉瓦は憧れ。
→imarinさま
煉瓦造りの壁の塔、そこから眺める風景、いいかもしれない。珈琲のおいしさも倍増しそうな^^。
→tommy88さま
ラプンツェルが住んでいるのはもっと高い塔かもしれませんね^^。
→おとさま
そんなに高い塔でも無いから、まだ余裕で階段上がれるかも^^。昨夏は体調崩しててどこにも行ってなかったので、ミュージアム楽しめました♪
by Inatimy (2024-08-23 16:46)