もう一度、外から [ズトフェン&デーフェンター 2022 冬]
微妙に色味が違う石が並んで。
煉瓦畳の多いオランダの、貴重な石畳。
どこから来たんだろうな、この石たちは。
1年半余り前、2022年12月下旬、列車でZutphen ズトフェンに行った日の続き、15話目。
ズトフェンはアムステルダムの東の方、やや南寄りに、直線距離で約92kmほどのところにある。
ズトフェンはアムステルダムの東の方、やや南寄りに、直線距離で約92kmほどのところにある。
※ 前回の、ベルケル門から途切れ途切れに続く煉瓦造りの市壁を眺めた話は、こちら。
Bernhardsteeg ベルンハルトステーフの小路で、建物の隙間に教会の塔を見た後、
左に曲がって、Zaadmarkt ザートマルクト(直訳:種市場)を南へと歩き・・・
左に曲がって、Zaadmarkt ザートマルクト(直訳:種市場)を南へと歩き・・・
・・・中世の雰囲気漂う建物前へ。 逆光で建物の様子が分かりづらいけど、前日にも来たところ。
建物の間の、Drogenapsteeg ドローヘナプステーフ(ドローヘナプ小路)を抜けていこう。
前にも紹介したけど、オランダの彫刻家 Oscar Rambonnet オスカー・ランボネット(1958- )の作品、
Thonis van Grol 'Drogenap' トーニス・ファン・フロル「ドローヘナプ」1999。
Thonis van Grol 'Drogenap' トーニス・ファン・フロル「ドローヘナプ」1999。
※ 前日にここに来た時のお話は、こちら。
背後にあるのは、Drogenapstoren ドローヘナプストーレン(ドローヘナプ塔)。 市壁の門の一つ。
あそこのアーチの下をくぐり抜けて出てきた。
あそこのアーチの下をくぐり抜けて出てきた。
この時の冬の旅は2泊3日で、ズトフェンには1泊だけ。 もうこの日は次の街への移動日だった。
だから、Kamoさんに「どこか見ておきたいところ、ある?」と尋ねると、
もう一度ここからの眺めを・・・とリクエストされたのだ。 前日は曇天で、小雨も降っていたからね。
もう一度ここからの眺めを・・・とリクエストされたのだ。 前日は曇天で、小雨も降っていたからね。
※ 前日、そんな曇り空で撮ったこの辺りの写真の記事は、こちら。
Sint Walburgiskerk シント・ワルブルヒスケルク(聖ワルブルギス教会)。
ちょうど南からのお日様が当たって、明るく、綺麗に見える。
ちょうど南からのお日様が当たって、明るく、綺麗に見える。
歩いてきた方を振り返って、さっきのドローヘナプ塔を。
冬でよかったかもしれない。 夏だと街路樹に葉っぱが生い茂って、建物が見えにくかっただろうから。
冬でよかったかもしれない。 夏だと街路樹に葉っぱが生い茂って、建物が見えにくかっただろうから。
歩くにつれ、少しずつ角度を変えて、違った姿を見せてくれる。
晴れていて、太陽の光もあるけれど、この日は最高9℃。 この時はそれより気温が低かった。
晴れていて、太陽の光もあるけれど、この日は最高9℃。 この時はそれより気温が低かった。
煉瓦造りの市壁の向こう側に、教会。
お城は無いので城壁という言葉は妙かな、と、市壁にしている。
ぐるりと街を囲むように建っていた市壁。 残ってる部分があってよかった。
ほんと、安野光雅さんの「旅の絵本」の世界だな。 何度見てもいい。
ほんと、安野光雅さんの「旅の絵本」の世界だな。 何度見てもいい。
教会の前を通って・・・
・・・Lange Hofstraat ランゲ・ホフストラートの通りの、古そうな建物も見て。
足元をチェックすると、今度は黒い石の石畳。 隙間に生えた緑の苔がいいアクセント。
石畳は通りの両端の歩道部分で、通りの真ん中は普通に煉瓦畳だった。
石畳は通りの両端の歩道部分で、通りの真ん中は普通に煉瓦畳だった。
右下に見えてる部分が、黒い石の石畳。 ぶらぶらと歩いて、街の中心へ。人も増えてきたな。
時計のある塔は、前日、街に着いてすぐにランチを食べた建物で、
Wijnhuistoren ヴァインハウストーレン(ワインハウス塔)。 ※ その時のお話は、こちら。
Wijnhuistoren ヴァインハウストーレン(ワインハウス塔)。 ※ その時のお話は、こちら。
この日の話、まだまだ続く。
☆ ☆ ☆
「北海道って、いくつあるん?」とKamoさん。
「北海道は、1つやん。」と私。
「北海道は、1つやん。」と私。
2人で洗濯物を干していた時に、そんな会話を交わしていた。
でもKamoさんが本当に聞きたかったのは、北海道に県がいくつあるのか、ということだった。
でもKamoさんが本当に聞きたかったのは、北海道に県がいくつあるのか、ということだった。
それを聞いて思わず吹き出した。 でも、理由を聞いて、少し納得。
九州には県があるし、九州よりも大きな北海道なら当然それより多い県があるはず、と思っていたよう。
九州には県があるし、九州よりも大きな北海道なら当然それより多い県があるはず、と思っていたよう。
ちなみに九州の名に九があるから9つの県があるイメージだけど、7つしかない。
四国は、四のまま、4つの県があるのにね。
四国は、四のまま、4つの県があるのにね。
北海道は都道府県の「道」で、あるのは市町村。
でも、面積で言うと、北海道の市は、九州の県よりも大きかったりする。
北海道の北見市(1,427.41km2)は、九州の鹿児島県(9,186,20km2)の1.5倍以上の広さ。
北海道の北見市(1,427.41km2)は、九州の鹿児島県(9,186,20km2)の1.5倍以上の広さ。
こう言うのを調べて知るきっかけを与えてくれたりするので、2人の会話は楽しい。
元々は、函館や小樽の市場で海鮮を食べたいね、などという話をしていたんだけどね^^。
カラフルな石畳も黒一色の石畳もそれぞれに味があっていいですね!父方の祖父が北海道出身です。だからという訳ではないですが、北海道は好きでよく行きます(笑)!!
by トモミ (2024-09-06 16:29)
なるほど 北海道に何県かぁ
そう思っちゃうのも分かるくらい広いですからねぇ
by (。・_・。)2k (2024-09-06 16:48)
石畳の色がカラフルですね、何処から運んで来たのでしょうか!
北海道には軒は無いですよね、1都2府1道43県ですね。
by ma2ma2 (2024-09-06 18:35)
いろんな色の石たち、綺麗ですね~^^
黒い石は、こちらで重ねて使われているスレートに似ています。
by おと (2024-09-06 19:54)
ヨーロッパの街は、石畳
風情があって良いですよね。
こちらは、アスファルトですもの。
by 八犬伝 (2024-09-06 19:59)
色とりどりの石畳が美しいです。
・・・鉱物アプリってご存知ですか?
石を写すと「〇✖石」と表示される
らしいのですがダウンロードして使い
たくなります(^^)
by あとりえSAKANA (2024-09-06 20:16)
素敵な石畳(自転車だとお尻が痛くなりそう)
やっぱり石とかレンガとか、昔からの作りで
堅牢ですね^^
by ryang (2024-09-06 20:32)
煉瓦の石畳。。
いかにもオランダを彷彿とさせますね。
by 向日葵 (2024-09-07 03:23)
観光などで訪れる日本人の私などからすると
石畳も煉瓦畳もいっしょに見えてしまいがちですが
よく見るとそれぞれに趣がありますね(・∀・)
色味が違うパッチワークのような石畳が素敵♪
冬らしい澄んだ青空のもとで
堂々とそびえたつ聖ワルブルギス教会が
荘厳かつ美しさを感じますね(*'▽')
九州は県制度前の旧国時代(筑前や肥後など)だと
9つに分けられるんですよね(^^)
by あおたけ (2024-09-07 05:47)
石畳の石がどこから来たのか、そんな発想したことなかったので新鮮です。
北海道にいくつも県がある?って思ってしまうのは、その広さ故にわかります。
子供の頃、家にあった都道府県地図の県ごとにピースが分かれているパズルで、北海道もいくつかのピースに分かれてたんですよね。
支庁別に分かれていたのでした。
広い市というと、以前、出張や旅行で行ったスウェーデンのキルナという市が、19,447km2 で市としては世界で2番目の広さということでした。
四国4県を合わせたよりも広いです。
by YAP (2024-09-07 07:06)
狙って配置したのかどうかわからないけど
とにかく美しい石畳ですね。
by 響 (2024-09-07 08:42)
色んな色の石の石畳もいいですね。
パズルのように隙間を埋めていく作業…ちょっとやってみたいかも。
ドローヘナプ塔の前にある像は、ちょっと怖い感じです。
by marimo (2024-09-07 09:09)
石畳って本当に魅力的!!
こういう道をゆっくりと街歩きしてみたいなあ...と思うのですが、
せっかちなので、隙間に足をつっかけてしまいそうですよ。
ゆっくちろのんびり歩くのがいいのかな?行ってみたいです。
by ナツパパ (2024-09-07 11:13)
北海道の話・・・笑。
人と暮らすって、そういう発見というか、
面白さがありますよね!
by angie17 (2024-09-07 14:24)
あぁ、なるほど、九州なのに7つしか県がなくて、北海道にはいくつ県があるのか、、、
こういう疑問、持たれても不思議じゃないでやすよね。
あんなに広いんでやすもんね。
by ぼんぼちぼちぼち (2024-09-07 17:23)
石畳は風情があって素敵ですよね。
ヨーロッパの街並みによく合っています。
スニーカーで歩くのはいいですが
そそっかしい私は絶対にヒールでは歩けないな、
と歩く度に思います(^^ゞ
by kuwachan (2024-09-07 17:33)
石畳は風情があって素敵ですね。北海道が話題に上ってよかったです。
by JUNKO (2024-09-07 19:52)
お二人で会話が弾んで楽しいですね
by ヤッペママ (2024-09-07 20:53)
オランダで石の石畳って貴重ですね。
うふふ、北海道、一応いくつか地方に分かれてて例えば札幌市は石狩地方に属してて、天気予報も石狩空知後志地方と例えば十勝根室地方とでは別だったりしますよ。
by めぎ (2024-09-07 22:03)
色とりどりの石でつくられた石畳、綺麗ですね。
宿泊すると朝昼晩とその街のいろんな景色が見えていいですよね^^
晴れてる時と曇っている時って印象変わりますものね。
by miffy (2024-09-08 16:05)
→皆さま「もう一度、外から」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。曇天の日と晴れた日では風景も全く違って見えますね。南からの光に照らされた風景を見ることができて本当によかった^^。
→トモミさま
北海道、私はずいぶん昔々に一度だけ。しかも列車で延々と長距離移動^^。
→ (。・_・。)2kさま
かなりの広さですよね^^;。いくつかの支庁に分かれてうまく成り立っているんでしょうけれど、県があると思われるほど広いから。
→ma2ma2さま
どこからやってきた石なんでしょうね、色が異なってて綺麗^^。都道府県というのも不思議な言い方ですよね。全部、県でいいのに。
→おとさま
スレートはかなり薄く剥がれる層になった石ですよね^^。アルザスあたりでもよく使われてて。
→八犬伝さま
多くの欧州の街は石畳ですが、オランダは煉瓦畳が主流です^^。
→あとりえSAKANAさま
鉱物アプリ・・・なんて楽しそうな♪ 小学生の自由研究で石について調べたことがあるので、その時にそれが合ったらかなり捗っただろうなぁ^^;。
→ryangさま
石畳や煉瓦畳みは、確かに自転車だとガタガタ・・・。煉瓦畳みの敷き直し工事をよく見かけますが、煉瓦のすり減った部分を下に向けて再利用するんですよ。これにはなるほどでした^^。
→向日葵さま
いかにもオランダですよね、煉瓦の敷かれた道。駐車場も煉瓦敷きで、煉瓦の色を変えて一台分の区切りを表したり^^。
→あおたけさま
石畳や煉瓦畳の式方にもいろんなパターンがあって、表現される模様もさまざまで面白く^^。冬の澄んだ青空の下で、教会の姿が見事でした^^。九州、そういえば地方行政区分、昔は筑前、筑後、肥前、肥後・・・とありましたね。確かに9個だ。前・後とつくのも面白いところ♪
→YAPさま
日本の都道府県のパズル、私も持ってました。確かに北海道っていくつかのピースに分かれてましたよね^^。スウェーデン、欧州に来るまであまり意識してなかったけれど、地図で国土の大きさを見た時はビックリでした。過去、フィンランドも統治下に置いていたそうだし。もっとこじんまりしたイメージでギャップがありました。キルナのような大きな市があるかと思えば、モナコのような小さな国もあるし、面白いですね。
→響さま
並べる時にあれこれ工夫があるのかしらね^^。職人さんのセンスかも。
→marimoさま
敷石で模様を作っていう作業、見てるだけでも楽しいですよ^^。もし自分の庭があったら、やってみたいなぁ・・・とずっと思ってます。ドローヘナプ塔の像、ちょっと不気味ですよね。中に人が入って写真を撮れるように空洞になってます。
→ナツパパさま
石畳、たまに私もつまづいたりします^^;。冬は足の下からの冷気もすごいので、暖かいブーツがおすすめ。小さな街ですが、こぢんまりとしてるからゆえに迷うことなく歩きやすく。
→angie17さま
いろんな話題が次々沸いて、飽きることなくあっという間に時間が過ぎていき^^;。いるんな角度からの見方があるんだなということに気付かされます。
→ぼんぼちぼちぼちさま
北海道、広いですものね^^;。島としてみた時、九州も四国も県があるので、北海道も、ってことなんでしょうね。
→kuwachanさま
ヒールは無理ですね^^;。欧州に来てからヒールのある靴を履いたのはほんの数回。美術館のオープニングセレモニーと友達の結婚式くらい。あとは箱に入ったままです・・・。旅行だから、この時は歩きやすく、ちょっとしたレストランへも入れそうな、皮革のウォーキングシューズ。
→JUNKOさま
北海道はよく我が家の話題に上がりますよ^^。食べ物、特に魚介類が美味しそうだし♪
→ヤッペママさま
たわいのないことで2人笑い合ってます^^。
→めぎさま
ほんと、石畳は貴重です。住んでるあたりは煉瓦畳みばかりなので^^。北海道っていくつか支庁や振興局に分かれて管轄されてるんですね。後で調べて知りました。オランダよりも大きな北海道、不思議な感じです。
→miffyさま
思いつきで出かけたような旅だったので、この時はこの街ズトフェンにはほんの1泊、もう一つの街で1泊の計2泊3日の旅で、ちょこっと息抜きなのでした^^。なので、街を離れる前に晴れた青空の下で撮れてラッキーで。印象変わりますよね。
by Inatimy (2024-09-17 15:35)