SSブログ

パリ散歩(21) [パリを歩く]

吊り下げられたランプのような街灯、その連なりが可愛くて。

8pr14eCIMG9999v.jpeg
カメラ:CASIOのEX-Z120。 2011年2月上旬、15時31分。

14区Passage de la Tour-de-Vanves パッサージュ・ド・ラ・トゥール・ド・ヴァンヴ・・・と
    なるのかな。 直訳は、ヴァンヴ塔の通路。

    アレジアから北の方に延びるメーヌ通りの144番地と146番地の間から出てる小さな通り。
    道の両側、家の壁のそばにずらりと並んだ車輪避けらしきオブジェが面白く。


今回の写真はパリ14区後篇。  ※ パリ14区前篇は、こちら

14区はパリ市の南部で、セーヌ川の。 区の北側には5区と6区、東側には13区。
パリ天文台、モンパルナス墓地、モンスーリ公園、カタコンブ(地下納骨堂)などがある区。


9pr14eCIMG0381.jpeg
カメラ:CASIOのEX-Z120。 2011年3月上旬、13時49分。

14区Rue Raymond Losserand レモン・ロスラン通りを歩いてる時、
    アレジア通りと交差するあたりにある小さな公園越しに見えた壁画

レモン・ロスラン通りをずっと北上していくと、さっきちょこっと触れたメーヌ通りに突き当たる。
その近く、メーヌ通りに面したシーフードレストランがあり、美味しそうだなといつも前を通っていた。


10pr14eCIMG0868.jpeg
カメラ:CASIOのEX-Z120。 2011年4月上旬、14時08分。

14区Rue Raymond Losserand レモン・ロスラン通り11番地にあったレストラン。
    その壁にあった懐中時計を見ているウサギの絵。 今はもう無い。

    「不思議の国のアリス」に登場する白ウサギだな。
    ジョン・テニエルの挿絵の。

レモン・ロスラン通りを北上して、メーヌ通りをわずかに歩き、すぐに他の道へ入って・・・

11pr14eCIMG0878.jpeg
カメラ:CASIOのEX-Z120。 同じ日で2011年4月上旬、14時21分。

14区:・・・Rue Daguerre ダゲール通りを進む。
    ショーウィンドーのディスプレイがオシャレだったので撮った一枚。

ダゲール通りには食品の店が多く、チーズ屋さん、魚屋さん、イタリアンのお惣菜、蜂蜜屋さん、
いろんなものが揃うので、たまに夕飯を調達していた。


12pr14eCIMG5256.jpeg
カメラ:CASIOのEX-H30。 2011年11月中旬、15時25分。

14区モンスリ公園の西側にあるRue Nansouty ナンスティ通りから、
    Square de Montsouris スクワール・ド・モンスリの通りを見たところ。 

ツタの絡まった壁、古めかしい感じの建物が気に入ったんだったかな。
2019年にはツタは取り払われたようで、Googleマップのストリートビューではスッキリしてた。

後で知ったけれど、この通りに画家芸術家俳優など住んでいたよう。 藤田嗣治も、ジョニーデップも。
確か、通りの入り口に私道みたいなことが書かれてたから、通るのやめたんだった。


13pr14eCIMG5668.jpeg
カメラ:CASIOのEX-H30。 2011年12月上旬、12時17分。

14区Rue des Plantes プラント通りにあるカフェのテラス席にいた
    アレジア通りとの十字路から少し南に下がったあたり。

このは隣のオーガニックショップ飼い猫さん。
と仲良くしたかったので、店の前を通るたび、店主のおじさまと挨拶を交わしてた^^;。


14pr14eCIMG6762.jpeg
カメラ:CASIOのEX-H30。 2012年2月中旬、13時33分。

14区Rue Campagne Première カンパーニュ・プルミエール通りの建物の壁。
    石積みになってるところと、煉瓦積みになってるところで色が異なってた。

今はもう、この手前に新たに建物が建っていて、見えなくなってるよう。
わずかに上部がチラ見えするくらい。

カンパーニュ・プルミエール通りは、モンパルナス墓地の東側、
南北に走るBoulevard Raspail ラスパイユ通りから西側に伸びてる通り。


15pr14eCIMG6764.jpeg
カメラ:CASIOのEX-H30。 同じ日で2012年2月中旬、13時33分。

14区Rue Campagne Première カンパーニュ・プルミエール通りの31番地、31bis番地。
    1911年に建てられたアール・ヌーヴォー様式の建物。

    1920~1930年頃は、アーティストたちのアトリエにもなったところ。
    彫刻家セザールとか、写真家マン・レイとか。

設計したのは、建築家 André-Louis Arfvidson アンドレ=ルイ・アルフヴィドソン(1870-1935)。
ファサードなどの装飾は、陶芸家 Alexandre Bigot アレクサンドル・ビゴ(1862-1927)。

壁にある花の装飾を見ていると、クッキーとか、和菓子の練り切りを思い出すんだな・・・。


パリの写真も、もうすぐ終わり。



☆ ☆ ☆



ニュースでアメリカのハリケーンの名前がフランシーヌだと知った時、Kamoさんが言った。
『フランシーヌの場合』って歌、あったな。」

分からない私のために、Kamoさんはささっとスマホで検索して探し出し、聴かせてくれた。
Wikipediaによると、新谷のり子さんという歌手のデビューシングルだそうな。

フランスの歌が元になってて訳詞で歌ってるのかと思ったら、日本の歌だという。
1969年3月30日にパリで起こったことに触発されてできたよう。 ちょっと悲しげ。

Kamoさんは私の知らないことをたくさん知っている。
少し前にも「光速エスパー」が話に上がり、分からない私のためにYouTubeで探してくれたのだった。



「光速エスパー」は特撮ドラマ。
皆さんは知ってる?

nice!(48)  コメント(21) 
共通テーマ:地域

nice! 48

コメント 21

kuwachan

パリの街歩きが楽しそうです^^
公園越しに見えた壁画が素敵です。
こういうのはパリらしいですよね。
「フランシーヌの場合」覚えています。
リアルタイムで聴いています(^^ゞ
背景にはベトナム戦争があったと記憶していますが・・ウロ覚えです。
私は年の離れた姉がいたのでテレビの歌番組は
同年代の友達よりもよく見ていました。
もちろん光速エスパーも知っています(笑)
スマホで検索、便利な時代になりましたよね。
by kuwachan (2024-09-13 18:31) 

ma2ma2

10年前だと現在は変わっている所もあるのでは無いでしょうか?
特にパリ五輪で景観も変わったかもですね。
by ma2ma2 (2024-09-13 18:39) 

斗夢

歌手の名前も忘れていましたが曲名は覚えていました。
by 斗夢 (2024-09-13 18:47) 

あおたけ

シーフードレストランなのに
看板はアリスの白ウサギさんなのですね。
懐中時計を見ている仕草がかわいい(・∀・)
カフェのテラス席で寛いでいた猫さんは
きれいな毛並みがオシャレな黄色いチェアに
マッチして素敵ですね(*´艸`*)
石積みと煉瓦積みで色が異なる壁の建物は
何かソースのようなものが
滴っているかのように見える・・・( ̄∇ ̄)
by あおたけ (2024-09-13 19:11) 

あとりえSAKANA

フランシーヌの場合…検索して聞きました。
聞いたことがありました。誰が歌っていた
かを見ても知らない人です。高速エスパーも
わかりません見てもわかりませんでした((+_+))

吊り下げられたランプのような街灯素敵ですね。
こんなペンダント作ってみたいなぁと思いました(^^)
by あとりえSAKANA (2024-09-14 01:30) 

YAP

私が前回パリに行ったのが '14年なので、ほぼそのときの景色なんだろうなと思い、一連の記事を読んでます。
私もしょうもない話が好きなので、Kamoさんと話が合うかも、って「しょうもない話」なんて書いたら失礼ですね。
by YAP (2024-09-14 07:13) 

marimo

五輪、パラ五輪が終わって、静けさを取り戻したら
一度フランスにも行ってみたいなぁ…
ちょっとした路地裏もお洒落ですよね。
「フランシーヌの場合」も「光速エスパー」も知らないです(^^;


by marimo (2024-09-14 08:35) 

トモミ

ストリートビュー、今更ながら本当に画期的だと思います!2019年にン十年振りにオランダを訪れる際にも事前にチェック入れましたモノ(笑)!!

by トモミ (2024-09-14 11:21) 

miffy

10年以上経っても変わらない景色もあれば変わっちゃう景色もあるのって当たり前だけど感慨深いですね。
カフェにいた猫ちゃん、可愛いな~♪
フランシーヌの場合・・・懐かしい歌を扱う番組で聞いたことがあります。
最近40年前くらいのシティポップが海外で流行っているみたいですね。


by miffy (2024-09-14 15:48) 

ぼんぼちぼちぼち

実用でもあり装飾でもあるランプが、さりげなくお洒落でやすね!
街に統一感があって、素敵でやす!
by ぼんぼちぼちぼち (2024-09-14 16:07) 

八犬伝

「あまりにも、お馬鹿さん」ですね
私たちの世代にとって、懐かしい歌です。
by 八犬伝 (2024-09-14 16:20) 

いろは

こんにちは^^
壁画、外国ではこのような景色が見られますね。
とても素敵!
ツタの絡まった壁は趣がありますが、建物には良くないのかも知れませんね^^
手並みの綺麗な猫ちゃん、お洒落な椅子も好いですね。
by いろは (2024-09-14 16:40) 

ヤッペママ

『ツタの絡まった壁』 憧れでしたが蔦を剥がした壁を見て…
憧れは消えました
猫ちゃんとは仲良しになれたのかしら?

by ヤッペママ (2024-09-14 17:52) 

JUNKO

その曲私知っています。外国の歌みたいだと思ったものです。壁に素敵な絵やデザインがあって楽しいですね。
by JUNKO (2024-09-14 19:31) 

向日葵

いかにもお洒落なパリ散歩そのものですね。
by 向日葵 (2024-09-15 03:24) 

ナツパパ

ありましたねえ、新谷のり子さん、懐かしいなあ。
途中でフランス語の語りが入るのね。
あれは最後まで何言ってるか分かりませんでしたけど。
by ナツパパ (2024-09-15 13:45) 

うりくま

さすがパリ、街灯、建築、ディスプレイ、どれも素敵ですね。
「フランシーヌの場合は~♬」という歌、子供だったので意味も
わからず歌っていました。「高速エスパー」は三ツ木清隆さんが
イー、エス、パー!という掛け声で変身する所が好きでした。
・・なんて言うと、大体の年齢がわかってしまいますね。笑
by うりくま (2024-09-15 21:35) 

おと

パリの雰囲気ですね~^^変わらないようで、変っていきますね。
白うさぎ、イイ感じなのに、なくなっちゃったのは残念です。
歌も、高速エスパーも、知りません。。。
by おと (2024-09-16 04:07) 

めぎ

2枚目のお写真の壁画、素敵ですね~
フランシーヌも光速エスパーも分からないです…
昨日、日本の友人に「後方腕組み彼氏面」と「ミリしら」を教わったところです。
by めぎ (2024-09-16 04:57) 

imarin

フランスの街歩きスナップ素敵。体力を消耗する今の撮影スタイルから
少しずつ負担の少ないものに変えていきたいと思う今日この頃。
はではでな看板が無いのが良いですよね。
by imarin (2024-09-16 08:43) 

Inatimy

→皆さま「パリ散歩(21)」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。過去写真の振り返り、パリの風景もあと1回で終わるかも^^。あの頃も街を歩くだけより、植物園とかヴァンセンヌの森、花公園とか行くのが気分が落ち着いたな。

→kuwachanさま
パリを歩いていると割とよく壁画を見ることがあって、綺麗なのも多いから撮って残してました。「フランシーヌの場合」も光速エスパーもご存知とは♪ 子供の頃、私にはチャンネル権がなく、観たいものが観られなかったです^^;。なんでも検索できる世の中、便利ですよね。植物を探したり、よくしてるのでありがたく。

→ma2ma2さま
街並みが変わることはあまりないかもしれませんが、店はどんどん変わってますね^^。街の変化、Googleマップのストリートビューで今と昔を比べるのも面白く。

→斗夢さま
誰が歌ってるのかわからないし、曲名も知らないけれど、聞くとなんとなく覚えがあるってことはよくありますよね^^。

→あおたけさま
私の記事では写真の下に説明をつけてるので、シーフードレストランとウサギはまた別物で^^;。わかりにくくってすみません。カフェの隣にあったオーガニックショップの猫ちゃん、可愛く。店ではほとんど買わなかったけど挨拶だけなしてたという。壁を垂れるソース、ほんとファ、煉瓦の部分がそう見えますね^^。

→あとりえSAKANAさま
世の中にはまだまだ知らないことがいっぱいあるんだなと感じますね^^。私も「フランシーヌの場合」も光速エスパーもわからずでした。おしゃれな街頭ですよね。ランプが吊り下げられてるような、あのクルンと巻き巻きした部分が愛らしく^^。

→YAPさま
気取らず、しょうもない話ができるのが案外気楽で楽しく^^。たわいもないことで盛り上がっては大笑いしてます♪

→marimoさま
フランスにいた頃はほとんどパリから出なかったので、いつかもし行く機会があったら、私は北西あたり、ブルターニュとか行ってみたいな^^。

→トモミさま
ストリートビュー便利ですよね^^。確かこのあたりにあったような・・・と調べてみると確認が取れたり。周りが危なそうな雰囲気か大丈夫そうかもわかるし。

→miffyさま
流行り廃りにはすごく疎くて、さっぱりわからず^^;。オランダのラジオでは、今でも最新ヒット作かという感じでTOTOのアフリカとか流れたりするし・・・。

→ぼんぼちぼちぼちさま
ちょこっと大きな通りとは違う魅力がありますよね、小路には^^。ランプを統一するだけでもその通りの雰囲気が特徴的に。

→八犬伝さま
歌詞を見たり、その歌の背景を知ったり、「フランシーヌの場合」なかなか奥深いものがありますね^^。

→いろはさま
ツタの絡まる壁、緑が綺麗だけど、確かに建物にはよくないのかも。でも、窓辺にバラを這わせてるお家を見るたびに、いいなぁと羨ましく^^。虫が苦手だから、窓を開けられなくなるかもしれない・・・。当時、パリのカフェのテラス席は、こんな感じの編んだ椅子が多かったです♪

→ヤッペママさま
ツタの絡まった壁は、アムステルダムでもよく見かけますが、確かに剥がした跡が残ってて大変そうでした。ツタの他に藤も這ってたり。猫ちゃんには前を通るたびに話しかけ、お店のおじさまにも挨拶して、慣れてきた感じがしてきたところで引越しに・・・。

→JUNKOさま
私が知ってる昔の曲は父が持っていたレコードからのものだからかなり限られてます^^;。

→向日葵さま
観光ポイントではない、ごく普通の暮らしの中の風景です^^。

→ナツパパさま
「フランシーヌの場合」、ご存知の方が多くて、かなり有名な曲だったんですね^^。フランス語の語り、私もさっぱりわからずです。

→うりくまさま
三ツ木清隆さん、画像検索したら、時代劇とかでよくお見かけしてた俳優さんでびっくりでした^^。子供の頃は、TVのチャンネル権がなかったので、「フランシーヌの場合」もあまりよくわからずで・・・。

→おとさま
パリに住んでいたのはほんの3年ほど。その間にも店がどんどん変わってましたが街全体的としてはそれほど変わらず。週末になると散歩に出掛けてました。Kamoさんの道案内係として^^;。

→めぎさま
「後方腕組み彼氏面」と「ミリしら」・・・どちらも全く知らずです・・・。1ミリも知らない、って、長さの単位で測るというのにも驚きです。日本語の言葉の変化ってすごいですね^^;。

→imarinさま
散歩する中で気に入ったものを写真に残していたんですが、パリではかなりの距離を歩いていたり^^;。今はもうそんなに体力がないので短めで、野に行くと3時間ほどで帰宅するように。
by Inatimy (2024-09-24 17:37) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。