列車で次の街へ [ズトフェン&デーフェンター 2022 冬]
煉瓦の壁に、座った修道士の像。
膝の上に広げられた分厚い本。 何を読んでるんだろうな。
膝の上に広げられた分厚い本。 何を読んでるんだろうな。
私が持ってる一番分厚い本は、スペイン語版の
「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」で、893ページ。
「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」で、893ページ。

泊まった宿の、Broederenkerk ブルーデレンケルク(兄弟教会)の修道院の壁のニッチにあった像。
2泊3日の旅でズトフェンには1泊だけで、もう1泊は他の街へ。 なので、このあとは駅に向かった。
2泊3日の旅でズトフェンには1泊だけで、もう1泊は他の街へ。 なので、このあとは駅に向かった。
1年半余り前、2022年12月下旬、列車でZutphen ズトフェンに行った日の続き、17話目。
ズトフェンはアムステルダムの東の方、やや南寄りに、直線距離で約92kmほどのところにある。
ズトフェンはアムステルダムの東の方、やや南寄りに、直線距離で約92kmほどのところにある。
※ 前回の、マルクトでカプチーノを飲んで、古い煉瓦造りの建物を眺めて歩いた話は、こちら。

ズトフェン駅で乗る列車を確認。 13:03発だな。
左から、出発時刻(下の+5は、5分遅れ)、最終の行き先と経由する駅、ホーム番号、列車の種類。
左から、出発時刻(下の+5は、5分遅れ)、最終の行き先と経由する駅、ホーム番号、列車の種類。
一番下には、12月27日から1月6日まではクリスマス休暇や大晦日や新年のために
バカンス用時刻表になるから、アプリでチェックしてね、みたいなことが。
バカンス用時刻表になるから、アプリでチェックしてね、みたいなことが。

乗るのは、ズヴォレ行きのインターシティ(新快速みたいなもの)。 あと10分で列車が入ってくる。
表示からすると6両編成のよう。 ホームの左から来て右へ進む。
表示からすると6両編成のよう。 ホームの左から来て右へ進む。

ホームの右の方を見たところ。 向こうから別の列車が入ってくるのが見えた。

10分余り列車に乗って一駅。 13時15分着で、あっという間に目的地、Deventer デーフェンターへ。
ズトフェンの北にある古い街。 駅の改札のところで、人が途切れた一瞬を撮った。
ズトフェンの北にある古い街。 駅の改札のところで、人が途切れた一瞬を撮った。

デーフェンターの駅舎の外観、出入り口のところ。 1914年に建てられた煉瓦造りの建物。
右の方には・・・

・・・Rywiel Bewaarplaats ライヴィール・ベヴァールプラーツ(自転車保管所)と緑色のタイルに。
現在のオランダ語では、自転車はfiets フィーツだけど、昔はrijwiel ライヴィール と言われていたよう。
いずれにせよ、昔の駅舎に自転車置き場がちゃんとあるところがオランダらしい。
いずれにせよ、昔の駅舎に自転車置き場がちゃんとあるところがオランダらしい。
駅から歩いて、この日の宿を素通り。 まだチェックイン時間には早いから。
荷物も重くないしね。
荷物も重くないしね。
ショッピング通りを進むと・・・

・・・賑やかな通りが目に入ったけど、ここはまた後で来よう。 夢中になりそうだから。
通りの名前は、Walstraat ヴァルストラート(Googleマップではワル通りとなってた)。
オランダ語のWの音は、ワ行とヴの音が微妙に混ざり合ってる。
オランダ語のWの音は、ワ行とヴの音が微妙に混ざり合ってる。

出て来たのは、Brink ブリンクという名の広場。 噴水があった。
まず向かったのは、上の写真を撮っている背後、広場の片隅にある・・・

・・・白いファサードの装飾の建物。 日陰になってて薄暗いけど。
Penninckhuis ペニンクハウスというらしい。
16世紀にHerman Penninck ヘルマン・ペニンクという人が建てた家。
16世紀にHerman Penninck ヘルマン・ペニンクという人が建てた家。

現在、ここにはデーデンターの観光案内所がある。

中に入ると、オシャレな扉。
その向こうが観光案内所。 ショップもあって、先にあれこれ購入。 ポストカードとかね。
その向こうが観光案内所。 ショップもあって、先にあれこれ購入。 ポストカードとかね。

そこにあった、1649年当時のデーフェンターの街の古い地図。
少し立体になってて、凸凹触れる。 縁に点字の解説も。
少し立体になってて、凸凹触れる。 縁に点字の解説も。
昔はこの街も市壁に囲まれた街で、ハンザ都市として栄えたところ。
地図で、街の下に見えるのは、IJssel アイセル川。 ズトフェンの街の横にも流れてた同じ川。
地図で、街の下に見えるのは、IJssel アイセル川。 ズトフェンの街の横にも流れてた同じ川。
この日の話、まだまだ続く。
10月1日にヘッダーの写真を新しくした(2ヶ月ごとに変更)。
7月に行ったとあるオランダの街で見た花。 ルドベキアかなぁ。
7月に行ったとあるオランダの街で見た花。 ルドベキアかなぁ。
2022年だとコロナもまだまだ流行っていた時期なので、駅とかに人がいませんね。
by ma2ma2 (2024-10-04 18:41)
どこも絵葉書のように素敵。
(Inatimyさんのカメラの腕によるところが大きい
のだと思っておりますが☆古く過ぎず、新し過ぎも
せず、のんびりとした感じが伝わってきます。)
by あとりえSAKANA (2024-10-04 22:48)
私も初めての町に到着したら、まずホテルに行くか観光案内所へ行くかのどちらかです。
観光案内所がある建物は風格がありますね。
オシャレな扉、曇りガラスに模様かしら?これもステキです!
これから散策する町への期待感が高まりますね^^
by kuwachan (2024-10-05 00:06)
駅に昔からの自転車置き場。
オランダは自転車のイメージ強いですが、昔からそうだったんですね。
他のヨーロッパの国と比べても自転車が多そうなのは、やはり平たんな地形で走りやすいからでしょうかね。
by YAP (2024-10-05 07:05)
白外壁と彫刻、アーチ状のお洒落なドア♪
手の込んだ装飾があちらこちらに施されていて絵になりますね。
日本の都市は、どこも近代的なビルばかりで
まさにコンクリートジャングルという表現がぴったり。
by marimo (2024-10-05 09:38)
改札口の写真、何だか郷愁を感じました(笑)!また新たに素敵な街の話が続くのですね!!
by トモミ (2024-10-05 11:04)
ルドベキア、日本でも丁度、今、咲いています。昨年は植えてましたが、今年は、朝顔のタネが多かったので、植えませんでした。こういうふうに花びらが垂れ下がってくるタイプ、面白いですよね。日本は10月でも、まだ暑い日が続くので、庭の花は夏仕様のままです。
クリスマスのズトフェン訪問記が続いてますが、ハンザ同盟で栄えた街、ズトフェンには「ピアノ博物館」があると友達が言ってましたが、いらっしゃいましたか?
by TaekoLovesParis (2024-10-05 14:09)
オランダは、やはり自転車大国なのですね。
都市間は鉄道で移動して
あとは、自転車なのですかね。
by 八犬伝 (2024-10-05 14:20)
こんにちは。
ペニンクハウスが現在は観光案内所みたいですが・・・
素敵なレリーフあり、歴史を感じさせる内装です。
また、ガラスのブラスト処理も好感触です。
デーフェンターの位置を地図で確認。チラ見ですが・・・
宿泊施設の価格もお手頃ですね!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2024-10-05 16:03)
立体になった古い地図
点字の解説も…素晴らしいですね
説明が無かったら地図とは知らず…
by ヤッペママ (2024-10-05 20:46)
ヘッダー、変えられたのですね。
最近、自然の光景を見ていないので感覚が変になっています。
by kome (2024-10-05 21:20)
6両編成のズヴォレゆきインターシティ
列車や駅舎の様子はもちろん
駅に掲げられた発車案内標などの表記類にも
鉄ちゃんとして萌えるものがありますし
このようなさりげない記録は
旅の臨場感を覚えます(・∀・)
併設されている時計がまたかわいいな(^^)
そして到着されたズトフェンの駅舎や改札も
歴史深くて落ち着いたいい雰囲気ですね(´ー`)
by あおたけ (2024-10-06 06:51)
賑やかな通り、、、通りの入口の飾りもとても洒落てやすね!
通りには、どんなお洒落な店店があるんだろう?って、あれこれ想像しちゃいやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2024-10-06 13:44)
ハリーポッターの本、長いですものね。それもスペイン語で読む、すごいなぁ。。駅の改札のお写真、光がさして、ノスタルジックで美しいですね~。
by おと (2024-10-06 21:41)
最後の地図みたいな絵が大好きです。
ちょっと函館の五稜郭を思い出します。
ハンザ都市って、ホントあちこちにあるんですね。
ドイツだとハンザ都市の車のナンバーにHがついてて分かるんですけど、オランダはどうかな。
by めぎ (2024-10-07 00:46)
→皆さま「列車で次の街へ」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。ほんの少し離れた隣町へ移動するだけなんですが、それで1記事使ってしまったという^^;。車のない暮らしだけど、列車で移動するのも楽しいから好き。日常では自転車があるからそれで十分。
→ma2ma2さま
22年春にはもうこちらでは何事もなかったような感じでしたよ。慎重派だった我が家でもその年の4月にはキューケンホフに行ってたし^^。駅に人がいないのは、人がいなくなった瞬間を待って撮ったから。
→あとりえSAKANAさま
いえいえ、私にはカメラの腕はありません^^;。シャッター押すだけで撮れるカメラとオランダの街の綺麗さのおかげです。ガイドブックに載ってない街、穏やかで、静かでのんびりです。
→kuwachanさま
ズトフェンでは、まず食べるところに向かった我が家です^^;。デーフェンターではチェックインまでにまだまだ時間があった、お腹もあまり減ってなかったので先に見たいところへ直行。観光案内所になったこの建物が見たかったのでした。すりガラスの模様もとってもおしゃれで。
→YAPさま
昔から自転車が移動手段だったみたいで。平坦で自転車専用道路も整備されて、通勤通学にも自転車が多い国というのも頷けますね^^。オランダの自動車メーカーってあったっけ・・・と思ってしらべたら、トラックで有名なDAFがありました。
→marimoさま
昔ながらの街並みを大事に保存してるというのがすごいですよね。外観は残したままで、中は今の時代にあったように書きそうするスタイル^^。街並みは大切かも。
→トモミさま
1914年ごろの建物ってちょっとアールデコ風な感じがしていいですよね^^。日本ではあまり有名ではない街ですが、歴史ある街なので面白いいですよ。
→TaekoLovesParisさま
ズトフェンから、北にあるまちのデーフェンターに移動しました。ズトフェンにある「ピアノ博物館」は訪れていません・・・というのも、2019年で閉館になってるんですよ^^;。
→八犬伝さま
鉄道の他に、バスもあり、大きな街だと地下鉄、路面電車も。でも通勤・通学は自転車に人もたくさんいます^^。列車にも自転車が乗せられるし。
→Boss365さま
すりガラスとそれに施された装飾模様が素敵ですよね。日本では1人につき一泊いくらっていう料金設定ですが、オランダだと一部屋の価格なので安く感じられます^^。
→ヤッペママさま
古地図を触って感じるのって、いいですよね。点字の解説もあり。でも点字も手話も国ごとに異なるのって、これも大変そう。
→komeさま
2ヶ月経ったのでヘッダー変えました。自然の光景・・・というとオランダでは微妙かも。というのも今は自然そうに見えてるけれど、オランダ人が作った森、干拓して生み出した大地だから^^。
→あおたけさま
我が家は車のない暮らしなので、公共交通機関を使用です^^。なので旅の移動手段の列車なども楽しみの一つ。昔はトーマスクックの時刻表で欧州内の列車を調べてたけれど、今ではネットのルートプランナーでサクッとできるので便利な世の中になりましたね。
→ぼんぼちぼちぼちさま
雑貨のお店もいろいろありました^^。アートな作品を窓際に並べていたりも。ショーウィンドーを見ながらの散歩は楽しく。
→おとさま
ハリーポッターこの分厚いのまだ読んでないんですよ。他にも読んでないのが色々あって順番待ちです^^;。ハリーポッター、映画は見たんですけどね、毎年のようにTVで放送するから。
→めぎさま
市壁に囲まれた古い街、こんなギザギザ、割とあちこちの街であったようです。日本のガイドブックでも紹介されてるナールデンという街、そこの解説係のおじさまは、函館の五稜郭のこともご存知でしたよ^^。オランダの車のナンバープレートは、都市のアルファベット表記がないんですよ。なのでナンバープレートを見てもどこの街かはさっぱりわからず。ハンザ都市はHがつく・・・住んでたミュンスターもハンザ都市だったけど、MSでHはついてなかったな・・・どうしてだろう。
by Inatimy (2024-10-11 21:55)