再現・オランダの台所 [ミュージアム]
クッキーなど焼き菓子の型に囲まれた写真は、
古いオランダの台所の様子。
古いオランダの台所の様子。
元・毛織物ホールだったMuseum De Lakenhal ミュージアム・デ・ラーケンハル。
最後に紹介するのは、オランダの古い台所。
最後に紹介するのは、オランダの古い台所。
8月中旬、列車に30分ほど乗ってLeiden ライデンを訪れた時のお話の続き、最終回。
ライデンは、アムステルダムの南西、約36kmほどのところにある街。
ライデンは、アムステルダムの南西、約36kmほどのところにある街。
※ 前回の、ミュージアムのカフェで見たポスターや食べたお昼のお話は、こちら。
このミュージアムには、1878年〜1901年に移されたStijlkamer スタイルカマーが5つあり、
その中の1つが、このオランダの古い台所。 昨年だったかに修復が済んだよう。
その中の1つが、このオランダの古い台所。 昨年だったかに修復が済んだよう。
スタイルカマーとは、家具、壁紙、絵画などによって、ある特定の時代の生活様式を展示してる部屋。
以前はあちこちのミュージアムでもよく見かけたのに近年は数が少なく、貴重な存在。
以前はあちこちのミュージアムでもよく見かけたのに近年は数が少なく、貴重な存在。
床も壁もタイル張り。 黄色っぽく見えているところは、洗い場、流し台。
右側には調理するための火を使う場所。
右側には調理するための火を使う場所。
それらの間には、上半分だけでも開くことができる扉。 オランダではBoerendeur ブーレンデゥール。
Boeren ブーレンは農場経営者、農夫の複数形。 農家でよく使われていたドアらしい。
Boeren ブーレンは農場経営者、農夫の複数形。 農家でよく使われていたドアらしい。
犬と猫の描かれたタイルが印象的。 ここで火を起こして、お湯を沸かしたり調理したり。
こういうのはなんて言うんだろう。 暖炉ではないし。 かまどの一種になるんだろうか。
こういうのはなんて言うんだろう。 暖炉ではないし。 かまどの一種になるんだろうか。
右側の容器は、炭の火消し壺か何かかな・・・と想像したり。
流し台はポンプ式のようだ。 蛇口もついてる。 パイプが太いな。
壁には、いろんな絵の描かれたタイルが貼られていた。 風車の、人の顔に見える。
動物だったり、自警団のような人の姿だったり。
タイルの四隅に描かれた模様が、並べた時に新たな模様を作り上げてる。
タイルの四隅に描かれた模様が、並べた時に新たな模様を作り上げてる。
お気に入りは、象(ゾウ)。 この台所には、象のタイルが5枚あるよう。
人の顔をしたような猫も面白い。
人の顔をしたような猫も面白い。
17世紀、オランダには象がいたらしい。 セイロン生まれで1637年に連れてこられた。
オランダやドイツの博覧会を巡回し、のちに他の欧州の国へも。 ・・・Wikipediaによると。
オランダやドイツの博覧会を巡回し、のちに他の欧州の国へも。 ・・・Wikipediaによると。
オランダといえば、チューリップ。 オランダは球根植物産業が盛んな国。
うつむいて咲いてるのは、バイモ属あたりだと思う。 ヨウラクユリとか、チェッカードリリーとかの。
うつむいて咲いてるのは、バイモ属あたりだと思う。 ヨウラクユリとか、チェッカードリリーとかの。
これで8月に訪れたライデンのお話は終わり。
でも、9月に再びライデンに行ってるから、まだその話もあるのだった。
でも、9月に再びライデンに行ってるから、まだその話もあるのだった。
こぢんまりでもいいから、自分好みの仕様のキッチンが欲しいな。
掃除しやすくて、作業スペースが広くて、コンロは4口も要らず横並び2口で十分。
背伸びしても手が届かない収納はいらない・・・^^;。
背伸びしても手が届かない収納はいらない・・・^^;。
あ、あと蛇口はシングルレバーの混合水栓で。
17世紀の象さん、人気者だったでしょうね。
日本でも確か、江戸時代だったか、象が来ていたと思いました。
by テリー (2024-11-29 18:27)
スタイルカマー
初めて知りました。
勉強になります。
by 八犬伝 (2024-11-29 19:50)
青いタイル、どれもかわいいなぁ。
実は我が家のキッチンのタイルもブルー柄です。
でもこんなに年期を重ねたゆえの味はないなぁ。
by sheri (2024-11-29 21:49)
古い台所、大好きです!
スタイルカマー? 初めて知りました。
綺麗な台所ですねえ。タイルの模様が細かい! 17世紀頃の衣装の男性の絵、日本にも来た頃ですね。
象がいたんですねー!
by sana (2024-11-29 23:48)
床まで全部タイル張り、凝った造りですね!
床掃除は、モップでゴシゴシかな、それとも水を流せるのかな、なんて、いろいろ想像。タイル、表情があって可愛いですね~♪
by おと (2024-11-30 01:17)
この床いいな~
うちは大理石を敷きましたが、お気に入りの床になるとキッチンに立つのも楽しいです。
いつも過ごす場所ですもの、喩えあと半年しか住まないのだとしても、好きなように作り替えてみては?または好きなキッチンのところに引っ越すとかは?
by めぎ (2024-11-30 01:42)
昔の生活の一端がみられる展示は面白いですね。
1900年頃というと、電気とかはほとんど普及してなかったのでしょうが、部屋の灯りくらいは電灯だったのかなあ?
by YAP (2024-11-30 07:06)
いいですね、こういう古い台所!タイルの色が如何にもオランダらしいですね!!
by トモミ (2024-11-30 08:04)
昔のキッチンとか興味深いですよね。
日本の武家屋敷とか言ってもキッチンを見るとその頃の生活が
垣間見える感じがして好きです。
上から鍋を吊るして、下から火であぶる方式は日本と同じなんですね。
太いパイプの流しは、日本の井戸って感じかなぁ?
by marimo (2024-11-30 10:37)
わが家のガス台は3口。ひとつは遊んでいます。2口で十分。
2人が自由に体を動かせるキッチンがほしいです。
by 斗夢 (2024-11-30 13:14)
ミュージアムに再現展示された
オランダの古い台所
壁一面や流し台にまで施された
タイルが印象的で
そのいろいろな絵柄を眺めるのが
楽しいですね(*'▽')
象やチューリップの趣深い画風
味わいあるなぁ(*´ω`)
by あおたけ (2024-11-30 16:01)
こんにちは。
オランダの古い台所、床と壁もタイル張りで、いい感じです。
ブーレンデゥールある壁の犬と猫の描かれたタイルですが・・・
ドア・窓風な絵柄の感じかな?
壁に貼られた色彩豊かタイルは大変お高そうな感じ?凝ってますね。
オランダなので、花柄のタイルも良いですが・・・
像やニャンズなど個性あるビジュアルなので好感触です。
ところで、小生宅のキッチンはコンロは3口ですが・・・
実際に使うのは2口、勿体無い感じです!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2024-11-30 17:18)
タイルの絵が本当に面白いです。我が家もガス台は2つ。十分です。私が使いやすい仕様です。
by JUNKO (2024-11-30 17:20)
冷暖房の完備した台所だったらタイルの床が好さそう
色々なタイル画凝ってますね
3口コンロですが3個を同時に使うのは年数回だけ
by ヤッペママ (2024-11-30 18:27)
タイルの風車が顔に見えたらもう戻れない(笑
by cheese (2024-11-30 21:39)
タイルの床だと寒そうだな~って思うけど木靴をはいて動き回るにはちょうどいいのかな・・・
風車、人の顔に見えますね(笑)
壁に貼られたタイル、どれも素敵ですね~
by miffy (2024-11-30 21:47)
耳のとんがった象が可愛い
by mau (2024-12-01 00:48)
流し台がステキですね。
タイルの絵が色々あって見ていると楽しくなります。
うちのキッチンはスペースがなくて縦置きの2つ口のコンロです。
by kuwachan (2024-12-01 01:03)
17世紀にオランダに象がいたってびっくりでやす!
当時の船で運ぶの、大変だったでやしょうね。
by ぼんぼちぼちぼち (2024-12-01 12:36)
タイルのブルーが素敵な色合いで好みです。
落ち着いた雰囲気が素敵で、できればわが家でも欲しい。
わが家のキッチンが狭くて、夫婦二人で立つとアクロバットみたいになります。
by ナツパパ (2024-12-01 14:20)
人様の台所って面白いです。色んな工夫がされていて
そうしたら良いんだ~なんて思ったり。
歴史のある台所はその当時の食事内容も分かるような気がします。
by みち (2024-12-01 15:22)
内装が丁寧に凝った装飾で温かいです。
住みたくなりますが、見るだけの人生かな。
by tommy88 (2024-12-05 11:16)
→皆さま「再現・オランダの台所」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。日本でも海外でも、昔の家やお城など建物の中を紹介してるミュージアムなどで一番気になるところが台所^^。調理器具も道具も、そこにあるもの全部、当時の暮らしが伺えて楽しく。
→テリーさま
日本での象、確か徳川吉宗の頃でしたね。かなりの人気だったとか。飼育の係の人も大変だったでしょうね。
→八犬伝さま
オランダ語ではStijlkamer スタイルカマーというんですが、他の言語でこれに対応する単語があるのかどうか不明です^^;。直訳は、様式部屋になります。
→sheriさま
キッチンのタイル、ブルー柄っていいですね^^。我が家は賃貸を転々としてるので、どうしようもなく。オランダのタイルは数枚持ってます。たまに眺めてはニンマリ^^。
→sanaさま
オランダ語では、様式部屋という意味のStijlkamer スタイルカマーと言います^^。他の言語にこういうのがあるのかはわからないんですが。白地にブルーの模様がとっても綺麗ですよね。日本の焼き物も同じ感じだし。
→おとさま
床まで全部タイル張り、夏は涼しげですよね。水で床も丸洗いできそうで^^。オランダは水害が多いから、これなら浸水してもホースの水で洗い流せるかも・・・と色々想像。
→めぎさま
作り替えはできないんです。我が家は半家具付き賃貸(冷蔵庫とか洋服ダンスとかオーブン、レンジなど備品)で、大家さんも作り変えるのは許可しないし・・・。好きキッチンのところへ引っ越すのも現実的ではなく。こちらでは手頃な価格の賃貸住宅は常に物件不足。優先順位は安全な環境&日当たり・風通しの良さなので、それ+好みの台所ってありえなくて。
→YAPさま
1900年前後にこのミュージアムに移設されたというだけで、台所そのものはもっと古い時代のものなんですよ。他のスタイルカマーには天井から灯りが吊り下げられてましたが、キャンドルを使うタイプのものでした^^。
→トモミさま
オランダらしい台所ですよね^^。デルフト焼きのような色合いのタイルもおしゃれ。
→marimoさま
日本の古い木造建築の台所も興味深く、かまどとかあるのも見るのが楽しく。日本の囲炉裏などで、自在鉤で鍋や鉄瓶をぶら下げて火で温めるのと同じなのも興味深いところ^^。
→斗夢さま
ガス台、2口で十分足りますよね。私には3つや4つ、同時に使うなんて無理です^^;。このオランダの台所だと、2人どころかもっと人数が多くても楽々作業ができそう。
→あおたけさま
壁に貼られたタイルを一枚一枚眺めて、お気にいりを探すのも面白いです^^。オランダ人の遊び心がわかる楽しい絵柄もあるし。チューリップなどの植物柄も、さすがという感じのデザインでした。いいですよね、こういうタイルって。
→Boss365さま
Boerendeur ブーレンデゥールは洗い場・流し台の右側にあるところです。下部は閉めたままでドアの上部だけ分かれて開くことができるの。誰かが訪ねてきても上だけ開けて対応できるの便利ですよね^^。キッチンのコンロ、私は2口までが限界。3口も同時に使ったりできないです・・・そんなに見きれない^^;。
→JUNKOさま
タイルの白地に青の模様って日本人にも馴染みやすいですよね。食器などの和物の焼き物がそんな感じで。背の高いオランダ人の台所、作業台も高めで、背が低い私には使いづらく^^;。
→ヤッペママさま
床暖房の設置された台所ならタイルの床もいいかなって思います。夏は涼しいだろうけれどm冬は冷えそうですものね^^。コンロ3口同時に使われるとは・・・すごいです。私は3つも一度に面倒見きれません^^;。
→cheeseさま
タイルの風車、見た瞬間もう顔に見えてしまって、それから離れられなかったです^^;。
→miffyさま
タイルの床の台所、今の時代だったら、床暖房が欲しいところですよね^^。水で丸洗いできそうなので、掃除が楽そうだな。
→mauさま
オランダ人にはこんなふうに像が見えてるんだなぁと興味深く^^。
→kuwachanさま
縦置き2口のコンロ、昔スペインで住んでた家がそうでした。しかもガスではなく、古い電熱プレートので、なかなか熱くならないし、2口同時に使うと他に電化製品えず・・・ブレーカーが落ちるし^^;。
→ぼんぼちぼちぼちさま
象はオランダ東インド会社によって連れてこられたみたいです、船での長旅、本当に大変だったでしょうね^^;。
→ナツパパさま
キッチンは2人で作業できるスペースの余裕が欲しいですよね。我が家街いま住んでるところは2人でも楽々。なんせ、体格のいいオランダ人の使うキッチンですもの^^。
→みちさま
台所って気になる部分ですよね。昔、キッチン専門雑誌を買って読んでたこともありました。どんなふうに調理をして、何を食べていたのかも気になります。絵画に描かれてる料理なども今のとは違ったりするし^^。
→tommy88さま
こういうのいいなと取り入れたくなる部分もありますよね。私は上半分だけを分けて開けることができる扉がお気に入りです^^。
by Inatimy (2024-12-06 18:12)