デーフェンターの宿 [ズトフェン&デーフェンター 2022 冬]
壁に小窓・・・。
ちょっと艶かしさもあり、歴史が薄ら見える。
ちょっと艶かしさもあり、歴史が薄ら見える。

教会、Lebuinuskerk レバウヌスケルクのある広場の端の、
現在は聖人の名のついた通り、Sint Jansstraat シント・ヤンスストラート。 短く、奥は行き止まり。
現在は聖人の名のついた通り、Sint Jansstraat シント・ヤンスストラート。 短く、奥は行き止まり。
2年ほど前、2022年12月下旬、列車で2泊3日の旅。 Zutphen ズトフェンを訪れ、
翌日にDeventer デーフェンターに移動した日の続き、22話目。
翌日にDeventer デーフェンターに移動した日の続き、22話目。
デーフェンターはアムステルダムの東の方、やや南寄りに、直線距離で約86kmほどのところにあり、
ズトフェンからは直線距離で約12km北に位置する。 この日の最高気温は9℃くらい。
ズトフェンからは直線距離で約12km北に位置する。 この日の最高気温は9℃くらい。
※ 前回の、紫色がアクセントのクリスマスリースがあった赤い扉の教会の話は、こちら。
来た道を少し戻り、左、教会の建物の半円を描く部分が見える通りに入ると・・・

・・・こんな建物がある。 現在は、駐輪場になっている模様。
もう少し先に行ってから、角度を変えて撮ると・・・

・・・こんな感じ。 左端に見えてるのが、さっきの教会の半円部分。
ここは昔、Botermarkt ボーターマルクト(バター市場)だったところ。
地域の農家さんが自家製バターを売りに来ていたそうな。
地域の農家さんが自家製バターを売りに来ていたそうな。

先の写真をトリミング。 装飾が綺麗なんだな。 1889年に鉄、木、ガラスで作られたらしい。
左にある文字はラテン語で、FIDE SED QUI VIDE。
意味は、信頼しなさい、でも誰を信頼するかには注意を・・・ということみたい。
意味は、信頼しなさい、でも誰を信頼するかには注意を・・・ということみたい。

来た道を戻る途中で、屋根越しに、Lebuinuskerk レバウヌスケルクの教会の塔の丸屋根を。

教会に接するように建っていた家の壁のニッチには、水のポンプ。
ハンドルが固定されて、今はもう使えないのかもしれない。
ハンドルが固定されて、今はもう使えないのかもしれない。
そして、駅の方へ戻るように10分弱歩いて・・・

・・・宿にチェックイン。 案内されたのは3階(日本での4階)の屋根裏部屋。
どうしてデーフェンターに来たのか。 それはそれは不思議な話。
ズトフェンの元修道院の宿を予約した後、ついでにもう一泊、近くの街歩きをしようと、
少し大きめな街アーネムの宿を探していた。
少し大きめな街アーネムの宿を探していた。
我が家では基本、それぞれが良さげな宿を探して、どっちがいいか検討して決める。
で、Kamoさんが「ここ良いかもしれん」とサイトを見せて提案してきたのが、この宿。
で、Kamoさんが「ここ良いかもしれん」とサイトを見せて提案してきたのが、この宿。
「街のどこら辺にあるん?」と私が聞くと、Kamoさんはサイトにあった宿の住所を・・・
・・・って「アーネムちゃうやん。」と我が家ふたり。 ※ ちゃうやん=違うでしょ。
・・・って「アーネムちゃうやん。」と我が家ふたり。 ※ ちゃうやん=違うでしょ。
どうやら探してる途中で、おすすめとして上がってきた宿だったみたい。
でも、デーフェンターの街を見てると、なかなか面白そうだったので、ここに決めた。
でも、デーフェンターの街を見てると、なかなか面白そうだったので、ここに決めた。

窓辺に机、傍らにはレコードプレーヤーがあった。 レコードも何枚か。
使って良いってことだったのに、故障してたのか動かず・・・残念。
使って良いってことだったのに、故障してたのか動かず・・・残念。
18時過ぎに階下へ行き、夕食。 すっかり歩き疲れていて、広場まで再度行くのは面倒。
宿が経営してる、ちょっとしたバーだったけれど軽食ならあるとのことだったので。
宿が経営してる、ちょっとしたバーだったけれど軽食ならあるとのことだったので。
ここからの写真はSONYの初代RX100で。

私が飲んだのは、ジンジャーエール。 ドイツのThomas henry トーマス・ヘンリーのだった。
Kamoさんはベリーのスムージーを(でも、味はほとんどオレンジだったらしい)。
Kamoさんはベリーのスムージーを(でも、味はほとんどオレンジだったらしい)。

天井が高く、明るく静かなバー。 端っこに見えてるようにクリスマスツリーが飾られていた。

左が、いちじく、トマト、アボカド、クスクス、フェタチーズのサラダ。
右が、菜のミックス、キュウリ、トマト、ブッラータのチーズ、松の実のサラダ。
右が、菜のミックス、キュウリ、トマト、ブッラータのチーズ、松の実のサラダ。
あと、奥の方にチラッと見えるポテトフライ。 チーズがけで。 ・・・と、軽く済ませた。
2時半にそれぞれ、バナナマフィンや、生クリーム付きの林檎のタルトを食べてたから、ちょどよく。
2時半にそれぞれ、バナナマフィンや、生クリーム付きの林檎のタルトを食べてたから、ちょどよく。
翌日のお話へと続く。
ちなみに、我が家ふたりとも生のいちじくは苦手・・・^^;。
食べられないことはないけれど、ドライいちじくの方が好き。
食べられないことはないけれど、ドライいちじくの方が好き。
最初の写真は、いわゆる「飾り窓」を表現しているのでしょうか?オランダなだけに。
元々は予定していた町ではなかったんですね。
こういう偶然も何かの縁ですよね。
私はイチジク大好きですが、かみさんは Inatimyさんたち同様に苦手です。
by YAP (2025-01-05 17:55)
窓からご婦人が覗いているようなレリーフ、面白いですね。
屋根裏部屋って秘密の隠れ家みたいでちょっと楽しいです♪
by みち (2025-01-05 19:14)
ちょっとした装飾が素敵ですね
ゆっくり歩いてみたい
オランダは飛行機の乗り継ぎでしか行ったことがない
by mau (2025-01-05 21:28)
バター市場だったところの装飾がステキですね。
ステキだったから残されて今は駐輪場になっているのかしら?
屋根付きで駐輪場として丁度いいですね。
生のいちじく、私も意外と最近まで苦手で、両親が食べていても
私は食べなかったのですが、何がきっかけだったかすっかり忘れてしまったのですが
今では大好物です(^^ゞ
by kuwachan (2025-01-05 22:14)
おススメって、そういうことありますね。ここ別な場所なのに、とか、これ別の商品なのに、なんてことが。
私はイチジクどちらも食べますが、強いて言えば生の方が好きかな。
でも美味しい生のってなかなか手に入らなくて。
by めぎ (2025-01-06 00:31)
思っていたのと違う街だけど、縁がありそう。そういう変更って、とても好きです^^。イチジク、ドライも生も、どちらも大好きです。生イチジクって、南欧のは少し種類が違いますよね。ちゃんと熟した黒イチジクのギュギュっと濃厚なのが好き、チーズと赤ワインです(笑)イギリスではめったに見つかりません。(ZU~さんは、イチジク苦手です)
by おと (2025-01-06 05:34)
自転車置場にしておくにはもったいない造りですね。
RX100はまだ健在ですか、わが家のはたしかⅢだったろ思いますが
すでに御臨終です^^
by 斗夢 (2025-01-06 08:02)
こんにちは。
「壁に小窓」あり、ユーモアセンスある建物です。
ボーターマルクトの柱の上部装飾が凝ってますね。綺麗に修理保存ですね。
ところで、屋根裏部屋ですが、パリで似たような部屋に宿泊した事あり・・・
窓を開けて見えた風景が心地良かったです!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2025-01-06 11:16)
私も4枚目みたいな装飾、好きです♫
by sheri (2025-01-06 11:22)
さすが乳製品の国。バター市場なるものがあったのですね。
農家さんの手作りバターってどんなのだろう。
すごく美味しそう!(≧∇≦)
屋根裏部屋ってすごく心惹かれます。泊まってみたいなぁ^^
生のいちじくは確かにちょっと独特な味わいかのしれませんね。
私はもちろん生もドライも大好きです(≧∇≦)
by ちぃ (2025-01-06 13:53)
素敵な自転車置き場、こんなのはこちらありません。無花果は食べたこと無いです。
by JUNKO (2025-01-06 13:57)
自転車を大事にしている様子
幼き頃身近に無花果がありました
完熟した無花果はとても美味しいです
by ヤッペママ (2025-01-06 15:22)
「信頼しなさい、でも誰を信頼するかには注意を」
大事な視点ですね、注意します。
天井の高い空間が好きです。
札幌で買った家でも、リビングは吹き抜けと言うお洒落でした。
ただ、寝る時には天井が低いのを好みます。
今回のお写真のように低い、斜めに迫る天井にベッドが好きです。
落ち着きます。
いっそのことなら、天井裏にベッドがいいな。
by tommy88 (2025-01-06 16:01)
イチジクは、生の方が好きかな。
ドライは、あまり、食べる機会がないです。
ドライのバナナは、近頃結構食べています。
by テリー (2025-01-06 18:33)
ステキなお宿ですね。
こんなお宿だったら距離的に行ける範囲だったら私も行っちゃうな~
いちじくは子供の頃には食べませんでしたが、叔母の義弟が生産農家だったのでとれたてを食べるようになってから好きになりました。
by miffy (2025-01-06 19:53)
クリスマスの頃でしたか。
そのうち1人で旅行したいです。
by kome (2025-01-06 23:04)
生のイチジクがあんまり好きじゃないお二人に、パルマだとかバイヨンヌの生ハム+イチジクを試して貰いたいなぁ。イチジクを生で食すイメージ、ちょっと変わると思うよ~(^^。
by yk2 (2025-01-07 00:58)
おしゃれな建物、何?と思ったらバター市場だったとは!それも1889年築とはビックリ!!イチジクに関しては全く同じで生は好き好んで食べませんが、ドライイチジク入りのパンとかチョコは大好きです(笑)。
by トモミ (2025-01-07 06:38)
屋根裏部屋ですか
昔、ロンドンのヒルトンで泊まった事があったな。
とってもヨーロッパらしいですよね。
by 八犬伝 (2025-01-07 10:05)
熟した生のイチジク、大好きです~♪
by momo (2025-01-07 21:12)
壁に小窓、いいですね。
建物も素敵です。バター市場があるって、さすが。
そんなきっかけも楽しいですね^o^
誰を信じるか…確かに。特殊詐欺が多いし、昨今は(^^;
by sana (2025-01-08 12:08)
机に面して窓があるお部屋が素敵。
こんな異国のお宿で空や街並みを眺めたい・・・
by imarin (2025-01-08 15:41)
→皆さま「デーフェンターの宿」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。宿の写真でベッドの端っこに置かれていたのは、チュッパチャプスの棒付きキャンディーでした。懐かしい^^。広くてソファーもあって、快適な部屋でした。
→YAPさま
すぐそばに川があって街の門があったようで、この通りに面した宿がそういった場所に昔はなっていたようです。今はネットで色々調べられるのでガイドブックに無い街のお話も知ることができますね。たまたま偶然で繋がっていく、面白いですよね、宿も綺麗だったので、ここに泊まって良かったです^^。いちじく、不思議な構造です、実の中に花が咲くなんてね。
→みちさま
屋根裏部屋の部屋、宿のサイトに載っていたので、この部屋だったらいいなぁと思っていたら、運良くここでした^^。屋根に断熱材がしっかり入ってるのか寒くもなく快適。
→mauさま
せっかくオランダにいるので、日本からだとあまり来ないであろう地方の都市を楽しんでいます^^。ガイドブックにもあまり紹介されてないかもしれない街。
→kuwachanさま
単に残すだけでなく、活用までしてるのがすごいですよね^^。可愛らしい駐輪場でした。生のいちじく、ニュルっとした感じがどうもダメで・・・。ドライだと好きなんですけどね。チーズとかと一緒に食べたりして。
→めぎさま
目的地と全く違う街でびっくりでしたが、ま、いいか、とこの街に^^。これも何かの縁ということで。生のいちじく、こっちでも売られますが、ものすごく季節が短く。あっという間に消え去りますね。
→おとさま
面白いことに、スペインのいちじくは季節が二つ。6月のbreva ブレバと9月のhigo イゴ。普通のいちじくの季節の9月のは小ぶりで甘く、6月のは小さな実が越冬して暖かくなってから成長して大きな実になったものなんですが、甘くなく^^。単語を覚える時に知って、びっくりでした。
→斗夢さま
RX100は異音がジージーするものの、まだ健在です。でもRX100M5は電源入らずダメになってます・・・。今使ってるのはRX100M7^^。
→Boss365さま
街を歩いていると、壁にいろんなものがあるので、気になったものをとってます^^。ボーターマルクトの建物、本当はもっと長かったようですが、爆撃で破壊され、その部分は再建されなかったよう。これだけでも残っているのはいいですよね。パリのホテルの屋根裏部屋、それだけでも魅力的な響き。窓からエッフェル塔が見えたりしそうで♪
→sheriさま
この装飾、とってもいいですよね、私もお気に入りです^^。
→ちぃさま
チーズ市場もあり、バター市場もありで、ほんと乳製品の国にです^^。オランダに来た当初、スーパーでバターミルクというのが売ってるのも目新しく。クリームからバターを作った後に残る液体、だそうで。ちぃさん、いちじくの記事書かれてましたよね^^。以前お記事で白いちじくなるものを知りましたよ。
→JUNKOさま
昔のものを保存しつつ活用するのって、すごいですよね^^。自転車置き場、見事にピッタリな。
→ヤッペママさま
散歩をしていると、お庭にいちじくを育てておられる方が多いのに驚きです^^。聖書にも出てくる植物だからかな。
→tommy88さま
昔の人の言葉、経験からくるもの、説得力がありますよね^^。天井が高い空間、ほどほどに高いのがいいかな。あまりに高いと暖かい空気が上の方に溜まってしまうし、足元が寒いもの・・・そういう点からすると、床暖房っていいなぁ。天井に迫るベッド、確かに2段ベッドの上の段は落ち着くかもしれない。
→テリーさま
ドライのいちじくは、こっちではナッツと共に固めたものがチーズ売り場に売ってます、チーズと合わせると美味しんですよ^^。ドライのバナナも良さそうですね。子供の頃バナナチップスとかよく食べてました。
→miffyさま
いい宿でした、駅からも割と近くて、でも静か。いちじくの生産農家さん、すごいなぁ。とれたて、どんなふうだろうな^^。
→komeさま
長々と話が続いて、すっかり2年前のクリスマスの話になってしまいました^^;。一人旅行、いつか実現しますように♪
→yk2さま
パルマやバイヨンヌの生ハムかぁ・・・上品そうだな。生ハムと言ったらもうスペインのどんぐりを食べて育った豚さんのクセのある熟成したものが好きで^^;。スペインの大型スーパーでもカビがついた脚が丸ごとぶら下がって売られてるんですが、その辺りの匂いがすごいんですよ。コテコテな独特の香り。公共市場に行ってもあちこちにぶら下がってるから。これだといちじくの存在感薄れてしまうかな・・・。ちなみにそんなスペインの生ハムにはパイナップルが美味しかったり。
→トモミさま
おしゃれなバター市場でしょ^^。それが今自転車置き場として使われてるところがなんともオランダ。いちじく、同じですね、私もドライいちじく入りのパン大好きです♪
→八犬伝さま
ロンドンのヒルトンの屋根裏部屋・・・すごいところですね。欧州の屋根裏部屋で思い出すのが、妹尾河童さんの本「河童が覗いたヨーロッパ」。これ、泊まった宿の間取り図とか様子が描かれててとっても面白いんですよ^^。
→momoさま
熟した生のいちじく、皆さんに人気ですね^^。苦手な人は少数派なのか・・・。実の中に花が咲くって、いちじくって不思議な構造ですよね。
→sanaさま
特殊詐欺、怖いですよね。警察を名乗ってきたら、萎縮してしまうかも・・・。誰を信頼するか、見極めるのも大変だ^^;。
→imarinさま
宿泊した時はあいにくの曇り空でしたが、この窓から見る星空も素敵でしょうね^^。私は日本の温泉宿に泊まって、その地のものを食べて、ダシ殻になるまで湯船に浸かりたいです♪
by Inatimy (2025-01-10 18:38)