南の公爵の森へ向かう [街並み・デン・ボス]
鉄筋の骨組みが作り出す直線、曲線が美しいんだな。
2番目にできた駅の1896年のプラットホームカバー(トレイン・シェッド)が保存されている。
その駅舎自体は第2次世界大戦で深刻な被害を受けて再建されず。
その駅舎自体は第2次世界大戦で深刻な被害を受けて再建されず。
初代の駅舎は数百メートル離れたところにあったらしいが、路面電車の駅に利用された後
1915年頃に取り壊されたらしい。(Wikipediaによると)
1915年頃に取り壊されたらしい。(Wikipediaによると)
6月中旬、ふたりで列車に乗って南へ向かった。 久々の遠出・・・といっても
アムステルダムからIntercity インターシティ(新快速みたいなもの)で1時間もかからないところ。
アムステルダムからIntercity インターシティ(新快速みたいなもの)で1時間もかからないところ。
最低10℃、最高21℃の程よく晴れた日。
これは1998年にできた4番目の駅舎。 やって来たのは、's-Hertogenbosch スヘルトーヘンボス。
意味は、公爵の森らしい。 hertogen ヘルトーヘンは、公爵を意味するhertog ヘルトホの複数形。
意味は、公爵の森らしい。 hertogen ヘルトーヘンは、公爵を意味するhertog ヘルトホの複数形。
この街はDen Bosch デン・ボスとも言われる。
アムステルダムから見ると南南東へ約80kmほどのところにある。
アムステルダムから見ると南南東へ約80kmほどのところにある。
駅前から伸びる道を歩いていこう。
すぐに見えるラウンドアバウト(環状交差点)。 中央には噴水。
Drakenfontein ドラーケンフォンタイン(ドラゴンの噴水)。 ドラゴンの口から水が出ている。
噴水のてっぺんには金色のドラゴン。 柱に尻尾を巻きつけて。
歩道を歩いていると、建物の壁に聖母子像が。
オランダの南部の方へ来るとカトリック色が濃くなる感じ。
オランダの南部の方へ来るとカトリック色が濃くなる感じ。
街の中に、白いガチョウが歩いてる。 穏やかな光景に和むなぁ。
ガチョウは橋のそばにいて・・・
・・・橋の名前は、Wilhelminabrug ウィルヘルミナブルッフ(ウィルヘルミナ橋)。 1954年完成。
ウィルヘルミナ(1880-1962)は、昔のオランダの女王。 現国王の曽祖母。
駅寄り側にある2つの親柱(・・・というのかな)は背が高く、こんな形で、石と煉瓦造り。
上部には街灯が2個ずつついていた。
上部には街灯が2個ずつついていた。
石の部分には彫刻。 この街の出身の彫刻家、
Frans van der Burgt フランス・ファン・デァ・ブルフ(1915-1985)の作品。
Frans van der Burgt フランス・ファン・デァ・ブルフ(1915-1985)の作品。
1798年、1810年、1879年と入ってて、その年の出来事を表現してる。
例えば右部分の1879年には大洪水が起こり、彫刻はボートに乗った2人と助けを求めてる人が。
例えば右部分の1879年には大洪水が起こり、彫刻はボートに乗った2人と助けを求めてる人が。
対岸の2つの親柱は、ねじれた円柱っぽいデザインで、上部には街灯が1個ずつ。
少しズームして、橋からの眺め。 川辺にカフェのテラス席。
流れているのはDommel ドメル川。 奥に見えてる尖塔のある建物は、大学らしい。
流れているのはDommel ドメル川。 奥に見えてる尖塔のある建物は、大学らしい。
川には、他にもガチョウがいた。 お尻が可愛い。
橋を渡って歩いて行くと、右側に・・・
・・・石畳の通りが。 この辺りは昔、Vismarkt フィスマルクト(魚市場)があったところ。
アイスの看板は大好きなので・・・
・・・気に入った角度から撮っておく。
通りを進んで、カフェ・レストランが途切れると・・・
・・・水路にボートがみちみち。
向こう側に回ってみたら・・・
・・・こっちが乗り場のよう。 階段を降りられる電動椅子もついている。
この街には水路があちこち流れていて、その総称がBinnendieze ビンネンディーゼ。
(ディーゼは川の名前。 街の内側にあるからビンネンがついてるんだろうな。)
(ディーゼは川の名前。 街の内側にあるからビンネンがついてるんだろうな。)
そこをボートに乗ってクルーズできるらしく、チケットは左側にある建物で販売してた。
後ろを振り返ると・・・
・・・この先にも水路が流れ、アーチのトンネルがいくつか続く。
ここのボートクルーズは、こんな水路を進んで行くのが売りみたい。
(結局、我が家は乗らなかったのだけれどね。)
(結局、我が家は乗らなかったのだけれどね。)
あ、あそこに・・・と、いいもの見つけて・・・
・・・ズームしてみた。 雨樋から流れ落ちてくる水を飲むトカゲか何か・・・?
この日の話、しばらく続く。
オランダというと春、チューリップが真っ先に浮かぶけれど、
夏も、秋も、冬の季節もいいものだ・・・と散歩好きな私は思う^^。
夏も、秋も、冬の季節もいいものだ・・・と散歩好きな私は思う^^。
いただいたコメントへのお返事が遅れてますが、少しずつ進めますね。
スヘルトーヘンボスも懐かしい地名です(笑)!えぇえぇ、オランダの四季はどれも捨てたモンじゃないですとも!!
by トモミ (2024-09-20 17:04)
水路のボートは狭い所でゴチャゴチャになっていますね。
アイスの看板は日本では同じ物が多いです。
by ma2ma2 (2024-09-20 18:33)
金色のドラゴンがカッコいいですね~。
噴水を見ないで、上ばかり見てしまいそうです(笑)
by angie17 (2024-09-20 19:01)
ヨーロッパの大きな町の駅は始発駅であり終着駅なんですね。
そのため駅舎の景色が日本と違う。
プラットホームカバーというんですね。初めて知りました。
by 斗夢 (2024-09-20 21:37)
水路を巡るボートクルーズも気持ちがいいでしょうね。
ただ細い水路がボートで渋滞すると大変そう^^
雨樋の下のトカゲ(?)さん、愛嬌がありますね。
by kuwachan (2024-09-20 22:05)
こんなところに下へ降りる電動椅子!配慮が素晴らしいですね。
こういうちょっとしたもので、あまり歩けなくなった人も旅行に出かけて楽しめるようになるんですよね。
でも、実はボートに乗り込むのがもっと難関なのだけど、そこではどうするのかな…とうちのドイツ人のために色々考えてしまいます。
by めぎ (2024-09-21 00:43)
こういう駅の屋根の鉄骨を見るのがとても好きです^^
水路、細いですね~。トカゲくん、可愛いなぁ。
by おと (2024-09-21 05:43)
ヨーロッパの鉄道駅でよく見られるアーチ状の天井が美しいなと思います。
日本の駅って、無機質で無個性なのが多いよなあ...
雨樋下のトカゲくん、これもまたおもしろい。
by YAP (2024-09-21 07:08)
こんあところにとトカゲ君,こういう発想が面白いですね。石の彫刻も面白いです。
by JUNKO (2024-09-21 11:23)
素敵な街並みだなあ。
作り物ではない雰囲気に惹かれます。
by ナツパパ (2024-09-21 14:52)
駅のカバーが美しいですね。
鉄が創り出す造形美ですね。
by 八犬伝 (2024-09-21 16:34)
こんにちは^^
オランダの景色を、こうして拝見出来るのは嬉しいです。
川辺にあるカフェテラス、ここで珈琲をいただいてみたいですね^^
雨樋から流れ落ちる水を飲むトカゲ、遊び心が素敵!
by いろは (2024-09-21 16:35)
雨樋から落ちる水を飲むトカゲ?素敵な発見ですね
ガチョウも滅多にお目にかかれません
長閑ですね~
by ヤッペママ (2024-09-21 16:38)
海外の駅舎って( *´艸`)魅力的な場所が多いですよね♡
旅人であることが勿体なく感じます(^^ゞ
サクッと通り過ぎるのではなく
ゆ~~~っくり眺めたり、撮ったり、触ったりw
by 甘党大王 (2024-09-22 00:03)
ドラゴンって、東洋にも西洋にもいるんでやすよね。
そして、東洋のドラゴンは東洋らしくて、西洋のドラゴンは西洋っぽい風貌でやすね。
by ぼんぼちぼちぼち (2024-09-22 13:09)
スヘルトーヘンボスの駅
美しいアーチを描くヴォールト天井が
いかにも欧州の主要駅らしくて
いい雰囲気だなぁ(*´ω`)
外観のメタリックな時計塔もカッコいい☆
アイスの看板は新たなコレクションを
ゲットですね(・∀・)
ピンクと緑のジェラートに
チョコがけソフトがのった豪華版!?(*´艸`*)
雨樋に口を付けているトカゲのモニュメントは
ユニークで面白い(*´▽`*)
by あおたけ (2024-09-22 14:40)
水路をボートで...素敵ですねぇ♡
雨樋のお水をのむトカゲ?ちゃんも
かわいいです^^
by ryang (2024-09-22 23:56)
→皆さま「南の公爵の森へ向かう」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。オランダ鉄道、あちこち工事してたので、事前にチェックしながらの行き先決定。1週間列車無しという事態も起こりうるから凄いなと思う・・・。
→トモミさま
春だけじゃないですよね。他の季節も見どころいっぱい。ガイドブックに載ってない街も魅力ありです^^。
→ma2ma2さま
ココハスボートクルーズ乗り場で船を保管してる場所のようで、まだ営業時間前だったのでぎゅうぎゅうに並んでました^^。
→angie17さま
金色のドラゴンがいる柱の元にもドラゴンの像があって口から水を吐き出してる姿がまたいいですよ^^。
→斗夢さま
この街の駅は始発駅でも終着駅でもなく途中の駅です^^;。プラットホームカバーというのはオランダ語を直訳しました。トレイン・シェッドというみたいですが分かりづらい感じがしたので。
→kuwachanさま
朝の営業時間前だったので、ボートがたくさん保管されてました^^。後で通ったら大繁盛してましたよ。雨樋の下のトカゲっぽい生き物、こういう遊び心っていいですよね。
→めぎさま
ボートに乗り込むには自分で乗るか、付き添いの人に乗せてもらうかでしょうけれど、この他のボートクルーズ会社もたくさんあって、車椅子ごと乗れる船もあり、選択肢が多いです^^。
→おとさま
オランダには運河や水路がたくさんあるのでボートクルーズも盛んです。その街ごとに特徴があって^^。トカゲっぽいの、面白いですよね。
→YAPさま
古い駅の屋根をきちんと保存して使うところがまた粋ですよね。日本はまず地震対策優先だからなのかな。デザインより機能重視ですよね。雨樋の下にトカゲを持ってくるところ、なかなかのアイデアです見てる人の心を和ませてくれますよね。
→JUNKOさま
石の彫刻も出来事を彫ってあって、いいモニュメントでした^^。街の中にアートがいくつも。
→ナツパパさま
散歩するだけでも楽しくなってくる街です^^。古いものも保存されてて。
→八犬伝さま
駅のホームの多い、おしゃれですよね。鉄骨の美しさがたまりません^^。
→いろはさま
オランダの風景を楽しんでいただけて嬉しいです^^。欧州の中でも春だけしか注目を浴びないオランダですが、他の季節も、球根以外にも、街の面白さがあって川辺にあるテラス席も、昔は城塞都市だった部分の名残です。水辺のテラスは心地良さげですよね。
→ヤッペママさま
ガチョウや白鳥、鴨などが普通に街の中にいるオランダ、とってものどかです^^。カモメもたくさん飛んでます。
→甘党大王さま
駅舎、いいですよね。アムステルダム駅も綺麗だけれど、お隣のベルギーにあるアントワープ駅も魅力的でした^^。
→ぼんぼちぼちぼちさま
日本の龍は水のイメージだけど、西洋のドラゴンは火を吹くし、面白いですよね、似てるようで違う^^。
→あおたけさま
昔のトレイン・シェッドが大事に残されてるのはいいですよね^^。ホームの上だけをカバーしてるんですが、それでも鉄骨美はいいな。4番目の現在の駅舎はモダンですよね。駅前の煉瓦造りの街並みとのギャップがまた面白く。アイスの看板、美味しそうで綺麗なのを見ると残しておきたくなって♪雨樋口にいると影も面白いです、いい発想ですよね。
→ryangさま
ボートでの水路巡り、なかなか面白そうでしたよ。トンネルのようなところをいくつも潜り抜けていくようです^^。昔来た時はもっとひっそりしてた街だったのに、観光に力を入れた成果が出たのかな。
by Inatimy (2024-09-29 21:36)