大きく開けた口 [ミュージアム]
そんなの集めてどうするの?!
本棚の上にいくつも並べたポカリスエットの青い缶。
大きく開いた口がふさがらない、呆れた様子の母だった。
・・・だって、見た目が涼しげなんだもの^^;。
高校生の頃だったかな。
5月初旬、列車で北上して訪れた街、Enkhuizen エンクハウゼンにある、
Zuiderzeemuseum ザウダーゼーミュージアムでのお話。 仕事場編の第3弾。
Stadsgracht スタッツフラハト・・・都市運河のエリア。
運河を挟んで右側に、先に紹介した平均的規模の農家や、父親の洗濯屋さんを継いだ人の家があった。
左側には、いくつかお店が並ぶ。 写真中央あたりの黒っぽい建物がスーベニアショップ。
運河に架かる橋を越えてすぐにあったのは・・・
・・・Bakkerswinkel バッカースヴィンケル・・・焼き菓子屋さん。
ショーウィンドーに見えたタルトなどは食品サンプルのようだった。
日本では普通に見られるものだけれど、オランダでは珍しい。
店の奥はカフェになっていて、実際に軽くお茶できるみたい。
入ってすぐのカウンターでは、クッキーなどのお菓子を売っていた。
棚に並ぶオランダの古い缶も素敵。
ココア(チョコレートパウダー)、トフィー、ビスケットなどが入っていたもの。
その右隣の建物では・・・
・・・口を開けた顔の像の展示があった。 舌まで出てたり。
これらは、Gaper ハーパーと呼ばれるもので、意味は「大口を開けてる人」 。
オランダに古くからあるもので、最近になって流行ってるアートではない。
17世紀頃から、重要な役割を担ってきた。 どこでかって言うと・・・
・・・薬屋さんの正面で。 看板みたいなもの。 薬屋さんのシンボル。
口を開けているのは、薬を飲むため。
異国情緒あふれたものがあるのは、
その昔、薬となる原材料がアジアやアフリカで手に入ったからなのだそう。
像の展示があったのは、薬屋さんの店の奥。
焼き菓子屋さんのお隣にあった、この薬屋さん、
窓ガラスの装飾がとても美しく、内側から見ると・・・
・・・こんな感じ。 窓の枠の取り方も曲線で手の込んだもの。
写真右側は、薬局のカウンター。 左側にも部屋がある。
その部屋の入り口の前にて。 床のタイル模様にもうっとり。
左側の部屋は、実験室みたいなディスプレイ。
ビーカー、フラスコ、三角フラスコ、ピペット、メスシリンダー、
スタンドにあるガラスコイルが見えるのはグラハム冷却器・・・と、いろいろ。
ここで、薬の調合してたのかな。
カウンターの壁には茶色の薬瓶。 大小様々。 統一感があっていいなぁ。
整理整頓、きちんと管理は、薬屋さんに限らず、どのお店でも信用につながるよね。
貼られたラベルも美しく。 そんな薬瓶のズラリと並ぶ様子は圧巻。
実験器具類は好き。
子供の頃、父に三角フラスコをもらった。 ゴム栓にガラスのI字管とL字管付きのもの。
でも薬は苦手・・・。
大きく開けた口には薬ではなく、
できれば、お隣のお店の焼き菓子がいいなぁ・・・なんて思ったのだった。
缶や瓶も、コレクション心をくすぐる^^。
学生の頃、瓶のコーラもずっと飲まずに飾ってた。
強い炭酸苦手だけど、色やフォルムがキレイでね。
薬屋さんカッコイイ〜
床のタイルもめっちゃおしゃれですね〜
by (。・_・。)2k (2016-09-27 21:48)
お口あ~ん、してる顔、おもしろいですね
記念撮影も、たまには「チーズ」じゃないのも楽しいかも^^
by mitu (2016-09-28 01:02)
薬屋さんのシンボル・・・・コワすぎ^^;。
ちっちゃな子どもはこの看板ゆえに薬嫌いに拍車がかかりそう!
ビンに陶器ボトル、実験器具・・・・いいなぁw。
私は2006年のドイツでのワールドカップの際のBECK’Sの空き缶、
スーツケースに入れて持ち帰りました。
各国語で「ようこそ」って入ってるのは今だけかな・・・・と♪。
by ハリネズミ (2016-09-28 07:44)
うーん、なんて魅力的な眺めでしょう。
こういうきちんと片付いた雰囲気は大好きです。
...あ、その割にお前の部屋は...内緒ですが(笑)
なんか良いなあ、薬屋さん...とても良い。
by ナツパパ (2016-09-28 09:02)
薬屋さん、昔は今のような治すための薬と
癒す系の香り商品を取り扱っていて 香水屋さんが薬局を兼業していたってTVでみたことがあります、どこの国だったかな?g??
by ぴーすけ君 (2016-09-28 12:15)
ポカリの缶を収集されていたとは!(笑)
ウチの夫は古いネジを集めてます(^^ゞ
こちらの古い缶もいいですねぇ!
そして何より薬屋さん・・・美しさにまずびっくり。
そして整然と並べられた瓶たち、マークス&ウェブの入浴剤みたいと、
一瞬思ってしまいました^m^
こんな薬屋さんなら用がなくても頻繁に行ってしまいそうですね。
ツマ。
by 竹口要 (2016-09-28 14:59)
素晴らしいディスプレイ 薬屋さんの整然とした店内
お薬によ兎がなくても、遊びに行きたい、長めにかな
大きく口を開けた 少し怖いかも
by engrid (2016-09-28 18:07)
窓の木枠の曲線にステンドガラス
ステキだなぁ~
こういうとこも 職人技なのでしょうね(*´ω`*)
by だいず (2016-09-28 20:30)
大きく開けた口の彫像、あまり、飾りたくないです。
少し、不気味です。
by テリー (2016-09-29 00:02)
缶は萌えますね!
外国のラベルや缶のデザインはホントにお洒落♪
by momo (2016-09-29 10:19)
こんにちは!
床のタイルの色合いが好きだな。
口を開けてたら喉乾いちゃう。欲しいのはビールかなぁ。。。
by カエル (2016-09-29 16:40)
窓もタイルも薬の瓶も、素敵ですね~
雑貨好きならたまらないでしょうね!
by めぎ (2016-09-30 05:09)
クッキーの缶、良いですね~
以前は紅茶の缶とか集めてましたがあまりにもたくさんありすぎて
改装した時に捨てちゃいました。
薬屋さんの瓶、素敵ですね。
綺麗な物を集めるの好きなんですけどあまり多くなりすぎると怒られちゃうんですよね^^;
by miffy (2016-10-01 21:51)
→皆さま「大きく開けた口」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。大きく開けた口で私が思い出すのは、歯医者さん^^;。そろそろ定期検診かなぁ。
→(。・_・。)2kさま
このタイル模様、とっても素敵で惚れ惚れでした。こんな薬屋さんだと、何度も通ってしまいそう^^。
→mituさま
記念撮影、皆で「あ〜ん」っていうのも面白いかも^^。スペインでは「パタタ」でしたよ。意味はジャガイモ♪
→ハリネズミさま
薬屋さんのシンボル、結構上の方についていたので、小さな子供の目には触れないかも^^;。子供の頃、近所にあった薬屋さんにはカエルのケロちゃん♪ でも、古くて壊れかけてて、怖かったです^^;。2006年W杯はオランダでみましたよ〜。ドイツにいらっしゃったんですね、近い♪
→ナツパパさま
きちんと整った雰囲気、いいですよね〜。私もこれを見習って部屋を整理整頓したいなと^^;。何しろ雑貨小物類が多くって。統一感があるとものが多くても綺麗に見えるんだなと、薬屋さんを見て思いました♪
→ぴーすけ君さま
癒す系の香り商品も売ってたんですね〜。薬局へ行っても、オランダ語で言うべきことを頭の中で復唱してたり、ドキドキしてるので、余裕なくって・・・今度じっくり探していようかな。ドラッグストアなら、まだリラックスできるのになぁ^^;。
→竹口要さまのツマさま
マークス&ウェブ・・・知らなかったので、ネトで検索しましたよ〜。日本のブランドなんですね。しかも容器がシンプルかつオシャレ♪ こんな店が近くにあったら、危ない危ない、いろいろ買ってしまいそうです^^。
→engridさま
ディスプレイ、オシャレにまとまってますよね^^。普通に街の中にあるのでも、入り口がアール・デコ調のタイル張りだったり、オランダの薬局、見応えがあるの多いです♪
→だいずさま
こういう曲線の美っていいですよね〜。ステンドグラスに、床のタイル、自分で作ってみたい^^。職人さん、憧れです♪
→テリーさま
家に飾るには、不気味ですよね、この大口開けた像は^^;。私もちょっと遠慮したいな。
→momoさま
アンティークの缶、momoさん、お好きでしたよね^^。本当、デザインオシャレで、外国のデザインってオシャレ♪ 我が家も缶、溜まってます〜。
→カエルさま
お久しぶりです、お元気そうで何より^^。開けた口に、ビールとは♪ 日本はまだ暑いですものね〜。きつい炭酸が苦手な私は、注いでからしばらく置いて飲んでます^^;。
→めぎさま
窓もタイルも薬瓶も、そして缶も、どれも素敵で、心を鷲掴みされたようです^^。雑貨小物、こんな風にきちんと整理したいなぁ。
→miffyさま
我が家にも新しいものだけど缶がいっぱい・・・紅茶の缶も古いのは捨てようと思うも、いつも踏みとどまってしまい、眺めて終わってしまいます^^;。ダメだなぁ。
by Inatimy (2016-10-05 18:25)