DH、一重＆八重遅咲き Keukenhof 2023

通勤時のラッシュアワー・・・背の高い人って、いいなぁって思ってた。

背の低い私は、いつも下の方で二酸化炭素が濃いめの空気を吸っていた感じ・・・。

分類No.4 Darwin Hybrids ダーウィン・ハイブリッド　Lalibela ラリベラ。
花の底には黒、その黒の周りに僅かに黄色のラインが入る。

それは、エチオピアの中北部にある街の名前で、世界遺産のラリベラの岩窟教会群があるそうな。
元々は王様の名前で「蜂に選ばれた者」という意味らしい・・・とWikipediaに。

昨春2023年4月中旬頃に行ったKeukenhof キューケンホフの園内での写真。
気温は最低6℃、最高12℃。　天気が悪くて、曇天、たまに小雨。

今回は、オランダ王立球根生産者協会の15の分類の中の、ダーウィン・ハイブリッド、
一重遅咲き、八重遅咲き、それら3つのごく一部を紹介。

ダーウィン・ハイブリッドは、旧分類でいうダーウィン系（今で言う、一重遅咲き種に近いもの）と
原種の分類に入るフォステリアナ種の交配で生まれたもの。

分類No.4 Darwin Hybrids ダーウィン・ハイブリッド
Light and Dreamy ライト・アンド・ドリーミー。

花の底に白と黄色が入る。　花に近い部分の茎が赤っぽいところも可愛く。

分類No.4 Darwin Hybrids ダーウィン・ハイブリッド
赤いのは、Red Impression レッド・インプレッション。
ピンク色のは、Salmon Impression サーモン・インプレッション。

インプレッションは、印象という意味。　インプレッションと名前についたチューリップは多い。
色で分かるものには、上記の品種の他にピンク・インプレッション、アプリコット・インプレッション。

雰囲気を表した名のスウィート・インプレッション（淡いピンクに薄らアプリコット色）、
デザイン・インプレッション（暖色系ピンクに薄らオレンジ色）などもある。

分類No.4 Darwin Hybrids ダーウィン・ハイブリッド　Red Impression レッド・インプレッション。
下から見上げたところ。　花の底に、黒が入っているのかも。

☆　☆　☆

ここからは、一重遅咲きのチューリップ。

分類No.5 Single Late 一重遅咲き　Nightmare ナイトメア。　意味は、悪夢。　黒っぽい紫色の花。
ちなみに白い方は、分類No.3 Triumph トライアンフ　Mont Blanc モンブラン。

夢はほとんど見ない・・・爆睡。　見ててもすぐに忘れてしまうんだろうな。

分類No.5 Single Late 一重遅咲き　Yellow Angel イエロー・エンジェル。　黄色い天使？

天使で思い出したのが、イタリアの彫刻家・画家のMichelangelo ミケランジェロ。
その名前はイタリア語で天使ミカエルを意味するMichele ミケーレに、
天使を意味するangelo アンジェロをプラスしたものらしい。

だから、スペインで、Miguel Ángelミゲル・アンヘルと言われた時に、
最初はミケランジェロのことだとは気づかず、知った時は驚きだった。

ちなみにフランス語だと、Michel-Ange ミケランジュ。　元のミケランジェロにちょっとは似てる。

☆　☆　☆

ここからは、八重遅咲きのチューリップ。

分類No.11 Double Late 八重遅咲き　Double Focus ダブル・フォーカス。　二重焦点。
花びらは赤に黄色い縁。

二重焦点といえは、遠近両用メガネのレンズ。　その場合、二重焦点はバイフォーカルというらしい。
レンズの一部に小玉と言われる手元がよく見える部分がある。　両親が使っていた。

今は境目のないレンズ（累進レンズ）があるみたい。

分類No.11 Double Late 八重遅咲き　Queen Jewel クイーン・ジュエル。　女王の宝石。

英国のロックバンド、Queen クイーンのベストアルバムに"Jewels"「ジュエルズ」というのがある。
その中で最近いいなと思ったのは、"Too Much Love Will Kill You"。

フレディ・マーキュリーが歌うのもいいけど、ブライアン・メイが歌うものもいい感じだと思う。

分類No.11 Double Late 八重遅咲き　Fruitcocktail フルーツカクテル。

とあったのだけれど、フルーツ・カクテルは、黄色い花で房咲き、葉っぱは斑入りではなかったような。
一体、本当の名前は何だろう・・・？

＜ご参考＞　色を変えたのが今回までに登場したもの。 一重線で消してあるのは撮れなかったもの。

オランダ王立球根生産者協会の15の分類

　早生：分類No.1 Single Early 一重早咲き 

　　　　分類No.2 Double Early 八重早咲き

　中生：分類No.3 Triumph トライアンフ

　　　　分類No.4 Darwin Hybrids ダーウィン・ハイブリッド

　晩生：分類No.5 Single Late 一重遅咲き

　　　　分類No.6 Lily-flowerd ユリ咲き

　　　　分類No.7 Fringed フリンジ咲き

　　　　分類No.8 Viridiflora ビリディフローラ 

　　　　分類No.9 Rembrandt レンブラント

　　　　分類No.10 Parrot パーロット咲き

　　　　分類No.11 Double Late 八重遅咲き

　野生種と野生種優勢なハイブリッド：

　　　　分類No.12 Kaufmanniana カウフマニアナ種 

　　　　分類No.13 Fosteriana フォステリアナ種

　　　　分類No.14 Greigii グレイギー種

　　　　分類No.15 Other Species その他の野生種 

まだまだ紹介してない分類のチューリップがあるのだった＾＾；。
飽きたって言われやしないか心配・・・。

4月1日にヘッダーの写真を新しくした（２ヶ月ごとに変更）。
2023年4月のKeukenhof キューケンホフで撮ったムスカリと黄色いチューリップ。

タグ：2023年 キューケンホフ 植物 Keukenhof チューリップ

コメント 27

ヘッダーのムスカリに埋もれてアップアップしている感じの黄色いチューリップ、頑張って溺れないで～って応援したくなります。
by めぎ (2024-04-02 19:00) 

1本だけ背の高いチューリップは目立ちますね！
これから色々なチューリップが楽しめる時期になりますね。
by ma2ma2 (2024-04-02 19:58) 

本場のチューリップ、素敵ですね。
今年は、我が家の狭い花壇に球根を10個植え、今、満開になったので、孫と一緒に眺めています(*^_^*)
by ＲＡＮＰＯ (2024-04-02 20:23) 

バナーが新しいものに。
ムスカリのお風呂に首まで浸かったチューリップ。
by 斗夢 (2024-04-02 20:39) 

ヘッダーのムスカリ、満開ですね＾＾
すごい種類ですね。。キューケンホフに行く予定ですが、圧倒されるだけで帰ってきそうです。。。
by おと (2024-04-02 20:45) 

ヘッダーのムスカリ、みっしり～綺麗ですね。
チューリップの茎が斜めってる～黄色いのが可愛いです。
ものすごく種類が多いのですね。ゴージャス！　さすがオランダ^^
「蜂に選ばれたもの」という意味の名前、面白いですね。お花だと蜂に選ばれたって、ぴったりです。王様の名前？
レッド・インプレッションも好き。黒が効いてますよね。
クイーン・ジュエル、とっても可愛い～^^
家の花壇のは背が低くまばらなので、一足早く堪能させていただきました。
いや全然飽きないですよ！　種類によって違いますもの^^
by sana (2024-04-02 21:02) 

キューケンホフ、一度は行ってみたかったです。
残念ながら、行く機会がなそうです。
by 八犬伝 (2024-04-02 21:10) 

チューリップの種類、こちらのブログでいろいろ知ることができて楽しいです
写真も、とっても綺麗ですねぇ＾＾
　　
by mitu (2024-04-03 07:38) 

私は境目のないレンズの遠近両用使ってますよ。
けど、それでも近くは見えづらいのでメガネを外してみることが多いです。
by YAP (2024-04-03 08:15) 

ヘッダー写真のたくさんのムスカリもお見事ですが、
そこから顔を出しているチューリップが可愛い♡
沢山の種類のチューリップは、いつものことながら
さすがオランダ！ですね～♪
by marimo (2024-04-03 08:18) 

蜂に選ばれた者。
チューリップも王様も虫や人を惹きつけるような甘やかな香りでも放っているのかしら^^
ラリベラの岩窟教会群は知らない世界遺産だったのでググって見入ってしまいました。
今も信仰の場所でもあるのですね^^
お花の名前がナイトメア！悪夢でもとびっきり美しそう。
by ちぃ (2024-04-03 09:42) 

黒っぽいチューリップ、いいでやすなあ。とても好きな色でやす！
葉の縁がクリーム色なのも素敵でやすね！
by ぼんぼちぼちぼち (2024-04-03 10:13) 

狭いお庭の片隅に埋め込んだ株主優待のチューリップ球根30個。
ほぼ100％開花しております。オランダ気分で眺めよう＾＾
by imarin (2024-04-03 11:50) 

こんにちは。
通勤時のラッシュアワー、小生は適度に背が高い方ですが・・・
上の方で酸素薄めの空気を吸っていた感じ（爆）酸欠あり？危険ですね。
八重遅咲きのチューリップのフルーツカクテルですが・・・
葉っぱに斑入りで個性的です！！花と葉っぱを楽しめ・・・
新しい鑑賞の仕方・楽しみ方が増えた感じです！？(=^･ｪ･^=）
by Boss365 (2024-04-03 14:39) 

チューリップの綺麗なお写真
拝見していると来年は数を増やそうなんて思うのですが…場所がなく
今では私も背は低目…何処へ行っても埋もれる感じです
目立つ服装は探しやすくてイイネと言われています
by ヤッペママ (2024-04-03 16:25) 

普通のと八重のと どちらも素敵ですね
流石に本場 数が凄いなぁ
by (。・_・。)２ｋ (2024-04-03 16:41) 

流石オランダのチューリップ。とても覚えられそうにないけれど女王の宝石が素晴らしいですね。クイーン・ジュエルを覚えます。
by JUNKO (2024-04-03 16:42) 

一重も八重咲もどちらも素敵ですよね。
キューケンホフはチューリップの種類が本当にたくさんあってびっくりしました。
公園内の球根を売っているお店で見たカタログが分厚かったこと。
日本に送れる球根が限られているのが残念でした。
by kuwachan (2024-04-03 18:14) 

こんばんは＾＾
2枚目の優しい色合いのチューリップ素敵ですね♪
黒っぽい紫色も魅力的！
女王の宝石、やはり貫禄がありますね＾＾
さすがオランダですね。素晴らしいですね。
by いろは (2024-04-03 18:49) 

一本だけ背の高い
のっぽさんチューリップ(*'▽')
たしかにまわりよりも
新鮮な空気が味わえそう笑
ヘッダーのムスカリの海を漂うような
黄色いチューリップも素敵ですね♪
ダブル・フォーカスの名が付いたチューリップは
王冠のような気品が感じられる撮り方で
ナイスなアングルですね(・∀・)
by あおたけ (2024-04-04 05:16) 

すごい種類のチューリップで、見ごたえありますね。オランダにチューリップを見に行く人がいるというのも、わかりますね。
by テリー (2024-04-04 08:13) 

ヘッダーのムスカリの紫と黄色いチューリップが艶やかです。
通勤時のラッシュアワー、私も同じでした。

フルーツカクテルの斑入りの葉っぱと赤い蕾が異世界のようで不思議な感じがしました～
by miffy (2024-04-04 14:41) 

ラストから2枚目の写真の「Queen Jewel クイーン・ジュエル」が
なんだかとっても好き～～～！
by よーちゃん (2024-04-04 18:39) 

桜を追っかけていましたがチューリップも
咲いている時期でしたね。
私も探してみます。
by 響 (2024-04-04 21:54) 

”Too Much Love Will Kill You”…胸に迫るバラードですねぇ～（笑）！
2019年春、私がン十年振りにキューケンホフを訪れた際も小雨が降ってました（しみじみ）。

by トモミ (2024-04-05 11:23) 

またもやチューリップの季節です。
色も明確で容姿も凛々しくて、チューリップが好きです。
あちこちの花壇で見かけます。
でも、オランダにはかないませんね。
売るほど植えているわけですから。
しかも、お持ち帰りくださいコーナーもあるのでしょうから。

by tommy88 (2024-04-07 07:06) 

→皆さま「DH、一重＆八重遅咲き Keukenhof 2023」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。春になってあれこれ花が咲き始めると。なかなか昨春のキューケンホフの話が進まずです＾＾；。慌ただしいなぁ・・・何かとイベントもあるし。今月下旬には国王の日。

→めぎさま
黄色いチューリップの足元を埋めるように育ってるムスカリ、そこに首まで浸かっているような背の低いのが。愛らしくって残しておきたいと撮りました＾＾。

→ma2ma2さま
同じ品種だから大体高さは揃ってるのに何故か一本だけ背が高くなったものもあって、そういうのもいいなと＾＾。我が家でもチューリップが咲いています。

→ＲＡＭＰＯさま
我が家は狭いベランダに、数個のプランターや鉢にチューリップの球根を植えてあります＾＾。でも秋に買えなかったので、昨年・一昨年にも咲いた古い球根・・・咲く確率は低くなってしまうけど、今年も今2つほど咲いてます。

→斗夢さま
ムスカリのお風呂に浸かったチューリップ、いい光景でした。黄色とブルーも鮮やかな反対色で互いを引き立てあっていて＾＾。

→おとさま
キューケンホフに行かれるんですね。今年は絶対いいタイミング。開園75周年です＾＾。たっぷり楽しまれますように。

→sanaさま
キューケンホフの球根、全部庭師さんたちの手植えです＾＾。撮りきれないほどたくさん咲いてるので、私が気になったものだけ撮って紹介してるんですが、それでもかなりの量で・・・飽きないって言ってくださってありがとうございます♪冬の寂しげな風景の頃に、写真の分類をして、気分を上げてます。

→八犬伝さま
キューケンホフ、最初はよくわからないまま行ったんですが、すっかり春のお楽しみイベントになりました＾＾。オランダに来てから植物に興味を持つようになり、趣味が広がったかも。

→mituさま
私も知らないチューリップがたくさんなので、このブログをメモがわりにしてます＾＾。園内のあちこち綺麗なシーンがいっぱいで、あれもこれもとキョロキョロ。

→YAPさま
近くはメガネが要らないんですが、食品パッケージの裏側の原材料や作り方の文字が小さいので、たまに拡大鏡を使ったり＾＾；。

→marimoさま
園内のたくさんのチューリップの中に、日本のチューリップの球根もありますよ＾＾。地名がついていたりも。日本から来たんだ、と思うとなんだか感慨深い。

→ちぃさま
鉢に選ばれたもの、チューリップに最適なネーミングですよね＾＾。チューリップの名前の意味を調べたり、思いつくことを検索してると、知らなかったものに出会えるので、これまたたんおしく、あっという間に時間が過ぎていきます。のめり込んで気がつけば夕方になってたる＾＾；。ナイトメア、いい色ですよね。

→ぼんぼちぼちぼちさま
チューリップは花の色だけでなく、花の形、花びらの切れ込み、花の中の模様、茎の色、葉っぱの色や模様と見どころがたくさんあって、魅力たっぷりです＾＾。オランダに来るまで、歌のように、赤白黄色の3色だと思い込んでましたが、バリエーション豊富です。

→imarinさま
球根30個、春いっぱいの庭ですね＾＾。我が家は狭いベランダに、所狭しと並んだ鉢のいくつかに球根が。古い球根ばかりで、この春はちょっと寂しく・・・。

→Boss365さま
二酸化炭素濃いめか、酸素薄めか・・・迷うところですね＾＾；。フルーツカクテルとプレートがあったチューリプップ、絶対これプレートの表記が間違ってると思います・・・綺麗なチューリップだけに正体が気になって。過去に撮ったことあったかなぁ・・・と見返してます。

→ヤッペママさま
チューリップ、昨秋は球根を新しく買えなかったので、今春は我が家の狭いベランダで咲いてるのがごくわずか・・・でも、チューリップじゃないけど、根茎アイリスの蕾が上がってきました＾＾。私、日本でも背が低めなので、オランダでは子供サイズ♪ いや、子供の方が大きいかもしれない。

→(。・_・。)２ｋ さま
できるだけ、今まで撮ってきたのと被らないように、と選んでるんですが、恐ろしい品種の数で、結局大量に撮ってしまうという＾＾；。

→JUNKOさま
私もほとんど覚えてません＾＾；。このブログをメモがわりにしてます。クイーン・ジュエル、明るい濃いピンク色のグラデーションが鮮やかでした♪茎も花に近いところが赤っぽいんですよ。そこも綺麗で。

→kuwachanさま
日本に送れる球根が限られてる上に、ものすごい数の単位だったので、買えずでした＾＾。友達の家、庭じゃなくベランダだったし・・・。どんどん新しい品種が出てきて、あっという間に古いものが姿を消して。園内の一画にそんな球根を復活させてる場所もあります♪

→いろはさま
球根産業が盛んな国だけあって、育種者さんたちのご自慢のチューリップがたくさんでした＾＾。現地で見て楽しんで、帰ってから名前の意味や分類を調べたりして、冬の間の励みにもなってます。

→あおたけさま
チューリップは低いところから青空を入れて撮るのが花の色が綺麗に見えたりするので、これもそうやってとったんですが、微かな淡い青空でした＾＾；。ムスカリの海、ぎっしりと詰まったように咲いてる中に黄色いチューリップが。色合いもとっても鮮やかで引き立てあってました♪

→テリーさま
日本で注目を浴びるのはチューリプの頃のオランダですが、他の季節もいい感じなんですよ＾＾。

→miffyさま
フルーツカクテルとプレートがついていたチューリップ、葉っぱが斑入り、しかも花にまでその色が入ってるところに魅了されました＾＾。このくらいの時期がいいかも、八重咲きだから、この後、めいっぱい開くんだろうなぁ・・・。

→よーちゃんさま
クイーン・ジュエル、ニューキャッスルの法被を思わせますね＾＾。

→響さま
こちら、桜はあっという間に終わってしまいました＾＾；。チューリップ、たくさん見つかりますように♪

→トモミさま
”Too Much Love Will Kill You”、いい曲ですよね＾＾。2019年我が家もキューケンホフに行きましたが、見事に晴れた青空でした♪　年々、曇天や小雨の日が多くなってる気がします。

→tommy88さま
1月にアムステルダムのダム広場で行われるNational Tulip Dayのチューリップのイベントでは、ご自由にお持ち帰りありますよ＾＾。
by Inatimy (2024-04-10 06:09)