塔から塔へ街歩き [ズトフェン&デーフェンター 2022 冬]
「行ってらっしゃい、お気をつけて。」
サンタさんに見送られて、午後の散歩に出かける。
宿の部屋の前の廊下から階段へ向かう途中に、ちょっとしたスペースがあり、ソファや椅子が。
その窓辺にいたネオン管のサンタさん。
その窓辺にいたネオン管のサンタさん。
1年少し前、2022年12月下旬に差し掛かった頃、列車でZutphen ズトフェンに行った日の続き、4話目。
ズトフェンはアムステルダムの東の方、やや南寄りに、直線距離で約92kmほどのところにある。
ズトフェンはアムステルダムの東の方、やや南寄りに、直線距離で約92kmほどのところにある。
この日の最高気温は8℃くらい。 曇りで、少し小雨も降っていた。
※ 前回の、元・修道院の宿にチェックインした3話目は、こちら。
※ 前回の、元・修道院の宿にチェックインした3話目は、こちら。
ソファーの前のテーブルには、小さなクリスマスツリー。
丸窓の左側には扉があって、その向こうには天井の高い広間が。 元は礼拝堂だったのかも。
丸窓の左側には扉があって、その向こうには天井の高い広間が。 元は礼拝堂だったのかも。
今回の記事の写真は、全てFUJIFILM X20で撮ったもの。 Kamoさんからの借り物。
せっかくだから、街歩きに持ち出してみた。 コンデジだから、上着のポケットに収まる。
せっかくだから、街歩きに持ち出してみた。 コンデジだから、上着のポケットに収まる。
(当時 RX100M7は修理に出していて、初代RX100と借り物のFUJIFILM X20でしのいでいた。)
宿から街の中心へ向かってぶらぶら歩く。 途中、脇道も撮ったりして。 自転車があちこちに。
ランチを食べたワインハウス塔の横を通って、さらに進んでいく。
いろんなお店が並んでいるから、ショーウィンドーを眺めてみたり。
とりあえず目指すのは、あの塔のあたり。 この街に来る途中、列車の中からも見えていた教会の塔。
Sint Walburgiskerk シント・ワルブルヒスケルク(聖ワルブルギス教会)。
Sint Walburgiskerk シント・ワルブルヒスケルク(聖ワルブルギス教会)。
花屋さんの店先には早くも芽出しの球根植物の鉢が並んでいた。 手前はヒヤシンス、奥には水仙。
この写真、12月・1月のブログのヘッダーにも使ったもの。
おしゃれなお花屋さん。 鉢植えの間に雑貨が並んでいた。
その向かいのお店の前では・・・
・・・茶トラの猫が粘っていた。 お客さんの出入りに便乗して侵入を試みる。
寒いから中に入りたいみたいだけど、店員さんが笑って阻止。 この店の猫ではないらしい。
仕方なく、石畳に佇む茶トラ猫。 この後、道を渡って、通りに消えていった。 家に帰ったのかな。
派手な装飾はないけれど、シンプルな飾りがクリスマスの時期だってことを思い出させてくれる。
ショーウィンドーを撮る時、自分自身が映り込まないように気を遣う・・・。
歩いてきた道を振り返って。
ランチを食べたWijnhuistoren ヴァインハウストーレン(ワインハウス塔)の時計が見えた。
ランチを食べたWijnhuistoren ヴァインハウストーレン(ワインハウス塔)の時計が見えた。
少し進んで次に目の前に現れたのは、青い縁取りの鎧戸のある階段状のファサードの切妻屋根の建物。
ここは、Burgerzaal ブルガーザール。 直訳は、市民ホール、公民館。 展示会、コンサートなど開催。
ここは、Burgerzaal ブルガーザール。 直訳は、市民ホール、公民館。 展示会、コンサートなど開催。
昔は、肉屋のギルドハウス、刑務所付きの裁判所、バターの計量所などに使用されていたらしい。
Joseph Cuypers ヨセフ・カウパース(1861-1941)の設計で、1889年に建てられたもの。
Joseph Cuypers ヨセフ・カウパース(1861-1941)の設計で、1889年に建てられたもの。
彼の父親は有名な建築家 Pierre Cuypers ピエール・カウパース(1827-1921)で、
アムステルダム国立ミュージアムやアムステルダム中央駅をも設計した人。
アムステルダム国立ミュージアムやアムステルダム中央駅をも設計した人。
そのブルガーザールの横の道も、なんかいいなと思わせる雰囲気だった。
ダメだ・・・吸い込まれちゃ。 先へ進まないと。
ダメだ・・・吸い込まれちゃ。 先へ進まないと。
この日の散歩、まだまだ続く。
☆ ☆ ☆
オランダ国内の小さな街を見て回るのは好きだ。
欧州にあるオランダ以外の国も面白いけれど、日本からでもツアーがあったりする街は、
日本に戻ってからでも行く機会があるかもしれない。
日本に戻ってからでも行く機会があるかもしれない。
でも、オランダの小さな街だと、遠く日本から足を運ぶことは無いだろう。
だから、せっかくオランダに住んでいるのだから、今のうちに見ておきたい、知りたい。
だから、せっかくオランダに住んでいるのだから、今のうちに見ておきたい、知りたい。
小さな街は、散歩に最適^^。
地図も気にしなくていいしね。
地図も気にしなくていいしね。
2024-03-26 19:00
nice!(54)
コメント(24)
ヨーロッパやアメリカとか12月になるとサンタか色々な所に現れますね!
茶トラは新入出来なかった見たいですね。
by ma2ma2 (2024-03-26 19:51)
テーブルに置かれたクリスマスツリーの写真
良いですね。
なるほど
その旅の仕方、よくわかります。
ツアーじゃ行かない街って、沢山ありますし
また、それぞれの街に個性があって面白いのです。
by 八犬伝 (2024-03-26 21:21)
クリスマスの時期の飾り付けはこの時期限定なので眺めるのが楽しいです。
住んでいるからこそ行ける小さな街への旅はいいですね。
街歩きにワクワクドキドキしそう♪
日本からの旅行者が行く街はほとんどガイドブックに載っている街だと思います。
by kuwachan (2024-03-26 21:59)
猫ちゃん その後が気になりますね
お家に帰ってるといいな
by (。・_・。)2k (2024-03-27 00:24)
店員さんは猫が好きでないのかな。
横道に入ったら目的地は遠くなります。
by 斗夢 (2024-03-27 04:42)
猫ちゃん、その後暖かいところに入れたかしら。
Inatimyさんたちなら、日本にお戻りになってもツアーには参加せずに旅行なさるんじゃないかなあって思います。
by めぎ (2024-03-27 05:49)
私も日本からのツアーでは絶対に行かないような小さな町が好きです。
観光地になっていないので、現地の人のリアルな生活感がありますよね。
by YAP (2024-03-27 08:09)
芽出し球根植物、心がムズムズワクワクします~♪
猫のトラちゃん、可愛いな
元教会の建物、丸窓と椅子の写真いい雰囲気ですね^^
by mitu (2024-03-27 09:27)
オランダってとても質素なイメージがアリますが、よく見ると何もかもが小洒落てますよね!小さな町巡り、素敵です!!
by トモミ (2024-03-27 10:50)
近々、日本に戻られる予定なのですか?
いるうちに色々みておきたい、私も同じこと思うタイプです。
by sheri (2024-03-27 12:20)
小さな町にもいい雰囲気がありますね。是非沢山回ってください。
by JUNKO (2024-03-27 12:42)
テーブルのクリスマスツリー、すごく可愛いでやすね!
先っちょの赤いのは花かな?
by ぼんぼちぼちぼち (2024-03-27 13:10)
こんにちは。
茶トラの猫さん「侵入を試みる」みたいですが・・・
「店員さんが笑って阻止」(爆)ちょい残念です(涙)。
それでも「石畳に佇む茶トラ猫」背中で語る猫?いい風景を目撃です!!
「オランダの小さな街」を訪問・お出掛け、住んでる人の特権ですね!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2024-03-27 14:37)
テーブルの上の小さなクリスマスツリー…可愛らしい
派手な装飾はなくてもセンスが光ります
by ヤッペママ (2024-03-27 17:52)
全然、日本とは違う街並みに、普通の茶トラ猫ちゃんが
いたりして、なんかほっこりします~(^-^)
確かにオランダの小さい町とかは、日本からのツアーに
組み込まれることはないかもですね。
その意味でも、このblogはめっちゃ貴重かも!!
by よーちゃん (2024-03-27 19:10)
こんばんは^^
小さなクリスマスツリーが好いですね♪
ショーウィンドーを見ながらブラブラするのは大好きです
^^
雑貨屋さんがあれば必ず入ってみますね。
by いろは (2024-03-27 19:21)
小さな街を歩くのって楽しいですよね~^^
茶トラ猫、かわいいな♪
行ける時に、いろいろ見ておくのが良いですよね。
オランダの小さな街をお散歩できるの、いいな~。
by おと (2024-03-27 19:48)
宿泊客をお出迎え&お見送りする
ネオン管のサンタさんがかわいい♪
夜にネオンが浮かび上がるところも
見てみたくなります(^^)
街なかもクリスマスムードが感じられて
華やいでいますね☆
ウィンドーショッピングするだけで楽しそう(*'▽')
雑貨も並ぶお花屋さんの一枚がお洒落♪
by あおたけ (2024-03-28 05:54)
大都市はどこも気を使いまた怖いことに備える必要がありますが、
小さな街はその点リラックスして街を愉しめるように感じます。
わたしたち夫婦も、この先欧州に旅行できても、大都市は通過するだけになりそうです。
by ナツパパ (2024-03-28 10:01)
オランダの街、建物は見て歩いて楽しいです。
すてきなところが多くて立ち止まってしまいますね。
個人旅行はツアーでは行けないところ、時間に制約なく楽しめるのがいいですね。
by Jetstream (2024-03-28 11:26)
卓上に飾られた小さなクリスマスツリーが、
シンプルだけどとても可愛らしい♪
小さな路地裏の風景もイメージフォトのように異国館があふれていて
いい感じですね。 茶トラさんも存在感がある♪
トゲトゲなフォルムのルームライト?もイケアにありそうなデザインだな(笑)
by marimo (2024-03-28 14:35)
ほんとお散歩したくなるような魅力的な街並み。
自転車が停められている通り、ヨーロッパ特有の背の高い建物で
視界が遮られているのでこの先に何があるのかなってすごーく気になります(≧∇≦)
inatimyさんのお写真はご自身お写り込みがないなって兼ねてから思っていました。
窓ガラスには良い感じで街並みが映っててそれを見て周りの様子を想像したりしてます^^
ご自身が映り込まないようにって何かコツがあるのかしら(≧∇≦)
せっかく住んでいるんだから小さな街にの気持ちはよくわかります!
この先札幌に帰る予定は全くありませんが(笑)
関西に住んでいるうちにそういう街を回りたいって私も思ってます^^
by ちぃ (2024-03-28 15:51)
私もコンデジにしようか考え中です!
by そら (2024-03-28 19:38)
→皆さま「塔から塔へ街歩き」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。見たいものを見たいだけ見る、それができるのんびりな旅は楽しく^^。小さな街だから、1泊でもくるっと一周できたり。1日でもいいから、家事を忘れて遊ぶことに集中できる時間は大事だな。
→ma2ma2さま
どこかしらにサンタクロースの飾りがありますね^^。12月はソワソワ。茶トラ猫、ちゃんと家に帰れてるといいな。
→八犬伝さま
小さなクリスマスツリーだけどシンプルにリボンだけの飾りがとっても良くて♪ 見たいところが合わなくて、元々ツアーには向いてないなと自分で思います^^;。小さな町も個性がいっぱいですよね。
→kuwachanさま
散歩するのが好きなのでただ街をぶらぶら歩くだけでも楽しく^^。それがクリスマスの時期だと、街の飾りにも惹きつけられますね。日本からドイツに旅してた時も、目をつぶって地図のページをめくって、指差した町に行ったこともしばしば。
→(。・_・。)2kさま
猫ちゃん、ちゃんと家に辿り着いてるといいな。暖かいところでのんびりゆったり過ごしてほしい^^。
→斗夢さま
猫が好きか嫌いかではなく、お店に入った猫にとっては危ないものもあるからではないかしら^^。横道に入って、またさらにその多くの横道に・・・ということもよくありますね。でも気ままに歩くのも旅の楽しみ。
→めぎさま
ガイドさんが同行する完全なツアーにはきっと向いてないので参加はしないかもしれないけれど、大きな街だとフライトとホテル、そして送迎だけがセットのもあるし、自分で手配するのが面倒になって、いざという時には、お世話になれるかなと^^。
→YAPさま
観光地になっていない分、人々の暮らしを邪魔しないようにという気遣いは大事ですが、街のあちこちにあるその街の歴史に触れられるというのもいいですよね^^。
→mituさま
芽出し球根って妙に惹かれます^^。連れて帰りたくなってしまう。元修道院、落ち着いた感じでゆっくりできましたよ。
→トモミさま
確かにオランダは質素ですよね^^。でも、その中にもちょっとシャレたものがあったり。小物や雑貨も魅力的です。
→sheriさま
日本に戻る予定はまだ全くありません。なので、昨年一時帰国した時に日本に置いてある荷物をほぼ全部処分したという・・・。老後は日本かな^^。
→JUNKOさま
小さな街だと適当に歩き回っても元に戻れるから楽です^^。人が少ない分、ゆっくりと道を見ることができたりも。
→ぼんぼちぼちぼちさま
テーブルのクリスマスツリー、赤いリボンだと思います。昔ティッシュで作ったようなふわふわの花みたいな^^。
→Boss365さま
茶トラの猫さん、ちゃんと家に帰れたかしらね。お店には雑貨も置いてあってガラスものもあったから、店員さん、猫の安全を考えて入れなかったのかも^^。旅先でも猫に会えると気分がかなり上昇しますよね。小さな街、気軽に行ける距離なのが嬉しいです。
→ヤッペママさま
ツリーに赤い飾り、オーソドックスな色合いがまたいいですよね。リボン、赤い実、クリスマスボール、赤いバラの飾りでまとめてありました^^。
→よーちゃんさま
オランダといえば春のチューリップの頃だけが注目されますが、他の季節もいいんですよ^^。そして小さな街も。その中には古い街も多くて、見応えあります。
→いろはさま
ショーウィンドー、魅力的ですよね。中にある商品も、その飾り方も色の使い方も^^。雑貨屋さんも入ったら最後、手ぶらでは出られません・・・我が家2人ともが雑貨好きで。
→おとさま
この時はまだコロナがようやくおさまってきた頃でもあったので、呼吸器系が弱い我が家は慎重に、国内旅行で楽しんだというのもあったり^^。行ってみようか、と気軽にすぐに宿を探して予約できるのも国内の良さ。
→あおたけさま
旧市街、こぢんまりしていて、迷子にならない道のわかりやすさ^^。ウィンドーショッピングも楽しく。昔の建物を使ってあるので、装飾にある名前と今の店の名前と全く違うのもあったり、面白いのもありました。おしゃれ雑貨は撮るだけで我慢^^;。
→ナツパパさま
大きな街は緊張しますよね^^;。歩いて移動できる距離を超えてるし、街の中で乗り物にも乗らないと、っていうのがあって。小さな街だと歩いて全部見て回れるので、楽です。大きな街だと最低3日は同じところに滞在したいなぁ。
→Jetstreamさま
ツアーは時間的に忙しなくて、次々と移動があるので、体力的にもかなり大変そうです^^;。自分のペースで歩いて、見て回れるのが楽だなと。
→marimoさま
派手な感じがないシンプルなクリスマス飾りやイルミがある街でした^^。頑張りすぎないところが気楽。トゲトゲなフォルムのもIKEAにありそう、ほんと。可愛いけど掃除が大変だなと思ってしまう、現実は^^;。
→ちぃさま
ショーウィンドーを撮る時は自分が写り込まないように気を使います^^;。飾りとガラスに反射した風景、好みの光景を撮れるよう、そして自分が入らぬよう、あれこれ角度を調整したり、離れたところからズームしてとってたりも。せっかく住んでるのだから、オランダの小さな街も見ておきたいです。意外と歴史ある街だったりして面白く。関西も面白いですよね。今になって、いろいろ行っておけばよかったと思ってます・・・。
→そらさま
コンデジ、私はずっとそれです。ポケットに入るサイズが一番^^。
by Inatimy (2024-04-01 17:59)