小さくなぁれ、大きくなぁれ [ミュージアム]
Museumをそのまま美術館と訳すことに少し違和感を感じる。
所蔵品は、絵画や彫刻など美術品だけじゃないもの。
博物館のほうが近いけど、そうすると今度は絵画などの印象が薄れる感じもするしなぁ。
・・・そのままミュージアムが便利だな。
Rijksmuseum Amsterdam アムステルダム国立ミュージアム。
１０年にも渡る改修工事を経て、この２０１３年４月に再オープンした。
でも、ここはアムステルダムじゃない。
ん？？ どうして？ ・・・と思った？
本物はこちら。 春、再オープンしてまもなく行った時に撮ったもの。
先の写真の建物は、レプリカ。 比べて見ると、赤い街灯がなくなったみたい。
では、そのレプリカはどこにあるのかというと・・・
・・・Madurodam マドゥーロダム。 日本のガイドブックでは、マドローダムとなっているところ。
アムステルダムから南西にある街、Den Haag デン・ハーグにある。
園内に展示されてる建物は全部ミニチュア。 実物の２５分の１の縮小サイズ。
そんなミニチュアを、さらにカメラのミニチュア・モードで撮る。 くどい？
庭園では庭師さんたちがお仕事中。 青い作業車がカッコいい。
農家の裏では、カフェ・レストランのテラス席。 卓上のお料理が豆粒のようだ。
園内には、運河も水路も張り巡らされ、船だってある。
そして、そこを鯉が泳いでたりするものだから、巨大な怪魚のように見えてしまうのが面白い。
ミニチュア・モードばかりで撮ってると、実際の雰囲気が分からないだろうから・・・
・・・普通の撮影モードに。 奥の青い風車のマークがあるところは、ショップだったかな。
展示はすべて屋外にあるので、自然光の中で撮れるのもいい。
（逆に、雨や雪など天気が悪いと大変だってことだけど・・・。）
大型客船も就航。
手前に線路があってこれ以上近づけないけど、船尾あたりをズームしてみると・・・
・・・乗船客もたくさんいて、にぎわってる。
奥の茶色い建物は、Holland-Amerika Lijn ホラント＝アメリカ・ラインという
ロッテルダムにある海運会社（現在はクルーズ会社）だったらしい。
現在は、Hotel New York というホテルになってるそう。
港の次は・・・
・・・スキポール空港。 空港横には高速道路。
高速道路と空港に挟まれたランプウェイを走るトラックは・・・
・・・カーブに差し掛かり、空港へ近付いて来ていた。 道路の車は本当に動いてるのだ。
空港の裏に並ぶ飛行機。
尾翼近くの下の透明な部分には、ベルトコンベアがあり荷物が運ばれているのが見える。
しゃがんで撮ってみると・・・
・・・空港にいて、飛行機のそばにいる感じも楽しめる。
空港のガラスの向こうには、ショップが見える。 ゴーダやエダムが並ぶチーズ屋さん。
太った人、背の高い人、サリーを来た人、いろんな国の人がいる。
港、空港とくれば、今度は駅。
駅の前のベンチで日光浴しながら座ってるふたり。
いい天気ですねぇ・・・なんて会話が聞こえてきそう。
煉瓦造りのオシャレな駅舎はフローニンゲン駅。 オランダの北部にある街。
おばあちゃまはベンチに腰掛け、若者は地面に座り込んでおしゃべり。
身長155cmの私が見た駅舎全体。
さっき撮ってたのは、建物中央部分の緑の庇の前あたりの様子。 点々と人がいる。
・・・すごく怪しげな姿勢で撮っていたのだった。
ちゃんと列車も走ってる。 オランダでよく見かけるのは、このタイプ。 青と黄色。
街並みだって、抜かりなく。 切妻屋根の建物がぎゅっと詰まってる。
この場にしゃがみ込んで、低い位置から撮ると・・・
・・・小人気分が味わえる。 ホントに入り込んだように見えるでしょ。
では、このまま小人で散歩。
街角のカフェにはパラソルも。 テラス席の花壇の花は作りもの。
でも、左の街路樹は本物。 街のサイズに合わせて、小ぶりなものが植えられてる。
オランダの住宅街にある公園。 そうそう、遊具も同じだ。
４月30日の女王の日には、街はオレンジ色に染まり、フリーマーケットが開催される。
ベアトリクス女王が退位し、ウィレム=アレクサンダーが即位したので、
来年からは国王の日。 国王の誕生日の４月２７日がそう。
上の写真の木は本物。
今度は再びミニチュア・モードでちょっと巨人気分。
屋根の上のデッキで寝そべり、日光浴。 実はトップレスだったりする・・・。
あ、画面に顔近付けた？
エジプト料理レストラン、アイリッシュパブなど飲食店が並ぶ一角。
煉瓦畳を行き交う人々。 テラス席も賑わう。
昔、マドゥーロダムに来たことがあるけれど、あの時に見たのとは随分と違うと思ったら、
開園から60年経ったのを機に、2012年にリニューアル工事をしたそうな。
ますます楽しくなっていた。
長くなったので、後篇へ続く。
こういう場所、好き？
※ 写真はSONY。
タグ：ミュージアム
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2013年2月15日 トラチ 永眠
すご～くリアルにできてますね～。
小さいものが大好きなので心がワクワクします♪
by ぴーすけ君 (2013-10-18 21:30)
わ～よくできてますね～！
スキポール空港の飛行機が並んでいるところの様子、本物そっくりですね。
トップレスのところ、拡大して見せて～なんて思っちゃう♪
そういえば冬になるしミニチュアのおうち作りでも始めようかしら。
by めぎ (2013-10-19 04:44)
こういう場所、もちろん大好きです♪。
小さな世界、文句なしにかわいいですね。小人気分でしゃがんで
お散歩してるInatimyさんもお茶目だし＾＾。
フリーマーケットのお写真に写りこんでる木が本物っていうのも
心憎い演出でワクワクしちゃいます。
でも雪の日はこの小さな町、本当に大変なことになっちゃいますね。
by ハリネズミ (2013-10-19 08:50)
怪しげな姿勢・・・笑
でもおかげで、小人の世界を楽しむことができました。カリバー旅行記みたいですね。人が一緒に写っているお写真で建物とかの大きさがわかります。
ミニチュアを更にカメラのミニチュア・モードもおもしろいです。
日本には東武ワールドスクウェアがあります。お写真見せて頂いて、今度そっちに行ってみようかと ^^
by moz (2013-10-20 10:53)
ミニチュアモードで撮影すると本物とわかりません。
乗り物が精巧ですね。
by luces (2013-10-20 12:19)
甲板にいる人達がリアル！
ミニチュアかわいいね！
視線を落としてるたいぷ、散歩してる感じ味わえましたよ！
ここに自分がいたら、探すわぁ！(*^^*)
by カエル (2013-10-20 12:31)
こんな、ミニチュアなら、じっくり、見学したいですね。ミニチュアの中の人々の服装や表情が、様々で、面白いですね。
by テリー (2013-10-20 16:09)
ミニチュア可愛い♪
アムステルダム国立ミュージアムというと、フェルメール、ピーテル・デ・ホーホ、カレル・ファブリティウス、レンブラント・・・ですよね♪(^_-)
そうそう、数年前から注目していて、今年はGWのラ・フォル・ジュルネ音楽祭と調布音楽祭で演奏を聴かせていただいた、ヴァイオリニスト迫間野百合さんが９月からデン・ハーグに留学されているんです。Inatimyさんの記事とともに、なんだか急にオランダが近くに感じられるようになりましたよ♪
オランダ行きたいなぁ。フェルメール《デルフトの眺望》観たいなぁ。(^_^)
by りゅう (2013-10-21 01:00)
わぁぁ～✿ミニチュアかわいい＾＾
なんか、みんな本物みたいで・・カフェで寛いでいる
お客さん達のそれぞれの会話や笑い声が聞こえてきそう。。
・・・今にもみんな、動き出しそうですね＾ｍ＾
うふ。更にミニチュアモードで写真を撮るinatimyさん＾＾楽しいですね♪
なんか、すごく癒されました。こういうの子供の頃から好きで
時間を忘れてしまうんですよね＾＾子供の頃は本当に小人や妖精が
いるって信じてたなぁ。。
by baby_pink (2013-10-21 05:49)
ミニチュアの世界、可愛いー＾＾
そういえばずいぶん前に、ドールハウスをつくったことがありました。
考えたらワクワク、またつくってみようかなぁ＾＾
4枚目の写真、青い作業者カッコいいですね。
by hatsu (2013-10-21 06:08)
私の記憶にある風景と違うな～って思ったらリニューアルされたんですね～
前のも良かったけど今度もステキですね。
私もそうでしたが、小人目線でしゃがみこんで写真撮ってる人たくさんいますよね。
建物を挟んで眼があったりして（笑）
続きも楽しみにしています♪
by miffy (2013-10-21 21:50)
→皆さま
『小さくなぁれ、大きくなぁれ』のお話に、nice! ＆ コメントありがとうございます。 こんなにギッシリと面白い建物が詰まったところに来ると、自分でも作ってみたくなり、ふとまだ開封せず手元に置いてある鉄道模型メーカーの家のプラモをふと思い出すも、飾り棚がすでに満杯で置くところがないので断念した・・・。 まずは置き場の確保かなぁ。
→ぴーすけ君さま
リアルなので面白く、ついつい撮影枚数が増えてしまいます。 汚れやゴミや落ち葉を掃除するスタッフの人が作業してる様子も街にきた巨人のようで♪
→めぎさま
スキポール空港の飛行機が並んでいるところ、そのままですよね。 空港の見学テラスから見た飛行機みたいで。 ふふ、トップレス気になります？（笑）。 どこにあるか、実際に行って探し出すのは、大変ですよねぇ。 たまたま見つけたのでラッキー（？）でした。 ミニチュアのお家、我が家にも北ドイツのお家の２軒セットが。 置き場、どうしよ。
→ハリネズミさま
小さな通り、屋上でくつろぐ家族、運河沿いに座る人、移動式遊園地の入園者など、細かな見どころが満載です。 ミニチュアに合うような本物の小さな木々、秋には落葉で、葉っぱの掃除も大変（笑）。 ふふ、薄ら積もった雪でも、ミニチュア世界では腰まで埋まる大雪かも～。 列車の走る線路近くにカラスが止まってたりして、その様子も可笑しいです♪
→mozさま
アムステルダム国立ミュージアムは実物通り、屋根の一部がガラスで自然光を取り入れてるんですが、ミニチュアの建物のその部分を除くと、デルフト焼きや『夜警』何かが展示してあるのが見えるんですよ♪ 東武ワールドスクウェア、行ったことがないので、ぜひ写真を見せてくださいね～。 ミニチュアモードで（笑）。
→lucesさま
ミニチュアモードで撮ると色が鮮やかにもなって、さらに可愛く見えます♪ 園内を走る鉄道もトラムも、それは精巧に出来てて思わず待ち構えて写真を撮ってしまいました。
→カエルさま
ミニチュアの木靴製造工場があって、お金を入れると、コンコン、トントン、と音が鳴り、完成した木靴をトラックに載せて持ってきてくれるのもあります。 あ、お土産やさんでよく見かける陶器製の木靴ですけどね（笑）。 でもちゃんとマドゥーロダムって入ってます。
→テリーさま
時間を忘れてミニチュア世界にどっぷり入り込んでしまいます。 あっという間に数時間が経過。 凝った建物に、凝った暮らしのシーンがあちこちに。 とっても楽しいところでした♪
→りゅうさま
アムステルダム国立ミュージアムには黄金時代の絵画がたくさん♪ 一日じゃ足りないほどの充実所蔵品です。 『デルフトの眺望』の実際の場所にも行って写真を撮って、絵画と見比べるのも楽しいですよ～。 この８月からアメリカのワシントン・ナショナル・ギャラリーの２年間の貸し出しでレンブラントの描いた「サスキア」がダム広場近くのアムステルダム・ミュージアムでも見られるのでお得感ありますよ～。
→baby_pinkさま
私は子供のの頃、お料理や食料品のミニチュアが好きでした（笑）。 お皿に乗ったハンバーグやポテトサラダ、ソーダやコーラの瓶、缶詰などまだ残してあります～。 だから、ミニチュアで撮ったカフェの写真はお気に入り。 ふふ、小人や妖精は、きっといますよ、今でも。 目に見えるものだけが真実とは限らないもの♪
→hatsuさま
ドールハウスも楽しいですよね。 ドールはないけど、キッチン道具は２～３個だけ買ったことが。 アムステルダム国立ミュージアムでも昔のドールハウスが展示されてました。 可愛い小物がたくさん。 hatsuさんのドールハウス、また機会があれば見せてくださいね～。
→miffyさま
以前はあった動物園がなくなってたのは、お気に入りだっただけに残念でしたが、リニューアルされたので、また違った見どころがたくさんありました♪ miffyさんが撮られた小人目線の写真も気になるところ♪
by Inatimy (2013-10-23 18:25)
うん＾＾＊
by baby_pink (2013-10-24 13:25)
→baby_pinkさま
そうそう♪ ＾＾ きっと♪
by Inatimy (2013-10-31 08:20)