トライアンフ Keukenhof 2015

どうせなら、形の珍しいのがいいなぁ

・・・と、オランダに来た当初はパーロット咲きに惹かれたけど、

今見てみると、トライアンフのチューリップだって、個性あるよね。

Rosy Bouquet ロージー・ブーケ・・・バラのようなブーケ。

1年前に撮ったまま蔵で眠ってたKeukenhof キューケンホフでの写真の続き。

今回は、分類No.3 Triumph トライアンフばかり。

ロージー・ブーケを上から見たところ。　花色は白とクリーム色のがあるよう。

どちらもほんのりとピンク色の縁取りが入る。

Rosalie ロザリー。　フランス語圏などでの女性の名前。

以前も撮った覚えがある。　

あの時は、漫画の「ベルサイユのばら」に登場する中にロザリーがいたって話をしたんだった。

中をのぞくと、底の方は、ほんのりと白っぽく。　しべの色も淡いのだった。

Innuendo イニュエンドウ。　意味は、（軽蔑的、中傷的な）当てつけ、あてこすり。

英国のロックバンド Queen の歌に同名のタイトルの曲がある。

聴いてみたけど、なんだかこのチューリップとはイメージが違うような・・・。

下から光に透かしてみた。　しべのシルエットが浮かぶ。

なぜ、この名前、つけたんだろうな・・・やっぱり、クイーンの曲？

Apricot Foxx アプリコット・フォックス。　xは2つ。

人名に語尾のxが2つのFoxxがあった。　アメリカの俳優 Jamie Foxx ジェイミー・フォックスとかね。

もっとアプリコット色に咲くのもあるようだけれど、ここに咲いてたのは、黄色の方がより強く出てた。

似てるようで違う Brown Sugar ブラウン・シュガー。　茶色い砂糖。

アメリカのシンガーソングライター D'Angelo ディアンジェロが、同名の曲を歌ってる。

静かな感じ。

Headliner　ヘッドライナー。　新聞の見出しを作成する人、そして花形スターという意味もあるそうな。

花びらは、近くで見ると、霜降りのロース肉のスライスのような感じ。

2つの色の細やかな入り混じり。

Dutch Design　ダッチ・デザイン。　オランダのデザインとは、いい名前。

赤をベースに白い縁取りのある花びら。　花の底に黄色が入って、軽快な感じ。

低いところから見た姿も、カッコイイのだった。

Ice Lolly アイス・ローリー。　意味は、棒付きアイスキャンディー。　

なるほど、ある、ある、こんなの。

赤い色は花びらの外側に吹きつけたような風で、内側を見ると、かすかにほんのりと薄く見えるだけ。

Beauty Trend ビューティー・トレンド。　美の流行り・傾向。　

白がベースの花びらを見ると、日本の美白を思い出す。

つい先日もオランダのTV番組で紹介されていた。

オランダでは小麦色の肌が好まれるみたいで、皆、日差しを浴びてる。

日傘もなく、帽子もなく、長袖でもなく、半袖やタンクトップ姿・・・。

先のアイス・ローリーとは逆に、赤い色は内側が濃く、外側が淡いビューティー・トレンド。

Endurance エンデュランス。　耐久性、持久力、忍耐、持続。

そう言われれば、なんだか耐え忍ぶって感じのする控えめな雰囲気。

赤紫の花の底には、紫と白。

端っこにあった花には、ちょっぴり緑が混じってた。　

Mango Charm マンゴー・チャーム。　

マンゴーの魅力、マンゴーのお守り、マンゴーの小さな装飾品？

ピンクとイエローの淡い色の組み合わせ。　光に透けても優しい感じ。

その年に撮ったトライアンフの中で、一番気に入ったチューリップかも。　私にはない色だ＾＾。

Hemisphere　 ヘミスフェア。　意味は、半球。

赤っぽいのも、白っぽいのも、適度に入り混じったのも、全部そうみたい。

白い底に薄っすらと見える淡い紫も魅力的。

半球といえば・・・

南半球にあるニュージーランドでは、北向きリビングが日当たりがいいという話を思い出す。

というのも、そこでは、太陽は東から昇って北を経由し西へ沈むからだそう。

北半球とは太陽の動きが違って見えるんだな。

Boston ボストン。　ボストンはアメリカ合衆国の北東部にある都市。

私が思い浮かぶのは、ボストン美術館くらいだ・・・。

黄色と・・・なんていうんだろ、淡い小豆色？　なんか・・・微妙な色合い。

Tropical Lady　トロピカル・レディー。　雄しべに青が入ってる。

花びらは、ちょっと終わりかけだった。　

トロピカルというと原色のイメージが強いけど、トロピカル・レディーはソフトな雰囲気。

・・・と、ここまでのは温室に咲いてて、花が開き気味だったけど・・・

・・・外では、まだツボミ。　Passionale　パッショナーレ。　イタリア語で、情熱的な、という意味。

バックに咲いてるのは、水仙の Toto トト。

情熱は、まだ眠ったままだった1年前の4月中旬のキューケンホフのお話でした。

☆　☆　☆

＜ご参考＞　色を変えたのが今までに登場したもの。 ー線で消してあるのは撮れなかったもの。

オランダ王立球根生産者協会の15の分類

　早生：分類No.1 Single Early 一重早咲き

　　　　分類No.2 Double Early 八重早咲き

　中生：分類No.3 Triumph トライアンフ

　　　　分類No.4 Darwin Hybrids ダーウィン・ハイブリッド

　晩生：分類No.5 Single Late 一重遅咲き

　　　　分類No.6 Lily-flowerd ユリ咲き

　　　　分類No.7 Fringed フリンジ咲き

　　　　分類No.8 Viridiflora ビリディフローラ

　　　　分類No.9 Rembrandt レンブラント

　　　　分類No.10 Parrot パーロット咲き

　　　　分類No.11 Double Late 八重遅咲き

　野生種と野生種優勢なハイブリッド：

　　　　分類No.12 Kaufmanniana カウフマニアナ種

　　　　分類No.13 Fosteriana フォステリアナ種

　　　　分類No.14 Greigii グレイギー種

　　　　分類No.15 Other Species その他の野生種

我が家のベランダ小庭のチューリップは、野生種のペルシアン・パールが終わり、

次は、八重遅咲きのアイスクリームのツボミが葉っぱの中心から少し見えてきたところ。

ラザーニャ方式で植えた鉢では、花の咲いた水仙エルリッチャーの間から、

フリンジ咲きのクミン、一重遅咲きのクイーン・オブ・ナイトの芽が出て葉っぱが伸びつつある。

いい感じに咲くといいなぁ。

タグ：植物 Keukenhof

コメント 13

咲いた~咲いた~チューリップの花が~♪
歌いながら拝見しました＾＾どの花見てもキレイだネ
by mitu (2016-04-12 19:14) 

透かしたチューリップ
カッコイイっす（＾＾）

by (。・_・。)２ｋ (2016-04-12 20:11) 

ボストンと言ったら、私の場合は交響楽団です♪
フィギュアスケートの好きな人なら、先日世界選手権があったところ、と言いそう。
こういう色合いの似合う街なのかな～それとも見つかったところなのかな。
どれも綺麗ですね～♪
by めぎ (2016-04-13 00:12) 

チューリップ、色々な種類がありますね。
上からのたくさんのチューリップのお写真、咲いた～って歌ってるようにも、お母さんおなかすいたよぅ～って言っているようにも見えます。 ^^
可愛い。
最後にのせていただいたのは、チューリップには１５種類の元の種類があるってことですか? 色々な種類があるけれど、１５種類にまとめられるってことなのかな??
by moz (2016-04-13 07:20) 

アップリコット・フォックス、いいなぁ♪。育ててみたい花色かも。
ポピュラーなカタチのチューリップはトライアンフと呼ばれるんですね。
初耳＾＾；。私はこのタイプのがいちばん好き、
他は八重咲き、そしてせいぜいユリ咲きどまりかな。
フリンジ咲きにはどうも手が出ません・・・・カニの爪に見えちゃって＾＾；。
by ハリネズミ (2016-04-13 08:07) 

チューリップ…
ホント！いろんな種類がありますよね。
ワタシは、ブラウンシュガーがよいかな～。
名前が　かわいいですよね(*´ω｀*)

by だいず (2016-04-13 20:51) 

いろんな種類が見て楽しめるってイイですね～。
by ぴーすけ君 (2016-04-13 20:58) 

自分で球根を植えようと思うと、つい欲張ってしまっていろんなタイプ、カラーを選んでしまうから、いざ花の時期が来て咲いても、なんか散漫でイマイチだな～、イメージ違うな～って思っちゃう。それは、いなちゃんトコで毎年こうして、同じ種類（それも珍しいヤツ）をすごい密集具合でどかーんと咲かせてるキューケンホフの写真を大量に見せられてるから、どうしたって貧弱（＾＾；に思えちゃうんだなぁ～と改めて気付かされた2016年の春でした。
by yk2 (2016-04-14 07:17) 

ピンクとイエロー淡い組み合わせが、一番かしら
でも選びきれないわね、
咲いた咲いたって、私も口ずさみです
by engrid (2016-04-14 18:07) 

種類が多くて目移りしますね～
白かダーク系が好みです＾＾

by shino* (2016-04-14 23:45) 

配色から色合いから、ホント様々なんですね。
これだけのバリエーションは分類した本が欲しいなあ。
by ナツパパ (2016-04-15 20:01) 

木曜日にチューリップを見に行ったのですが、今年は急に暑くなったからか
花が散ってしまっていました。
この中で選ぶのならアイス・ローリーとボストンかな～
ダッチ・デザインもいい感じ♪
by miffy (2016-04-16 23:21) 

→皆さま「トライアンフ Keukenhof 2015」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。撮ったほとんどが温室内に咲いてたチューリップ。これだけの種類を育てられる広さ、すごいな〜と思うと同時に羨ましい＾＾。

→mituさま
並んだ〜並んだ〜赤、白、黄色♪　って、私はオランダに来るまでその３色だけかと思ってて、色のバリエーションの豊富さに驚いたのでした。＾＾；。

→(。・_・。)２ｋさま
温室なので、屋根の梁で陰になってたり、陽の光がたっぷり降り注いでるところもあったり、マチマチで・・・透かせるとこだけ、撮ってみました＾＾。

→めぎさま
フィギュアはオランダでは全く報道がなく・・・スピードスケートくらい＾＾；。ボストン、こんな花が似合う街なのかもしれませんね〜♪　交響楽団といえば、実家にあったのはベルリン・フィル。カラヤン指揮のレコード。父の趣味。

→momさま
ほんとだ、上から見たチューリップって、お腹をすかせたツバメの子みたいかも＾＾。最後の分類は、原種から品種改良などたくさんあるチューリップをオランダの王立球根生産者協会が15の分類に振り分けたようです。だから、フリンジ状態の花びらだけど八重咲きだったり、微妙な立ち位置のチューリップもありますよ＾＾。

→ハリネズミさま
一重早咲系と一重遅咲系の交配で生まれたのがトライアンフで、花の時期は早くもなく遅くもない中間。スラリと背の高めなチューリップが多いみたいです＾＾。だからポピュラーな形のチューリップでも、一重早咲きや一重遅咲きもあったりするという・・・。フリンジ咲き、この春、我が家のベランダ小庭で咲く予定＾＾；。カニの爪、写真撮れるかな〜♪

→だいずさま
ブラウンシュガー、響きがかわいい＾＾。ちょっぴりスイートなイメージもあって。オランダにいる時は、毎年、キューケンホフに行って撮ってるんですが、それでも撮ったことのない種類が多くって・・・チューリップの奥深さを実感です＾＾；。

→ぴーすけ君さま
毎年、見るだけ、って思ってるんですが、見たことがないのを前にすると、うずうずと撮りたくなってしまって＾＾；。

→yk2さま
あ・・・私も同じこと思ってました＾＾；。狭いベランダだけど頑張って鉢植えやプランターに10球〜15球ほど植えてるのに、スカスカに見えるんですよねぇ。なんか違うな、って。同じ球根間のスペースを空けてても、キューケンホフと我が家の鉢植えでは、かなり差があるように思えてきます・・・。Kamoさんには、いっその事ベランダ半分に直接土を入れて畑みたいにすれば？と提案されたけど、重さでベランダが落っこちたら嫌なので却下＾＾；。yk2さんところで咲いたチューリップはどんなのかしら。

→negridさま
ピンクとイエローの淡い組み合わせのマンゴー・チャーム、いい色ですよね＾＾。一体何種類撮ったのか、自分でもわからないほど・・・まだ咲いてないのもあったし。チューリップ、まだまだ知らない部分が多いです♪

→shino*さま
お好みは白かダーク系・・・シブいですね＾＾。我が家のベランダ小庭で今年咲く予定の中にダーク系が一つ。その名もクイーン・オブ・ナイト。夜の女王です♪

→ナツパパさま
チューリップ図鑑、あったらいいのに・・・と思いますよね＾＾。全何巻になるかしら・・・というほど、恐ろしく種類が多いですよ〜。私が撮ってるのは、その日に撮れる距離で咲いていて、今までに撮ったのと重ならないようなもの、なので。まだ咲いてないのも、遠くすぎて撮れないものもかなりあるんですよ・・・。

→miffyさま
気温の変化は花に影響しますよね。　我が家のは、一部、まだ花芽も見えてない葉っぱだけ。ボストン、小豆色にイエローの珍しい色合いですよね＾＾。
by Inatimy (2016-04-19 20:16)