早咲きとDH Keukenhof 2016 [花図鑑]
眩しいくらいの光を浴びて、
そこに咲いてるだけで、嬉しくなってくる。
分類No.1 Single Early 一重早咲き Cottage Maid コテージ・メイド。
コテージとメイドで思い出すのは、映画「ラブ・アクチュアリー」。
コリン・ファース演ずる作家が南仏のコテージで過ごした時に、
そこでメイドとして紹介されてきたポルトガル人のオーレリアと出会う。
言葉の通じない二人のやりとりが、微笑ましくもあり。
バラにもコテージ・メイドと名がついたものがあり、白と淡いピンクの入り混じったふわふわの花。
雰囲気似てるかも。
☆ ☆ ☆
分類No.2 Double Early 八重早咲き Secret Perfume シークレット・パフューム。
秘密の香水・・・なんとも艶やかなイメージが湧き上がってくるけど、
この名前を持つチューリップは、あっさり系。
花びらを見れば、外側はほんのりと黄色がかった白で、内側の方が濃い。
奥に咲いてるほうが、もっと八重らしいかな。
分類No.2 Double Early 八重早咲き Nachtwacht ナハトヴァハト。
オランダ語で、夜警という意味。
浮かぶのは、画家レンブラントが描いた「夜警」かな。
アムステルダム国立ミュージアムにある。 いつも前に人だかりで人気の絵。
チューリップのナハトヴァハト、よく見ると渋い赤一色ではなく、緑が少し入ったりするのもあり。
分類No.2 Double Early 八重早咲き Orca オルカ。
オルカといえば、シャチ。 白と黒の模様の海の生き物。
オレンジ色のチューリップに、なぜこの名前・・・?
チューリップのオルカは、とっても背が低い。
分類No.2 Double Early 八重早咲き Flaming Margarita フレミング・マルガリータ。
直訳、燃えるマルガリータ。 浮かぶイメージは、カクテルに火がついてるところ。
でも確かに英語名で検索すると、青白い炎の、そんな写真がいくつも出てきたのだった。
花、ちょっと開きすぎだな・・・温室の中だったから、咲き進みが早かったのかも。
分類No.2 Double Early 八重早咲き Fantasy Lady ファンタジー・レディ。
白、濃いピンク色、そして外側にちらっと入る緑がいいアクセント。
やっぱり八重咲はこのくらいの頃がキレイに見える。
分類No.2 Double Early 八重早咲き 名前不明
プレートに分類だけ書かれてあって、名前は書かれてなかったけど、
赤と黄色の八重咲きもインパクトあって、鮮やかだった。
☆ ☆ ☆
分類No.4 Darwin Hybrids ダーウィン・ハイブリッド
Sweet Impression スウィート・インプレッション。 スイートと表記するのかな。
甘美な、優しい、素敵な印象・・・って意味?
花びらをよく見ると、ピンクの濃淡以外に、うっすらアプリコット色が入ってる。 キレイだな。
分類No.4 Darwin Hybrids ダーウィン・ハイブリッド
Mystic van Eijk ミスティック・ファン・アイク。
命名は、人名からなんだろうか・・・。 神秘主義者ファン・アイク?
暖色系のピンク色。
分類No.4 Darwin Hybrids ダーウィン・ハイブリッド
Light and Dreamy ライト・アンド・ドリーミー。
クールなピンク色で、花の底に黄色が入ってて、花に近い茎の部分も色づいてる。
朝の光の中で、下から見たところ。 花びら、ピンクに細やかに紫が滲んでるみたい。
分類No.4 Darwin Hybrids ダーウィン・ハイブリッド
中央に並んだ2つは、Candy Apple Delight キャンディ・アップル・デライト。
直訳は、飴・林檎・歓喜。 美味しそうだ。
他、一緒に植えられていたのは;
Rosy Delight ロージー・デライト(濃いピンク)
Cherry Delight チェリー・デライト(赤)
Apricot Delight アプリコット・デライト(淡いピンク)
分類No.4 Darwin Hybrids ダーウィン・ハイブリッド
Rosy Delight ロージー・デライトだけを撮ってみた。
花の底は白と黄色のよう。
分類No.4 Darwin Hybrids ダーウィン・ハイブリッド
別の場所にあったApricot Delight アプリコット・デライトだけのエリア。
低く咲いてたのも可愛くてね。
下から見ると、花の底の黄色も見えて、愛らしい感じになる。
☆ ☆ ☆
<ご参考> 色を変えたのが今回登場したもの。 一重線で消してあるのは撮れなかったもの。
オランダ王立球根生産者協会の15の分類
早生:分類No.1 Single Early 一重早咲き
分類No.2 Double Early 八重早咲き
中生:分類No.3 Triumph トライアンフ
分類No.4 Darwin Hybrids ダーウィン・ハイブリッド
晩生:分類No.5 Single Late 一重遅咲き
分類No.6 Lily-flowerd ユリ咲き
分類No.7 Fringed フリンジ咲き
分類No.8 Viridiflora ビリディフローラ
分類No.11 Double Late 八重遅咲き
野生種と野生種優勢なハイブリッド:
分類No.13 Fosteriana フォステリアナ種
分類No.14 Greigii グレイギー種
分類No.15 Other Species その他の野生種
・・・と、今回は、分類No.1、分類No.2、分類No.4の3種類を紹介。
飛ばした分類No.3 Triumph トライアンフは、枚数が多かったので、また今度。
(写真は、およそ1年前、2016年4月下旬にさしかかった頃に行ったKeukenhof キューケンホフにて。)
何か気に入ったチューリップ、あったかな?
チューリッぺ大好きぃ~
こんなに沢山の分類が有るんだね
さすがチューリッペの国だぁ(^^ゞ
by KAZ (2017-03-05 20:23)
「ラブ・アクチュアリー」はいはい、わかります
ありましたね~。
by ぴーすけ君 (2017-03-05 21:01)
下から見上げたアングルのチューリップさん、素敵♪
開ききったチューリップさんも綺麗。
いよいよ分類の記事が始まったのですね~
by めぎ (2017-03-05 21:04)
あっさり系の黄色いのと、紫色がかったピンクのが好きだな^^
写真の撮り方も、迫力があってカッコイイですね♪
by mitu (2017-03-05 21:51)
水仙に続いてチューリップまで楽しませて頂けるとは!!
こちら、工房の裏にまだ溶けきらない雪が残ってます。
こうして春を感じさせてもらえるなんて嬉しいです~♪
で、私はやっぱり「八重」に惹かれる今日この頃。
まだこちらは寒いから、身にまとう感じが分厚めで惹かれているんでしょうか(笑)
でもシンプルなピンクもいいですね。
最終的にチューリップ、どれも好きです♪
ツマ。
by 竹口要 (2017-03-06 01:03)
色々な花たちの咲くのが今年は早いですが、流石にチューリップはまだです。そちらはもうこんなに咲いているんですね。
どれも個性的で素敵な名前ですが、ダーウィン・ハイブリッドのシュッとしたフォルムと、今どきのハイブリッドと言う名前が気に入りました。 ^^
進化論のダーウィンとハイブリッドだなんて、考え方によってはとっても強そうです(笑)
by moz (2017-03-06 05:41)
チューリップ、種類もたくさん。
春近くなってくると店頭でもチューリップの姿を見ることができますが、見かけると、何だか嬉しい気持ちになる可愛いお花です^^
紫の八重のチューリップは、ゴージャス感がありますね。
ピンクの花、とても可憐です^^
by アールグレイ (2017-03-06 09:08)
チューリップを見ると「春」って感じがしますね。
チューリップもいろんな色と形があるんですね。
こう個性豊かだと、何故かノーマルな感じのものに惹かれます^^
by みち (2017-03-06 22:29)
そろそろ今年もチューリップの季節がやってきますね~
八重早咲きは花だけ見たら別の種類の花みたい。
開きすぎのお花も「私を見て!!」って主張しているみたいで可愛いな~
この中では色合いが好きなのはアプリコット・デライト
全体の雰囲気で好きなのはファンタジー・レディかな~
by miffy (2017-03-06 23:14)
"Light and Dreamy"の茎の赤いところが、なんだかシクラメンにも思えて面白い~^^。
去年の秋に球根を植えなかったので、ウチは2月半ばに、まだ花の咲いていなかった、緑色の蕾が4つついた鉢のチューリップを3色分買って来ました。でも、少しも珍しくないごく有りふれたフツーのチューリップ。いなちゃんのキューケンホフ記事を見る度、こんな変わった種類が日本でも手に入ればなぁ~と羨ましく思います。
by yk2 (2017-03-07 01:31)
チューリップも、種類が多いですね。日本でも色々な場所で、展示してくれます。
by テリー (2017-03-07 18:03)
あっさり系、良いなって
何回もスクロールしながら、名前覚えれないから、、、
なんどもみながら、さいごのダーウィン・ハイブリッドが
お気に入りに、、でもどれも素敵
by engrid (2017-03-08 09:12)
圧巻ですねえ。
さすがオランダ!とおもいます。
チューリップは群生が似合いますね。
by ナツパパ (2017-03-08 09:36)
→皆さま「早咲きとDH Keukenhof 2016」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。我が家のチューリップは土から芽を出し今4cmくらいかな。原種系チューリップは地面に近い葉っぱの中央にツボミが見えてきた。今日は紫陽花に肥料を少し。徐々にベランダのお手入れもしないとなぁ^^;。
→KAZさま
分類、数が多いでしょ。できるだけ今までに撮ったことがないチューリップの写真を揃えてるので、実際にキューケンホフに咲いてる種類を考えると膨大な量ですね^^;。
→ぴーすけ君さま
オランダ、毎年のようにTVで「ラブ・アクチュアリー」を再放送してますよ。人気が高いみたいです^^。
→めぎさま
いよいよチューリップの記事が登場^^。空の青と一緒に撮るとチューリップの色が映えるんですよね〜。開ききっても、チューリップはチューリップですよね♪ 腐っても鯛のように♪
→mituさま
下から撮ると青い空が入るから^^。チューリップの色が綺麗に見える気がしてね。でも、背の低いチューリップは撮るの辛いですねぇ・・・。
→竹口要さまのツマさま
水仙に続きチューリップ、さらにまだまだいろんな花も待機してます^^。工房のあるところ、寒さが厳しそうですね〜。寒さを経験しないと咲かない球根、ぜひチューリップ植えてみてください♪ クロッカス、水仙、ムスカリもオススメ。
→mozさま
いえいえ、これ、タイトルにもあるように2016年の春に撮ったものです。写真整理するのが遅くって今頃登場で、本当に申し訳ないです^^;。分類名のダーウィン・ハイブリッド、響きがかっこいいですよね〜。音からすると私、いずれ登場する分類名、ビリディフローラも好きです^^。
→アールグレイさま
オランダの花屋さんのチューリップの登場は1月中旬。いつもキレイだな〜と思いつつ、花屋さんで見るだけに。欲しいけど室内の気温が高めなので、すぐに咲き終わっちゃうんですよね・・・^^;。なので割と長く楽しめるヒヤシンスを選んだり。
→みちさま
枯れ色の冬から一気に色が弾けた多色の春^^。チューリップは色の幅が広くって、とってもカラフルですよね。まだまだ個性豊かな形が登場しますが、やっぱり基本のシンプルな形がいいな、なんて思いますね^^;。
→miffyさま
八重咲きのチューリップ、花が開ききったもの、本当、チューリップじゃない感じ^^;。ま、花の中の模様もきれいなんですけどね。アプリコット・デライトは愛らしい色合いですよね〜。今年もいい天気の日を狙ってキューケンホフ行ってきますね^^。
→yk2さま
なるほど、この雰囲気何かに似てると思ったら、シクラメンだったとは。シクラメンはいつも花屋さんで眺めるだけにしてます。我が家のベランダ、日当たり良くなくてパリの家から移したシクラメンもダメになったという・・・。鉢植えのチューリップ3色分、どんな色合いなんだろう。楽しみ。昨年はユリ咲きのはずがそうじゃなかったんでしたっけね。我が家も毎年チューリップ植え付けてますが、なかなかキューケンホフのようになりません・・・^^;。
→テリーさま
日本のチューリップもキレイですよね。富山で生まれたチューリップ、オランダにも入ってきてます^^。
→engridさま
私も数が多くなってくると名前がなかなか覚えられなくって。最後のダーウィン・ハイブリッドというとアプリコット・デライトかな。いい色合いですよね〜。とってもチャーミングな^^。
→ナツパパさま
球根産業を誇るオランダ、見事ですよね^^。秋に地道に球根を植えつけて、春にやっと成果がわかるというキューケンホフ、毎年楽しませてもらってます♪ たくさんぎっしり植えられてると迫力が違いますよね〜。
by Inatimy (2017-03-11 00:59)