アムステルダムへようこそ [街並み]
見せたい、教えたい、お勧めしたい。
でも、自分だけの秘密にしておきたいような。
・・・いいところ、って、そんな葛藤があるよね。
地図を広げると、半分に切ったバウムクーヘンのような街。
幾重にも重なる運河は、外側へ広がる波紋のようでもある。
その中心にあるのが・・・
・・・Amsterdam Centraal Station アムステルダム中央駅。
内部はだいぶ工事が進んだようだけれど、まだまだ完全には終わってなさそう。
駅舎に向かって右側の塔には、時計。
四隅には、鶏、太陽と蝶、コウモリ、フクロウの絵。
左側の塔には、風向計。
四隅には、二匹の魚、羊、ライオン、サソリとあったから、こちらは星座からかな。
遠い昔、いくつもの海を越えて、はるばる日本までやって来たオランダ人。
そんな大航海の歴史をもつこの国の人たちにとっては
風の吹く向きがとても大事だったのかもしれないな。
ここにもお国柄。
パリにある建物だと、時計の他に針があるのは、ほとんどが気圧計だった。
向かって右にある彫刻。
中央の彫刻の下には文字が彫られていて、左から：
WELVAART（社会の繁栄、安寧） 、
VERBROEDERING（兄弟のように交わること、親交）、
BESCHAVING（文明）
・・・となっている。
左にある彫刻。
中央の彫刻の下の文字は左から：
ELECTRICITEIT（電気）、NIJVERHEID（産業、工業）、STOOM（蒸気）。
駅舎が建てられたのが発展めざましい時代だったことが、うかがえる。
東京駅のモデルにもなったと聞くけれど、似てるのかな。
いつも乗り換えで駅構内を慌ただしく通り過ぎるだけだったので、
東京駅の外観をじっくり見たことがなくて・・・。
先に王冠をつけたようなのは、De Oude Kerk 旧教会の塔。
手前の橋には自転車がズラリ。
運河に面した両側の建物からは、荷物を運び上げるための滑車を吊り下げるフックが出ている。
この旧教会のあたり一帯は、あまり近づかない方がいいエリアらしい。
この風景を見ているところは・・・
・・・アムステルダム中央駅から東に行ったあたり。
対岸から始まる運河の奥に旧教会が見えるのだった。
ちょうど運河クルーズの船が左からやって来た。
左にあるレモン絞り器のような頭を持つ建物は、涙の塔。
右の丸屋根の建物は、St.Nicolaaskerk 聖ニコラース教会。
どんどん東へ向かって歩きながら、微妙な角度の違いを楽しむかのように風景を切りとる。
涙の塔と聖ニコラース教会のある景色の写真をガイドブックでチラリと見かけて、
自分でも撮ってみたくなったのだ。
段々とアムステルダム中央駅から離れて、橋の上に来た。
正面、線路のある高架下をくぐり抜けると、Het IJ アイ湾に出る。
その日の朝、地図でKamoさんが見ていたところ。 後で行ってみることに。
右にチラリと見えている建物には・・・
・・・スターバックスコーヒー。
昔はアムステルダムには２店舗しかないって聞いていたのに、
いつの間にか増えてるみたい。
でも、濃い珈琲が好みの私にはあまり縁がない。
お店のガラスに聖ニコラース教会の姿が。
さらにもう一つ遠くの橋から眺めてみた。
左に、聖ニコラース教会とその手前に涙の塔。 右にアムステルダム中央駅。
ボートが来たので、ズームして入れてみた。
教会の周りを縦長の小さな家が取り囲むように建って見える。
さらにズームして、屋根部分。
ガイドブックによると、聖ニコラース教会は、ローマン・カトリックらしい。
ここも後で行ってみよう。
まだまだ続くアムステルダムの街散歩。
しばらくお付き合いくださいね。
※ 写真はすべてSONY。
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2013年2月15日 トラチ 永眠
わたしは、スタバの珈琲でも濃いと感じてしまう人です。
ふだんどれほど薄めのを飲んでいるのか…
by ＨＩＲＯＭＩ (2013-04-23 22:01)
お天気のいいアムステルダム、いつか行ってみたいなあ。
私が行ったのはもう10年以上前の晩秋で、曇りでもあったので暗くて寒い印象しか残っていないのです。
by めぎ (2013-04-24 05:55)
以前、「アムステルダム物語 杭の上の街」という本を読んだことがあります。
アムステルダムの地層や街が作られた様子など、とても勉強になったのですが、
軟弱な土地にこれだけの建物を建ててしまう技術がすごいです。
この素晴らしい街並みと景色は、オランダ国民の知恵と技術の結晶ですね。
by ナツパパ (2013-04-24 06:29)
本当に美しい街並みですね。
いつか行ってみたいです♪
by coo (2013-04-24 09:22)
風向計というのがオランダらしいですね。
産業の象徴が女神になっているのも面白いです。
by luces (2013-04-24 09:52)
絵本に出てきそうな建物が多いですね～。
スランスやイギリスとは、全く違う、The ヨーロッパ的な？（笑）
by angie17 (2013-04-24 11:06)
スタバ、すごい増えてますね。
この前シアトルに行ったらすんごい数に増えてました。
（数ブロックに一店舗あるって感じ）
by ぴーすけ君 (2013-04-24 12:35)
風向計なんですね～。アムステルダム駅の前まで行ったことありますが、言われなければ全然気づきませんでした。
街中のいたるところに自転車が停めてあるのに、なぜか絵になっちゃう街並みなんですよね～＾＾
by MOCOMOCO (2013-04-24 12:54)
オランダは､風車の国でもあり、たくさんの運河の国ですね。
風向計は、お国柄なんでしょうね。
東京駅のモデルなんですね。
そう言われると似ていますね。
青い空に建物や運河、美しいですね＾＾
by アールグレイ (2013-04-24 23:40)
中央駅まだ修復終わってないんですね。
遥か昔に私が行った頃は塔の修復をしていたけど・・・
運河越しに眺める街の風景が好きです♪
旧教会に行った時に遠目に○○窓見ましたけど、
近づいたら行けないオーラがいっぱい出てました。
by miffy (2013-04-25 16:18)
スタバ、マドリードにもありました。結構、お客が、入っていました。
by テリー (2013-04-25 19:40)
旅行すると地元のおいしいお店に行くのが楽しみだったりしますが、スタバとかマックを見ると安心しましたね～(^^)
by 母ちゃん (2013-04-26 06:06)
空の青さに赤レンガの駅舎が映えますね。一枚目、すてきな写真。
実際に駅を見上げても、色彩豊かな紋章や彫刻、時計の四隅の絵は
見えにくいと思うけど、写真だと、よくわかりますね。
「世界の駅」という駅の写真ばかり集めた本が好きで、ときどき眺めてる
けど、アムスは、工事前の写真なので、緑豊かな木の後ろに駅があるの。Inatimyさんの写真より駅から離れた位置で撮ってるけど、ね。
聖ニコラス教会と駅がいっしょにはいってる写真もいいなぁ。
by TaekoLovesParis (2013-04-26 18:50)
スタバのコーヒー、深煎りだから濃く感じますね。
ストレートなら アメリカーナを注文します。
いつもラテなのですが たまーにエスプレッソダブルを
くいーっと飲む事も。
それにしても 美しい青空ですよねー。
こちらは最近薄曇りが多くて スッキリとした天気が少ないんです。
何かが変わっているのかなと感じます。
by ami (2013-04-26 20:13)
そういわれると東京駅に似てる～
聖ニコラス教会は、やっぱりすてき。 レモン絞りの建物は遊園地やサーカスに出てきそうでかわいい。
by バニラ (2013-04-27 14:15)
風向計は軽い針なのかな？風向きでくるくると回る？
なんだかそれも楽しいね。
オランダのお洋服のサイズはどんな感じなんだろう。
日本人には子供服がちょうどいいとかあるのかなぁ？
by カエル (2013-04-29 17:37)
→皆さま
『アムステルダムへようこそ』のお話に、たくさんのnice! ＆ コメントありがとうございます。 ４月３０日（火）の女王の退位＆新しい国王の就任を前ににぎわってます。 いつも女王の日はあたかもドレスコードが決まってるかのように皆オレンジを身につけるので、店にはオレンジ色の商品がずらり。 お菓子もオレンジ色のチョコがけとか。
→ＨＩＲＯＭＩさま
私はスペインで珈琲好きになったのでエスプレッソにミルクが一番。 Kamoさんのいれてくれるパーパードリップの珈琲も濃いですよ♪ きっとHIROMIさんの１０杯分かもしれない・・・。 我が家、粉の消費量多くて不経済だったりして（笑）。
→めぎさま
ドイツも暗くて寒いのに、お隣の国オランダに来てまでもそうだと、う～ん・・・ですよね。 青空の下だと、また違った街の顔、見えると思います♪ ふふ晴れた日は、アムステルダム通り越して、Zandvoortなどのビーチもいいですけどね。
→ナツパパさま
オランダの歴史は水との戦いですものね。 干拓して土地を作って、デルタ計画によって作られた可動堰や水門なども大規模で、目の前にすると鳥肌もの。 海外の水害にも敏感でニュースで映像がよく流れます。 明るく前向きなオランダの人たち、パワフルです♪
→cooさま
チューリップの時期だけでなく、他の季節も美しいオランダです。 いつか是非、オランダへ♪ 日本ともつながりが深いので、オランダのミュージアムで見る日本のものも一見の価値ありですよ。
→lucesさま
風向きによって天気がどうなるのかもオランダ人には分かるんでしょうね。 雨が降るとなると、その激しさや雨量にも注意しないと、すぐに水害に見舞われるオランダの地だったからかもしれません。
→angie17さま
古い街の建物は間口が狭く、急な階段ですが案外中は広く♪ ウナギの寝床と呼ばれる京都の家を思い出したり。 オランダの切妻屋根のお家が並んでる様子はまさに絵本の中のようです♪
→ぴーすけ君さま
スタバ、多いですよねぇ・・・パリにもあちこち。 でも私の好みの珈琲がなく、どうしても歩き疲れて座りたい時だけ入って、場所代払うかの如く本日の珈琲を買ってました（笑）。
→MOCOMOCOさま
どこでどうやって計った結果の風向きが表わされるのか分からないんですが風向計のようでした。 塔のどこに測定器がついてるのかなぁ。 自転車の数、多いですよ～。 通勤にも自転車の人が多いから環境には優しいですが、このどこにでもとめちゃうのは凄いな・・・。
→アールグレイさま
欧州の国というと、フランス、ドイツ、イタリア、イギリス、スペイン・・・と大きな国が目立ちますが、小さな国のオランダもいいところです。 オランダの国土は九州ほどのサイズなんですよ。 花や球根産業が盛んで、街の至る所にお花屋さんが。 花束を手にした人たちもよく見かけます♪
→miffyさま
国立ミュージアムでも１０年の歳月ですからねぇ・・・古い建物がたくさんあるから、あれこれ順番に直していかないといけないようです。 旧教会の“窓”エリアはだいぶ改善されてるようですが、それでもやっぱり近寄れないですねぇ。 “コーヒーショップ”もあちこちあるし。
→テリーさま
スペインにスタバ・・・観光客が多かもしれませんね。 私が住んでいたところでも、すでにバーガーキングはあったのですが、マクドナルドができるという時、反対が多かったようです。 スタバの珈琲、スペインの味に比べると遥かに薄いかも。
→母ちゃんさま
マックはいざという時トイレを借りるのに入ってました（笑）。 欧州は街の景観にも厳しいから、一見マックやスタバと分からない店舗もあったり。 国によって、街によって異なる外観も興味津々。
→TaekoLovesParisさま
青い空の下ではいい写真が撮れますよね～。 建物見るのが好きなんですが、なんせ大きくて、細かなところまで見えないのでカメラで撮って家でじっくり（笑）。 世界の駅の写真集というのも面白そうですね。 大きな駅のかまぼこ型のドームの下に数本のプラットホームがある構造を子供の頃に映画で見てカッコいいな～と思ってました。 雨にも濡れないし・・・と思ってたら、パリではあまりの車両の連結の長さに屋根のないところで乗ることもあり、あぁ・・・現実は映画と違うなぁとしみじみ。 ふふ。 聖ニコラース教会のある風景写真、なんとなくパリで観たカナレットの絵を思い出していたのでした。
→amiさま
私がスタバで飲むのはエスプレッソ・ドッピオ（ダブル）かな。 それにミルクを。 酸味が少なく苦味と風味があるのが好みです。 歩き疲れて座りたくてルーヴル美術館の地下のスタバで本日の珈琲を飲みましたが・・・色のついたお湯でした・・・。 オランダは風が強いので雲が飛ばされ青空に。 でも、延々と雲が流れ続く曇りの日もあります・・・今日はそんな日。 しかももうすぐ５月だというのに最高気温が１１℃。 あぁ寒い。 でも白樺もやっと緑が♪
→バニラさま
聖ニコラース教会のある風景、いいですよね～。 どれかキレイなものが残るだろうと角度を変えてたくさん枚数撮りました♪ レモン絞りの建物、涙の塔は、確か昔ボートクルーズで観たんですが暗くてあまりよく分からなかったので、晴れた昼間に見て、あぁあれだったのね～とスッキリ（笑）。
→カエルさま
急に風向きが変わることもないだろうし、そんなにクルクル回るものでもないようですよ。 今日も風が強いです。 ベランダの植物たちの葉っぱが揺れて・・を通り越してバタバタ。 女性の平均身長が１７０cmを超える国オランダの服のサイズは、私のような１５５ｃｍにはツライかな（笑）。 というのも小さなサイズはあっても（私で３４～３６）、縦に長い。 袖は長いし、丈も長い・・・長身の人向けなんですよねぇ。 Vネック着ると胸元が大きく開いて危ないし（笑）、ラインを絞った服だと下の肋骨のほうに胸のトップが来る・・・。 ジーンズ買っても裾長いし、切った布地でミニバッグができるんじゃない？って感じ。 逆にサブリナパンツ（カプリパンツ）だと、くるぶしに裾が・・・。 でも、北欧や英国のメーカーの服だと割と大丈夫なものも♪
by Inatimy (2013-04-29 18:21)