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まだオランダがなかった頃 [ミュージアム]

” ある人のゴミは、別の人の宝物 ”

展示室にあった格言に、思わず納得。

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話は6月中旬。 植物園を訪れた1週間後に再びやって来た街 Leidenライデン

国立古代博物館で、エジプトの展示を見た後の続き。 

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エジプト以外の古いものもたくさん収集品があり、展示されていた。

  1920年代くらいの蛇腹のカメラ。

  カメラのことはよく分からないけどレンズの周りに見える文字は、
  Compur / F.Deckel / Carl Zeiss Jena / Tessar

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例えば、地中海沿岸辺り、古代ギリシアのものとか。 モザイク画が細やか。

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足の長いフクロウの像があったり。 羽毛のつなぎを着てるみたい。

  大理石で出来たこのフクロウの像は、2〜3世紀頃のもの。
  占い師の看板だった模様。
  人よりも常に多くのものを見るフクロウは、未来を予測する役目をしていたらしい。

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タコのお皿も。 昔の人も、魚介類をデザインしたお皿を作ってたよう。

  棚にずらりと並んでいて、あまりの多さに解説が見当たらなかった・・・。

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向かい合う鳥のデザインが気に入った。 仲良し。

  鳥の壷の解説はなかった・・・。

  隣の、黒で描かれた人物像のものは、紀元前575〜500年のものなんだそな。
  ボイオーティア(古代ギリシアの地方のひとつ)で作られたもの。

そして、私が一番気になってたのが・・・

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・・・昔のオランダ。 といっても、当時はオランダという国さえ存在しない頃。

正確には現在のオランダの地で出土したものの展示になる訳で。

石器時代、石で矢じりや刃を作っていたのは同じなんだ・・・としみじみ。

  解説によると、25万年〜2600年前のもの。
  左の大きな3つは短刀とあった。
  燧石(ひうちいし)で出来ているもの。

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さらに驚いたのが、ブドウの房の形の瓶。 なんて精巧なんだろう。

  現在のオランダ南部のリンブルフ州にある街 
  Heerlen ヘールレン近くにその昔、ローマ街道が通ってて、
  そのそばのお墓で発掘された2世紀頃のもののよう。

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青や緑のガラスの器のかけらにも注目。 青いのを見て正倉院の瑠璃杯を思い出した。

  現在のオランダ中部、ユトレヒト州にある街
  Wijk bij Duurstede ワイク・バイ・ドゥールステーデで見つかった7〜9世紀のもの。

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オランダと言えば、やっぱりタイル。 キツネの図柄も可愛くて。

  オランダ中部の街 Utrecht ユトレヒトで見つかった17世紀のもの。
  壁紙のように、当時は壁一面をタイルで飾っていた。

  写真の配置によると:
  2. コルフをする人   4. 飛び跳ねるキツネ
  1. ソリ遊び      3. スケート靴を履いてる人

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デルフトのブルーじゃなくても、素朴な器や花柄もいい感じ。

  大量の使い捨て品・・・とあった解説のタイトル。
  オランダ東部の街 Zwolle ズヴォレで、1865年頃に田舎の大邸宅で見つかったもの。
  英国やドイツからのものも含まれてるらしい。

でも、何より印象的だったのは・・・

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・・・装飾品のカラフルさ。

  kralensnoer クラーレンスヌール・・・数珠玉の一連というのかな。
  発掘地は現在のオランダのブラバント州にある街 Bergeijk ベルハイクの墓地。
  7世紀頃のもの。

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使われる色が豊か。 黄色の隣に青を持ってくる辺り、補色使いは昔からか。

  一緒に並んでいたものからして、これは先の写真のよりさらに古そう。

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今でもお店で売ってても違和感ないかもしれない。

  現在のオランダ中部、ユトレヒト州にある街 Rhenen レーネンで発掘。
  フランク人のお墓からで、375〜750年頃のもの。

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昔のオランダの地に住んでいた人々はかなりオシャレだったんだ。

  詳細はチェックし忘れ・・・500年〜600年くらいのものと同じケースに並んでた。

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ガラスの色、形、デザインも。

  奥のアイスクリームのプラスチックのふたみたいなガラスは、700~750年のもの。
  グラス、ビーカー、タンブラーとして使われてたらしい。

  底が丸いから、注いでもらったら飲み干すまで置けないんだな・・・。

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キッチン用品も興味をそそられる。 オランダで見つかった古代ローマの150〜250年頃のもの。
オランダの地も一部、ジュリアス・シーザー率いるローマ帝国の支配下だったよう。

  細やかな穴で模様が作られているのは、Wijnzeef ワイン漉し

  ワインの沈殿物や加えてあったハーブを食卓に出す前に取り出して漉すためのもの。
  味をより良くするためにワインにはハーブを入れてたそうな。 
  塩味をつけるために海水さえもワインに入れたんだとか・・・。

  ・・・塩味のワインってねぇ。 ワイン風味の塩ならありだけど。← 売ってるの見たことある。

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日本の道端のお地蔵さまや祠を思わせる石の祭壇

  現在のオランダ南西部、ゼーラント州で見つかったこれらの祭壇は2〜3世紀のもの。
  航海の女神ネハレニアを祀ってるらしい。 果物かごの間に座ってるのが定型のよう。

  古代ローマ時代のブリタンニア(英国南部)とモーゼル・ライン川地域の貿易は、
  ゼーラント州の海岸を経由して行われていた。

  下部分には文字が彫られてて、商人の名前や住んでる地、取引アイテムなども入ってて、
  どこどこの誰々は・・・と、女神へ誓い、航行の安全をお願いしていたみたい。

  塩、ワイン、陶器などの荷を運ぶ商人。
  商人の住む場所もイタリア、ケルン、トリアー、ブリタンニアなど広域。

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屋根をはって中庭をも有効利用するミュージアムの建物。 明るい。

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反対側からミニチュアで撮ってみた。

じっくり見てると時間が足りなくなるほどのコレクション。
あまりの充実にクラクラするほどゆえ、かなり抜粋。

日本と似てるもの、まったく違うもの、
歴史的な背景もほとんど分からずに適当に見たけれど、十分楽しめた。
詳しい方なら、その楽しさも倍増かもしれないなぁ。

さて、さて、またライデンの街を歩こう。


興味そそられるもの、何かあった?

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ぴーすけ君

古いものから、
昔に時代を思い
本で調べたり、想像したり・・・楽しいですね~。
by ぴーすけ君 (2014-08-05 20:49) 

nicolas

スケート靴を履いてる人、のタイル、
ウチのお風呂のタイルのデザインにそっくり。
このあたりを参考に起こしたものだったんだなぁー
by nicolas (2014-08-05 21:52) 

Nicky

カエサルの時代はガリア人の地でしたよね。ガリアの宗教指導者はイギリスへそしてアイルランドへ、古代のローマの物語。最近興味を持って読んでいます。何だかんだとやっぱり歴史ものが好きだったりします。
by Nicky (2014-08-05 23:02) 

あげぱん

おしゃれなミュージアムの中庭有効利用・・さすがですね~☆.。.:*・
ていうか何もかも素敵です。
そこそこに歴史はあるのだけど興味を持たないと知り得ないこといっぱいで、その中に自分の心惹かれる部分が潜んでる。
中でも壁一面を覆っていたというタイル~絵柄も残って素敵。
大量の使い捨ての器?ありえませーん。
ある人のゴミは、別の人の宝物~本当に納得です(笑)
ミュージアム行くより、Inatimyさんの解説つき&写真のほうがよくわかりそう~(n‘∀‘)η
by あげぱん (2014-08-06 01:10) 

ハリネズミ

葡萄の房のボトルの精巧さにビックリ。
昔のガラスは吹きガラスばかりと思っていたので^^;。
白地に青のタイルはデルフトタイルなのかな。
「大量の使い捨て品」の中には私んちにもあるものがいくつか。
アンティークショップでお買い上げしました。
まさに「ある人のゴミは別の人の宝物」ですね^^。
by ハリネズミ (2014-08-06 07:36) 

カエル

Inatimyさんが見て紹介してくれるととても楽しいです。
興味がわきますね。私も見てみたいと思います。
きっと私がふらっと入ったら、素通りしてしまう雑な人間だから。
色彩感覚がちがうね。それにイラストの感じもかわいい。タイルがやっぱり好きかな。
背伸びしたふくろうは、先がみえますよ〜って言ってる様だね!
楽しかった!
by カエル (2014-08-06 08:14) 

ねこの手

フクロウさん、なんだかアニメや漫画のキャラみたいwww
タイルは心惹かれます♪四隅に描かれたデザインも素敵です。
by ねこの手 (2014-08-06 16:27) 

yuka★

蛇腹のアンティークカメラ、無機質な素材なのになぜか温かみがあっていいですね。
羽毛つなぎのフクロウさんは今にもしゃべりだしそう!!
「おぬしの未来を占って進ぜよう」的なww
ガラスの器のかけらたち・・・いったいどんな形だったんでしょうねー。
いろいろ想像できて楽しいです♪
by yuka★ (2014-08-07 01:43) 

ナツパパ

これは愉しいところですねえ。
わたしにとっては宝石箱ですよ、うん。
by ナツパパ (2014-08-07 11:14) 

めぎ

ワクワクするところですね♪
やっとまたこちらに戻ってきました。
いつもの場所からヨーロッパのものを見ると、日本から見るのと本当に違って見えます。その違いをどう言葉にできるか、難しいんですが・・・
by めぎ (2014-08-07 16:00) 

baby_pink

¨ある人のゴミは、別の人の宝物¨
何だかじ~んと胸に響いてくる言葉ですね.。
私もこの格言を聞いて、これから物をみる気持ちが変わりそうです^^
青や緑のガラスのかけら。。きれい✿
こういうの一つ一つ集めるの好きです。

by baby_pink (2014-08-07 19:28) 

miffy

ギリシア、ローマものも面白いですよね。
ブドウの形の瓶可愛い♪
房だけならワインが入って売ってたりするけど
アンフォラ型のは見たことないな~
瑠璃色のガラスも綺麗。
装飾品のビーズも素敵だな~
博物館って楽しいですね。
by miffy (2014-08-07 23:39) 

ameya

ある人のゴミは、別の人の宝物。。。まさにそのとおりですね。
色とりどりのガラスの破片。
ほんとにきれいだなあ!!
by ameya (2014-08-08 05:46) 

MOCOMOCO

ちょっとご無沙汰していました^^
魅力的な展示物の数々!素晴らしいものは時を経てなお輝きを放っていますね。私はお魚とタコのお皿が気に入りました♪
アムステルダム以外の街も行ってみたい所がたくさんあります。
ライデンも候補のひとつです。
by MOCOMOCO (2014-08-08 17:25) 

母ちゃん

館内は明るい感じなんですね~。螺旋階段もあるし、クルクル散歩もいいですね~♪
by 母ちゃん (2014-08-08 17:34) 

のの

私のアンティーク好き趣味を、父は鼻で笑います(^^;)
古い物になんの魅力も価値もないと思ってる人なので。
でも、おかげで祖母の形見の古タンスを全部貰えました(笑)
私の宝物です(^^)
by のの (2014-08-10 11:59) 

moz

こういうところ行っちゃうと時間がいくらあっても足りませんよね ^^;
ツボにはまると大変です 笑
魚介のお皿、タコのデザインの素晴らしいこと・・・脱帽です。
それから、やはりタイル。17世紀ってフェルメールの頃ですよね。どうしてもそこに目が行ってしまいます 笑 ^^v
by moz (2014-08-12 06:22) 

Inatimy

→皆さま「まだオランダがなかった頃」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。お返事が遅くなりました・・・。 7月はオランダにしては暑かったし、睡眠不足も積もり積もって、どうも体調が万全ではなかったけれど、やっとこの頃元に戻ってきたかな。気温も下がり最高気温20℃ほどと快適^^。

→ぴーすけ君さま
私が生まれる遥か遠い昔の物が目の前にあるんですものね〜。いったい何に使われたのかも分からない物もあって、あれこれ検索したり^^;。

→nicolasさま
お風呂のタイルにスケート靴はいてる人のデザイン、いいなぁ。昔は部屋の壁全体にタイルだったそう。いつか定住したらお風呂のタイルはオランダのデザインのにしたいな^^。玄関にはモザイク画とかいいし・・・と夢だけは大きい^^;。

→Nickyさま
登場人物が多過ぎて、頭の中が混乱。 私には世界史が壮大で・・・なかなか人物と出来事がつながらないんです。神話もミックスされちゃって。まずはどこか1つに絞って見てみようかしら。

→あげぱんさま
パッと見では世界史絡みの物だけれど、私は歴史苦手だったんですよ、覚えられなくて。 でも自分が好きな分野、動物とか料理とか、その視点で見ると、昔の人々の暮らしがちょっと近くになった気分で興味津々^^。 何だろう、って気持ち、大事ですよね。

→ハリネズミさま
よく出来てますよね、葡萄の房の瓶。 立てたり、置いたりするときのことよりも、見た目重視なところも大胆で^^;。年に一度のフリーマーケットでも、いいの?これ売っちゃって、みたいな物にも出会ったりするので、「ある人のゴミは別の人の宝物」と、うまく言ったものですよね^^。 ハリネズミさんのお家にはミュージアム級の品々が・・・♪

→カエルさま
解説の言語の解読に戸惑っちゃって。撮ってるものも、もう思いっきり私の視点で見たミュージアムの品^^;。メインが動物と料理、雑貨と、その視点ですからねぇ。もらえるなら、どれがいいかな、とか思っちゃうし。きっと世界史に詳しい人が見ると、また違うんだろうな〜。

→ねこの手さま
お茶目ですよね、フクロウ♪ 特徴をよく捉えてて昔お人の観察力の鋭さも感じられたり。タイルの四隅の模様もいろんなパターンがあるんですよ。 その組み合わせで雰囲気も変わったり^^。

→yuka★さま
この蛇腹のアンティークカメラで、昔は発掘現場を撮っていたみたい^^。フクロウは占い屋さんの看板だったとは・・・。欧州の旧市街には昔ながらの看板が残ってたりして、それに表現されてるアイテムで文字が読めなくても何のお店かが一目瞭然。そんなことをふと思い出してました。ガラスのかけら、割れちゃっても美しい物は変わりませんね〜♪

→ナツパパさま
歴史に詳しくないのでエジプト見た後は順番もよく分からず適当に見て回ったんですが、眺めてるだけでも十分楽しめる展示でした♪ あっというまに一日が過ぎそうな勢いで。 捨てられた物でも、宝のような美しさが^^。

→めぎさま
昔、ドイツでも考古学のミュージアムに行ったことが。クレーフェルトのあたりのBurg Linnだったかな。そこで見たガラスのコップとか印象的で。住んでる国の昔々に興味を持ち始めたきっかけになったかも。普段の暮らしに近いものを、生まれた国とはいえ遠く離れた日本から見るのは妙な空間的遠さを感じますよね。気持ちや感覚では近いのに。そして、どうしてここにいるんだろう?って日本にいるのが不思議に思えたり。

→baby_pinkさま
捨てる神あれば拾う神あり・・・っていうのも頭によぎりましたが、あれはまた意味が異なるんでしたっけね^^;。私と母は物の価値観が違ってて、私が大事にしてた古い桜の木の机を、場所をとるからと、壊して廃材に・・・。親子でもいろんな見方があるんですよね〜。

→miffyさま
葡萄の房の形を再現した瓶を作りたいと思って本当に作っちゃった昔の人の技術の高さ。スゴいですよね〜。今のような道具もないだろうし。 当たり前に今の世の中にある物が生み出される当時の瞬間っていうのを感じて鳥肌物でした。 博物館、いい刺激になりますね^^。

→ameyaさま
子供の頃、砂浜で拾ったものが宝物でした。 波に洗われて丸くなったガラスとか、珊瑚のかけら、魚の骨とか^^;。 色とりどりのガラス、破片になっちゃった今でも美しさは変わらず、魅了されますよね♪

→MOCOMOCOさま
お久しぶりです、お元気そうでよかった。 お魚とタコのお皿、面白いですよね〜。古代ギリシャの人にとってもタコが食べる対象で、海の幸として食卓に上がってたんだな〜と^^。オランダにはガイドブックであまり紹介されてなくても素敵なところが山ほど。あ、ガーデニングセンターも是非♪ 

→母ちゃんさま
自然の光も取り入れた展示はまた違った良さが。螺旋階段もガラス張りのエレベーターもヨカッタですよ。 

→ののさま 
私の両親は古い物が好きでしたが、微妙に好みの分野が異なるんですよね。私は古い家具が好きで、親戚などから古い書棚をいくつか譲り受け、食器棚や収納棚にしてたり。でも、母は違っててもっと実用的。残しておきたかった古い本棚や桜の木の机、廃材にされちゃいました・・・^^;。父はいろんなもの持ってるみたいで、刀の鍔を文鎮代わりにつかったり。

→mozさま
解説がオランダ語とちょこっと英語だったというのがポイントかも。 その場で解読できないから後で調べようと撮って、さっさと次へ^^。 へたに分かってたらじっくり読んでしまいますよね〜。一日がかりでも見切れないかも〜。
by Inatimy (2014-08-12 22:15) 

ふゆん

アクセサリーがアフリカっぽいプリミティブな感じ。
もっと華奢なものを使ってたイメージがあったから新鮮。
タコは悪魔っぽいイメージなのかなと思ってたから
お皿にデザインするのも新鮮(・∀・`)
by ふゆん (2014-08-14 09:01) 

Inatimy

→ふゆんさま
お返事が遅くってスミマセン。アクセサリー、カラフルなのに目が行ってそればかり撮ってましたが、金細工のアクセサリーもあり、キラキラ。それは640年頃のだったから、日本でいうと大化の改新のちょっと前? ギリシャはタコを食べる国だから、お皿のデザインに起用されたのかな。オランダの市場の魚屋さんでも、タコ並んでます♪ 
by Inatimy (2014-08-20 20:31) 

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