英仏のバラ<ロザリウム2013> [花図鑑]
じーっと見ていると、中央が卵の黄身でできてるようで、
とても美味しそうに思えてくる、
池に咲く睡蓮。
・・・鶏卵素麺っぽいよね。
オランダに戻って、少し暮らしも落ち着いて来た春先、
お休みの日に行きたいところリストをふたりで作っていた。
その中の一つに挙がったのが、Rosarium ロザリウム。 バラ園だ。
アムステルダムの南西の街 Den Haag デン・ハーグにある。
6~9月が見頃だというので・・・
・・・7月中旬に行ってみた。 最初の写真の睡蓮はロザリウムの池で咲いていたもの。
園内はのバラは、ほぼ満開近く・・・いや、もう一歩手前かな。 まだまだツボミがたくさん。
ロザリウムは、Westbroekpark ウェストブルック公園の中にある。
公園内には楽しい彫刻作品もいくつか。 ロザリウムの端にもあった。
オランダの彫刻家、陶芸家、イラストレーターの
Berry Holslag ベリー・ホルスラフ(1947~)の作品で
"Het Gesprek"・・・・・・『対話』かな。
バラを撮り始めたのは、パリにいた時。
13区にある植物園の一角のバラ園や、
ブローニュの森にあるParc de Bagatelle バガテル公園のロザリウムで。
フランスのロザリウムは、きっちり区画されてて、いかにも庭園という感じだったけど、
オランダのウェストブルック公園のロザリウムは、もっとのどかな雰囲気。
でも広さやバラの数の多さでは決して引けを取らない。
300の花壇に、2万本のバラがあるという。 想像を絶する見応え。
で、たくさん撮ったので花図鑑に加えることに。
まずは、ENGELAND 英国のバラから。
RHAPSODY IN BLUE ラプソディ・イン・ブルー
COWLISHAW 2010, ENGELAND
芝生の上に落ちていた青い花びらをたどって視線を上げると、このバラが目に入った。
RHAPSODY IN BLUE ラプソディ・イン・ブルー
COWLISHAW 2002, ENGELAND
上のと同じバラの名で、別の花壇に咲いていたもの。 年が違うのかな。
咲き始めは紫なのに、段々青みを帯びて来る。
MOODY BLUE ムーディー・ブルー
FRYER 2008, ENGELAND
先のラプソディー・イン・ブルーに比べると、それほど青さが分からないけれど、
微妙な色の混ざり加減の花びら。
FIDESSA フィデッサ
LIMES 2011, ENGELAND
GOUD categorie F TROSROZEN
このロザリウムでは、毎年7月の第2木曜日にバラのコンクールがあるので、
それで金賞を受賞したバラのよう。
カテゴリーのFとあるのは、もしかしたらFloribunda フロリバンダ(房咲き)のことかも。
Trosrozen はオランダ語で直訳は房バラだしね。
同じ枝に白やピンクの花・・・不思議だな。
咲き始めのピンクが次第に淡くなって白にくなるのかな。
ALI BABA アリババ
WARNER 2011, ENGELAND
アリババと言えば、開けゴマ。
『千夜一夜物語』のお話の中の「アリババと40人の盗賊」。
フリルな花びらで、乙女なアリババ。 ・・・イメージが違うなぁ。
CHEWEYESUP チュウアイサップ? チュウアイザップ? 何て読むんだろ。
WARNER 2012, ENGELAND
そして、なんていう意味なんだろう? chew eyes up から成るのかしら。
GRACE グレイス
AUSTIN 2002, ENGELAND
その名は、優美、優雅、気品を意味する。
育種家はデヴィッド・オースティン(1926- )。
この色、いい感じ。 咲き進むにつれ淡くなるアプリコットオレンジの色。
NEWSFLASH ニュースフラッシュ
KENNY 2011, ENGELAND
鮮やかなオレンジ色。 オランダ人は、こっちのほうが好みかもしれない。
この先は、Frankrijk フランスのバラで・・・
COLIBRI コリブリ
MEILLAND, FRANKRIJK
GOUDEN ROOS 1962
Colibri コリブリは、ハチドリ亜科の小さな鳥らしい。
このバラの花も小さかった。 1962年のコンクールで金賞をとったバラのよう。
GALAXY ギャラクシー
MEILLAND 1995, FRANKRIJK
ギャラクシーって漠然とした天文的なイメージしか持ってなくて、
いざ日本語にすると、はて、何だろう?出てこなかった。
星雲、銀河・・・らしい。 バラの花のような星の集まり、宇宙のどこかにあるのかな。
今は、GALAXYといえば、スマホ?
MEILLAND'S ROSE AMSTELVEEN メイアンのバラ アムステルフェーン
MEILLAND 1994, FRANKRIJK
アムステルフェーンはアムステルダムの南郊外の街。
街の西にはスキポール空港がある。
Amstel はアムステル川からかな。 で、veen は泥炭地という意味。
MAKE-UP メイク アップ
MEILLAND 1989, FRANKRIJK
ふと思い出したコスメ、
Les Merveilleuses LADURÉE レ・メルヴェイユーズ ラデュレの、
フェイスカラー ローズ ラデュレ。
ポットを開けると、中にリアルなバラの花びらの形のが入ってて、ブラシでそっとなでるように使うらしい。
なんともゴージャスな雰囲気。
日本にいる友達からメールで、そろそろクリスマスコフレが・・・という話題。
よくわからない世界にネットで検索をかけていて、そのコスメを見たのでした・・・。
まだまだ他の国の作出のバラもあるので、少しずつアップしていきますね。
どのバラが印象的?
※ 写真はSONY。
和菓子の花って、黄身で中心が作られていますよね~。
本物を見て、美味しそうって・・・・笑。
by angie17 (2013-11-02 00:12)
最初のお花、そう言われて見ると和菓子みたいですね。
最後のコスメは全然分からなくてネットで検索。
ほぉ~~綺麗なバラの花がこんな綺麗な箱に入っているのですね~
こんなの持ってたら、勿体なくて使えなくて、飾っておくかも♪
by めぎ (2013-11-02 02:07)
バラの見ごろもオランダと日本では大きく違うのですね。
日本じゃ5月ごろと10月ごろ、とても6~9月には楽しめませんね。
梅雨と猛暑で・・・・。
ラプソディ・イン・ブルーに目が釘付け。かなり青みの強い紫で
魅力的なお花ですね。あとグレイスのアップリコット色のお花も
いいなぁ。もうあまり植える場所もないのだけど、今の時期に
出回るバラ苗を見るたび、連れて帰りたい誘惑にとらわれます・・・・。
by ハリネズミ (2013-11-02 07:11)
きれいな薔薇の写真です。
永久保存版にします。
by 匁 (2013-11-02 08:55)
素敵なところですね~。
折り畳みのテーブルセットを広げて紅茶が飲みたくなりました。
by kaname (2013-11-02 11:18)
Grace がいいかな。
秋バラシーズンでしたが、今年は、近くの京成バラ園には行く機会がありませんでした。
by テリー (2013-11-02 13:57)
ご無沙汰しております。
1枚目、ほんと~、卵の黄身のようですね(^_^)
バラにも、いろんな花びらがあるんですね、参考になります☆
by 夢空 (2013-11-02 18:18)
薔薇は見応えがありますよね~。オレンジの薔薇ってあまり見かけ無いような気がしますが、一番好きです(^^)
by 母ちゃん (2013-11-02 23:27)
いろんな種類の薔薇が一度にたくさん見れて良いですね。
芝生に寝っ転がって甘い香りを思いっきり吸い込みたいです。
ラプソディ・イン・ブルーの色合い良いですね~
アリババとニュース・フラッシュが好きです♪
by miffy (2013-11-03 21:28)
なーんか、これでもかー!ってくらい満載!
いい香りしてるのかな?花びら沢山あっていいなぁ。
向かい合ってなにお話してるんだろぅな?
by カエル (2013-11-04 01:57)
花の国オランダですね、バラ園もとっても広くて素敵です。
ぼくも昨日、横浜のみなとのみえる丘公園に秋バラを見に行ってきました。少し、遅かったのか? 花は少なかったけれど、清々しい秋のバラたちとあってきましたよ。
ラプソディ・イン・ブルー、のだめ 笑 可愛いバラですね。一遍で好きになってしまいました。
睡蓮、確かに黄身ですね ^^v
by moz (2013-11-04 13:50)
睡蓮のお花、薔薇とおなじように美しく綺麗ですね~!
うふふ。黄身のようですね。確かに、おいしそう。
ふぅ~。あぁ。。本当にいい香りがこちらまで届くかのよう・・✿
朝からとってもいい気分です^^
淡く優しい色合いに八重の豪華な雰囲気。贅沢だけど
ドレスのコサージュに欲しいなぁ♪
by baby_pink (2013-11-07 06:52)
→皆さま
『英仏のバラ<ロザリウム2013>』のお話に、nice! & コメントありがとうございます。 我が家にあるのはアプリコットオレンジの色のミニバラ。 でも今年は花が咲かなかった・・・植え替えしなきゃいけないかなぁ。 最近、強風にヒョウやアラレが降ったりで、ベランダ小庭の植物の傷みも激しい・・・(涙)。
→angie17さま
なかなか口にすることがない和菓子はとても恋しい存在で、ついつい(笑)。
→めぎさま
コスメのことは、私もよく分からなくて、クリスマスコフレなる単語も昨年知ったばかりという。 日本の友達からのメールは、流行りの言葉を知るいいきっかけにもなり、刺激的です♪ バラの花のコスメ、見るだけで満足ですよね~。 もったいなわ。
→ハリネズミさま
気候が違うと花の見頃も異なりますね。 日本の春と秋2回楽しめるのも、お得感があっていいかも。 ラプソディ・イン・ブルーはキレイな色ですよね。 落ちた花びらを集めても楽しめそう。 我が家のミニバラもアプリコット色なんですが、今年は咲かなかったんです・・・きちんと管理しなかったから葉っぱが傷んじゃって。 ツル性のバラを壁に這わした家を見ると、あぁ、いいな~♪なんて思いますけど、絶対私自身ではお手入れ無理なので憧れのままです・・・。
→匁さま
ありがとうございます。 あと記事2回分ほど他の国のバラの写真もあるので、そちらも楽しみにしててくださいね♪
→kanameさま
そう、そう、テーブルセットで紅茶、いいかも。 本当にガーデンパーティーが似合いそうないいバラ園でした♪
→テリーさま
Grace、私も好きです、この色♪ 京成バラ園がお近くとは、いいですね~♪ また春になったらバラがたくさん咲いてるでしょうから楽しみですね。
→夢空さま
お久しぶりです。 お元気そうでなによりです。 クシュクシュの花びらが詰まったのも可愛いですよね。 またバラの作品ができたら、ブログで紹介してくださいね~。
→母ちゃんさま
くっきりしたオレンジ色のバラは、私もあまり見たことがなくて。 珍しいですよね。 淡いアプリコットオレンジならあるけれど。 私は、この色好きです♪ あと、ブラウン系も。
→miffyさま
ピクニックシートを敷いて、のんびり楽しんでる人もいました♪ すごく広くて、まだ先があるの?という感じでした。 絵を描いてる人もいたっけな。 ラプソディ・イン・ブルーも、アリババも、ニュース・フラッシュも、皆、花びらや花の形が違うので、それもまたいい味わいです♪
→カエルさま
オランダのバラ園だし・・・と軽く見てましたが、とんでもない、広大なロザリウムで驚きました。 次から次へ、まさに、これでもかー!状態(笑)。 とってもメロメロになりそうなほど香しいバラ、ありましたよ。 ふふ、バラにも向かい合い、睡蓮の池にいた雁にも向かい合ってお話♪
→mozさま
花の国オランダ、その通りでした♪ 歩けど歩けど、どんどん先にもバラがあって、すぐに見終えるだろうという予測はまんまとハズレました。 のめり込みますね、撮ってると。 横浜のみなとのみえる丘公園もいいだろうなぁ・・・横浜は仕事でしか行ったことがないので、その公園は行ってみたい場所です♪
>ラプソディ・イン・ブルー、のだめ
よく知らなくって検索したら、ドラマで使われてたんですね。 曲は知ってましたが、そんな曲名だったとは~。
→baby_pinkさま
ロザリウムの片隅にある池に咲いてた睡蓮なんです。 その横で、雁がバチャバチャ水浴びしてて(笑)。 出来るだけ大きく撮ろうと身を乗り出していたので、落っこちないかハラハラ。 今回は公園の片隅のバラ園しか見てないのですが、それでも広大な敷地。 今度はゆっくり公園内また散歩してみたいです。 美しいもの、香りのよいものは、満ち足りた気分になりますよね♪
by Inatimy (2013-11-07 18:10)
うわ~、さすがオランダ!チューリップだけでなくこんな広大なバラ園があるんですね!私はナチュラルな雰囲気が好きなのでフランス風よりこちらの方が好みです♪
日本だと5月末~6月上旬、後は秋、と見頃の短いバラだけど、オランダだと3か月も楽しめるのね。羨ましい♪
ラプソディ・イン・ブルーは紫の花弁と蕊の黄色のコントラストが綺麗で、何度もお店で連れて帰ろうか迷った品種。
グレイスは我が家にもあってお気に入りだったけど、一昨年枯れてしまったのよね。残念。
まだまだ続きがありそうですね~楽しみにしています!
by MOCOMOCO (2013-11-07 18:26)
→MOCOMOCOさま
私もキューケンホフの球根植物だけかと思ってたら、ロザリウムまで凄かったです♪ 軽く見て回れると思ってたのに、あまりの広さにビックリ。 ミニバラ1鉢ですら私はお手入れが危ういので、たくさんバラが見られるこのロザリウムは我が家のお気に入りとなりました♪ ラプソディ・イン・ブルー、とってもキレイな色で印象的でした。 まだまだバラの続きありますので、少しずつ織り交ぜていきますね。
by Inatimy (2013-11-13 19:55)