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花より団子より、ぽんぷーねん。 [森・野]

散ってしまったコスモスのはなびらでも

靴で踏んだりできないよね。

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幼稚園で教わった歌。 になるといつも思い出す。

歌詞の詳細は書かないけれど、
コスモスの花びらが模様のように地面にたくさん散ってて
靴で踏んじゃうのはかわいそうだから、回り道して帰ろうという内容だった。

葛葉国子さんの詩で、大中寅ニさん作曲の「コスモス」という歌らしい。

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幼いながらも歌を聴いた瞬間、母と子ののどかな散歩風景が目の前にぱっと広がって、
ずっとずっと忘れられない歌に。

私の一番のコスモスの思い出は、父と。
夏の終わり、ふたりだけで旅した信州で。
道の両側にどこまでも咲き続くコスモスの中を車で走り抜けた。

そして、今、10月中旬の野の道。 
Kamoさんとふたりで歩く休日散歩。

そういえば・・・この1ヶ月くらい前もコスモスを見て歩いていたんだな。


☆ ☆ ☆


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9月中旬の南へ伸びる野の道。 次々と咲くコスモスの花。

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南の並木道のそばで。 秋桜の文字から、淡いピンクが一番好きだけど。

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水路の向こうの野には緑の草を食むたち。 この時は自転車で来ていた。

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久々の青空が心地よく、めいっぱいペダルをこいで野の東端へ。

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寝そべる。 人と牛との間には、張られたロープ1本・・・といっても一部倒れてるんだけどね。

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水路のそばのベンチで休憩。 Nes aan de Amstel の村を抜けて・・・  

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・・・アムステル川沿いを一気に北上。 Ouderkerk aan de Amstel の街へ。

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魚いるかな、と水をのぞいてただけなのに、白鳥が寄って来る。

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でも、何も持ってないと分かると、行ってしまった。 いい天気。 ボート日和だな。

カフェでお茶する?って話も出かけたけど、
やっぱり気になる、とせっかくここまで来た道を引き返す。

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何が気になっていたかというと、緑に散らばる小さなつぶつぶオレンジ色。 

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アムステル川沿いの農家さんに寄ってみた。 ハウスのそばには大きなオレンジ色

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オレンジ色の正体はカボチャだった。 なんとも巨大。 奥には・・・

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・・・普通サイズ。 畑に転がってた小さいつぶつぶはこれのよう。

スライムみたいな形(滴型?)でオレンジ色のが、オランダでよく見かける食用カボチャ

同じスライム型でも、奥の緑のはあまり見かけない。 珍しいな。

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滴型じゃない、いかにもカボチャらしい形だけど、これは濃いオレンジ色。 食べられるもの。

おじさんの話によると、蛍光色のラベルで価格分類してるんだそうな。

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黄色いカボチャに、緑が入ったものも。 これも食用。

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などと見ていたら、Kamoさんに呼ばれた。 ピクニックベンチに座る。

テーブルには食用と観賞用の盛り合わせ。
フルーツ盛りならぬカボチャ盛りらしくっていいな。 

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運ばれてきたのは、カボチャのスープ。 しかも無料という太っ腹。 

使われたオレンジ色の品種とともに記念撮影。 ほんのりカレー風味で美味しかった。

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飾り用のカボチャにも惹かれたけれど、我が家は食用カボチャを購入。

ちなみに、オランダ語カボチャPompoen ポンプン。 ← プンにアクセント。
複数形はPompoenen ポンプーネン。 ← プーにアクセント。

ぽんぷん、ぽんぷーねん。 ・・・ひらがなにすると、可愛い感じ。
特に複数形は、語末が「〜ねん」と響きに親しみ。

なんやねん、どないやねん、なんでやねん、と関西弁ぽくって。


フランス語でも同じようなことがあった。
evidemment えヴぃどぅもん(もちろん)
exactement えぐざくとぅもん(そのとおり)・・・など「〜もん」に親近感。

粉もん、ばったもん、いちゃもん・・・と、関西弁を思い起こさせるのだった。



・・・苦手な言語に関西弁的要素を見いだすの、いいかもしれない。


「コスモス」の歌、知ってる人いるかな?

※ ひょっとすると、日曜あたりにも記事をアップするかも。

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コメント 17

ハリネズミ

白いお花が好きだけど、コスモスはやっぱり薄桃色のがそれらしくて
好きかも^^。
羊さんは毛刈り寸前なのかなぁ、ころころしててちょっとブタに見えました。
かぼちゃと言ってもいろんなのがあるんですね。
もっとも関西人ですから子どものころは「なんきん」って言ってました^^。
バスケットの中のかぼちゃ、寄り添う2羽の水鳥みたいですね。
「~ねん」も多様だけど「~たん?」も多様・・・・だってわが家は夫婦とも
関西人。呼びかけだって「なぁなぁ」だったりして。
そのくせ、帰省すると妹に「おねえちゃん、東京弁、つかわんといて!」って
言われちゃう。本場を離れるとやっぱり忘れちゃうのかなぁ?^^;
「コスモス」、かわいらしい歌なのに残念! 聞いたこと、なさそうです。
by ハリネズミ (2014-10-17 17:31) 

母ちゃん

カボチャ、色々な種類がありますね~。色鮮やかでおいしそう♪  一番最後の写真のかぼちゃは羽ばたいている鳥みたい。スープの写真の上にあるかぼちゃは孔雀にもみえておもしろいな~(^^)
by 母ちゃん (2014-10-17 19:47) 

ぴーすけ君

遠くまで雲が連なる姿が見える景色いいなぁ~♪
by ぴーすけ君 (2014-10-17 20:42) 

ふゆん

ア・ザブ・ジュ・バーンとか
ジュ・トジュ・デ・ニジューとか
文末読んでたら
フランス語ふう日本語が浮かんでしまった(ノ∀・)ノ

ぽんぷーねんってかわいいひびきだね♪(・∀・`)
by ふゆん (2014-10-18 03:57) 

めぎ

コスモスの歌、残念ながら知らなくて、思い出すのは百恵ちゃんの歌だけ♪
オランダ語のカボチャは英語に似てますねえ。
ドイツ語ではKürbis(キュルビス)で、語源はラテン語のようです。中世のドイツ語でGurdeといったようですが、それは英語のgourdになっていったようですね。
それじゃパンプキンはどこから?・・・と思って調べてみたら、ギリシア語のpeponですって。メロンとか、太陽で熟したとか、そういう意味のようです。いやあ、面白いですねえ。お隣同士なのに、同じ言語から発展したのに、こんなに違うのもあるんですねえ。
by めぎ (2014-10-18 06:40) 

ameya

青空にコスモス。
なんとも美しいですね。
カボチャ、見ても食べてもいいですね(^_^)
by ameya (2014-10-18 07:28) 

mitu

inatimyさんの写真 ココロがのびのびします (*^。^*)

by mitu (2014-10-18 07:35) 

yk2

コスモスから愛らしく始まって、散歩中に出会ったこの時期にぴったりなかぼちゃに話が移って、ぽんぷーねんってなんやねん、っていかにもカンサイジンらしい(笑)ベタな展開をみせて、最後は粉もん、ばったもん、いちゃもんと予想外なワードで記事を締めてみせる。普段あんまり感じないけど、やっぱりいなちゃんも関西人なんだなぁ~としみじみ感じる関東人のワタクシでした(^^;。
by yk2 (2014-10-18 10:26) 

けん

ねん、もん、やん、やんけ
でんがなはだれが言ったか変な関西弁。
粉もん文化万歳!
関西弁良いですよ(^^

良い場所ですねココ。やっぱりコスモスは青空バックが良いですね♪
by けん (2014-10-18 10:59) 

engrid

青空にポワンと浮かぶ雲、のんびりね
かぼちゃ、大きい、、何に前かしらと、、、
こちらも観賞用かぼちゃあるけれど
小さくて手のひらサイズ、なんだか雄大よね
by engrid (2014-10-18 18:35) 

yuka★

コスモス、きれいですねー。
この写真だけみてるとそこがオランダだということを忘れちゃいそうです。
ひつじさん、もこもこっぷりが半端ないですね^^;
最後のかぼちゃ、本物の鳥かと思いましたー。
フラミンゴ的?な。
無料のかぼちゃスープいいなー♪
by yuka★ (2014-10-19 03:36) 

Inatimy

→皆さま「花より団子より、ぽんぷーねん」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。火曜日のオランダは強風・・・せっかくの黄色い葉っぱが散って、ポプラの木もスカスカ・・・。きっと野のコスモスの花びらも飛ばされちゃってるだろうな・・・。

→ハリネズミさま
コスモスはやっぱり薄桃色のがイメージにピッタリですよね。羊さんはこのまま冬を越えるはず。暖冬化してるとはいえ、氷点下もあり、かなり寒くなるし・・・。女の子が好きなもの、芋・タコ・なんきん、まさに私の好みも^^。我が家もふたりとも関西人で、「昨日なぁ、あそこでなぁ、車がなぁ・・・」と節目に「〜なぁ」が入ったり^^。でも同じ関西でも私のほうがKamoさんの関西弁に近づいた感じで、私の実家の話す関西弁と微妙に違う^^;。

→母ちゃんさま
ハロウィーンはないですが、この時期、カボチャが目に留まることが多く。一旦、通り過ぎたものの、やっぱり気になり農家さんところへ^^;。カボチャの形は想像力をかきたてますね♪

→ぴーすけ君さま
ずーっと遠くまで遮るものがなく、ただ広い野原が広がるので、ここに来ると目が良くなった気が^^。

→ふゆんさま
フランス語って耳で聞くと短いのに、書くと長いから苦手^^;。 しかもOn y va は鬼歯に聞こえるし、ou là-basは裏場・・・変な風に頭にイメージがわいたり。 元々聞き取りが苦手な天国耳なので^^;。

→めぎさま
あ、そういえば、百恵ちゃんの歌にありましたね、秋桜。 父が持ってたのはさだまさし版でしたが・・・。ギリシャ語起源のパンプキンだったとは。ドイツ語のカボチャ、キュルビスでしたね〜。お隣なのに全く違う〜。スペイン語もcalabaza カラバサと似ても似つかずですが・・・。欧州内でこんなに言語が違うとはねぇ。 

→ameyaさま
コスモス、チラホラと所々にしか咲いてないので寂しいんですが・・・。もっと群生してないかしら。カボチャは秋の風物詩♪ 秋にはサツマイモも美味しくなるし、食べるのも忙しくなりそう^^。

→mituさま
ちょっと街から外れると、こんなところが普通に広がってるオランダなので、暮らすにはいいところです^^。 散歩するのも飽きないくらい、面白いものいろいろ。

→yk2さま
関西人としてはオチがあったりウケないとねぇ・・・と意識してる訳じゃないんですが自然とそんな流れに^^;。 我が家はふたりとも関西人ですが、微妙に違うんですよ、言葉も食生活も。その小さなカルチャーショックも面白く^^。そうそう、数を数えるにも節回しがあるのが普通だと思ってたけど関東にはないんですってね。 ビックリ。 そちらも秋の花がいろいろ咲いてるかしら。

→けんさんへ
普段の話し方は区切りごとに、昨日なぁ・・・と「なぁ」が入るゆっくりとした関西弁なので、英語など早口な言語の聞き取りは苦手で^^;。 たこ焼き器は持ってきてないですが、どの国へ行っても、お好み焼きは我が家の定番♪ コスモス、道端にちょろっと咲いてるだけで・・・よくトラクターも走ってるから踏まれてるのかも・・・。

→engridさま
晴れた日は遠くまで見渡せる野で、青い空に白い雲がどこまでも。 霧の日は、白く煙って、それはまた神秘的で^^。 180cmはざらにある大きなオランダ人の国、カボチャも大きめ・・・?なんて思ったり^^。

→yuka★さま
一面のコスモスという訳でなく、道端にちょろちょろっとはえてる程度なんですよ・・・。とめに見ると寂しげ^^;。 羊はこのモコモコで冬越え。草しか食べてないのに、おおきくなりますよね〜。 無料のカボチャスープ、美味しかったです。カボチャのレシピ本まで売ってましたよ〜。
by Inatimy (2014-10-21 19:57) 

のの

東北の方言てどことなくフランス語っぽい響きが・・・(笑)
ぽんぷん・・・可愛いなぁ*
by のの (2014-10-22 16:37) 

Inatimy

→ももさま
あ、なんか日本の車のコマーシャルで、フランス語に聞こえる方言の、ありましたよね^^。森三中に仲里依紗さんでしたっけ。我が家の言語は関西弁です^^;。しかもゆっくりな。
by Inatimy (2014-10-29 01:53) 

カエル

大中さんの詩で思い出したことがある。
東京ドームができた時にね、床のタイルアートに人の顔があって、それは踏んではいけないと決まりを作って、どうしても込んでて踏んじゃう時はごめんねっていうことにしてるの、いまだに守ってる。笑
懐かしい思い出だわ。
この風景大好物。今も家のPCのスクリーンはオランダだよ~。
かわいいな。
by カエル (2014-10-29 14:56) 

Inatimy

→カエルさま
オランダ、広場に国王の顔のモザイク画があるところもあって、そもそも人が通るところに作るのも違和感だったけど、皆、平気で上踏んづけて歩いてるし、イベントがある時はその上にドッカリと機材やステージが建ったり・・・いいんだろうか、って気にするよね^^;。やっぱり、申し訳ない気分になるものねぇ。 
by Inatimy (2014-10-30 00:23) 

りゅう

色とりどりのかぼちゃ、かぼちゃ、かぼちゃ♪
でっかいかぼちゃも変わった形のかぼちゃも魅力的だけど、
やっぱり、食べられるかぼちゃがいいなぁ。
そういえば、ズッキーニもかぼちゃの仲間でしたよね♪
by りゅう (2014-11-03 01:27) 

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